カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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なんとか学校編もこの話で終了となりますが、今回も展開がちょっと無理やりなのでお見苦しいかもですが、楽しんでいただければ幸いです


27話「騎士達の卒業」

さくら「遅いね?苺鈴ちゃん?・・・」

 

知世 「どうなさったんでしょうか?」

 

時刻はすでに午前8時を過ぎているほどである。さくら達も教室で一度待機していたのだが今日まで苺鈴が遅刻してきた事は一度も無い・・・そもそも約束等を破るタイプでは無い事は共に過ごしてきた一同がよくわかっている事だ。

 

エイン「確かに遅いな・・・あの子は約束を破るようなタイプではないはずだが・・・」

 

さくら「エイン先生。私苺鈴ちゃんを探してきます!!」

 

知世 「私も行きます!!」

 

エイン「そうだな。よし!!皆で探しに行くぞ」

 

「はい!!」とその場にいたドラグーンクラスの生徒達が返事を返し、教室を出ようと扉の前へと移動を始めた直後、誰かが入室してきたのだが、その人物を見た途端、さくらはその人物の名前を叫んでいた

 

苺鈴 「ん?」

 

さくら「苺鈴ちゃん!?あっちょっと待って!?」

 

遅れたとはいえ言われた通り教室にやってきた苺鈴であったが、何故かすぐに扉を閉めてしまい、慌ててさくらが追いかけて扉を開けるが、その先で見た光景に思わず目を疑ってしまった

 

さくら「・・・いない?・・・」

 

さくらが廊下に出ると、いたはずの苺鈴の姿が消えていた・・・走り去って消えたとかどこかに隠れたという訳ではないようだ。そもそも見晴らしのいい上に何もない廊下で隠れるのは不可能で、隣のクラスの扉も動かした音もせず、階段までの距離も苺鈴が扉をしめ、さくらが開け直すまでは3秒もかかっていないぐらいだったため苺鈴の足でも5秒以上は軽く掛かる距離の階段の影に隠れる事も恐らく不可能であろう。仮に隠れられるとしても、ぎりぎり服や長い髪等が見えてしまうとかがあるであろう・・・

知世をはじめとして何人かが教室を出て苺鈴を探すがそこに丁度ブリジットがやってきた

 

ブリジット「どうかしたんですか皆さん?」

 

さくら「ぁっ!!ブリジット先生!!苺鈴ちゃん見てませんか?さっきここにいたはずなんですけど?」

 

ブリジット「ふぇ?見てませんけど?と言いますかまだ来ていなかったんですか?」

 

ブリジットはさくら達から苺鈴がまだ来ていないことを聞かされ、「今朝ちょっと出かけた」とブリジットも知る限りの情報を明かし、ブリジットも苺鈴を探すのに協力することにして一同は急遽苺鈴の捜索を開始するのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小狼 「はぁ~はぁ~はぁ~・・・」

 

苺鈴 「どうしたの?そんな事じゃ私に一発入れるなんてとても無理じゃない?」

 

小狼 「くそぉー!!」

 

苺鈴 「ふっ!!」

 

泉にて小狼と苺鈴の決闘はまだ続いていた・・・小狼はボロボロで苺鈴には余裕がかなりあるようであった

 

小狼は右正拳突きを放つが、しゃがんで避けた上にカウンターで二発腹部に正拳突きを受けてしまい後ろに数歩下がってしまう・・・あれから1時間ほどは経つであろう、しかし小狼は未だに苺鈴に一撃入れる事が出来ず現在の状態になってしまっているのであった・・・

 

ブリジット・さくら「苺鈴さん!!・苺鈴ちゃん!!」

 

突如ブリジットとさくらの声が響き、二人は声の方向を見るとブリジットとさくらがこの場所に来ており苺鈴と小狼は思わず動きを止めてしまった・・・

 

苺鈴 「二人共何でここに?」

 

ブリジット「それはこっちのセリフですよ!?なにしているんですか!?」

 

さくら「小狼君も何でそんなにボロボロなの!?」

 

小狼 「これは・・・」

 

苺鈴 「見て分からない?私がやった」

 

さくら「何で!?」

 

苺鈴 「彼が望んだ決闘だからよ?悪いんだけど手出しはしないで!!」

 

苺鈴と小狼が再び戦い始めるとさくらは飛び出しそうになったが、ブリジットは苺鈴の言葉に事情をそれなりに察した事と単純に飛び出すと危ない事でさくらを止め、二人は事の成り行きを見守っていたが、状況はブリジットとさくらがやって来た時と同じ苺鈴が小狼を軽くあしらっているままであった・・・

 

少し経つとどうしてここが分かったのか?知世やエイン・クラスの者達もやってきて目の前の状況に混乱していたが、さくらは腕をプルプル振るわせて唇を甘噛みしていた・・・

 

エイン「おい!!ブリジット。これは一体どういう事だ!?」

 

ブリジット「分かりませんよ!?私達が来た時にはもうこうなっていたんですから!?」

 

さくら「・・・・・・」

 

さくらは何発も苺鈴の攻撃を受け、ふらつきながらも立ち上がり、何度も向かっていく姿を目で追い、彼に向かって叫び出す

 

さくら「小狼君!!頑張ってぇぇ~~!!」

 

苺鈴 「ん?」

 

知世 「さくらちゃん?・・・」

 

小狼 「はあっ!!」

 

苺鈴 「ふっ!!ふんっ!!」

 

小狼 「ぐはっ!?」

 

さくらの声援の後、皆は一斉に視線を小狼に向ける・・・クラスメイト達もいつもの小狼と違い懸命に戦う姿に心を奪われたのか次々と彼に声援を送り始めていくが、肝心の彼には必死だったためか聞こえていないようであった・・・

 

小狼 「はぁ~はぁ~はぁ~・・・」

 

苺鈴 「いいモノね?応援されるってのはさ?」

 

小狼 「ぇっ?・・・」

 

言われて初めて気づいたのか、後ろを振り返るとクラスの者達が自分に対して声援を送っているのが見え、特に中央・最前列にいるさくらの声が特に響いたような気がしており、思わず涙ぐみしそうであったが、隙だらけであったためそこを苺鈴に付かれて顔に蹴りを一発入れられてしまった

 

苺鈴 「隙だらけよ?」

 

小狼 「くっ!?」

 

苺鈴 「んっ!?」

 

苺鈴の蹴りを喰らいふらつき、倒れるかと思われたがなんと踏ん張り歯を食いしばると、突然背中をのけぞり、天高く雄たけびを上げ始める。その様子はクラスメイト達も「おぉっ~!!」と見てる方まで興奮させる何かを感じされられたのか声を上げていた

 

苺鈴 「・・・来なさい!!」

 

小狼 「はあぁぁ~~!!ふっ!!・・・でやぁっ!!」

 

小狼は駆け出し、苺鈴に蹴りを二発左右の足から交互に放ち、放ち終え両足が地に着くと、体を回転させ回転チョップを一発放ちそのまま勢いに乗り連撃を繰り出す。

先とは違いより強い覇気を感じたのか、苺鈴も防ぐのが楽ではないようであった

 

小狼 「でやあぁぁ!!ふっ!!」

 

苺鈴 「くぅっ!?」

 

小狼は何と両手を地に付け、その場で腕の力だけで回転し足を90°に近いほどまで曲げてカポエラを使い苺鈴は両腕を交差することで防がれたが、そのまま苺鈴に向けてドロップキックを放たれその衝撃に思わず防御が崩れ一瞬隙が生まれた苺鈴に向けてダメージからでは想像できないほど素早く体勢を立て直し両手を突き出す

 

小狼 「はあぁぁっーー!!」

 

まるで『かめ〇め波』のような形で思いっきり突き出した小狼の攻撃は苺鈴の腹部に決まりその衝撃で苺鈴は吹き飛び、なんとか踏ん張って転倒は防いだが今の攻撃で小狼は体力を使い果たしたのか、息を切らしながら両手を地に付けていた・・・

 

そんな小狼を見つめながら「あなたの勝ちよ」と小狼がこの勝負に勝った事を認め、その言葉を聞いた小狼も、この場にいた一同も思わずそれぞれの喜びを表現し、小狼は思わずわざわざ背中を地につけて寝そべる体勢に移行して勝利の喜びに浸っていた・・・

 

小狼 「勝ったんだな?俺は・・・」

 

苺鈴 「それで?」

 

小狼 「えっ?」

 

苺鈴 「あなた、自分が勝ったら「聞いて欲しい願いがある」って言ってたじゃない?何だったの?」

 

小狼 「えぇっ!?」

 

苺鈴の発言に思わず濁点(だくてん)が付きそうな声で動揺していた。彼自身、話したい事は確かにあったが、ここにクラスメイトがたくさん集まるとは微塵(みじん)も思っていなかったため、どうしようかと考えていた・・・苺鈴からも「早く教えてよ?」と言い出したのに待たせているのに対して催促(さいそく)が掛かりますます言い出さなければならなくなり、一度深呼吸をして、顔を赤くしながら覚悟を決め、立ち上がり苺鈴に言おうと決めていた言葉を届けた

 

 

 

 

 

小狼 「俺!!お前の事が好きだ!!」

 

 

 

 

 

苺鈴 「・・・・・・へっ?・・・」

 

さくら(えっ・・・)

 

突然の公開処刑という名の告白が行われ、一同は声を上げて驚く者・言葉を失い唖然とする者がいたが、告白した小狼本人は顔を完熟トマトのように真っ赤に染まりながらも目はしっかり苺鈴を見ていた。突然の事に流石に苺鈴も動揺し、嬉しさの反面元の世界のさくらと小狼の顔が浮かび、少しの間の後苺鈴の気持ちは決まった

 

苺鈴 「ごめんなさい」

 

小狼 「えっ!?」

 

苺鈴 「私はあなたの横にはいられない」

 

小狼 「俺が・・・ろくでもない奴だからか?俺が実家の恥さらしだからなのか?」

 

苺鈴 「そんなの関係無い!!あなたの気持ちは心から嬉しいの!!それでも・・・私じゃきっと、あなたを『一番』に見れないと思うから」

 

小狼 「一番に見れない?」

 

苺鈴 「多分ね?それにさ・・・」

 

小狼 「ん?・・・」

 

苺鈴 「私よりもあなたの事を見ている人がいるからよ?とてもじゃないけど、その子には勝てそうにも無いし・・・」

 

苺鈴が視線を送る方へと小狼も視線を向けるとそこにはさくらが立っておりさくらは「何で知っているの!?」と誰にも言わなかった秘密を見透かされたような気持ちになりつい「その通りです」と自白に近い事を喋ってしまう。そしてさくらが苺鈴を見つめると小狼も苺鈴に視線を戻し苺鈴の返答はというと・・・

 

苺鈴 「う~~ん・・・見てたら何となくね?」

 

とは言うが確かにそれっぽいのは見ていたのもあったがそれだけでは正直確証なんてものは持てなかったが、ぶっちゃけ元の世界のさくらと小狼の事があったためである・・・

そしてさくらに近寄り小声で「告白しちゃいなさいよ」と耳打ちするとさくらは顔を真っ赤にして戸惑いその様子を見た苺鈴は懐かしさを感じながら一息吐き、元の世界のさくらや小狼にも何度か言ってきた言葉を口にする

 

苺鈴 「トロ~イ!!」

 

さくら「えっ?」

 

苺鈴 「あなたがそんなにトロくやってるのならもういいわ・・・」

 

さくらからゆっくり離れていき小狼に再び歩み寄り手を差し出し立ち上がらせると、突然さくらに見せつけるようにしながら昔のように小狼の腕に絡みつくように抱き着きながらさくらに宣言する

 

苺鈴 「やっぱり私が小狼もらっちゃうから!!」

 

小狼 「えっ!?」

 

さくら「ダメェェェッーー!!」

 

小狼の「えっ!?」に続いて周囲にいた他の生徒も「えぇぇっ!?」と今更な発言に声を上げるとさくらも声を上げ二人に、正確に言えば小狼の空いている方の腕に向かっていき正面から腕に抱き着こうとするが

「それっ」と苺鈴が咄嗟に小狼を突き飛ばし小狼とさくらは抱き着き不意の衝撃でさくらが下敷きになってしまう形で倒れてしまう

 

倒れた痛みをこらえながら二人は少しの間の後に再び立ち上がり二人は両頬を赤く染めながらまた数秒間沈黙してしまう・・・そんな中さくらは胸の前に持ってきていた丸めている手をギュッと握ると意を決したかのように小狼に語り掛ける

 

さくら「小狼君が私の事をどう思っててくれてもいい!!・・・私の一番は小狼君だよ・・・」

 

小狼 「・・・・・・」

 

さくら「・・・・・・」

 

周囲にいる全員が固唾を飲み、苺鈴も声には出さず「やるわねぇさくら?」と流石に見ているこっちまで恥ずかしくなりそうなシーンを見ながらさくらを称賛していた・・・

少しの間の後小狼も口を開く

 

小狼 「俺で・・・いいのなら?・・・」

 

さくらは大きく頷き、ゆっくりと小狼に身をゆだね小狼もそのさくらをゆっくり・やさしく抱きしめる・・・その様子に周辺も恥ずかしいあまり手で顔を隠す者・「ヒュー!!ヒュー!!」と冷やかす者・「お幸せにぃぃ~!!」と祝福する者と多種多彩(たしゅたさい)である

 

そんな中ブリジットが自身の手を叩き皆の注目を集める

 

ブリジット「それでは皆さん!!苺鈴さんも見つかりましたしそろそろ行きましょうか!?」

 

苺鈴 「何処に?」

 

ブリジット「くれば分かりますよ?」

 

 

 

 

 

小狼 「なぁ?聞いていいか?」

 

さくら「ほぇ?何?」

 

小狼 「お前は何で俺を好きになったんだ?」

 

さくら「あぁそれね?・・・あなたは覚えていないかもしれないけど、昔近所で私がいじめられていたところを助けてくれたから・・・」

 

小狼 「それだけ?」

 

さくら「私にとってはすごく心に残ってる。周りには誰も私を助けてくれる人もいなかったから・・・でもあなたは違った。私のために怒ってくれたし、私の事を心配してくれた。だから私はあなたは本当はやさしい人なんだってわかってた」

 

小狼 「そんな事が・・・すまない。俺は・・・」

 

さくら「ううん。いいの。覚えていなくても・・・これからまた思い出を作っていけばいいから、ね?」

 

小狼 「あぁ」

 

場所を移動する最中、さくらが小狼をどうして好きになったのかを聞き、こっちの世界の二人の物語がようやく始まっていく瞬間であった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり体育館・・・壇上(だんじょう)にはキザーロフが「やっと来たか」と待ちくたびれている様子が伺え予定通りであったらとっくに苺鈴をここに連れてきているはずであったからだ

 

苺鈴 「校長先生?・・・ブリジットさんこれどういう事な訳?」

 

ブリジット「ドラグーンクラスの皆さんが苺鈴さんに何かしたいという事で卒業式を簡易的にですが執(と)り行えることになったんです。これは苺鈴さんのための『ローゼンベルグ騎士養成学校卒業式』なんですよ」

 

苺鈴 「私のための卒業式・・・」

 

列に付いたさくら達も苺鈴を見て苺鈴も一同を見返す・・・

 

キザーロフ「うおっほん!!・・・それでは、『ローゼンベルグ騎士養成学校』卒業式を始める。卒業生『李 苺鈴』前へ・・・」

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

キザーロフ「『李 苺鈴』君。卒業おめでとう」

 

苺鈴 「ありがとうございます!!」

 

キザーロフ「本来であれば卒業証を渡したいところであるが何分急であったからな?代わりにこれを卒業証として贈ろう」

 

そう言われてもらったのは紙の卒業証ではなくプリズム(魔法石)『卒業証書(しょうしょ)』であった。紙の物ではこれからの旅にかさむ事も考慮し指でつまめる程度の大きさのプリズム化させた物としたのだ。因みに装備していると『光属性の耐性が上がる』・『味方が攻撃された時に必ず庇う』という効果付きだが、この場合では耐性が上がるだけであろう

 

苺鈴 「ありがとうございます」

 

苺鈴が卒業証書プリズムを受け取ると、頭を下げ拍手が鳴り響き「おめでとう!!」と声をかける者も出てきて苺鈴は拍手を送るクラスの方へと向き直り笑顔を向けながら感謝の気持ちを伝えたのであった

 

苺鈴 「皆・・・ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり再び王都(フリーデン)にて、苺鈴・ブリジット・ハヤウェイ・ルーア・プレシアは輸送隊の馬車に集まりプリーシアが最後の手続きを済ませたところであった・・・

見送りには神楽・フェル・フィーリア・エイン・アクティ・ユングそしてクラスメイトを代表してさくら・知世・小狼が来ていた

 

プリーシア「またいつでも帰ってこい」

 

神楽 「待ってる・・・」

 

ルーア「いつかまた」

 

ハヤウェイ「皆とまた会えて楽しかったよ」

 

エイン「達者でな」

 

アクティ「また離れちまうけど、俺達はいつまでも親友だぜ」

 

ユング「医学の勉強頑張って、今度は僕も二人の旅に付いてっちゃうからね?」

 

フェル「そんじゃあ元気でね?」

 

ブリジット「お二人にもお世話になりました」

 

フィーリア「気にしないで?それより長旅になるから体調管理には十分気を付けてね?」

 

ブリジット「はい!!」

 

フェル「無事元の世界って奴に戻れたらサービスで雪降らせちゃうから!!」

 

ブリジット「『雪』?あぁそういえばフェルさん『運び屋』と『雪屋』って奴をやってるんでしたね?」

 

フェル「そそっ!!」

 

ブリジット「私、帰った後では見れませんね?」

 

フェル「へちゃ~そうだった!?」

 

ブリジット・フィーリア「あはははっ!!」

 

苺鈴 「みんな元気でね?」

 

さくら「うん!!苺鈴ちゃんもね?」

 

苺鈴 「えぇ!!あなた達も幸せにね?」

 

苺鈴の言葉にさくらと小狼は顔を真っ赤にしてしまい、言葉を失ってしまった・・・そんな光景を苺鈴・知世は微笑ましく見ており一同と最後に一言づつ挨拶を済ませた4人とプレシアは馬車に乗り込み出発した

 

苺鈴 「お世話になりましたぁぁ~~!!」

 

ブリジット「お元気でぇぇ~~!!」

 

ルーア「またいつかぁぁ~~!!」

 

プリーシア達が見えなくなるまで後ろを見続け、見えなくなった頃に「よいしょ」と腰を下ろし、一同はヴィントラント王国を後にするのであった・・・・・・

 

ブリジット「・・・さてと次はサブルムですね?」

 

苺鈴 「えぇ・・・ブリジットさんの故郷か・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リッテ「お待たせしました。『リッテ・ラートゥス』ただいま着任しました」

 

場所は変わり旧『サブルム帝国』であり現『サブルム共和国』に存在する遺跡『ウーム』の中・・・リッテは長旅からやっとここに派遣されている調査団に合流する事が出来、調査団の責任者に挨拶を済ませている処である

 

因みにその責任者はこっちの世界の『木之本 藤隆』だったりする・・・

 

藤隆 「実は気になる『者』が最近現れまして・・・」

 

リッテ「気になる『者』ですか?・・・」

 

藤隆はリッテが来る数日前に見つかったある者も調べていたがさっぱりわからず、その事もリッテに知恵を貸してもらうことにして調べようと考えていたのだ。それは遺跡の奥の方に置かれており、それを見たリッテは見たまま思った事をつぶやいていた・・・

 

リッテ「子供?・・・」

 

リッテが見たのは、カプセルの中に充満していた液体に浸(つか)っていた金髪の小さな女の子『アリシア・テスタロッサ』であった・・・・・・

 

 

 




プレシア「長い旅を終えてついにやってきたサブルム共和国・・・そこで私が見たのは、叶えたかったはずの光景だった・・・」

苺鈴 「次回、『カードキャプターさくら 苺鈴外伝』第28話『プレシアとアリシア』輝け、心のプリズム」
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