カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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戦闘はこの話で終了です。最後まで楽しんでいただけたら幸いです。


『仮面ライダー対プリキュア』編 5話「苺鈴と死を呼ぶトランプ(後編)」

カメバズーカ「ズゥゥッッカァァッッーー!!」

 

エールと同じく浜辺でカメバズーカ・ハサミジャガーと交戦していたマシェリとアムール・・・アムールはカメバズーカと戦っておりカメバズーカは四つん這いになり体を固定して砲撃を放ちアムールを狙う・・・

 

アムールはそれを側転で何度も右へ左へ、また右へと繰り返し距離が縮まらない・・・

 

アムール「アムールロックンロォォール!!」

 

アムールは咄嗟に自分の『ツインラブギター』を取り出し固有技の『アムールロックンロール』を放つがカメバズーカも砲撃で応戦して、なんとアムールの技を一発の砲撃で貫き、アムールを襲うが、それも何とか回避し、カメバズーカを睨む

 

カメバズーカ「それで終わりか?次で死ねぇぇー!!」

 

アムール「それでしたら!!」

 

アムールは海へ向かって駆け出していきカメバズーカもアムールを「逃さまい」と砲撃をまた放つが、何とか着弾地点がズレて命中することは無く、アムールは海に飛び込み体が完全に海の中へと消えていく・・・カメバズーカも海の近くまで走りアムールを探すが見つからず数歩後ろに下がり腰を少しだけ曲げて待機していた

 

カメバズーカ「出て来たところを撃ち抜いてくれる!!」

 

数秒待てどもアムールは海上に浮上してこない・・・アムールは人間では無いとはいえ、いつまでも潜ってやり過ごすことは出来ないはず・・・カメバズーカは更に待ったが遂にその時が来た

 

カメバズーカ「むっ!?ズゥゥッッカァァッッーー!!」

 

数メートル離れた先で海上に飛び立つ水しぶきが一つ上がる・・・それを見た途端カメバズーカは構え砲撃を行い砲弾が飛び出した何か、恐らくアムールであろうモノに命中し、空中で爆散するのを目視で確認できたのだ

 

カメバズーカ「やったぞ!!キュアアムールの最後だ!!」

 

勝利を確信したカメバズーカは声高々(たかだか)に言い放ったがその直後、カメバズーカの背後の砂場から何かが飛び出し、それが空中にまで跳ぶ。それに気づき振り返るとそこにいたのはアムールであった

 

カメバズーカ「あらっ?」

 

アムール「アムールロックンロォォール!!」

 

カメバズーカに向けて再び『アムールロックンロール』を放ちそれはカメバズーカの背中の大砲の中に詰まりカメバズーカは背中に手を回すが届かず、苦悩していた

 

カメバズーカ「えぇい!!外れん!!」

 

アムール「計算通りです。その状態では無理に打てば自爆は間逃れません!!」

 

カメバズーカ「えぇいくそぉっ!!貴様どうやって後ろに回り込んだ!?」

 

アムール「私はアンドロイドですので、全身を高速回転させ、人間ドリルとして地中を掘り進む事が可能です」

 

カメバズーカ「そんなのアリか!?ではさっきの水しぶきは!?」

 

アムール「私の技です」

 

カメバズーカ「囮(おとり)だったのか!?くそっ!!」

 

アムールは海中で『アムールロックンロール』を放ちそれをカメバズーカに囮として放ち、カメバズーカかそっちに気を取られている隙に海中から全身を高速回転させ地中を掘り進みカメバズーカの背後を取り、カメバズーカの最大の武器である大砲を封じるため、再び技を放ちそれを大砲に詰まらせることに成功するのであった

 

カメバズーカ「というか貴様!!何でそんな機能が付いている!?」

 

アムール「私を作った製作者が言っていた覚えが薄(うっす)らあるのですが、『ドリルとロボットはロマンだ!!』とか言っていたような・・・」

 

カメバズーカ「薄らってお前・・・ロボットのくせに記憶力が悪いのか?」

 

アムール「行きます!!」

 

カメバズーカ「むっ!?」

 

アムール「ふっ!!」

 

カメバズーカ「・・・・・・」

 

アムール「ふっ!!」

 

カメバズーカ「・・・・・・」

 

アムール「ふっ!!」

 

カメバズーカ「・・・・・・」

 

アムール「ふっ!!」

 

カメバズーカ「ふんっ!!」

 

アムール「はぁ!!くっ!?」

 

カメバズーカ「ズゥッカァァッッーー!!」

 

カメバズーカに向かっていくアムールは右フックを頭部に向けて放つが、カメバズーカは当たる寸前に首を引っ込めまた出す。左フックを放つがまた首を引っ込めて拳が通り過ぎると同時にまた首を出す。更にまた右フックで頭部を狙うがまた首を引っ込めてかわされ、今度は左フックを胴体に放つがそれをカメバズーカは右手で掴み防ぐ。そして、アムールは右正拳突きをカメバズーカの腹部にぶつけるが、その甲羅の硬さには顔をしかめ、カメバズーカはショルダータックルを決めアムールは転倒してしまう

 

ハサミジャガー「シィィザァァァッ~~!!」

 

同じ頃、ハサミジャガーと戦っていたマシェリはハサミジャガーの繰り出す連続突きを後ろに下がりながら左右に体を動かして回避していく。やがて浜辺に不自然に存在しているマシェリの体がすっぽり隠れられるほどの大岩に背中が付くところまで下がってきてしまい、ハサミジャガーは刃物となっている両腕をクロスし、まさにハサミのような形にしてマシェリを狙うが、マシェリはそれを咄嗟に横に跳ぶことで回避して、難を逃れる

 

ハサミジャガーはそのまま大岩にクロスしたハサミをぶつけてしまうが、大きな火花を散らしながら綺麗な断面を作り、岩は二つに割れその様にはマシェリは背筋がぞっとしていた

 

マシェリ「ぞおぉぉっ~~!?」

 

ハサミジャガー「今度はお前がこうなる番だ。シザァァ~~!!」

 

マシェリ「ふっ!!ぬうぅぅっ~~!!・・・・・・マシェリポップ!!」

 

ハサミジャガー「んんっ!?シザァァース!!」

 

「次はお前だ」。その言葉を言い終わると同時に右腕を突き出すが、マシェリは突き出された右腕を掴み半回転して遠心力も加えてハサミジャガーを投げ、多少の距離を稼ぎマシェリは『ツインラブギター』を取り出しマシェリの固有技『マシェリポップ』を放って攻撃するが、振り返ったハサミジャガーは再びハサミをクロスして、その両腕を突き出し『マシェリポップ』までもを切り裂いてしまう

 

マシェリ「私の必殺技が!?」

 

ハサミジャガー「シザァァ~ス!!こんなものが通じると思っているのか?」

 

マシェリ「あのですね!?初めて放たれる技は有効打になるというのが大体のバトル物のお約束のはずですよ!?」

 

ハサミジャガー「そんな事知るものか。シザァァ~ス!!」

 

アムール「マシェリ!!」

 

アムールはマシェリの名を叫び、マシェリはアムールにへと顔を向け、カメバズーカと戦うアムールと目が合う。アムールの目を見た時、何かに気付いたようでマシェリは「分かりました」と言い、再びハサミジャガーと対峙する

 

マシェリ「行くのです!!」

 

ハサミジャガー「シィザァァァッーース!!」

 

ハサミジャガーはマシェリに向けて何発も左右の腕を突き出し刺殺しようとするが、すべて避けられハサミジャガーは攻撃パターンを変え腕をクロスさせてハサミの形にしながらマシェリを襲う・・・

 

カメバズーカ「ふんっ!!ふんんっ!!」

 

アムール「ぅぁ!?・・・くっ」

 

カメバズーカと交戦を続けていたアムールの方では、大砲を封じられたため肉弾戦となっておりカメバズーカはアムールの肩を掴み、拳を腹部に一発ぶつけ・両手で肩を掴み転倒させる。起き上がったアムールは膝立ちでカメバズーカを睨みカメバズーカは更に行動を起こす

 

カメバズーカ「ズゥッッカァァッッ!!」

 

アムール「はぁっ!!」

 

カメバズーカ「むっ!?」

 

アムール「ふんんっ!!」

 

カメバズーカ「おぉっ!?」

 

アムール目掛けて突進してきたカメバズーカの突進をジャンプでかわし、そのままカメバズーカの背後を取り、駆け出す。カメバズーカが振り返ると同時にアムールはカメバズーカに飛びつき、そのままカメバズーカを押し出していく・・・

 

ハサミジャガー「シザァァ~ス!!」

 

マシェリ「・・・・・・」

 

アムール「ぅぅぅっ~!!」

 

カメバズーカ「えぇぃ!!放せぇー!!」

 

ハサミジャガー「死ねぇーー!!」

 

アムール「今です!!」

 

マシェリ「ふんっ!!」

 

ハサミジャガーは執念深くマシェリを狙いハサミの形に腕をクロスさせた状態のまま追いかける。そしてアムールの叫んだ合図と共にマシェリはハサミジャガーの攻撃を側転で回避し、ハサミジャガーのハサミの向かう先は硬い甲羅、つまりカメバズーカの背中の甲羅であった。ハサミと甲羅・・・矛(ほこ)と盾がぶつかりハサミジャガーのハサミは火花を散らしながら酷い刃こぼれを起こし、カメバズーカの甲羅はひび割れが酷くなり両者は苦しんでいた・・・

 

アムールはカメバズーカの甲羅に直接攻撃を叩き込んでいたが手ごたえが無く、マシェリの方を見ると岩をも切断するハサミジャガーのハサミの切れ味を見て一つの手を思いつき、アムールとマシェリはアイコンタクトを取ってこの作戦を感じ取りマシェリはハサミジャガーを誘導し、アムールはハサミジャガーに比べて小回りが利いていないカメバズーカを移動させることにして同士討ちを計(はか)り、見事その作戦は成功して並んだ二人は拳の甲(こう)を軽く合わせ二大怪人を睨む

 

カメバズーカ「ぐぅぅ・・・こうなったら俺の中の砲弾を爆発させて、道連れにしてくれる!!」

 

自爆覚悟のカメバズーカとハサミジャガーはアムールとマシェリに向かってがむしゃらに走ってくる・・・二人は慌てる事も無くそれぞれ自身のミライクリスタルを指に挟んで構える

 

二人 「ツインラブギター!!・・・ミライクリスタル!!」

 

アムール「Ayouレディ?」

 

マシェリ「行くのです!!」

 

二人 「届け!!私達の『愛』の歌!!」

 

アムール「心のトゲトゲ!!」

 

マシェリ「ズッキュン撃ち抜く!!」

 

二人 「ツインラブ!!ロックビィート!!」

 

二体 「・・・辞めさせてもらいます」

 

アムール「愛してる!!」

 

マシェリ「センキュウッ!!」

 

二人の放った『ツインラブロックビート』はハサミジャガー・カメバズーカに命中し、二体は両手を合わせながらまるで浄化された時のオシマイダーのように「辞めさせてもらいます」と表情は変わらないが穏やかな雰囲気を醸(かも)し出しながらハートの背景の中で爆発を起こし、二体は爆死したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エール「フレ!!フレ!!ハァァート!!フォー!!ユゥゥッーーー!!」

 

ワニーダ「クワアァァァッーー!?」

 

アンジュ「フェザァァッーー!!・・・ブラスト!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォォッ~~!?」

 

エトワール「フレ!!フレ!!ハァァート!!スタァァーー!!」

 

ヘラクレス「うっふぅぅぅっぅっ~~!?」

 

エール・アンジュ・エトワールの三人はそれぞれ相手を吹き飛ばせるほどの衝撃も加えられる技を放ち、3大怪人は宙を飛び、浜辺に倒れ込みそれを3人は追ってきて並び立ち、吹き飛ばした怪人達を睨む

 

エール「行くよ!!」

 

アンジュ・エトワール「うん!!」

 

エール「エールタクト!!」

 

アンジュ「アンジュハープ!!」

 

エトワール「エトワールフルート!!」

 

3人 「心のトゲトゲ!!飛んでいけぇぇーー!!・・・プリキュア!!トリニティィーー!!コンサァァート!!・・・」

 

3体 「・・・辞めさせてもらいます・・・」

 

3人 「Hguっと!プリキュア!!エェェール!!フォー!!ユゥゥッーーー!!」

 

エールの号令と共に3人は固有武器である『エールタクト』・『アンジュハープ』・『エトワールフルート』を構え、楽器でもあるため綺麗な音を出しながら3人は構え、怪人達に向けて必殺技『プリキュア・トリニティ・コンサート』を放ち、怪人達は断末魔ではなく、これまたオシマイダーと同じように穏やかな顔をしながらハートの中で最後は爆発して3体は爆死するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Hguっと!プリキュア』がそれぞれ怪人軍団を退けた頃、苺鈴・ブラック・ホワイト対スミロドーンの戦いも佳境に差し掛かっていた

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~!!」

 

苺鈴 「くっ!?」

 

ホワイト「ふっ!!」

 

ホワイト・スミロドーン「・・・・・・」

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~!!」

 

ホワイト「ふっ!!ふんっ!!とぉっ!!とぉっ!!とおっ!!」

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~!!」

 

ホワイト「っ!?ぅっ!?・・・」

 

スミロドーンは苺鈴の頭部に左右フックを一回ずつ叩き込み、苺鈴は転倒する。苺鈴と変わるようにスミロドーンに飛びついたホワイトは坂を転がっていき、両者立ち上がると同時に構えスミロドーンは右正拳突きを放つが、ホワイトはそれを両手を正面で重ねて防ぎ、振り落とすと同時に右水平チョップを3発スミロドーンの胸部・首元に向けて放ちスミロドーンも反撃で右蹴りを一発。ひるんだホワイトの隙をつき更に左フックで攻撃し、ホワイトは転倒してしまう

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~!!ファッ!!ヌフォォォッーー!!・・・・・・」

 

ホワイト「ふっ!!ぅっ!?ふっ!!」

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~~!!・・・・・・」

 

ホワイト「うっ!?」

 

スミロドーンは一度口を手で隠し、離すと同時に口から火炎放射を放ちホワイトを襲う。何度か側転で回避して炎をやり過ごすが、スミロドーンは空中に高く跳び、ホワイト目掛けて急降下して、ホワイトの上に馬乗りになる形で着地する

 

ホワイト「うぅっ!?」

 

苺鈴 「・・・ふっ!!あぁっ!?」

 

ブラック「・・・ふんっ!!・・・ふぅぅっ・・・」

 

苺鈴 「はあっ!!」

 

ホワイト「てやっ!!」

 

ブラック「ふんっ!!だぁっ!!・・・だぁっ!!・・・だぁっ!!・・・だぁっ!!・・・はあっ!!だあぁぁー!!」

 

スミロドーンの側面から迫ってきた苺鈴は右正拳突きを放つが、それを掴まれ逆に投げ飛ばされ苺鈴は前転しながら転倒する。しかし間髪(かんぱつ)入れずにスミロドーンの背後からブラックが羽交(はが)い絞めを決め、ホワイトを救出・隙だらけのスミロドーンのボディーに苺鈴→ホワイトの順で蹴りを叩き込み、ブラックも羽交い絞めを解き、一回転させてスミロドーンの頭部を何発も左右フックを叩き込む。その数3×3+1となり、最後にスミロドーンごと空中に跳び1号・2号の技『ライダー返し』のプリキュア版『プリキュア返し』を決め、スミロドーンは背中から地面に激突する

 

ブラック「来なさい!!」

 

スミロドーン「ヌオォォッ!!」

 

ホワイト・苺鈴「てやっ!!」

 

ブラック「・・・とぉっ!!」

 

スミロドーン「グォォッ!?」

 

ブラック・ホワイト「ふぅぅ~ん・・・はぁっ!!」

 

苺鈴 「はあっ!!」

 

ブラック・ホワイト「・・・はあぁっ!!」

 

スミロドーン「・・・・・・」

 

苺鈴 「・・・うっ!?」

 

ブラック・ホワイト「うぅっ!?」

 

背中の痛みがあまりないのか、痛がる様子も見せずに追って来たブラックと対峙するスミロドーンであったが、高さはあまりないが崖から飛び降り距離をとろうとするが、飛び降りた先には苺鈴とホワイトが先回りしており、苺鈴は右腕を・ホワイトは左腕を伸ばしスミロドーンの腹部にぶつけるように配置して落ちてきた衝撃も加えた戦術を取り、ブラックも飛び降りそのまま倒れていたスミロドーンの体の上に着地して衝撃を加算して踏みつける

 

ブラックとホワイトがスミロドーンの両肩をそれぞれ掴み、同時に正面つまり苺鈴の方へと投げ飛ばし苺鈴はスミロドーンに蹴りを一撃放ち、それをまともに受けたスミロドーンは反動でブラックと・ホワイトの元へと戻ってきてしまい再び二人に掴まれたが、今度は空高く放り投げられ、海岸の岩ばかりの所の影に落ちてく・・・

それを追って来た3人は物陰から上がってきた火炎放射に怯(ひる)み、数歩後ろに下がってしまう

 

スミロドーン「ヌフォォォッ~~!!」

 

苺鈴 「やっぱり強い・・・」

 

ブラック「3人ライダーと互角に戦っただけの事はあるね?どうする?」

 

ホワイト「私達の力を一点に集める事が出来れば何とかなりそうなんだけれど・・・」

 

苺鈴 「私にも、お二人のような力があれば・・・」

 

ホワイト「『私達の力』・・・そうだ!!苺鈴さん。そのファイブハンドって確か『電気の力』も宿しているのよね?」

 

苺鈴 「えっ?えぇまぁそうですけど?」

 

ホワイト「すぐにそれに換装出来る?」

 

苺鈴 「出来ます!!・・・チェェ~~ンジ!!エレキハンド!!・・・・・・」

 

ブラック「でもホワイト。これでどうする気なの?」

 

ホワイト「私達『3人』の力を合わせましょう!!」

 

ブラック「分かった!!」

 

苺鈴 「えぇっ!?」

 

ホワイトの頼みで苺鈴はファイブハンドをエレキハンドへと換装を果たして、ホワイトの考えを悟(さと)ったのかブラックも迷う事無くホワイトに対して返事を返し、ちょっとついていけていない苺鈴は反応が遅れたが、お構いなしにブラックは苺鈴の右手を・ホワイトは苺鈴の左手を強く握りながら声を上げて叫び出す

 

ブラック「ブラック・サンダァァーー!!」

 

ホワイト「ホワイト・サンダァァーー!!・・・・・・プリキュアの!!美しき魂が!!」

 

ブラック「邪悪な心を!!打ち砕く!!・・・」

 

ブラック・ホワイト「ふんっ!!・・・」

 

苺鈴 「何!?・・・」

 

ブラック・ホワイト「・・・・・・」

 

スミロドーン「ヌオォッ!?」

 

苺鈴 「・・・これは?・・・」

 

ブラック「私達の力!!受け取って!!」

 

ホワイト「『仮面ライダー』を、そして私達『プリキュア』の力を信じてるあなたなら、この力・・・使いこなしてくれるって信じてる!!」

 

苺鈴 「プリキュアとライダーの『力』?・・・」

 

スミロドーン「ヌフォォォッ・・・」

 

ブラック・ホワイト「苺鈴!!」・「苺鈴さん!!」

 

苺鈴 「良し!!・・・・・・」

 

ブラックとホワイトは真ん中に苺鈴を挟んで二人の必殺技『プリキュア・マーブルスクリュー・マックス』を撃つ要領で『力』を集めるがその『力』を拳を強く握りしめ、目をつぶり・意識を集中させて溜めた力をエレキハンドを通じて苺鈴に流し込むのであった。

 

ホワイトは過去の世界で会得した技『電光プリキュアキック』の応用を思いつき、苺鈴に自分達2人の力を流し込み、その間苺鈴の体は虹色に光り、注入が終わるとファイブハンドにのみ虹色の光りが掛かり、苺鈴は光る両手を見つめるのであった

 

二人が苺鈴の名前を呼び、それに「良し!!」と応え、待ち構えているスミロドーンに向けて単身向かっていく

 

スミロドーン「ヌォォッ!!」

 

苺鈴 「ふんっ!!とぉっ!!」

 

スミロドーン「・・・・・・」

 

苺鈴 「とぉ!!とぉ!!とぉ!!とぉ!!とぉ!!とおっ!!」

 

スミロドーン「ヌオォッ!?・・・・・・ヌフォォォッーー!!・・・」

 

苺鈴 「ふっ!!・・・はあぁぁっ!!」

 

スミロドーン「オォォッ~!?」

 

苺鈴 「すごい・・・体中から力が湧いてくる?」

 

スミロドーンに向かって駆けていった苺鈴は岩陰から段差があり位置的に上半身だけをのぞかせていたスミロドーンの頭部に蹴り一発放ち、スミロドーンは転倒して苺鈴も段差から飛び降り、転倒したスミロドーンへ追撃に出る。3×3発の頭部に向けての左右フックで攻撃し、最後に一発を受けたスミロドーンは再び転倒して転がっていく・・・

 

すかさず立ち上がったスミロドーンは再び火炎放射を放ち、2~3歩分の距離を後ろに跳び引いて回避するが、苺鈴はその炎に向けて強く拳を握った右正拳突きを放つと、炎は掻き消え・スミロドーンは目の前の光景に目を疑っていた

 

スミロドーン「ヌオォォッ!!」

 

苺鈴 「ふっ!!・・・ふんっ!!・・・」

 

ブラック「はぁっ!!」

 

ホワイト「とぉっ!!」

 

ブラック「・・・・・・」

 

ホワイト「・・・・・・」

 

ブラック・ホワイト「苺鈴!!」・「苺鈴さん!!」

 

苺鈴 「とぉっ!!とぉっ!!・・・はあっ!!・・・」

 

スミロドーンは苺鈴に飛びつこうとしたが、咄嗟に体を伏せてそれを回避し、スミロドーンはただ苺鈴の上を通過して前転しただけとなり、苺鈴はすぐ立ち上がり・隙が出来たスミロドーンの首を腕を絡ませて締め付け、視線をブラックとホワイトに向ける

 

ブラックとホワイトは反転ジャンプで空中に高く跳び、着地すると同時に組体操のように腕で足場を作り苺鈴の名を呼ぶ。それに応えるように苺鈴もスミロドーンの頭部や肩に両手を握って拳を叩き落とす攻撃を掛け、ブラック・ホワイトの元に向かってその場で反転ジャンプで宙を高く跳び、組まれた腕の足場に着地する

 

ブラック「これで決めるよ!!」

 

苺鈴 「はい!!」

 

3人 「プリキュア!!コラボレーション!!パワァァーーー!!」

 

スミロドーン「・・・・・・ヌオォォッ~~!?ヌフォオォォッォッォォッ~~~~!?」

 

ブラックとホワイトは同時に力を籠め、苺鈴をスミロドーンに向けて投げ飛ばす。土壇場で完成させたこれが合体技『プリキュア・コラボレーション・パワー』であり、スミロドーンに向かっていく苺鈴も両腕をX字にクロスし、ファイブハンドも光を発しながら強烈な一撃をスミロドーンに叩き込み、一瞬画面が止まったが、その後スミロドーンは空高く吹き飛び、地に倒れ込みよろよろと立ち上がりながら叫び、次に地に倒れ込むとその瞬間大爆発を起こし3人はスミロドーンを倒す事に成功するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苺鈴・ブラック・ホワイトがスミロドーンとの戦いを終えて勝利を分かち合っていた頃、ダブルライダーとブリジット対キュアディケイドの戦いも終盤に差し掛かっていた・・・

 

戦況はダブルライダーがキュアディケイドを押していて、キュアディケイドが攻撃を仕掛ける度(たび)にブリジットはダブルライダーのサポートとして中距離からキュアディケイドの攻撃を妨害していき、キュアディケイドは思うように攻撃が通らない・・・因みにディケイドは『キュアラブリー』フォームの状態だ

 

1号 「ライダァーパァンチ!!」

 

2号 「ライダーチョォォップ!!」

 

ディケイド「くぅぅっ!?」

 

1号 「行くぞ!!」

 

2号 「応っ!!」

 

1号・2号「ふんっ!!とおっ!!」

 

ライダー1号が空中からライダーパンチを・ライダー2号は地上からライダーチョップを同時に放ち、ディケイドは剣を盾代わりにして防ぐがその衝撃がすさまじく、ディケイドは何歩も後ろに下がる。そのよろけた隙を最大の好機と見てダブルライダーは並び立ちそれぞれの決めポーズをとり、その場でジャンプする

 

ディケイド「くぅぅっ・・・ふっ!!なっ!?」

 

ブリジット「隙やりです!!」

 

ディケイド「しまった!?」

 

1号・2号「ライダァァーー!!」

 

ディケイド「んっ!?ピンキーラブ!!」

 

1号・2号「ダブルキィィック!!」 ・ ディケイド「シュュゥゥッーート!!」

 

ディケイドが体制を整え、反撃を仕掛けようと剣を振りかざした直後、剣に縄が絡まりキュアディケイドの手から離れてしまう。どうやらブリジットがロープアームで引ったくり、ディケイドの攻撃手段それと同時に防御手段を奪い、ディケイドが「ブリジットが奪った」という事に気付いた頃にはダブルライダーはすでに空中で1~2回回転した後、ライダーダブルキックの体勢をとられており、キュアディケイドは剣を取り戻している暇が無く、『ラブリー』フォームの状態のためキュアラブリーの必殺技『プリキュア・ピンキーラブシュート』を放ち、両者の距離がまじかに迫った瞬間だけスローモーションになり、キュアディケイドの技はダブルライダーのキックにぶつかりながら、光の粒子がダブルライダーに当たっていくがもろともせず、遂にライダーキックはピンキーラブシュートを貫通し、キュアディケイドに直撃する・・・

 

ライダーダブルキックが直撃したディケイドは空中で反転しながら吹き飛んでいき、崖にぶつかりそのまま岩陰に落ちて姿が隠れた処で爆発が起こる・・・

 

着地したダブルライダーの元にブリジットも並び立ち一同はディケイドが落ちた岩陰を睨みながらゆっくりと近づいていき様子をうかがっていたが、岩陰からなんとキュアディケイドが姿を現し、どうやらまだ倒せてはいなかったようだ

 

エール「みんなぁぁ~~!!」

 

ブリジット「エールさん!!」

 

3人がエールへと視線を向けた直後、キュアディケイドは痛みをこらえてプリチェンミラーに手を伸ばし一組のカードをセットして、衣装が変わった後すかさずパフュームを取り出しそれを自分に掛けると体が赤くなり、次の瞬間4人の目にすら捉(とら)えられないほどのスピードで動いたようでキュアディケイドは3人を通過して駆け寄ってきた3人に向かっていく・・・

 

アンジュ「うっ!?」

 

エトワール「うわぁっ!?」

 

エール「えっ!?うっ!?」

 

ディケイド「・・・・・・」

 

キュアディケイドの高速移動の絡繰(からく)りは『キュアブロッサム』の『ココロパフューム』によるものであり、ほとんど不意打ちに近い状態だったためアンジュ・エトワールは防御する間も無くディケイドの攻撃を受けてしまいそして手負いとは思えないほどの力でエールの首を片手で掴み、エールが反射的にディケイドの腕を掴んで身動きが取れなくなっていた隙にディケイドは何も描かれていない『プリカード』をエールの腰にある『プリハート』にかざすとプリハートから光の粒子がプリカードに向かって伸びていき数秒続くとプリカードに『キュアエール』の衣装が映し出されプリカードが完成する。それと同時にエールは『野乃 はな』の姿に戻り、キュアディケイドはプリカードを一見する

 

苺鈴 「ふっ!!」

 

ディケイド「ぁっ!?ふっ!!」

 

苺鈴はライダーキックの体制でキュアディケイド目掛けて攻撃を放ち、咄嗟に反応してはなを放して後ろに跳び引く事で回避する。キュアディケイドが離れた事ではなの両隣にブラックとホワイトが並び・前には苺鈴が立ちふさがりはなを守る

 

ディケイド「・・・・・・」

 

再び対峙する苺鈴を睨むキュアディケイドの背後からはダブルライダーとブリジットが、復帰してきたアンジュとエトワールそして、アンジュのそばに駆け寄ったマシェリ・エトワールのそばに駆け寄って来たアムールが、左右に展開して四方(しほう)を包囲して完全にキュアディケイドは逃げ道を塞がれており、しかもキュアディケイドは深手を負っている・・・完全に詰みである

 

アムール「あのカード・・・エールと同じ衣装が描かれています」

 

ホワイト「はなさん?もしかして?」

 

はな 「・・・・・・」

 

ホワイトの言葉の後、はなは言いたい事を察してかプリハートを取り出しミライクリスタルをセットしていつもの要領で変身する。するとキュアエールに変身出来、その姿にブラックとホワイト

そしてアンジュ・エトワール・マシェリ・アムール更にエール本人もホッとして、どうやら変身能力を奪われた訳ではないようで、変身は出来たが力は入らず、エネルギーを大きく消耗していて

戦闘は出来そうにも無かった

 

ブリジット「逃がしませんよ!!」

 

苺鈴 「囲んで一気に倒しましょう!!」

 

1号・2号「おぉっ!!」・「うんっ!!」

 

ブラックとホワイトはエールを守るために残り、他のメンバーはゆっくりとキュアディケイドを中心にして円を描くように回る・・・一同がまさに駆け出そうとしたまさにその瞬間、一同とキュアディケイドの間の空間を円を描き、一同を阻むように一枚のトランプが飛んできてそれが一同から少し離れた位置に刺さるとカードに描かれていたのはスペードのキングであり、数舜の間に通常のサイズから数カット使って高さ2メートルもある巨大なトランプへと代わり、そのキングの絵柄の正面から一人の男いや怪人が姿を現し不敵な笑いを響かせる

 

???「ふっふふふふ・・・」

 

ブラック「何あいつ?」

 

1号 「お前は!?」

 

苺鈴 「ゼッ・・・ゼネラルシャドウ!?しかも昭和の方!!」

 

エール「ジェネラルシャドー?」

 

ホワイト「苺鈴さんが知っている?・・・という事は苺鈴さんまさかあの怪人も!?」

 

苺鈴 「えぇよく知っているわ。仮面ライダーストロンガーが戦った『ブラックサタン』の雇われ幹部。でも正体は『デルザー軍団』の大幹部!!」

 

シャドウ「ほぉ~よく知っているな?流石は『李 苺鈴』と言ったところか?」

 

苺鈴 「えっ?・・・」

 

ブリジット「あの人、何で苺鈴さんの名前を?」

 

シャドウ「『李 苺鈴』だけではない。ライダーは勿論の事そこにるキュアブラックとキュアホワイトの事も知っている。流石にここにいる他のプリキュアの事は初めて知ったがな?そういえばお前は確か『サブルム帝国』のアサシンの『セリマ』?だったかな?」

 

ブリジット「なっ!?何で私の事まで!?しかも本名まで!?」

 

シャドウ「ふふふっ世界は無数にある。我々の情報網を甘く見ない事だな?それとキュアエールだったか?俺の名前は『ゼネラルシャドウ』だ。間違えないでほしいものだな?」

 

エール「えっ?あぁっその・・・ごめんなさい」

 

シャドウ「ふふふふっ人間素直な方がいいぞ?」

 

ブラック「それで?そのゼネラルシャドウが何の用!!あんたもさっきの怪人達みたいに私達に倒されに来た訳!?」

 

シャドウ「倒される前提で話さないでもらおうか?敵とはいえずいぶんと失礼(しつれい)な娘だな?」

 

ブラック「その・・・何かごめん・・・って!!謝ってる場合か!!皆!!行くよ!!」

 

シャドウ「まぁ待て。俺は戦いに来た訳では無い。提案をしに来たのだ」

 

2号 「『提案』だと?」

 

1号 「聞こうか?その提案を・・・」

 

シャドウ「あぁ。お前達が手を出さなければ俺とキュアディケイドはこのまま大人しく帰る。それでどうかな?」

 

エール「えっ!?帰るの!?」

 

シャドウ「キュアディケイドは目的を果たした。しかしそのために我々も貴重な怪人達をお前達に倒された。まぁ『痛み分け』という事でここは一つ、手打ちとしようではないか?」

 

ブラック「成程。それじゃあどうぞ・・・って!!そんな訳無いでしょ!!あんたも『ショッカー』みたいな秘密結社でしょ!?あんたをこのまま野放しにしてたらどれだけの人が被害を受けるか!!」

 

ホワイト「そうね・・・幸いにもキュアディケイドも手負い・・・戦えるのはあなただけ・・・これだけの戦力を相手にあなた一人で戦えるかしら!!」

 

シャドウ「ふむ。確かに俺でもこれだけの戦力を相手に無事では済まないだろうな?これはまさに特攻ものだな?」

 

苺鈴 「シャドウの特攻・・・」

 

ブラック「そんなの無駄!!私達全員の力を合わせればアンタなんて一捻りよ!!ホワイト!!皆!!」

 

ホワイト「えぇ!!」

 

苺鈴 「ちょっと待って!!」

 

ブリジット「苺鈴さん?」

 

ブラック「苺鈴?」

 

ホワイト「・・・・・・」

 

1号・2号「・・・・・・」

 

苺鈴 「その提案・・・乗らせてもらうわ」

 

一番に飛び出そうとしたエールを守っていたはずのブラックを呼び止め、苺鈴は何と折角の好機にシャドウの提案を受けると発言し、それには一同驚愕し、シャドウも「賢明な判断だ」と苺鈴の事を称賛している

 

アンジュ「苺鈴さん、どうして?」

 

エトワール「あいつも相当やばい奴なんでしょ?それなのにこんなチャンスを逃すなんて!?」

 

苺鈴 「確かにチャンスよ?でもゼネラルシャドウはそんなに生易しい相手じゃない・・・シャドウの全力は、パワーアップしたストロンガーを重症に追い込むほど・・・そんな相手の特攻覚悟の攻撃何てされたら・・・」

 

エール「されたら・・・どうなるの?」

 

苺鈴 「私達の誰かが・・・間違いなく『死ぬ』・・・」

 

エール「『死』・・・」

 

苺鈴の『死ぬ』発言に一同は息をのみ、シャドウへの警戒を強め、対するシャドウも不敵な笑いを響かせ、一同を見渡す。この場にいる中で唯一(ゆいいつ)ゼネラルシャドウの情報を持つ苺鈴の真剣な顔と声からして決して冗談の類(たぐい)でない事が伺えたことに迂闊(うかつ)な事が出来ないと判断したのだ

 

ブリジット「ライダー。どうしますか?」

 

1号 「・・・仕方があるまい」

 

ブリジット「と言いますと?」

 

2号 「俺達二人はともかく、ほのか達や君らの命には代えられない。それにあの黒髪の子が冗談を言ってるようにも思えないしな?」

 

ブリジット「悔しいですが、分かりました」

 

シャドウ「では交渉成立だな?自分で言うのもなんだが、こうも上手く交渉できるとは思わなかったな?」

 

苺鈴 「でしょうね?」

 

ディケイド「余計な事を・・・」

 

シャドウ「ほざくな。癪(しゃく)だがお前の力は重要な戦力だ。それをみすみす死なせる訳にはいかん」

 

ディケイド「・・・・・・」

 

シャドウ「そうだ。提案を快く受け入れてくれた礼にサービスだ。『李 苺鈴』お前の未来を特別に占ってやろう」

 

苺鈴 「私の未来を?」

 

シャドウ「俺の占いはよく当たるぞ?どうかな?」

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

ブラック「苺鈴!!行っちゃ駄目!!」

 

苺鈴 「ブラック・・・ホワイト・・・」

 

ホワイト「これはきっと罠よ!?人質にでもとられたら!?」

 

苺鈴 「多分大丈夫。ゼネラルシャドウはトランプ占いに関して嘘はつかないはず」

 

ホワイト「根拠は?」

 

苺鈴 「・・・あいつはかつて、まだストロンガーがブラックサタンと戦っていた頃、その時なら勝ち目が無かったはずのストロンガーを倒さなかった。ただシャドウの差し出して引いたトランプがストロンガーに運が味方しているって占いの結果が出ただけでね」

 

ホワイト「そんな事が・・・」

 

シャドウ「ほぉ~そんな事まで知っていたか?これは驚いた?」

 

苺鈴 「えぇ。それにシャドウはトランプ占いにはこだわりのようなモノも持ってる。だからきっと大丈夫。私を信じて」

 

ホワイト「・・・・・・」

 

ブラック「分かった。でも何かしようとしてきたら・・・」

 

ホワイト「私達は迷わず動く。それでいい?」

 

苺鈴 「えぇ・・・ありがとう私のわがままに付き合ってもらって?」

 

ブラック「気にしないで」

 

ホワイト「それじゃあ気を付けて」

 

苺鈴 「はい」

 

ブラックとホワイトそして二人の背後にいたエールに見送られながら苺鈴は一人ゼネラルシャドウに向かって歩いて行く・・・シャドウも両手にトランプの持ち、カードを切りながら苺鈴が来るのを待っている・・・両者の距離が2~3歩の距離にまで近づくとシャドウは扇形(おうぎがた)に広げた裏返しのトランプ53枚を苺鈴に差し出す

 

シャドウ「さぁ、どうぞ?」

 

苺鈴 「・・・何枚引けばいい?」

 

シャドウ「3枚引け」

 

苺鈴 「・・・緊張するわね?それに不謹慎だけど、ちょっと興奮もしてる」

 

シャドウ「ほぅ?それは意外だな?」

 

苺鈴 「なにせ本物のゼネラルシャドウに占ってもらえるなんて夢にも思わなかったもの?」

 

シャドウ「それはそれは、光栄だな?」

 

苺鈴は本音混じりに話しながらシャドウのトランプを適当な所から3枚引いていく・・・3枚引いてそれをシャドウに渡し、シャドウは頷きながら結果を面白がっていた

 

シャドウ「『ダイヤの3』・『クローバーの4』そして『ジョーカー』か・・・これはこれは」

 

苺鈴 「何て出たの?」

 

シャドウ「お前は近い未来『災い』と、『希望』と戦うと出ている」

 

苺鈴 「『災い』と『希望』?」

 

ブラック「どういう意味?」

 

エール「もうちょっと分かりやすく!!」

 

シャドウ「俺は占っただけで予知した訳ではない。それ以上の事など分からん」

 

ブラック・エール「えぇぇっ~~・・・」

 

苺鈴 「でも『災い』はともかく『希望』とも戦うって何よ?」

 

シャドウ「さぁな?まぁそのうち分かるだろう」

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

シャドウ「さて、これで俺達は引き上げるとしよう。まぁせいぜい頑張る事だな?ふははははっ!!トランプフェイド!!」

 

エール「消えた!?」

 

苺鈴 「これがシャドウのトランプフェイド・・・まじかで見ると本当に不思議な技ね?・・・」

 

ゼネラルシャドウは不敵な笑いを響かせながら自身とキュアディケイドを包み込むほどのトランプをばら撒き、瞬間移動でこの場から姿を消す。ゼネラルシャドウには二つの瞬間移動の技を持ち合わせており、一つはマントで自身を包み込む『マントフェイド』・もう一つが今キュアディケイドと共に消えた『トランプフェイド』である。正直使い分ける必要があるとすれば、シャドウのトランプの手持ち数か・色んな裏方都合か・・・

 

ブラック・ホワイトはそれぞれメップル・ミップルにシャドウとディケイドの気配を感じるかを尋ねるが、完全にこの場から消えているそうで、一同は『クライアス社』・キュアディケイド・ディケイド率いる怪人軍団との連戦を潜り抜け、勝利を収めるのであった

 

 







一文字「俺達は死なない・・・いつの日か・・・必ず帰ってくる!!・・・」

本郷 「俺達は・・・君を見守っているぞ!!・・・」

苺鈴 「次回『仮面ライダー対プリキュア編』最終話『苺鈴とダブルライダーのメッセージ』」

注・完成次第投稿日時を追記します
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