因みに日本海海戦はバトルオブザジャパニーズシーではなくバトルオブツシマですので間違えませぬようご注意ください。
あと傭兵さんの依頼箱を活動報告に設置しました。
傭兵さんがこんなめやあんな目にあうのを見たいという氏康と同属性な方は依頼してください。(直訳 ネタも尽きてきたので発想を発送してください[渾身のギャグという名のマヒャド])
荒れた田畑に、背の低い草花が畦道に咲き誇り、微かに残っている廃墟。
あちこち崩れ去ってるだろ? 嘘みたいだろ? ここ首都なんだぜ?
今回の任務は氏康でなく氏政の斡旋だったが、人民同士争う内戦てのは嫌な気分だ。
昨日まで同じ言語で会話し、仲良くしていた隣人が実は思想が違って今日には殺し合う正にクソッタレな戦争だ。
「内戦なんて無駄でしかないのに・・・」
内戦で得れるものなんて都合のいい社会と負け犬から搾り取った金位で失うものの方が圧倒的に多い。
国力や財政は死に絶えるし、人も少なくなり文化も廃れる。
そして何より外国の介入を受ける理由作りでしかない。
「あんたどういうつもりだ?」
さっきの発言が聞こえてしまったのか近くにいた老兵士が怒気を含んだ声で尋ねてくる。
「気を悪くしたのなら謝りましょう・・・しかし、質問いたしますがこの戦争が終わったあとあなたたちは何が得られるのです?」
大概こう言うのは指導者の受け売りや自分の利益、思想など、または答えられないことも多い。
しかし、老兵士は機嫌が悪いか、答えられないためか誤魔化すように喋る。
「子供には理解できんよ・・・じゃがこれがかの有名な北の箱か?これならダイヤの犬の方がずいぶんと屈強じゃないか・・・こんな幼女に銃を持たせるとはよも末じゃ」
【幼女】その一言にカチンときた。
「失礼ながら私はこう見えても27であります」
私は見た目的に見れば10を越えたばかりの少女に見えるかもしれなが、年齢は27でもう二十歳を過ぎている。
まぁ、誰もまともに相手にはしてくれないが・・・
そのあと二言ほど言い合ったが要領が得られずその場を後にする。
辺りをクリアリングし、デバイスの電源を入れイヤホンを繋ぎ耳にさす。
『こちら風魔HQの応答を待つ』
『こちらHQ こちらHQ』
暫くザッザッとノイズがあったが次第に鮮明化しオペレーターの声が聞こえる。
『こちら風魔 所定の時間のため報告 また例の日はいつか?』
今回の任務はこちらの陣営・・・つまり人民解放軍と銘打った反乱軍のトップの殺害および鎮圧作戦の手引き。
気の乗る仕事では無かったが殺ることは殺らないと給料はもらえない。
トップの名前や顔はすべて把握している。
さっきまで言い合いをしたあの老兵士がターゲットだ・・・
鎮圧作戦の最中に後ろから殺せばなにも問題は無い。
というかそれまでに討ち死にしてくれると非常に嬉しい。
『HQより風魔へ 本作戦の開始はあと2日。 それまでに早急に準備を済ませろ』
『風魔からHQへ 了解した』
あと2日で準備か・・・少しブラックになるな。
次の日の朝、あの老兵士が騒いでいた。
「みっみんな起きてくれ!」
拠点となる学校か協会かわからない建物の中庭で声高にして叫んでいた。
「今朝軍師と今日の作戦を立てようと奴の家に行ったが鍵が空いていておそるおそる入ったら中でアイツが死んでいたんだ!」
辺りで寝ていたり警戒をしていた兵士は飛び起きて中庭に走り出る。
「酷い!これは誰が!?」
いつの間にか群衆に紛れる微妙な特技を使い人々の波を分けいって軍師の死体を眺める。
恐怖と苦痛に満ちた死に顔を見せる軍師。
そのもがき苦しみ方は以上としか思えないほど悲惨な姿をしていた。
足はバキバキに折り畳まれ、腕は欠損しており、腹には幾つかの丸い穴が開いていた。
痛ましい死体としか言いようがない軍師の亡骸を囲む空気は重いものだった。
誰とも言い出すことは無いが、一応は安全なこの場所で殺されるのは内側に裏切り者がいるのと動議である。
誰が殺したのかそれを探すため陣地防衛には最低限の兵士を出発させた後、拠点のホールで犯人探しが始まった。
「さて、我が側近の軍師を殺したのは誰だ?」
老兵士は淡々と告げるが殆どの警戒用の奴等は二人一組が基本で徹底されている。
それもさっきから軍師、軍師と呼んでいるが実際はただの情婦であろうに・・・・
軍事の才能はほぼ皆無で参謀としての役目もしていない情婦など価値観はなにもない。
多くの将兵は軍師をどうとも思っておらず自分が死なないならどうでもいいというやつらばかりなため金を積めばどうとでもできるやつも多い。
アリバイはバッチリである。
結局会議の結果は外部犯の仕業と言うことになった。
拠点での殺人は士気がとことん下がる。
これも手引きのうちの重要な事だった。
決行は今夜の0:00ジャストで始まる。
深夜0:00ジャスト
遠くからキャタピラの音が聞こえてくる。
先鋒は戦車部隊なのか・・・それとも戦車部隊だけなのか・・・・
深夜0:10
やっと拠点の将兵達が敵の来訪に気がつく。
深夜0:20
装備を整えた私はあの老兵士がいる場所へ向かう。
特に広くもない拠点のなか、一番大きな部屋を司令室とし高いびきをかいていたじいさんの上に馬乗りになり、やっとこさ出番になった小刀型の高周波ブレードを構える。
「きっ君は!?」
驚きに目を見開きおどおどと震え始める。
「ビビりなじいさんにひとつプレゼントだ。 最後の言葉を聞いてやる」
そう言って少し喉元から切っ先を遠退かせる。
「あーそうじゃな・・・」
辞世の句を考える素振りを見せるじいさんだが、私の目はそんなにバカじゃない。
布団のなかにしまわれた銃器を取り出そうとする悪い腕に思いっきり突き刺す。
「グゥッ!!」
激痛にもがくじいさんだが、腕を縫い止められてジタバタとするのみ。
「最後の言葉は聞かせてもらった・・・・んじゃまバイバイ」
もうひとつの小刀で喉元を突き刺し横に薙ぐ。
首から血と泡が吹き出しコフューコフューという空気が漏れる音がし始める。
「さてと最後に私から金をもらった将兵くんは始末始末~っと」
腰に提げられたデバイスの周波数を爆薬を炸裂させる雷管の周波数に合わせ通信をする。
そして耳を済ませば結構遠くで爆発音がした。
案外遠くまで行っていたな・・・昼間の間に逃げたか?
まぁいいや これで任務は終了。
いやー胸糞悪い任務だった。
そう思いながら私は走り出した。
戦車部隊に目をつけられて損害を出すのは限りなく損。
だから安全地域まで走り、ヘリコプターに乗ってマルタに帰る。
「氏康は肉体 氏政は心にくる任務だよなぁ・・・」
戦車部隊に蹂躙されていく拠点を見ながらそう口に出す。
やはり休みは必要だな・・・