【書籍化】異界転生譚 ゴースト・アンド・リリィ   作:長串望

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前回のあらすじ

屍者の軍勢に立ち向かうリリオ。
多勢に無勢、追われては斬り、逃げては斬り、斬り拓き斬り進む。
まじめにやってる裏では気の抜ける寸劇が進むのだった。


第十話 亡霊と古代の亡者

 さて、黒幕のいる部屋までは割とあっさり来れてしまった。

 トルンペートの居場所が《生体感知(バイタル・センサー)》で見えるからってのもあるけど、リリオが下で大暴れしてくれてるからか、ヒトグモたちがみんなそっちにいってくれてたんだよね。

 あいつらは私の《生体感知(バイタル・センサー)》みたいに生きてる人間をかぎ分ける嗅覚みたいのがあるっぽくて、《隠身(ハイディング)》を高確率で見抜いてくるんだけど、それでもこそこそ移動してると、リリオの方が優先順位高いらしくて後回しにしてくれた。

 

 正直、こいつら直視してると私の健全なSAN値はがりがり削られていくので、こっちに来ないでくれるのは助かる。たまにジーッと見られるとほんと勘弁してほしくなる。

 私はホラーゲームはやらないんだよ。ホラー映画も見ない。だって怖いから。あえて怖いもの見る必要ないじゃん。ないよね? 少なくとも私は見たくない。完全記憶能力者が見るものじゃない。

 特に血が出る奴とか、なんか首がぐねったりするやつは無理。気持ち悪くなる。人間をつぎはぎして蜘蛛みたいな怪物にするとか悪趣味が過ぎるしほんと無理。

 

 この《竜骸塔》もよくない。

 たぶん、普段はもっと灯りがたくさんともされていて、人通りも多くて賑やかなんじゃないかと思う。途中で隠れたりするのに使った部屋を見る限り、普通に生活感があった。

 それが荒れ果てて、血の跡とか破壊痕とかにまみれ、異形の死者がうろついてるとか、ほんとやめてほしい。そういうのはなんかこう……なにかしらのレーティングに触れると思う。私のメンタルのレーティングとか。最近はグロとかでもそういうの厳しい風潮だし。知らんけど。

 

 まあ、そんな感じで移動してるだけでもメンタルががりがり削られてたので、パーティチャットでトルンペートのとぼけた発言聞くのは割と助かってた。

 いや、ぜんぜん安心していい感じではないんだけど、ホラーだって実況動画とかならまだ見れる感じ。茶化しながらなら、なんとなくふわっと大丈夫感が出る。人間は心を守るために茶化すという文化を磨き上げてきたんだよ。茶化す力、大事。

 

 まあ、そんな感じでなんとかメンタルを持ち直して、トルンペートがいるっぽい部屋を発見して、そっと開いてのぞき込む。

 暗い中を通ってきたところに、蛍光灯みたいな明るい光。ちょっと目がくらむ。

 部屋の中には白衣の男が一人。あれが黒幕らしいゾンビ操ってる吸血鬼の医者かな。

 近くのベッドにはトルンペート。他に何台かあるベッドにはたぶん改造中のゾンビっぽいの。

 そして壁際には、

 

「あっ」

「むぐぐ?」

 

 ヒトグモと目が合った。

 死人のうつろな目が私を見て、死人の敏感な鼻が私をかぎ取った。

 扉を開けるまでは反応しなかったけど、扉の内側となるとやつの対応する範囲らしい。番犬ってわけだ。

 

 ヒトグモは男に何か言おうとして口枷があることに気づいて、私の方を指さしたり男に手を振ったり無数の腕をわちゃわちゃさせて、でも男の方は全然気にも留めてないせいか無反応で、無数の腕で頭を抱えたり胸元で指をからませたりしばらく静かに騒いだ後、意を決したように背中をそらせて「むぐぐぐぐもぎもぎむぎごごごごご」と口枷の下で精一杯喚き始めてしまった。

 

 しまった!

 なんか見てて面白いからつい見守ってしまった。

 怖いは怖いけど、そういうのがコミカルなことし始めると妙な愛嬌感じちゃうよね。

 

 それはそれとして、男も異常に気づいたらしく、きょろきょろと周囲を見回した。

 こうなったらしかたない。

 私は急いで武器を取り出して装備する。

 道中はスニーキングミッションできたけど、イベント戦となれば戦闘回避は難しいだろう。

 

 すらりと引き抜いたまがまがしいナイフは《ドッキョシ/コリツシ》。二本一組のナイフだ。これはシンプルに攻撃速度、攻撃力、そして即死確率が高いという使い勝手のいい武器だ。奇襲できたらさらにダメージ増加だったけど、気づかれてても普通に使える。

 

 私は一足飛びに飛び込んで、ヒトグモがわさりと広げた腕の中にあえて入りこむ。即死武器を持った私の目には、ここを斬れば死ぬという線が見える。吸血鬼とかゾンビ相手だと、とくに有名なあの魔眼っぽいね。

 ゾンビはすでに死んでるので、死の線は見えない。でも、それを操る《流血詛》の死は見える。微生物の一つ一つを潰すというより、群体としてのそれに死を与える、ということなのだろう。

 線をなぞるように二刀をふるえば、ほとんど手ごたえのないままにぬるりと刃は肉を割き、骨を断つ。無数の腕が花の枯れるように落ちていく。

 落ちた腕はしばらくうごめくけど、その断面は死んでいる。理屈はわからないけど、その死んだ断面に《流血詛》は浸透できないようだ。だから再生もできず、ただそこで枯れていく。

 

 ただ、これで殺せるのは線上に存在する《流血詛》だけだ。腕を斬りおとして治らないようにすることはできるけど、とどめを刺すことはできない。

 だから、司令塔である頭を物理的に破壊する。

 

 そのために拳にはめたナックルダスターは、銘を《ハート・ブロークン・ハート》という。

 ハート型のピンクの宝石をあしらったごつめの指輪を四つ並べたような形のこれは、かわいらしい見た目にそぐわない打撃系の即死武器だ。

 たぶんそのデザインと名称、フレーバーテキスト的に心臓を殴って止めるハートブレイクショットをイメージしているんだろうけど、ゾンビは心臓が動かなくても死なない。すでに死んでるから。

 

 なので、狙うは頭だ。

 私をにらむ三つの頭、その中心の頭にまず一撃。連撃が左右の頭も殴りつける。

 確かな手ごたえとともにほとんど瞬間的に三連撃を受けた三つの頭が激しく震え、「むががが!」内側から爆ぜるようにして吹き飛ぶ。こういうときはちゃんとグロ注意って言って欲しい。

 飛び散る飛沫を自動回避で避けきって、その死にざまというか、壊れざまをしっかりと目に焼き付ける。

 

 すでに死んでいるものを殺したとは言わないかもしれない。

 でも、ひとの姿をしたものを壊すことを、私は普通のことだと受け止めたくはない。これが私のしたことなのだと、確かに覚えていたい。いつか慣れて馴染んで当たり前になってしまうとしても、いまは。

 

「……お待たせ、トルンペート」

『待ってたわ、ウルウ』

 

 パーティチャットにサムズアップの絵文字とハートマークが乱舞する。

 君ほんとに私よりチャットに馴染んでない??

 

「……お前はなんだ。敵か……敵とはなんだ……テロリスト……そう、テロリストか。忌まわしい」

 

 白い男がぶつぶつと何かつぶやく。

 男はひどく細かった。瘦せて、痩せこけて、押せば倒れて、そして折れてしまいそうな、そんな弱々しさがあった。それにもかかわらず、男の存在は厳然としてそこにあり、杭を打ち込んだかのように空間を支配し、この部屋に君臨していた。

 

「恐縮だが、おとなしく捕縛され(たま)え」

「ハイヨロコンデ、と言うとでも?」

 

 男は鉛のように重たいため息をついた。

 トルンペートがチャットで「ほら似てる」とはやし立てる。

 そうかな……そうかも……なんか妙な親近感と申し訳なさが湧いてくる。ぼくらはみんなブラックだ。

 

「マンライクどもの野生化もひどいものだ。いったいどれほどの時が経ったものか……」

 

 男は実に長命種とか吸血鬼っぽいセリフを吐いて嘆いた。

 やっぱりこいつ違うよなあ、といまさらながらに再確認する。

 なにがっていうと、もしかして知り合いのアンデッドと言うか、プレイヤーなんじゃないかと思ってたけど、あのひと骨だしなあ。扱うアンデッドもスケルトン系ばっかりだし。

 

 発言とか、やけに現代的というか近未来的な機械があるのを見るに、聖王国関係者なのかもしれない。あのユーピテルのような手合いだとすると、この弱そうな見た目も油断はできない。

 

 私がこいつをどう扱ったものかと手をこまねいていると、後ろのドアから、部屋の隅の通気口みたいなのから、また天井裏から、ぞろぞろとまたヒトグモたちがやってくる。どれも顔や体形は違う……素材となったひとたちの個性が出てるけど、改造の仕方は同じだ。なにかこだわりの様なものを感じる。

 

「ヘカトンケイルどもをどう潜り抜けてきたのかは知らないが、この閉所でこの数を相手にするのは大変だろう。私は軍事的知識はないが、数が多い方が強いというのは道理だろう。おとなしく降参し給えよ、君。私も暇ではないのだ」

「ヘカトンケイル、ね。神話の巨人とは大層な名づけだ。こいつらはあなたが改造したのかな?」

「古代の神話にある多碗の巨人……すこしは教養があるようだ。いかにも、そうだ」

 

 男は気だるげに、しかしどこか誇らしげに言った。

 

「ゾンビ災害は少なからぬ被害をもたらしたが……この私の手にかかれば抑制も、制御もかなう。まだ完全な治療法はないが……この研究が進めば時間の問題だ。ヘカトンケイルはゾンビ病の厄介な感染能力と連携を利用した生物ドローン。本来つながるはずのない組織も、神経も、ゾンビ病は滑らかに接続する。イントナルモーリのちょっとした応用で、簡単な命令も実行できる。現地害獣どもを改造すれば、我々に損害を出さぬままやつらを駆除することも簡単だ……奴らとは誰だったか…………君は誰だ? 新任の助手か? 誰がここに通した。ここは隔離中で…………このような部屋だっただろうか…………」

 

 なにかを語ろうとしているうちに思考がどんどんそれていったのか、男の精神は徐々に曖昧になっていった。それはなにか、認知症のようにも見えた。同じ疑問を繰り返し、自分の中で適当な答えが生み出され、また忘れ、疑問を吐き、答えが……。

 トルンペートがチャットでいくらか教えてくれたのと同じ症状だ。

 恐らくこの男は《流血詛》に対する抗体を持っていたのだろう。しかし完全ではなく、脳は深刻なダメージを受け、ふとした拍子にこうした不調を見せる。

 

 とはいえ、もう少しまともに会話できないと困る。

 この男を倒してそれで終わりならいいけど、ゾンビどもがそれで暴走しても困る。

 生かしておくわけにもいかないけど、もう少し情報を引き出しておきたい。

 

「ええと……ドクター?」

「なんだね…………君は誰だ? ヘカトンケイルはなにをしている……なぜ壊れているのだ?」

「そのヘカトンケイルは、あなたが改造したんだね。外の砲台とかもそうなのかな?」

「砲台……? ああ、侵入防止用に固定した連中か。高度な記述論的事象操作が可能な個体だったため、感染した脳でも再現が可能かの実験も兼ねてのことだったが、生前よりも出力が低下しているようだった……破損した脳記憶だよりだが……」

「あれらの、えーと、()()で施設外壁に大きな損害が出ているんです、ドクター。もう少し調整をお願いしたい」

「フムン……やっつけの突貫工事ではこまかい調整が利かないか…………わかった。しかし私は忙しい。速やかにこの災害に対応しなければ市民にも被害が出る…………ここはどこだ? 市民たちは……」

「オーケイ、オーケイ、ドクター、あなたが忙しいなら私が対処しよう。なにか、えー、連中の操作方法なり、停止手段があれば教えて欲しい」

「ふ、む、そうだな……この施設の最上部にイントナルモーリの親機を設置している。現地調達の粗いつくりではあるが、操作盤は標準規格のものだ。それでどうにかしてくれ給え。感覚的に操作しやすいだろう………………………………………………………………………君は誰だったか?」

 

 男は頭を巡らせながら答えを返してくれていたが、不意に私をじっと見つめると、首を傾げた。

 瞬間、あ、ダメだなと察する。男の壊れた脳が、いま何かのきっかけで「噛み合って」しまった。

 

「お前は誰だ? 私の助手たちはどこに…………その異様な長身、軍部のマンライク……いや、叛逆者のテロリストか? 忌まわしい…………」

 

 男は困惑したように周囲を見回し、存在しないかつての助手たち、失われたかつての研究室、いまはどこにもない都市の危機を探し、見失い、そして現在に戻ってきた。男の目が狂った正気を取り戻す。

 

「そうだ、私は……市民は…………忌まわしい生物兵器………………」

 

 男が警戒した様子で私を見る。

 ヒトグモ……改め、ヘカトンケイルたちが前から後ろから上から、私をじっと見つめている。

 どうやら、やりあうしかないようだ。

 私がやるしかないようだ。

 でも、リリオにやらせるよりはずっとましかもしれない。

 こんな壊れて、壊れ果てて、壊れ続けて、それでもなお立ち続けているような怪物が、彼女の物語に暗い染みを作る必要はない。

 怪物相手なら、怪物がお似合いだろう。

 

 私は男が完全に狂って正気になる前に、挑発を投げかけておく。

 こういうのは、怒らせて冷静さを奪った方が勝ちだ。らしい。知らんけど。

 

「表の砲台も、ヘカトンケイルも、大した発明だよ、ドクター」

「そうかね。この素晴らしさを理解したのなら、武器を下ろし投降し給え」

「でも二流だね。三流かも」

「……………なに?」

「ゾンビを生物兵器にってのはもうさあ、古典的過ぎるよね。ゲームでさえもう使い古され過ぎてチープだし、デメリットも列挙されまくってるんだからさ、いまさらゾンビ改造して兵器にしましたっていうのは時代遅れ過ぎるし、女一人に突破されてるのも情けなさ過ぎるよね」

「研究の偉大さもわからぬ愚物が……確かに私は兵器開発は専門外だが、」

「これならユーピテルの方がすごかったね」

 

 男の真顔が、さらに血の気の引いたような物凄い形相に陥る。

 

「ユーピテルだと?」

「ああ、知ってる? 彼女の生物兵器は実に厄介だったよ。あんたがこうして引きこもっての防衛が精いっぱいなところ、あいつは周囲を完全に無力化して、その間に決戦兵器まで育て上げてたんだから大したものだよ。それに引き換えあんたは見劣りするね」

「ユーピテル……………………()()()()()()()()()()()()()()

 

 爆発したように、男が絶叫した。

 冷静さを装ってすましていた顔が、怒りによって醜くゆがむ。

 男の壊れた脳が、いにしえの記憶を種火に、現在に燃え盛っていた。

 

「あ、あ、あ、あの女ァッ!! ここでもか! ここに至ってなお! 私の前にィッ!この! この私の前に! この 《打ち払いしものミネルウァ》の前にッ! 立ちはだかるッ! 立ちはだかるッ! 立ちはだかるッ! 立ちはだかりおってェッ!!」

 

 なにか盛大に地雷を踏みぬいたらしいけど、結果オーライだ。

 怒りに狂った相手は、行動が単調になる。わからん殺し、初見殺しみたいなのならともかく、単調な攻撃なら私はいくらでも避けきれる。そして殺し切れる。

 

「やれ、ヘカトンケイル! 見せつけてやれ!」

 

 男の命令で、ヘカトンケイルたちが私に襲い掛かる。前から、後ろから、上から、三体の異形の怪物が、無数の腕で無数の攻撃を繰り出す。

 それは不可避の牢獄であり、必殺の包囲網であり、絶死の処刑台。

 それは打ち、殴り、掴み、引き裂き、跡形も残さず挽肉に変える暴力の嵐。

 それは不死にして不滅の怪物が、定命にして貧弱な生者をすり潰す死の猛威。

 

 つまり、()()()()だ。

 

 私は不可避の牢獄をするりと避けて、必殺の包囲網をぬるりと抜け出す。絶死の処刑台が空振りするのを横で見る。

 打たれて避け、殴られて避け、掴みかかられて避け、引き裂かれることなく避け、暴力の嵐の間を木の葉のように舞い避ける。

 そして不死にして不滅の怪物を、死なせて滅ぼす刃をふるう。

 

 死なず者(マルモルトゥロ)は死んでいて、これ以上死ぬことはない。

 けれど、死したる肉体を動かす呪いは──()()()いる。

 故に死なせられる。故に滅ぼせる。故に──殺せる。

 

 ──《コリツシ》。

 ──《ドッキョシ》。

 

 この世に生れ落ちながら、ひとりで死んでいくその寂しさと悲しさを刃にのせて、静かな死が嵐の間を駆け抜ける。

 屍者が生者を害するという、理屈に反した不条理を、もっと強い不条理で(くつがえ)し直し、殺し直す。

 

 無数の腕を潜り抜け、ふたつの刃で残らず殺す。嵐の根元を斬り殺す。斬って刻んですり潰す。

 

 ──《ハート・ブロークン・ハート》。

 

 そして殴る。殴り潰す。殴り殺す。

 壊れた心で、心を壊す。嘆き悲しみ憤り。生きているからこそ、人は人を殺せる。

 生者が屍者を埋葬するという、道理にのっとって条理をかざし、心を込めて殴り伏せて埋葬する。埋め直す。

 

「悪いね……即死耐性持ってない方が悪いんだ」

 

 護衛を滅ぼし、首魁(しゅかい)に迫る。

 お前のような忘れ去られた怪物は、誰も思い出さないうちに終わらせてやる。

 

「リリオの物語に、あんたはちょっと薄暗すぎる」




用語解説

・《ドッキョシ/コリツシ》
 ゲーム内アイテム。《暗殺者(アサシン)》系統専用の両手武器。
 確率での即死効果付き。奇襲時のダメージ量と即死発動確率上昇。
 癖がなく、純粋に攻撃力と即死確率が高い武器。
『人は誰であれ死ぬときは独りだが、誰も傍にいない中で死ぬのは、魂に堪える』

・《ハート・ブロークン・ハート》
 ゲーム内アイテム。《暗殺者(アサシン)》系統専用の両手武器。
 確率での即死効果付き。奇襲時のダメージ量と即死発動確率上昇。
 珍しく近接打撃属性の即死武器。
『トキメキ思い出させてあげる。ハートにチョクでビート刻もう』

・イントナルモーリ
 古代聖王国時代に開発された洗脳装置。
 脊椎動物の神経系に直接打ち込まれる侵襲式受信装置と、外部より命令信号を送信する親機から構成される。
 装置はソフト・ハードとも、使用する生物種ごとに調整が必要で、他種他個体へのそのままでの流用は不可能。
 極めて専門的な知識が必要な機械であり、現地のありものでこれを組み立てたのは端的に言って頭おかしい。

・《蔓延る雷雲のユーピテル》
 公開されている情報は少ないものの、最重要危険人物として指名手配されている。
 聖王国の破壊工作員ウィザードの一人とされる怪人。
 ウィザードは聖王国のエージェントの中でも特に秀でた魔術遣いたちを指す言葉であるとされる。

・《打ち払いしものミネルウァ》
 詳細不明。《竜骸塔》を襲った《流血詛》災害の原因のようだが……?
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