この素晴らしい決闘者達に祝福を!   作:鳥沢の鳥沢

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第27話

【遊星】

【LP5900】

【手札0】

(カズマはきっと次のターン《リボルバー・ドラゴン》を使用して《スターダスト・ドラゴン》を破壊してくるだろう。しかし、それは《白銀の翼》で防げる)

(だがここで退けば流れはカズマに行くだろう。だから―――)

「このドローにかける。俺のターン!」【手札0→1】

「俺は手札から《ファイティング・スピリッツ》を《スターダスト・ドラゴン》に装備!装備したモンスターは相手のフィールドの数×300ポイント攻撃力が上昇する!」

う、嘘だろ!?この状態でそんなカードを引いてくるのかよ!?

「バトルだ!行け《スターダスト・ドラゴン》!《リボルバー・ドラゴン》に攻撃!シューティング・ソニック!」

「手札4枚使って出した《リボルバー・ドラゴン》が……これが主人公補正って奴か畜生」【LP1500→1300】

「俺は《スターダスト・シャオロン》を守備表示にしてターンエンド!」【手札0】

 

 

【カズマ】

【LP1500】

【手札0】

「俺の……ターン」【手札0→1】

(詰んだ。流れをこっちに引き寄せられなかった。)

最後のカードは……《ガード・ブロック》か。

(これでやられないだろうが。しかし俺のデッキにはあれを突破できる程のカードは……いや、だからって諦める訳には行かない。まだ何枚か方法は残ってる)

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

 

【遊星】

【LP5900】

【手札0】

(カズマの目はまだ死んでない。伏せに何かあるのか?)

「俺のターン」【手札0→1】

「俺は《スターダスト・ドラゴン》でカズマにダイレクトアタック!シューティング・ソニック!」

「リバースカードオー……ッ!?」

なんだ、身体が……熱い。

「ぐあっ……あああ」

「どうしたカズマ!」

「「「カズマ!!」」」

背中あたりが熱い。しかし、収まってきた。

「カズマお前は………」

「なん……だ?」

遊星は黙りこんでしまう。というより絶句している。

アクアがかろうじて話しかけてくる。

「カズマさんカズマさん」

「なんだ…アクア」

「せ、背中」

「あん?」

背中を見るがなにも見えない。

「鏡あるか?見えん」

「カズマカズマ!」

はいはいカズマです。

「いかした紋章ですね!とてもカッコいいですよ!」

「………アクアちょっと耳貸せ」

「何よ?」

『もしかしてもしかしなくてもあれか?竜の痣か?』

『その通りよカズマさん。しかも全ての紋様が浮かんでるわ。そりゃもう見事なまでにね』

『マジ?』

全部!?一つじゃなくて!?

『マジよマジ』

「おいカズマ、背中のそれはシグナーの証。何故カズマが…お前はシグナーなのか?」

「答えはそうだな……今は、遊星の攻撃途中だったな。これが答えだ。リバースカードオープン!《星墜つる地に立つ閃珖》」

「「スターダストリスパーク!?」」

遊星とクロウがハモる。無理もないスターダストと名の付いたカードだ。

「自分のライフより攻撃力の高い特殊召喚されたモンスターが攻撃して来たときに発動できるカードだ。その攻撃を無効にしてカードを一枚ドロー。更に自分のEXデッキ及び墓地から《スターダスト》と名の付いたモンスターを特殊召喚できる。」

 

「スターダストモンスター……」

「でも《スターダスト・ドラゴン》はシグナーの龍で1体しか存在しないんじゃねぇのかよ!?」

「そのはずだが……」

 

「俺が出すのは《スターダスト・ドラゴン》じゃないぜ」

「集いし閃光よ!星となりて闇を振り払い、全てを浄化せよ!現れろ《閃珖竜 スターダスト》!」

「閃珖竜……スターダスト」

「2体目のスターダスト…だと……」

「ぐあああっ……」

《スカー・ウォリアー》を出したときのように再び遊星が頭を抱え込む。

『最高に高めた俺のフィールで最強の力を手にいれてやるぜ!!』

(また……なのか。これは一体…目の前にはカズマが使っているスターダスト?そして俺が乗っているのは馬、なのか?)

「フィールとは一体………」

うーん?これはもしかしなくても漫画版の記憶が遊星に流れ込んでいるのでは?

『おおむねその通りだ』

スターダストか。これは一体?

『漫画版……という意味は分からないが、私は不動遊星が別の力、即ちフィールに目覚めた場合の世界線によって産まれるモンスター』

うーんと。パラレルワールドって訳か。

『その通り。そして今回、主達が別の世界から流れ込んで来たときにどういう訳か私達もこちらの世界にて目覚め君を宿主として発現したのだ』

成る程?ん……達ってことは他にも?

『うむ、何処にいるか分からないが他に5体こちらに飛ばされている。それは間違いない』

おそらく遊星…いや、シグナー達の対になるモンスターだろう。

『きっと主達が元の世界に還るには彼等の後に着いていくしかないだろう……しかし、主はなんでも知っているのだな?』

それについては今度話すよ。それより今は――。

「くっ……俺は攻撃を続行!《スターダスト・ドラゴン》で《閃珖竜 スターダスト》を攻撃!シューティングソニック!……うっ」

『波動音壁!』

(スターダストが守られるようにバリアを張っている。このヴィジョン……そしてこの効果は…まさか)

「《閃珖竜 スターダスト》の効果発動!1ターンに一度だけ自分フィール上の表側表示で存在するカードを選択し、そのカードは戦闘又は効果によって一度だけ破壊されない!この効果を《閃珖竜 スターダスト》に適用する。波動音壁!」

「やはりか………だがダメージは受けてもらう!」

「うっ……」【LP1300→1000】

「俺はカードを一枚セットしてターンエンド」【手札0】

 

 

【カズマ】

【LP1000】

【手札1】

もうスターダストを出したからには普通にデュエルしてもいいのだろう。

だったらやれることはまだあるし、まだデッキに可能性は残ってる。

元より負ける必要なんて無かったし、スターダストを出さなければ良かっただけなのだが。

「俺のターン!ドロー!」【手札1→2】

「俺は手札から《ツインバレル・ドラゴン》を召喚!更に《ツインバレル・ドラゴン》の効果を発動!召喚・反転召喚・特殊召喚に成功したとき、フィールドのカードを一枚選択して2回コイントスを行う。成功すればそのカードを破壊。失敗すれば何も無し…行くぜ遊星、対象は《スターダスト・ドラゴン》だ!」

「来い!」

《白銀の翼》が装備されている限り効果によっての破壊は一度だけ《白銀の翼》を犠牲に防がれてしまう。だが破壊すればデッキに戻した《時の魔術師》で破壊できる可能性がある。だったら二段階に分けてでも破壊するしかない!

 

ソリッドヴィジョンによるコイントスが行われる。

一回目→表

頼む、頼む!

二回目→表

 

「よっしゃあ!効果により《スターダスト・ドラゴン》を破壊する!」

「俺は《白銀の翼》を代わりに破壊!」

「よし、俺はこれでターンエンド!」【手札1】




やらかしたー!
26ページにて《スターダスト・シャオロン》が特殊召喚されていますが、守備で出せると勘違いしてました。

正しくは“攻撃表示で特殊召喚できる”でした。このままではカズマさんが攻撃表示の《スターダスト・シャオロン》を殴らないのは流れとして不自然な気がする…。

という訳で、すいませんが文に修正を加えた為……26ページ以降遊星さんのライフに変動が起こっております。
加える修正としましては
・カズマさんの攻撃対象が《スターダスト・ドラゴン》から《スターダスト・シャオロン》に変更。
・上記のダメージに伴い遊星さんのライフ5900→3500に変動します
・《スターダスト・シャオロン》の表示形式変更。
以上の3つになります。

この修正文は26ページ~28ページに置いてしばらくの間掲載されます。
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