出ておいで、フォッコ!」
フォッコ「フォコ!」
フォッコを出し、私は思う。
この戦いに勝てなければガバイトとチルットの期待を裏切る事となる。
だから、何としてでも勝つ!
「フォッコ、たいあたり!」
フォッコ「フォコッ!フォオーッ!」
ビビヨン「ビビ!?」
当たった!よし、これからが勝負だ!
ビオラ「なかなかやるわね!でも、勝負はこれからよ!」
ビビヨン「ビビ!」
ビオラ「ビビヨン、かぜおこしよ!」
ビビヨン「ビビィ!ビィー!」
っ、かぜおこしか!
たく、手強い相手……!でも!
「フォッコ、踏ん張って!」
フォッコ「フ、フォオ!フォコオ!」
「よし、フォッコ!ひのこだよ!」
フォッコ「フォコ!」
踏ん張り切ったフォッコを見た私は、次の指示を出す。
フォッコの放ったひのこは、全てビビヨンに命中した。
……このままなら、ビオラさんに勝てる!
「フォッコ!最大火力で、ビビヨンにニトロチャージ!!」
フォッコ「フォコフォコフォオオオ……フォコオーーーッ!!!」
ビビヨン「ビ!?ビビィイイイイィィイイッ!!!??」
「はぁ、はぁ、終わっ、た?」
ビオラ「……残念ね、私の負けよ。ビビヨン、よく頑張ったわね……戻って頂戴」
ビビヨン「ビィ……」
ビオラさんがビビヨンをボールに戻し、こちらへと歩いてくる。
ビオラ「残念だけど、貴方の勝ちよ。ほら、バグバッジ。ハクダンジムのジムリーダーに勝った証よ」
「やった!バグバッジ、ゲットだーっ!!!」
❁❀✿✾
その日の夕方〜
「フォッコ、チルット、今回は私の為に頑張って戦ってくれてありがとうね!」
フォッコ「フォコ!」
チルット「チル!」
私は、あの後ポケモンセンターに行き、みんなを回復させ、この街をでようとしていた。
「ガバイトにもお礼したかったのになぁ……どこ行っちゃったんだろう……」
?「メアリー」
「……?リアン?どうしてここに……?」
そんな時、目の前に現れたのはポケモン研究所で会ったリアンだった。
そんなことを考えていると……
リアン「貴方の探しているガバイトは、ここにいるわ、ほら」
ガバイト「……シャ」
確かに、探していたけど……何で、リアンがガバイトと一緒に?
「あっ!ガバイト、今回はありがとうね!ガバイトのお陰で、バッジを貰うことが出来たよ!」
ガバイト「……」
さっきから、ガバイトが俯いている。
「どうしたの、ガバイト……って、ガバイト!?」
そう言っていると、ガバイトが私のリュックからボールを取り出した。
ガバイト「……」ピシュウン
ガバイトは、空のボールを取り出すとスイッチを押し、自分から中に入った。
「ガ、ガバイト……?」
リアン「フフ」
チルット「チル?」
フォッコ「フォコ?」
カチ
何回かボールが揺れた後、ボールの揺れは止まった。
私は、そのボールを拾う。
「……出てきて、ガバイト」
ガバイト「シャア」
ガバイトは、ボールから出てくると一鳴きした。
「ガバイト、これに自分から入るって事は……そういう事なんだよね?」
ガバイト「シャア!」コクコク
私がそう聞くと、ガバイトは元気よく頷いた。
「……本当に、私でいいの?」
ガバイト「シャアッ!」
「ッ!ありがとう、ガバイト……!これからも、よろしくね!」
そう言うと私は、ガバイトを強く強く抱きしめた。
その夜。
「ねぇガバイト」
ガバイト「シャア?」
ベッドで私はガバイトと話していた。
「ガバイトって……モンスターボールに入りたいと思う?」
ガバイト「シャア〜……」
私が問うと、ガバイトは少しの間考える様な仕草をする。
ガバイト「……シャ!」
「入りたく、無い?」
ガバイト「シャア!」
ガバイトが、首を縦に降る。多分、入りたくないのだろう。
私だって、いつも一緒にガバイトと一緒にいたい。
「そうだよね!私達は、いつだって一緒だよ!」
ガバイト「シャア!」
「あっ、もう寝る時間だ。おやすみ、ガバイト」
ガバイト「シャア!」
そうして、私達は共に眠りについたのであった……