----------1973年----------
カメバズーカ「俺の中の原子爆弾が爆発するぞ!!」
1号 「ここまでくれば東京に影響は無いだろう?」
2号 「あぁ。風見・・・後の事、頼んだぞ・・・」
時は遡り別の世界の1973年・・・デストロンの改造人間『カメバズーカ』の体内の原子爆弾が爆発する直前の事・・・ダブルライダーはこの時『死』を覚悟したが一瞬赤ちゃんの声が聞こえたような気がしたが、次の瞬間空中でざっと見積もって半径20メートル以上は軽く巻き込むほどの大爆発が起こり一人の男がその爆発した空に向かって叫ぶ
V3 「・・・・・・本郷さぁぁぁっ~~ん!!一文字さぁぁぁっ~~ん!!」
やってきたのは同じデストロンの改造人間『ハサミジャガー』を倒しやっとのことで駆けつけてきた『仮面ライダーV3』で、彼が二人の名前を叫び、V3は二人が消えた先の海をただ悲し気に見つめていたのであった・・・・・・
そこは時の中の空間・・・何も無い・・・何も感じないいや違う・・・正確にはふわふわと浮いているような感じだけは感じる『無の空間』といっていいだろう・・・そんな空間に二人はいた・・・
1号 「・・・ここは・・・何処だ?・・・」
2号 「俺達は・・・「死んだ」・・・のか?・・・」
1号 「だとしたら俺達は『どっち」に行けるんだろうな?」
2号 「『天国』・・・じゃあないだろうなぁ?なにせ、俺達も平和のためとはいえ怪人達を殺し続けて来たんだからな?それに・・・」
1号 「あぁ・・・史郎にすべてを押し付けてしまった・・・これから俺達が『ショッカー』や『ゲルショッカー』と戦って来た時よりも大変な事が続いていくというのに・・・」
2号 「無責任な事しちまったな?正直、あの『ふたり』が居てくれればなぁ・・・」
1号 「おいおいそれを言うな。なぎさ達を巻き込むのは俺達も本意じゃない」
2号 「まぁな?まぁでも、史郎は上手くやってくれるだろう?なにせ・・・」
1号 「あぁ。彼女達の時代・・・少なくとも『2005年』までは他の仮面ライダーも上手くやってくれるようだしな?」
2号 「同時に、また『新しい犠牲者』も生む事にはなるが・・・」
1号 「複雑だな?」
2号 「だな?」
ダブルライダーはこれからの事をまだ自分の意識があるうちに考えようとしていたが、それはこの空間に響いてきた赤ちゃんの声で中断し、仮面ライダーの超能力の一つの敏感な聴覚がそれを気のせいとは判断させず、二人は何とか空間内を動き、背中合わせになり、周辺を警戒する・・・
2号 「本郷」
1号 「おぉ。さっき聞こえた声と同じだ」
2号 「気のせいでは無かったな?」
数秒の間の後、突如空間の中で割れ目のような物が開きそこから映像のようなものが見えてくる・・・
2号 「本郷!!あれは!?」
1号 「なぎさとほのか!?いやキュアブラックとキュアホワイトか!?」
2号 「戦っているのは・・・真っ黒なプリキュアか?・・・」
二人が見ていたのは2018年でキュアディケイドと交戦しているキュアブラックとキュアホワイトの姿であった。何故ダブルライダーにとってほんの数日前に30年以上先の未来に帰った二人が見えるのか分からなかったが、そんな事がどうでもいい光景が映し出されていく・・・
2号 「おいあの黒髪の子、あの黒いプリキュアに向かっていったぞ!?」
1号 「プリキュアの二人を返り討ちにしたあの敵に・・・なんて無茶を!?」
二人が続けて見たのはブラック・ホワイトに変わって苺鈴がキュアディケイドと戦っている処であった・・・しかし状況は悪く、ただでさえ強いキュアディケイドだけではなく、歴代戦闘員達も苺鈴の援護に向かえないよう他の戦士達の行く手を阻んでおり苺鈴は次第に追い詰められていく・・・
1号 「俺達はここで見ているしかないのか?」
2号 「本郷。この切れ目・・・もしかしたらイケるんじゃないのか?・・・」
1号 「行くか?」
2号 「うん!!」
1号 「よぉ~し・・・行くぞ!!」
2号 「おぉっ!!」
ダブルライダー「とおっ!!」
ダブルライダー「おわぁっ!?」・「うわっ!?」
1号 「・・・良し!!出られたぞ!!・・・ここは海岸か?」
2号 「本郷!!あそこだ!!」
1号 「うん?」
空間の中の裂け目に飛び込んだダブルライダーは海岸の近くの崖に着地し、周辺を見渡す。探し人達を先に見つけたのは2号のようで、1号を呼び、二人は目的地と探し人を目視で捕らえ二人は頷き、崖から飛び降り着地すると同時に駆け出す
苺鈴 「ぐぅっ!?・・・ぁっ・・・ぅぅっ・・・」
ディケイド「『苺鈴』ちゃん・・・あなたに恨みは無いけど、邪魔をするなら例えあなたでも容赦しない」
苺鈴 「なっ・・・何で・・・わ・たしの・・・名前を?」
ディケイド「せめて一撃で眠らせてあげる」
ブリジット・エール「ダメェェェッーー!!」
ディケイド「ふんっ!!」
ブラック・ホワイト「危ない!!」
4人 「あぁっ!?」
なぎさ・ほのか「くぅっ・・・」
エール「なぎささん!!ほのかさん!!大丈夫ですか!?」
ブリジット「何て人なんですか?隙が無い!?」
ディケイド「そこで見てて。いくら頑張っても、絶対的な力の前ではどんな事をしてあがいても無駄で、最後には絶望するしかないってところを・・・」
なぎさ・ほのか「苺鈴・・・っ」・「苺鈴さん・・・ぅっ」
エール「やめてぇぇっーー!!」
ディケイド「ふっ!!」
1号 「待てぇぇーー!!」
1号が大声で叫ぶと、その声を聴いたディケイドを含めた一同はライダーの方へと視線を移す。そのため剣は苺鈴の首元で寸止めとなり、走っているはずなのに何故だかゆっくりと駆け寄っているかのように見えているが確実にエール達の方へと進んでくる二人の仮面ライダーの姿になぎさ・ほのかはまるで「奇跡が起きた」とでも言わんばかりの顔をしてその表情は明るかった
なぎさ「ライダー!!」
ほのか「ぁぁっ!!」
ディケイド「・・・ふんっ!!」
エール「あっ!?」
ライダー「とおっ!!」
キュアディケイドは苺鈴をエール達の方へと放り投げ、ダブルライダーは回転ジャンプでエール達を飛び越え着地すると同時に二人で投げられた苺鈴をうまくキャッチする。首の締め付けが急になくなったことによってせき込む苺鈴をダブルライダーはやさしく、しかしがっしりと支えていた
1号 「大丈夫か!?」
苺鈴 「けほっ!!げほっ!!けほっ!!・・・ぇっ?・・・」
1号 「よく頑張ってくれた!!」
苺鈴 「仮面・・・ライダー?・・・」
2号 「後は俺達に任せるんだ!!」
苺鈴 「あっはい!!」
2号 「本郷」
1号 「おぉ。君達はプリキュアか?」
エール「あっはいそうです!!」
2号 「すまないが、この子を頼む!!さぁ行くんだ」
苺鈴 「あっはい!!」
首を絞められていたことにより意識がもうろうとしていた苺鈴であったが、新鮮な空気を吸えたことによって視力も戻りだし、輪郭もはっきりと見えた時に視界に入ったのは至近距離での仮面ライダー1号と2号の顔であった。なぎさ・ほのかから『仮面ライダーは実在する』という話は聞いていたが、それでも幻だと思っていた存在がまじかにいるという事実に頭が追い付かなかったが、同時に興奮もしていた。憧れのヒーローが目の前にいるのだから・・・
そして1号はエール達がなぎさ・ほのか同様『プリキュア』なのかどうかを確認すると、苺鈴を託し、ゆっくりとキュアディケイドへ向かって歩き出していく
ディケイド「・・・・・・」
ライダー「・・・・・・」
ディケイド「ふんっ!!」
1号 「とおっ!!とおっ!!」
ディケイド「うっ!?・・・ふんっ!!」
2号 「とおっ!!とおっ!!」
ゆっくりと近寄ってくるライダーを迎え撃つため、1号に剣を振り落としたが、振り落とされた剣の背をチョップで叩き落し勢いを上げて剣の軌道をずらしてカウンターで左フックのパンチを叩き込む。軽く後ろに下がってしまったディケイドは今度は2号めがけて剣を右上斜めから振り落とすが2号は左足を軸に右足を振り回し剣をはじき、そのまま右足でディケイドの腹部に蹴りを放つ。それもまともに受けたディケイドは蹴られた腹部を押さえながら後ろに下がってしまう。下がったディケイドは歯を食いしばりながらライダー1号・2号を睨みつける。
エール「すごい・・・」
苺鈴 「あれが・・・本物の『仮面ライダー』・・・」
なぎさ「そう・・・あれが『本郷 猛』さんと『一文字 隼人』さんだよ」
苺鈴 「本当にいたんだ・・・んっ?」
ライダーとディケイドの戦いを見ていた一同はディケイドの背後から魔法陣が現れるのが見え、その中から数体の異形の怪人達とその先頭にいた民族衣装のような物を着た一人の女性が姿を現すのが視界に入り、それらがディケイドの周りに集まっていくのであった。それらの怪人達を見てその正体にいち早く気付いたのは苺鈴であった。
異形の怪人は鬼のような二つの顔とこん棒・GODと刻印された丸い盾を持った者・昆虫であるゲンゴローが人間サイズになった者・鱗(うろこ)がまるで鋼鉄(こうてつ)で覆(おお)われたワニ・そして鋭利(えいり)な刃物を両腕に備えた真っ赤な豹(ひょう)と大砲を背負った亀であった
エール「何あれ!?」
ブリジット「あれ?あの怪物達どこかで見たようなぁ~・・・」
なぎさ「また『ショッカー』の怪人!?それとも『ゲルショッカー』!?」
ほのか「どうかしら・・・見たところトカゲロンとかガニコウモルとかとも雰囲気が違うような気がするけど・・・」
苺鈴 「何であいつらがこんな勢ぞろいしているのよ!?」
なぎさ「苺鈴あいつら知ってるの!?」
苺数 「えぇ。左から『Xライダー』が戦った『GOD』の『ヘラクレス』!!」
ヘラクレス「ふっふっふっ・・・」
苺鈴 「『アマゾンライダー』が戦った『ガランダー』の『ゲンゴロー獣人』!!」
ゲンゴロー獣人「コォォッ~~!!・・・」
苺鈴 「『ストロンガー』が戦った『ブラックサタン』の奇怪人『ワニーダ』!!」
ワニーダ「ワァッ!!・・・」
なぎさ「あっ!!あいつらはわかる!!『ショッカー』の『ジャガーマン』に『カメストーン』!!」
苺鈴 「いいえ違います!!あれは『V3』と1号・2号が戦った『デストロン』の『ハサミジャガー』に『カメバズーカ』!!」
ハサミジャガー「シザァァ~ス!!」
カメバズーカ「ズズゥゥゥカァァッ~~!!」
ほのか「『ハサミジャガー』に『カメバズーカ』!?」
なぎさ「あの時、私達が戦ったのってジャガーマンとカメストーンじゃなかったんだ!?」
ほのか「あの時・・・『ヘルショッカー』が活動していた時にはすでに『デストロン』も動いていたのね・・・」
苺鈴が怪人達の解説をして、それに対して律儀に答えるかのように呼ばれた怪人達もそれぞれ固有の語尾とアクションを取る。どうやらなぎさとほのかは『ハサミジャガー』と『カメバズーカ』とは違う怪人と勘違いしてはいたが面識はあったようだった。もっとも向こうはその時の個体なのかは不明ではあるが・・・
そして、民族衣装の女性だけは正体がいまいちわからずただ見たことがあるようで「誰だったっけ?」とうねっていた・・・
ディケイド「・・・スミロドーン・・・何の用?」
スミロドーン(人)「命令があったのだ。お前を援護するようにとな」
ディケイド「余計な事を・・・」
スミロドーン(人)「例え別の世界のライダーやプリキュアであったとしても奴らの存在は許せん。奴らを倒すことは我々にとっても意味があるのだ!!」
ディケイド「勝手にすれば」
スミロドーン(人)「無論そのつもりだ」
敵の会話が聞こえたのか苺鈴は『スミロドーン』という名前が引っかかったようでそれ名前をつぶやきながら記憶を引っ張り出そうとさらに頭をうならせる・・・
するとスミロドーンと呼ばれた女性の事をようやく思い出したようで正体を語りだしていった
苺鈴 「思い出した!!あの人も『デストロン』の改造人間。牙一族の魔女『スミロドーン』よ!!」
ほのか「『牙一族』!?」
苺鈴 「はい!!V3を加えた3人ライダーと互角に渡り合った強敵です。あんなのまで出てくるなんて・・・」
ほのか「3人ライダーと互角・・・」
戦闘員一同がダブルライダーに向かって武器を構えながら向かって行くが、戦闘員達とライダーの間に突如苺鈴が割り込み向かってきた先頭にいた戦闘員の一人をなぎ倒し、他の戦闘員達は一度動きを止めてしまう・・・
そんな苺鈴の左右になぎさ・ほのかも並び立ち、ゆっくりと戦闘員達の群れに向かって行き、ダブルライダーはそんな自分達二人よりも小さく・脆(もろ)いはずなのに頼もしく感じさせる3人の後姿を見つめる・・・
3人 「・・・・・・」
1号 「君達・・・」
2号 「・・・・・・」
スミロドーン(人)「やれ!!」
スミロドーン(人)の号令と共に戦闘員一同は苺鈴・なぎさ・ほのかの3人に向かって行き、3人もそれを迎え撃っていく・・・
苺鈴 「とぉっ!!ふっ!!・・・」
なぎさ「ふっ!!だぁっ!!ふっ!!」
ほのか「・・・・・・」
スミロドーン(人)「・・・・・・」
ほのか「ふんっ!!うっ!?」
GOD戦闘員A「ヂィッ!!」
ほのか「うっ!?ぐぅっ!?でぇい!!ふぅぅ~ん!!・・・」
向かってきたゲルショッカー戦闘員Aに苺鈴は左蹴り放ち、ゲルショッカー戦闘員Aは後ろに下がっていき、更に迫ってきていたガランダーの黒従者には右拳を一発頭部に叩き込み倒す。
なぎさの方ではデストロン戦闘員二人の同時に突き出した槍を左右の脇腹で挟み、両手で押さえ右蹴りで左側にいた戦闘員を蹴り上げ、右側にいた戦闘員には右側の戦闘員が持っている槍を振り回して、転倒させる・・・
ほのかは戦闘員達に混ざって向かってきたスミロドーン(人)と対峙し、スミロドーン(人)がほのかに両腕を広げて威圧感を出しながら迫る・・・ほのかは反撃に右フックを繰り出すが、一歩下がる事で避けられ逆に後ろを取られ羽交い絞めを決められ、待ち構えていたGOD戦闘員Aが槍を刃が無い方に向け、そこでほのかの腹部に2発も突きを放つが、ほのかもそれに反撃して、右蹴りをGOD戦闘員Aの腹部に決めGOD戦闘員Aは倒れる。それと同時にほのかは背後にいるスミロドーン(人)を振りほどくために体をねじり見事引きはがすことに成功するのであった
GOD戦闘員B「ヂィッ!!」
ほのか「ふっ!!でぃっ!!」
GOD戦闘員B「ヂィィッ~!?」
なぎさ「ふっ!!ふっ!!ふっ!!」
ショッカーベレー帽戦闘員A「アァァ~!?」
ガランダー従者A「ヒョォォ~ゥ・・・」
ブラックサタン戦闘員A「・・・・・・」
苺鈴 「ふっ!!はぁっ!!」
スミロドーンを追うほのかの横からGOD戦闘員Bが槍を突き出すが、それを咄嗟に掴み逆に空いた腕で頭部を殴りGOD戦闘員Bは倒れる。
なぎさは右→左→右フックの順でショッカーベレー帽の戦闘員Aの頭部を攻撃していき戦闘員は倒れる。
苺鈴の攻撃を受けたガランダー黒従者Aは倒れ、その背後から迫るブラックサタン戦闘員Aには右チョップで構えられた腕をはたき落とし、左蹴りで倒す。
3人は手負いでしかもなぎさ・ほのかはプリキュアになっていないと戦闘力はハッキリ言ってサイクロードを装備していない苺鈴よりも格段に下だと言っていいほど低く、その状態にも関わらず戦闘員軍団には全く引けをとらない素晴らしい戦いを見せていた・・・あらかた戦闘員軍団を片付(かたづ)けた3人は残ったスミロドーン(人)に向かってゆっくりと扇形(おうぎがた)のような広がりを展開し、囲む。角度定規で見ればスミロドーンを中心にほのかの位置を0度・苺鈴は約30度・なぎさは約60度の位置にいる感じだ・・・そしてこれから3人対スミロドーン(人)の戦いが本格的に始まっていくのであった
ディケイド「無駄な事は辞めたら?どうせ最後には何もなくなる・・・」
なぎさ「あっ!?・・・ディケイド!!あんたが何なのか知らないけど、私達は絶対勝つ!!」
ほのか「世界にあなたたちのような悪が栄(さか)えることはないわ!!」
苺鈴 「仮面ライダーやプリキュア・・・スーパーヒーロー達がいる限り、あなた達の思い通りには絶対させない。させるもんですか!!」
なぎさ「プリキュアとライダーだけじゃないよ!!」
苺鈴 「ぇっ?」
ほのか「苺鈴さん・・・あなたも含めてよ?」
苺鈴 「・・・えぇ!!」
ディケイド「忠告は素直に聞いた方がいいと思うけど・・・」
スミロドーン(人)「・・・・・・」
スミロドーン「ヌフォォォォッ~~!!ファッ!!ヌフォォォッ~~!!」
スミロドーンは人間体から原始タイガーの怪人へと姿を変え口を一度隠し、口を開くと火炎放射を放ちなぎさ・ほのか・苺鈴を襲う。それをぐるぐる回りながら回避していき苺鈴はなぎさ・ほのかと目を合わせ頷くと苺鈴・なぎさとほのかのコンビで左右に分かれてスミロドーンの炎をかいくぐり、なぎさ・ほのかはお互いの手を繋ぎ出す。
なぎさ・ほのか「デュアル・オーロラ・ウェェッーーブ!!」
スミロドーン「ファッ!?ヌフォッヌォッ!?」
苺鈴 「あんたの相手はこっちよ!!」
スミロドーン「ヌフォォォッ~~!!」
なぎさ・ほのかは突然叫び出し、二人は虹色の光に包まれる。スミロドーンは二人に向けて再び火炎放射を放とうとしたが苺鈴の冷熱ハンドの炎に怯(ひる)み阻止され今度は苺鈴へと標的を変え火炎放射を放つ。それを炎を出すのを中断して空中高くジャンプすることで回避して同じく空中に跳んでいたキュアブラック・キュアホワイトと並んでいた。
苺鈴「とおっ!!」
ブラック「だぁっ!!」
ホワイト「ふんっ!!」
苺鈴「・・・・・・ぅっ!?」
スミロドーン「フォァッ!!」
ブラック「ふんっ!!・・・・・・だぁっ!!」
苺鈴・ブラック・ホワイトの順番で空中で一回転して苺鈴が着地し、振り返るとその左右にブラック・ホワイトが駆け寄り、苺鈴を先頭に向かってくるスミロドーンへと対抗していく
向かってきた苺鈴の腹部を蹴り、それによって横へと転倒した苺鈴の後ろに続いていたホワイトは左腕をふるい攻撃を仕掛けたがそれを頭を下げることで回避してホワイトをすり抜けたスミロドーンをブラックはスミロドーンの右腕を掴みハンマー投げのように回しだし勢いをつけて放すと同時に数センチ単位のジャンプキックを放つがそれを側転することでよけ、三人は再びスミロドーンを三角形の形で囲み、スミロドーンが移動するたびに一定の距離を保ちながら三人もその分移動する。
ディケイド「行け!!」
スミロドーンの援護に向かわせようと怪人達に号令をかけると他の怪人達も動き出すが、それと同時にエール達も怪人達の壁になるように立ちふさがる
エール「3人の邪魔はさせない!!」
ブリジット「私達が相手です!!」
エールは奇怪人ワニーダ・アンジュはゲンゴロー獣人・エトワールはヘラクレス・マシェリとアムールはハサミジャガーとカメバズーカと戦い始める
ディケイド「仕方がない。私が・・・」
1号 「俺達が相手だ!!」
ディケイド「あなた達か・・・」
ブリジット「仮面ライダー!!私も戦います!!」
2号 「良し!!」
1号 「行くぞ!!」
ディケイド「来いっ!!」
ライダー1号・2号とブリジットはキュアディケイドと対峙し、それぞれの戦いが始まった・・・
苺鈴 「はあっ!!」
ホワイト「ふっ!!」
スミロドーン「ヌフォッ!!」
ホワイト「うっ!?」
ブラック「だあぁっ!!」
緩やかな坂でスミロドーンを囲む三人は、まず苺鈴が後ろから飛び蹴りを放ち、スミロドーンはしゃがんで避けそのままホワイトも後ろから右正拳突きを放つが、それを後ろから掴まれそのままスミロドーンを通り越して正面に転倒してしまう。そのまま間髪入れずにブラックがスミロドーンに飛びつき、スミロドーンごと坂を転がりながら下っていく・・・
ブラック「・・・ふんっ!!」
スミロドーン「ヌォッ!?・・・フォッ!!」
ブラック「うっ!?」
スミロドーン「・・・・・・フォッ!!」
ブラック「うっ!?」
苺鈴・ホワイト「はぁっ!!」
坂を降(くだ)って行ったブラックとスミロドーンはまずブラックが馬乗りになりスミロドーンの顔面を一発殴り、今度はスミロドーンが馬乗りになった状態でブラックの顔面を殴り、無理やり立ち上がらせ更にブラックの頭部を右フックで殴りブラックは背を向けながら反動で進んでしまう・・・しかし、間髪入れて苺鈴が右足を・ホワイトが左足を出して同時に蹴り込むがしゃがみこんでそのまま前転する事で回避してやり過ごす
苺鈴 「ふんっ!!ふんっ!!・・・ふんっ!!」
スミロドーン「・・・ヌフォォォッ~~ン!!」
苺鈴 「うわぁっ!?」
ホワイト「ふんっ!!くぅぅっ~・・・・・・ふんっ!!」
スミロドーン「・・・・・・ファッ!?・・・ヌフォォォッ~~・・・・・・」
3人 「うっ!?くぅっ・・・」
振り返り、スミロドーンに向かって苺鈴はスミロドーンの頭部に左右フックを2×2発撃ちこんでいくが、反撃にスミロドーンからも2×2発の左右フックを受けてしまい転倒する・・・
ホワイトがスミロドーンの腹部に飛びつきしがみつくと、ホワイトはスミロドーンを空中に放り投げ、スミロドーンは反転して近くの草むら付近に落ち、すぐ後ろの茂みに身を隠し、3人がそれを追いかけると茂みから火炎放射が3人を襲いそれが止むと同時にスミロドーンは再び姿を現し、3人を襲う・・・・・・
いつの間にか場所は変わり、どこにそんな時間があったのかスクラップ工場の廃車置き場。エトワールはヘラクレスとGOD戦闘工作員との戦いを繰り広げていた・・・
戦闘員A「ヂィッ!!」
エトワール「ふっ!!ふんっ!!はあっ!!」
戦闘員B「ヂィッ!!」
エトワール「ふぅんっ!!はぁ!!」
戦闘員B「ヂィッ~!?」
戦闘員Aが『GOD』と刻印されている槍を突き出すが、エトワールは切っ先の無い棒の個所を掴み蹴り→頭部へのパンチをカウンターで繰りだし戦闘員Aは転倒する。そして戦闘員Bがすかさず迫ってきたが、突き出された槍を掴むと同時に奪い取り、1~2回振るい切っ先の無い方で戦闘員Bの腹部に突き出し戦闘員Bも倒れる
ヘラクレス「プリキュア!!」
自分を呼ぶヘラクレスの声に反応して振り返って見ると、ヘラクレスは廃車を頭上高く持ち上げており、今にも自身の方へと投げ飛ばされそうな雰囲気であった。その嫌な予感が的中し、車を投げ飛ばされるが側転して回避しダメージは無い
ヘラクレス「うわぁっ!!」
エトワール「ふっ!!ふっ!!ふっ!!」
ヘラクレスは駆け出して一気にエトワールとの距離を詰めこん棒を振るっていき、エトワールはそれを回避していく
エトワール「はあっ!!ふんっ!!」
ヘラクレス「・・・うわぁっ!!」
エトワール「ふっ!!」
エトワールはヘラクレスに飛びつき、へラクレスの盾を奪い取る。そしてヘラクレスはこん棒を再びふるうがエトワールは奪った盾で防御するが、エトワールも『力』のプリキュア。硬い盾にエトワールの力・こん棒にヘラクレスの腕力の二つの力がぶつかり合い、互いに反動で一歩後ろに下がりながら一回転して、また互いにこん棒と盾がぶつかると、また同じ動きになる
ヘラクレス「噛み殺せ!!毒グモ!!」
エトワール「なっ!?ふっ!!」
ヘラクレス「ほれっ!!」
エトワール「ふっ!!」
ヘラクレス「それっ!!ほいっ!!」
エトワール「スタァァースラッシュ!!」
ヘラクレスは懐から毒グモを一匹取り出し、それをエトワールに投げるが盾で防ぎ、大きいクモの姿に思わず盾をその場に捨て、ヘラクレスはその辺にあったタイヤを投げつけてくる。
何発か避けると『スタースラッシュ』を放ちタイヤが切り裂かれ残骸がヘラクレスの足元に落ちていき、両者は再び睨み合う
アンジュ「ぅっ!?・・・」
ゲンゴロー獣人「コォッ!!」
アンジュ「ふっ!!」
ゲンゴロー獣人「コォォッ!!コォォッ!!コォォッ!!」
アンジュ「ふっ!!やあぁぁっ!!」
エトワール同様いつの間にか林に場所を移し、アンジュはゲンゴロー獣人と交戦していた・・・
転倒し、中腰で立ち上がるアンジュに左腕をふるい攻撃を仕掛けるゲンゴロー獣人であったが、それも避けられ更に繰り出された攻撃をミリ単位で避けていき、3回目の左腕振るい攻撃の際に左腕を掴み、背負い投げの体制に移り、ゲンゴロー獣人を背負い投げする
ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!・・・・・・コォッ!!」
ゲンゴロー獣人は一度右腕を引き、一気に突き出すと右腕から刃物が飛び出し、アンジュは咄嗟に体をそらして回避するが、アンジュの後ろの木がきれいに切り裂かれてしまい、二つになってしまう。それだけ今飛び出した刃物の切れ味が鋭いという事である証拠だ。警戒を強め再びゲンゴロー獣人に対してアンジュは構える
ゲンゴロー獣人「・・・コォッ!!」
アンジュ「フレ!!フレ!!ハァァート!!・・・フェザァァーー!!」
ゲンゴロー獣人の右腕から飛び出した刃物を時には防御技として使用する『ハートフェザー』で防ぎ、その強度にゲンゴロー獣人も思わず2~3歩後ろに下がり構え直し、小さいいや本来のサイズのゲンゴローを手に乗せていた
ゲンゴロー獣人「行け!!我が分身『ゲンゴロー』よ!!」
ゲンゴロー獣人は手に乗せていた分身体のゲンゴローを飛ばし『ハートフェザー』に取りつかせると爆発しその衝撃でアンジュは転倒し、その隙を狙ってゲンゴロー獣人は追撃に出る
ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!」
アンジュ「ふっ!!・・・ふっ!!はあっ!!」
ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!」
アンジュ「やあっ!!」
右腕を振るうゲンゴロー獣人の攻撃をアンジュは前転する事で避け、振り返ると同時に立ち上がり右→左蹴りを放ち、ゲンゴロー獣人も再び右腕を突き出して反撃に出るが、その右腕を掴まれ背負い投げをお見舞いされる
ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!・・・・・・コォッ!!」
アンジュ「ふっ!!・・・ぅっ!?」
ゲンゴロー獣人は構え、右腕を一度引っ込めて一気に突き出すと、また刃物を投げ飛ばしアンジュを襲う。ジャンプして一気にゲンゴロー獣人に飛びかかろうとしたアンジュであったが2発目の刃物の直撃を受けてしまい地に倒れてしまい動かなかった・・・
ゲンゴロー獣人「コォォ・・・」
アンジュ「ふっ!!」
ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」
アンジュ「やあぁぁっー!!」
ゲンゴロー獣人「コオォォッ~~!?」
動かないアンジュに近寄るゲンゴロー獣人であったが、距離が近づきアンジュはゲンゴロー獣人の腹部に蹴りを一発入れる。どうやら刃物がぶつかる直前に腹部に手を添えて小さい『ハートフェザー』を展開させ防ぎ、『死んだふり』で油断を誘ったようだ。流石は役者といったところであろう・・・
不意打ちに痛い一撃を受けたゲンゴロー獣人は次のアンジュの行動に対処できずに、2メートルほどジャンプしたアンジュの空手チョップを頭部でまともに受けてしまい頭を抱えていた
エール「ふっ!!ふっ!!はあっ!!」
ブラックサタン戦闘員A「ニュゥゥ~!?」
エール「ふっ!!だぁっ!!」
ブラックサタン戦闘員B「ニュゥゥ~!?」
エール「奇怪人ワニーダ!!皆の所には行かせない!!さぁ掛かって来なさい!!」
エールは浜辺で戦っておりブラックサタン戦闘員数名が取り囲んでいたが、左にいた者を右フックで・右にいた者を左フックで倒し、最後に正面にいた戦闘員Aを右正拳突きで倒し、戦闘員Aは吹き飛ぶ。
更に迫ってきていた戦闘員を右フックで倒し、そのまま別の戦闘員Bに右蹴りを放ち戦闘員Bは砂地に体が埋もれてしまう
そして戦闘員Cの腕を組み、無理やり戦闘員Cの腕を戦闘員Cの背中に引き寄せ盾にするかのようにエールは奇怪人ワニーダと向き合う・・・ワニーダに向けて戦闘員Cを突き飛ばしワニーダは戦闘員Cを「邪魔だ!!」と言わんばかりに弾きエールに向かって鋭い口ばしで噛み殺そうと駆け出してくる・・・
エール「ふっ!!ふぅぅぅっ~~!!」
ワニーダ「クワァッ!?」
突っ込んできたワニーダの尖った口を掴み、そのまま数歩口を掴んだまま砂場を走るエール・・・力任せに振り切り、エールの手がワニーダの口から離れると、エールは一瞬よろけるが、すぐに構え直しワニーダと対峙する
ワニーダ「クワァッ!!」
エール「ふんっ!!ぅぅっ・・・」
ワニーダ「クワァ~・・・」
エール「ふっ!!はあっ!!」
ワニーダ「ワァッ!?・・・クワァッ~!!クワァッ~!!クワアァァッ~~!!」
エール「ふっ!!てやっ!!」
ワニーダから仕掛け、エールはワニーダと両手で組合い力比べが始まるが、数秒続いたその力比べはエールが突如両足を浮かせワニーダの腹部にドロップキックを放ちワニーダが数歩後ろに下がってしまった事で中断され、エールは砂地に背を付けてしまう
ワニーダは蹴られた個所を押さえながらその場で回転し、遠心力も加えた尻尾攻撃を3回放ち、1~2発はそのまま転がる事で回避し、最後の3発目は左→右足で迫る尻尾を蹴り上げ、ワニーダは後ろにジャンプして一度距離を取る
ワニーダ「行くぞぉ~~!!」
ワニーダは再びエールを噛み殺そうと突進して口を向ける。エールはそれを再び受け止め数秒間また硬直が続く
エール「ふっ!!ふんっ!!・・・だあっ!!」
ワニーダ「クワァッ!?」
エール「ふぅぅっ~~ん・・・はあぁっ!!」
ワニーダ「ワアァァッ~~!?」
エールは左手でワニーダの口を掴み押さえ、右拳をワニーダの腹部に2回叩き込み、3発目には顎(あご)を狙ってアッパーを繰り出す。その衝撃には思わず何故か頭を抱えながら痛み出し、エールはその隙を狙って手首に装着されているチアのポンポンをリストバンドにしたようなブレスレットがエールの右拳にチアのポンポンの形状をしたエネルギー体をまとわせワニーダの頭部に叩き込みワニーダは転倒する
エール「ふっ!!」
転倒して、少し距離が空いたワニーダに向かって駆け出していくエール・・・起き上がったワニーダは左足を上げ、蹴りを放つがエールはそれを右手ではたき落とすが更にワニーダの攻撃は続く
ワニーダ「クワァッ!!」
エール「うっ!?・・・」
ワニーダ「ワアァァッ~~!!」
エール「ぐぅっ!?・・・ぅぅっ・・・」
ワニーダ「行くぞぉぉ~クワアァァッーー!!」
蹴りを防がれたワニーダは体をよじり尻尾をふるいエールは左から尻尾攻撃を受け反動で体が回転しながら数歩右に進み、今度は逆方向から体を一回転させ、遠心力を加えた尻尾攻撃をぶつけエールは転倒してしまう・・・何とかすぐ立ち上がったエールに向けて今度は高速回転しながら尻尾を振り回し、その威力を上げていく・・・
エール「はぁっ!!・・・・・・フラワァァーシュート!!」
エールは尻尾がぶつかる寸前に後ろに向けてワニーダの方を見ながらジャンプして距離を取り、『フラワータクト』と呼ばれる杖を取り出しパップルオシマイダーにも放った花びらの形状をしたエネルギーを放つ技『フラワーシュート』を放つが、攻撃は尻尾の前に弾かれ「嘘っ!?」と技が効かなかった事に一瞬動揺を見せる
ワニーダ「そんな物が効くかぁ~!!」
エール「どうすれば・・・ぁっ!?そうだ!!・・・フラワァァーーシュート!!」
ワニーダ「クワァァッ!?」
回転しながら「効かない」と叫ぶワニーダに対して攻略法を模索していたエールだが、高速回転するワニーダの足元に注目していると、ある考えが浮かび再びエールタクト構えフラワーシュートを今度は足元に放ちワニーダは思わず前から転倒する。足元を狙えばバランスを崩すと考えたようで、それが効いたようだ。しかも、ワニーダの足は見た処硬い鱗(うろこ)が無いのも重なったようだ・・・
ワニーダが立ち上がると同時にエールはワニーダに向かって行き、再び両者の戦いが始まってくのであった・・・・・・
次回『苺鈴と死を呼ぶトランプ(後編)』
この後10時5分に公開