「お前等……集合」
ダクネスとめぐみんが浮かない顔をしながら集まる。
「もうちょっと待ってくれないかしら…もうちょっとでタワーがアアァァァァァア!?……」
この駄女神はこんなときでも能天気か!
タワーを崩され泣きじゃくるアクアを横目に、二人に今後について話す。
「とりあえず休める場所を探す。洞窟でも町でもなんでもいい。陽がくれる前に探すぞ」
「しかし訳の分からない所を迂闊に動くのはどうなんだ、助けを待った方が良いんじゃないか」
ダクネスが心配しているがそれではまずい。
「この荒野に乗り物や誰かが通った痕跡があまりない…助は期待できない。このままだと休むことも出来ない。魔法が使えないがライターや俺の秘密兵器や食料はまだ健在だ。これでなんとかするしかない」
「お前はなんでも持っているな…分かった」
「カズマカズマ。私はこのカードが気になるのですが…」
「後で教えてやるから、一先ず休むとこ探すぞ」
「分かりました。なんというか紅魔族の琴線にとても触れるんですよこれ」
さすが紅魔族……恐らくこいつはハマるだろうなぁ。アクションデュエルなんかノリノリでやりそうだ。
待てよ?試してみるか。
俺はカードを取り出しデッキホルダーにセットする。
デッキからカードを取り出し、魔法・罠ゾーンに発動してみる。
「マジックカード発動。ファイヤーボール!」
俺は岩壁に向けて放つ。が、ファイヤーボールは岩壁に当たるも傷一つ付けることなく消えてしまった。
「ダメか……質量は持ってなかったか…あれは確かARC-Vからだったもんなぁ…」
質量さえあればなんでも出来たのだが、そうはいかないらしい。振り向くと真後ろに紅く目を光らせためぐみんが立っていた。
「今のはなんですか!?」
「このカードを発動したんだよ。質量を持ってるか見たかったんだ。って近い近い」
「成る程。質量を持ってれば便利な物も有りそうだからな……」
ダクネスは理解したようでダメだったことに少し落胆していた。
アクアは呑気に周りを散策している。
このままじゃヤバい…。せめて水場があればいいんだが。
その時だった。
何もないところから突然奴は現れた。
まるでテレポートでも使ったかのように空間を裂いて出てきた。
そして特徴的な仮面を付けた男は言い放った。
「お前達だな。この世界のもう1つの脅威は。悪いがここで消えてもらう」
は?
「貴様等が持っているシンクロモンスターはこの世界ににあってはならないカードだ。さぁそいつをこっちに渡せ!そしてこの時代と共に滅びるがいい」
「は?」
今度は口から出ていた。
「倒す相手を不動遊星からこの者達に変更。」
「ま、待て。話せば分かるって!」
「お前達がさっさとカードを寄越せばいいだけだ。」
「そんなの持ってないって、何かの間違いだろ」
俺はさっき色々確認したがそれらしきカードは無かった。
「あくまでしらを切るか。良いだろう。お前はともかく他三人はどうかな?」
男はアクア達の方に向く。ダクネスが二人の前に立つが震えている。当たり前だ武器もなければここは前の世界のように魔法が有るわけでもない。
「や、やめろ!」
「ならばどうするかね?」
しょうがねぇ。半ばヤケ糞だが
「デュエルだ!勝ったら見逃して貰う!負けたら全員のデッキ毎渡す!これでいいだろ」
「成る程。しかし今差し出さないのは何故だ?差し出せば見逃してやる」
確かに差し出せばいいのだが。この世界でデッキを無くすことは死と同じ。何より、この世界がアニメ通りなら大事な交渉材料の1つなのだ。うまくいけばデュエルで大体は決められるし、得られる。
だったらここは助けを来ることに1%でも賭け(全く期待できないが)、勝つことにも多少賭ける。それしかない。
「いやダメだ。今は渡せない」
「交渉決裂かいいだろう。行くぞ!」
「「デュエル!!」」
回想はここまでとなります。お疲れ様です。
酷くズタボロ文章だったので書き足しました。