1975年・・・日本のどこかにて一組の男女と数名の全身黒のボディースーツを着た者達とその先頭に立つ二足歩行するワニが睨み合っていた・・・
男の名は『城 茂(じょう しげる)』・女性は『岬(みさき) ユリ子』というらしい・・・
茂 「ワニーダさんよぉ。お手並み拝見と行くぜ!!でぃっ!!・・・よっ!!おぉっ!?だぁぁ!?・・・噛みたけりゃ噛んでみろ!!」
ワニーダ「いぃぃ!!・・・ぐわぁぁっ~!?」
茂 「へへぇ、今のはほんの小手調べだ!!さぁてぇ、そろそろ本腰を入れるか。驚いて目を回すなよ!!・・・・・・ふんっ!!・・・変~~身・・・ストロンガァァッーー!!」
ストロンガー「とおっ!!・・・ふんっ!!・・・」
ワニーダ「うぅっ!?」
ストロンガー「天が呼ぶ!!地が呼ぶ!!人が呼ぶ!!・・・悪を倒せと俺を呼ぶ!!・・・聞け悪人ども~!!俺は正義の戦士!!・・・仮面ライダーストロンガァァーー!!」
ワニーダ「やかましいぃぃ!!・・・やれ!!」
ユリ子「えいっ!!」
戦闘員A「ニュゥ~!?」
ユリ子「えいっ!!やあっ!!とおっ~!!」
戦闘員B・C「ニュゥ~!?」
タックル「電波人間タックル!!・・・・・・えいっ!!えいっ!!」
戦闘員C「ニュゥ~!?」
戦闘員D「・・・・・・」
タックル「電波投げぇ~!!」
戦闘員D「ニュゥ~~!?」
『電波人間タックル』も秘密結社『ブラックサタン』の戦闘員と戦闘を始めた頃、ストロンガーも浜辺にて戦闘員数名と戦っていた・・・
ストロンガー「とおっ!!」
戦闘員E「ニュゥ~~!?」
ストロンガー「とぉっ!!」
戦闘員F「ニュゥッ!?」
ストロンガー「奇怪人ワニーダ。貴様のバカ力も先刻ご承知だ・・・さぁ来い!!・・・」
ワニーダ「・・・・・・」
ストロンガー「・・・・・・」
二人が睨み合っているとワニーダに向かって戦闘員が飛んできた。それを払い落とすと二人の視線の先にはタックルが立っており、タックルはそのままワニーダへと向かっていく。しかし、ワニーダのパワーに力負けし、尻尾攻撃に後退していったが、ストロンガーはその隙を逃さなかった
ストロンガー「とおっ!!ふぅんん~~!!・・・」
ワニーダ「・・・・・・」
ストロンガー「・・・とおっ!!」
ワニーダ「わあぁっ!?」
ストロンガー「・・・電~パ~ンチ!!」
ワニーダ「・・・わあっ!?がっ!?わあぁぁっぁ~~!?わがががわがががぁぁ~~!?」
ストロンガーの電パンチを受けた奇怪人ワニーダはジタバタして、赤い煙を放出しながら海へと消えていくのだった・・・
そしてその様子を見ている二人の少女がいた・・・・・・
ブリジット「すごいですね『仮面ライダーストロンガー』。『奇怪人ワニーダ』も防戦一方でしたよ?」
苺鈴 「ワニーダも結構力自慢の怪人だったけど、ストロンガーの前には軽い軽い!!」
時刻は夜中・場所はメディアードの孤児院の二人の部屋にて、二人は苺鈴のスマフォで『仮面ライダーストロンガー』の第7話『ライダー大逆転』を見ていたのだ。メモリーカードにはかなりの容量があったようで、苺鈴は各ライダーの物語を少しだけメモリーカードに入れて置きそれを見ていたのだった
苺鈴 「お世話になりました」
時は遡り、昼間・・・今日は騎士団の短期バイトの最終日午前中で終わり昼休み前に団長の所へと向かい今日までの給料をもらい返品しないといけない荷物もすべて返し最後の挨拶も済ませたところであった。テラダ団長からも「君がいなくなると痛いなぁ~」とちょっとした意地悪も交(まじ)えながら団長と共に隊舎の門の前まで向かうとそこには私服のみらいとリコが立っておりその疑問に答えてくれたのはリコであった。
リコ 「私達も今日はもう上がりなの。特別休暇って奴ね」
みらい「団長からみんなで思い出でも作ってこいって。ほらっ特別手当ももらったんだよ」
苺鈴 「ふぇ?いいんですか?そんなにしてもらって」
団長 「いいんだ。君には多大な功績もある。それにまたいつここに来るかもわからないんだ。遠慮せずに楽しんで来い」
苺鈴 「はい!!」
みらいとリコと合流した合流した苺鈴は一度振り返り頭を深く下げて礼をする。およそ2~3秒ほど下げた頭を上げると今度こそみらい・リコと共にとりあえずブリジットの待つカフェに足を運んだ
ブリジット「お世話になりました」
ブリジットの方でもあれやこれやと手続きが終わり給料をもらいバイトが終わった処であった。
丁度そんなタイミングで苺鈴達もやってきてチーフである海渡の計らいでお昼はここでいただくことになり、昼を食べ終わった後4人はそのまま店を後にする。そして、店を後にするブリジットの背中を軽くハンカチを噛みながら横『~』の字に涙を流し、秋穂は手を
振っていた
みらい「・・・ねぇブリジットさんあれ・・・」
苺鈴 「振り返っちゃだめよ。離れづらくなるから」
ブリジット「わかってますよ、はい・・・」
苺鈴 「言っとくけど『振り』でもないからね?」
ブリジット「分かってますってば!!」
そんなこんなあって店を後にした一行はまず旅に必要な物を買いに行っていた。ハヤウェイとルーアもそれぞれ旅への準備を進めていたため別行動となり、ブリジットとリコが中心となって必要な物を揃えていく。
といっても前の休日で下準備をあらかたしていたので迷う事もなく買う事が出来た。時間も思ったより余ったので自由時間として買い物をしていて苺鈴達がある雑貨屋を通りかかった時であった。店の中から「あっー!!」と聞き覚えのある女の子の声が聞こえてきて何事かと店の中を外から見てみると大人になったなのはそっくりの女性がいて苺鈴達へと駆け寄ってくる
なのは「よかった!!また会えた!!」
苺鈴 「あなたや他の人達が解放されて以来よね?」
なのは「はい。あっちょっと待っててください。お父さぁ~ん!!」
なのはが呼ぶと店の奥から一人の男性がやってくるが、ある程度予想していたためそこまで驚くこともなかった。出て来たのはこれまた『高町 士郎』であった。
苺鈴 (やっぱり士郎さんだった・・・)
士郎 「君達か、うちの娘を助けてくれたのは?本当にありがとう!!」
士郎は深く頭を下げ、苺鈴達もたいした事はしていないと軽く返して頭を上げた士郎はお礼として店の商品を何かプレゼントしたいと提案して、苺鈴達は最初は遠慮したが「そんなこと言わずさぁ!!」と言われ「好意を無碍にするのも逆に失礼」と考え、今度は遠慮なく店を物色していた
苺鈴 「・・・ん?・・・」
店内を物色していた苺鈴は一つのメダルに目を止める手の平に収まる程度の大きさで中心には少し凸としたプリズムが埋め込まれているようであった・・・
よく見ると小さいプリズムも凸にならないように埋め込まれているようで、何故だかこれが気になってしょうがないようだ・・・
士郎 「良い物が見つかったかい?」
苺鈴 「すみませんこれは?・・・」
士郎 「あぁ最近はやっているメダル型の室内送風魔法具だよ」
苺鈴 「送風機?」
士郎 「貸してごらん。この周りにある小さい風のプリズムに香水をたらして手をかざすと・・・」
苺鈴 「あっ・・・いい香りぃ~・・・」
士郎 「アロマ効果を狙った商品でね、真ん中の大きいプリズムには最大5件までのメッセージを記録できるんだ」
苺鈴 「へぇ~すごいですねこれ?」
士郎 「これにするかい?」
苺鈴 「ぇっ?でもこれ高いんじゃ・・・」
士郎 「あはは、そうでもないんだ。大量仕入れ安く売れる物だし、何より君が気に入ってくれたのならもらってほしい」
苺鈴 「それじゃあ・・・これいただけますか?」
士郎 「もちろん」
それぞれが物を選び士郎に見せ、それを丁寧にラッピングまでしてもらって店を後にする。なのはも「ありがとうございました!!」と深く頭を下げ士郎も「またいつでも来てください」と歓迎してくれたのであった・・・
みらい「ねぇ次どうする?」
苺鈴 「う~ん・・・そうねぇ~・・・」
士郎の店を後にして、次はどこを回るかを考えていた一同は適当に歩きながら回っていた・・・
そんな中、苺鈴達に声をかける人間がいた
苺鈴 「何ですかお婆さん?」
お婆さん「えぇ。ちょっと腕試しのゲームに参加してみないかい?」
苺鈴 「腕試し?」
お婆さん「えぇ。どうかな?参加費はたったの100『円』だよ」
苺鈴 「100『円』?」
お婆さん「あっ!?間違えた。たった100シュタインだよ。どうだい?」
みらい「腕試しって・・・誰と戦うんですか?」
お婆さん「私だよ。わ・た・し」
みらい「えぇ!?お婆ちゃんが!?」
リコ 「待ってよ。どうせ何か射的とかクイズとかそういうゲーム的な腕試しってオチでしょ?慌てる事はないわよですよね?」
お婆さん「ううん。違うよ。苺り・・・お嬢ちゃんが得意な拳法で戦うのさ」
ブリジット「それはちょっと止めた方が、お婆さんが」
苺鈴 「・・・ちょっと聞きたいんですけど、私がお婆さんに勝ったら何か商品でも出るの?」
ブリジット「えぇっ!?ちょっと苺鈴さん本気ですか!?」
苺鈴 「こういう事は見た目で判断しちゃ駄目なの。ウェイでさんざんしごかれたんだから・・・」
ブリジット「ウェイさん?」
苺鈴 「故郷にいる家族みたいな人よ。同時に私の師匠でもあるの。ウェイもそれなりにいい歳だけどものすごく強いんだから・・・」
ブリジット「へぇ~」
苺鈴 「という訳でこんな事しているって事は腕には相当の自信があるのは間違いないでしょうね・・・っで?何か賞品でも出るの?」
お婆さん「あるよ。賞品はこの箱に入っているよ」
一同はお婆さんの取り出した箱を見つめる。片手で持てるようなサイズであるが両手でちゃんと持ち、重い物という訳でもなさそうであった
みらい「中身は何ですか?」
お婆さん「中にはね・・・これから先、あなたが必要とする物が入っているよ」
苺鈴 「私が必要とする物?」
リコ 「なんか胡散臭いわね?失礼ですけど新手の詐欺かなんかでは?」
リコの「詐欺」発言にお婆さんはハッキリと「詐欺の類じゃない」と否定して、「証明書を書いていい!!」と言い出すほどだ。
まだ少し怪しんではいたが苺鈴は「はいこれ」と100シュタインをお婆さんの手の平に乗せた。一応みんなは止めたが、「疑いすぎてもしょうがないでしょ?」と詐欺の類ではないと確証した訳ではないが、この勝負に乗る事にしたのであった・・・(現実では止めましょう)
リコ 「全く苺鈴ったら、お婆さん相手に・・・」
みらい「でも本当にあのお婆ちゃん強いのかな?」
苺鈴 「まぁそれはともかく、今夜は寝かせませんよブリジットさん!!」
ブリジット「確かに、これは興奮して眠れそうにないです、はい!!」
苺鈴 「次回、『カードキャプターさくら外伝』「ジュエルシード」編・第22話「騎士達の旅立ち(後編)」輝け!!心のプリズム!!」