思い付き作品集   作:シンラテンセイ

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単なる思いつきでーす。


sao編

 吾輩は転生者。気付けばこの世界に転生していた。前世での死因は単なる事故死。あっけないものである。悔やむ時間もないほどの即死であったようだ。

 

 今世の自身の名前は波風晃人である。家族は自分と父と母の3人家族。前世のこともあり今世の親には親孝行に励もうかと思う所存である。

 

 前世の知識もあるため中学での勉学においては今のところ問題ない。しかし慢心は悪い文明。将来のことも見据え日々自分を磨いている。

 

 そして時は流れ……

 

 

 

 

 

 高校生1年時に世界初のVRMMOを購入した。

 

 

 

 

 

 

 

───リンク・スタート───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悲報。

 

 

 趣味の一環として始めた世界初のVRMMOであるSAOがデスゲームへと変貌した。製作者の茅場曰くこれが本来のSAOのゲーム使用とのこと。意味が分からない。というか『これはゲームであっても遊びではない。』とはどこのファンタジーだろうか。

 

 それとも製作者の茅場晶彦は中二病なのだろうか。疑問は尽きない。

 

 見れば周囲の人間は現状に絶望し、誰も彼もが現実世界への帰還を要求している。正に阿鼻叫喚の光景が広がっていた。

 

 だが晃人は至って冷静であった。一度死を経験したことも影響しているのか、またこのデスゲームの脱出方法が明示してあることからなのか比較的楽観的な思考を抱いていた。

 

 要は強くなり、さっさとこのゲームをクリアすればいいのである。

 

 だが道は険しいものであるものも事実。故に晃人は一刻も早くこのデスゲームへの攻略に取り掛かることにした。

 

 晃人は誰よりも早く始まりの町を脱出し、ゲームの攻略へと初めの一歩を踏み出した。

 

 

 

 

 

 

 

 自殺願望を抱いた少女に出会った。

 

 どうやらこのゲームに絶望し、無茶な攻略を繰り返していたようで自身の目の前で迷宮だというのに眠っていた。

 

 見殺しにするのも忍びないので件の少女を救出。

 

 だがその少女は助けたことに対して文句を言ってきた。

 

 故に頭突きを食らわし、生きていることの素晴らしさを語った。上から目線だと自覚しているが何分一度死んだ身だ。ゆえに説教せずにはいられなかった

 

 これが今後長い付き合いをしていくことになる少女、アスナとの出会いであった。

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

 

 

 

 時は流れ現在の攻略階層は74層。遂にこのゲームも四分の三の攻略に成功した。

 

 

 

 

 

 そんな中今作の主人公波風晃人は……

 

 

 

 なぜかアスナと共に夜遅くに自身の別荘の傍の森のなかを散歩していた。

 

 その日の夜はアスナが自身に料理を振る舞ってくれるというので快諾したことから全てが始まった。彼女の料理スキルは驚くことにレベル・マックス。そんな彼女が自分に料理を振舞ってくれるという。これを逃す手はない。

 

 予想通り彼女の料理の腕は凄まじく、自身の舌を唸らせるには十分であった。その後夕食を終え、アスナを送ろうと彼女に提案。しかしこれを彼女は拒否。

 

 その後彼女は自身の日課である夜道の散歩に付き合うという。見るからにビビッていたのだが彼女は自分の後を付いてきた。

 

 何故かこのように彼女は自身と共に行動することがある時から突如増えたのだ。理由は一体何なのだろうか。

 

 こうして始まった彼女との夜道の散歩は……

 

 

 

 

 

 

 

「おい、大丈夫か、アスナ?」

 

 予想通り先程からアスナはビビりにビビッていた。彼女を気遣う晃人。

 

「だ…大丈夫に決まっているじゃない?」

 

 声は弱々しく説得力は皆無のアスナ。

 

「いや、大丈夫じゃないだろ。」

 

 これを晃人は一刀両断。まるで携帯のバイブレーションの如く彼女はずっと震えているのだ。

 

「幽霊が恐いのか?そんなもんいるわけないだろ。」

 

「だ…だよね、アキトくん。」

 

 なお晃人の右腕に力強く抱き着くアスナ。言葉と言動が一致していない。

 

 今の彼女の姿は普段の血盟騎士団の副団長としての姿から余りにも乖離していた。そんな彼女についいたずらを仕掛ける晃人。

 

「おい、あ…あれ…!?」

 

 突如驚愕の声を上げ、前方を指差す晃人。

 

「な…何よっ!アキトくん!?」

 

 突然の晃人の行動に驚きを隠せないアスナ。彼女は恐る恐る前方を見る。

 

 だが前方には何もいなかった。晃人のちょっとした悪戯である。

 

「まあ、嘘なんだが。」 

 

 途端イイ笑顔になるアスナ。

 

「あ…ちょ…ちょっと待ってっ!?」

 

 容赦なく殴られる晃人。

 

 

 

…………

………

……

 

 その後白色のワンピースを着た少女を拾った。2人は彼女を晃人の家へと連れ帰ることにした。

 

 

 

 そしてその少女が初めに発した第一声が……

 

「パパ!ママ!」

 

 いや、どこにそう判断する要素があった?

 

「パパ?」

 

いや、俺?

 

「ママ?」

 

 続けてアスナ。

 

「うん!パパ、ママ!!」

 

 曇り無き笑顔でそう頷く少女。眩しすぎるほどの純粋な笑顔だ。

 

 対するアキトの対応は……

 

「いや、俺たちはパパ、ママって年齢ではないし、結婚しているわけでもないから。まだ俺たちは高校生で大学生にもなってないからね。だがらパパ、ママ呼びは止めてほしい。せめてお兄さん、お姉さんで読んでくれ。」

 

 アスナにまたしても殴られた。

 

いや、何故に?

 

 

 

 その後彼女がAIであることが分かった。しかし今なおパパ、ママ呼びは続いている。

 

 というかAIの第一声がパパ、ママって茅場はどういう設定をしているのだろうか。甚だ謎である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後英雄キリトの手により74層にてゲームマスターである茅場晶彦が打倒され、SAOはクリアされた。

 

 

 

~Fin~




saoは良いですねー(^^)/
気分作品なので矛盾点はなるべく無視してください(懇願)

「いや、俺たちはパパ、ママって年齢ではないし、結婚しているわけでもないから。まだ俺たちは高校生で大学生にもなってないからね。だがらパパ、ママ呼びは止めてほしい。せめてお兄さん、お姉さんで読んでくれ。」

これが言いたかった。ただそれだけ。
→saoの本編でも衝撃を読んだ「パパ、ママ!」のシーンの一幕です。

皆さんはこのシーンに対してどう感じましたか?自分は「ないわー」です。流石に出会って間もない少女の第一声がパパ、ママ呼びはいかなるものかと(困り顔)

息抜きです。ふー。
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