カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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モモタロス「えっ~みなさん。作者から大切なお知らせです。」

毎話一週間ごとに順調に投稿してまいりましたが、とうとうストックが尽きてこれからは不定期の投稿となります。ご了承ください。


5話「再開。そして、再戦」

 

 

 

 

なのは「シュ~ト!!」

 

苺鈴 「ふんっ!!ハイッ!!ハァイッ!!」

 

なのは「また落とされた!?」

 

苺鈴 「なのは!!私程度に魔法弾を落とされてるようじゃ、あの子には到底かなわないわよ!!もっと力を込めなさい!!」

 

なのは「はっはい!!」

 

海鳴市全体を見張らせられそうなほど景色のいい丘で、なのはは苺鈴とユーノに見守られながら魔法の特訓をしていた。理由はもちろん、あの少女絡みである。

 

発端は、月村邸での事があった日の夜だった。

 

 

 

 

 

苺鈴 「どうかしたの?改まって・・・」

 

なのは「うん。あのね、苺鈴ちゃん。・・・私に戦い方を教えてほしいの!!」

 

苺鈴は思わず「えっ!?」と聞き返してしまう。魔法絡みならユーノに聞いた方がいいのではと聞くと、魔法の使い方はユーノに教わる事にはしたが、戦い方となると、ユーノよりも戦闘経験が濃く、なにより、あの少女に魔法の力無しで渡り合えた彼女にどうしても手ほどきをしてもらいたいということだった。その場にいたユーノも、「そっちだと、僕より苺鈴さんの方が適任だと思います。」と言われ、そして・・・・・・

 

苺鈴 「・・・分かった。私でいいなら、引き受けるわ。ただし、厳しく行くわよ。」

 

なのは「はい!!ありがとう苺鈴ちゃん!!」

 

 

 

 

 

と、そんなやり取りがあって数日後の現在に至る。あれからなのはは早朝、苺鈴と同じ時間に起床して、こうして人気のない時間に特訓をしていた。

 

苺鈴 「今度はこっちから行くわよ!!」

 

苺鈴はそういうと、なのはに向かって行き、距離を縮めていく。なのはは咄嗟に魔法弾を放つが、あっさりかわされ、一気に距離が縮まる。

 

苺鈴 「ハイッ!!」

 

なのは「きゃあっー!?」

 

なのはの懐に迫った苺鈴は、張り手のような構えで、両手で握られていたレイジングハート越しに張り手をぶつけられて、後ろに吹き飛ぶ。

 

その後は、苺鈴の圧勝と言っても過言ではないほどの光景が続いていった。

 

 

 

 

 

 

早朝のそんなやり取りがあってか、現在車に揺られていたなのははアリサ・すずかと話し込んでいる時も若干疲れているような雰囲気だったが、悩み事からくる疲れではないためアリサもすずかも気に留める事は無かった。そして二台の車に乗っているのは高町家と月村姉妹とメイド姉妹にアリサとユーノと苺鈴であり、なのはは苺鈴とユーノからも「この連休の温泉旅位はゆっくりして」と念を押されていた事もあり、なのは自身も「年相応に、遊んじゃおう」とゆっくりしようと考えていた。

 

苺鈴 「ここかぁ~」

 

なのは「うん!!やってきました海鳴温泉!!」

 

苺鈴達は目的地である「旅館山の宿」に着くと、女将さんに部屋へと案内され荷物を置くと、温泉に行く者・散歩に出かける者で大まかに別れた。と言っても、散歩に出かけたのは高町夫妻のみであったが・・・他の人達は温泉に向かい、男女別で別れたはずなのだが、ユーノはなのはにほぼ強制的に女湯に連れていかれた。

脱衣が終わり、浴場に入ると、貸し切り状態もあってか、貫禄の声を上げている者もいて、はしゃぐ者達もいた。(主になのは・アリサ・すずかが)そして、なのはとすずかはそれぞれの姉達と洗いっこをして、アリサはユーノを洗うと言って、ユーノは恥ずかしさの余り必死に逃げようとしていた。

 

苺鈴 「♪~~~」

 

苺鈴もかけ湯をしてからスポンジを泡立てようと石鹸をスポンジに上機嫌で鼻歌を歌いながら擦り付けていたが、ここで事故が起きる。

 

苺鈴 「♪~~ぁっ!?」

 

苺鈴は手に持っていた石鹸を滑らせてしまい、つる~っと浴場の出入り口前まで滑って行き、それを追いかける。

 

苺鈴 「あ~~もぉ~~・・・・・・」

 

苺鈴が石鹸を追いかけて、出入り口付近まで近づいたその時、出入り口の引き戸が開き、そこから銀髪の美由希や忍と同じかやや下位の身長の女性が足を踏み入れた時に、女性は目の前にいる苺鈴に気付き、止まろうとしたが、苺鈴の滑らせた石鹸に気付かずにそれを思いっきり踏んでしまう。

 

苺鈴 「あっ?」

 

女性 「あっ?ん?ってわあひゃぁっ!?」

 

苺鈴 「えっ!?」

 

苺鈴・女性「きゃあっ!?」

 

女性は石鹸を踏み、滑って前のめりに倒れてしまう。苺鈴も流石に反応できずに女性に押し倒される形で一緒に倒れてしまう。それを見た一同は、倒れた二人の下に近寄ってきた。

 

忍  「苺鈴ちゃん大丈夫!?」

 

美由希「あなたも大丈夫ですか?」

 

女性 「あいたた・・・あっ!?だっ大丈夫ですか!?」

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

しかし、苺鈴からは何も返事が無かった。これには流石にその場にいた全員が顔を青ざめていたが、何故か女性が官能的な小さい悲鳴を上げていた。

 

美由希「・・・あの・・・何色気のある悲鳴を出してるんですか?」

 

女性 「むっ胸ですよ!!」

 

美由希「・・・はい?」

 

女性 「今、誰かに揉まれた感触がしたんですよ!!」

 

女性が言うには、誰かに自分の胸を揉まれたと言うのだが、今そんなことが出来る人物と言えば・・・一人しかいない・・・女性の胸の辺りをよく見てみると、女性の胸を苺鈴が鷲掴みにして、もみもみしていた。

 

苺鈴 「・・・これは・・・」

 

美由希「苺鈴何やってんの!?」

 

女性 「うぅっ~~早く離してくださいです、はい!!」

 

女性が大声を出すと、苺鈴もハッ!!と我に返ると、起き上がって女性に頭を下げていた。しばらく女性も顔を赤らめ続けていたが、根に持つタイプではないのか、割とすぐに許してもらえた。そして、頭を上げた苺鈴はここで女性について、あることを思い出した。それは、この女性とはどこかで会った事がある事だった。

 

苺鈴 「あの、あなたと私って・・・どこかで会ったことなかったでしょうか?」

 

女性 「えっ?そういえば・・・私もあなたとはどこかであった事があるようなぁ~・・・」

 

苺鈴 「ん~・・・」

 

苺鈴・女性「あっ!?」

 

女性 「翠屋さんの!?」

 

苺鈴 「胸の人!?」

 

すずか「このお姉さんの「翠屋さんの」は分かりますけど・・・」

 

アリサ「苺鈴さんの「胸の人」って何?」

 

 

 

 

???「はぁ~い。オチビちゃん達!!」

 

温泉から上がったなのは・すずか・アリサが、これからどうしようかを廊下を歩きながら話していた時、向かい側から歩いてきた女性から急に話しかけられると、なのはになにやら因縁のようなものを突き付けられてきた。アリサがなのはと女性の間に割って入り、なのはの知人かどうかを尋ねると、そうではないと首を横に振る。アリサ・すずかもこれで女性となのはは知り合いではないという事がわかり、より女性に対して怪しいと態度に出した。少しの間の後、女性がいきなり「人違いだった」と笑いながら謝罪して、ユーノの頭を撫でると、少し張り詰めた空気が解消されたかのように思えた。しかし・・・・・・

 

女性 「(今のところは、挨拶だけね。)」

 

なのは・ユーノ(えっ?)

 

女性 「(忠告しとくよ。子供はおとなしく、お家で遊んで置く事だね。オイタが過ぎると、ガブッと行くよ?)」

 

女性は念話を使い、なのはとユーノに忠告をしてきた。つまりそれは、前回の月村邸で現れた少女の関係者でもある事が容易に想像できた。女性はそれだけを念話で伝えると、「もう一っ風呂入ろ~」と言って、その場を離れた。

 

 

 

 

 

美由希「じゃあ苺鈴。あたしたちは先に上がるから。」

 

苺鈴 「あっは~い!!ブリジットさん。それじゃあ私ももう上がりますね。」

 

ブリジット「ええ、ではまた。苺鈴さん。」

 

そうして、脱衣所で着替えて三人は部屋に戻る。その時、苺鈴は脱衣所の出入り口で額に宝石のような物を付け、この時の苺鈴は知らないが、さっきなのはとユーノに忠告をしてきた女性とすれ違ったのだった。この間の金髪少女の関係者なら苺鈴の事も知られているはずなのだが、この時は相手の女性の方が気が付かなかっただけなのであった。

 

女性 「おっはぁ~いブリジット!!」

 

ブリジット「あっアルフさん。やっと来たんですか?」

 

アルフ「いやぁ~遅くなっちゃった!!」

 

ブリジット「遅かったですね?何してたんですか?」

 

アルフ「なぁに、大したことじゃないよ。それよりも温泉温泉。」

 

アルフと呼ばれた女性は、温泉に入り、ブリジットの傍まで近寄り、くつろいでいた。そして、話に出ていたフェイトと呼ばれる少女がアルフに念話で話しかけてきた。

念話が終わり、アルフはブリジットに内容を伝えた。

 

アルフ「ブリジット。フェイトがジュエルシードを見つけたってさぁ。」

 

ブリジット「分かりました。いつ回収を?」

 

アルフ「・・・今夜・・・だってさ。」

 

この時のブリジットの表情は、先ほどののほほんとした雰囲気は消え失せ、彼女のもう一つの顔・・・「アサシン」の顔になっていた。

 

 

 

 

 

それからしばらくは、この温泉旅を楽しんでいたが、なのはとユーノは心の中で、金髪少女と先ほどの女性の事が頭から離れきれていなかった。苺鈴にはユーノが少し待ってと言われてまだ話しておらず、そのまま夜になり、なのははアリサ・すずかと共に眠りについた。しかし、なのはだけは寝たふりをしていたのだった。

 

なのは「(ユーノ君起きてる?)」

 

ユーノ「(うん。起きてるよ)」

 

なのは「(昼間の人って、やっぱり・・・この間の子の関係者なのかな?)」

 

ユーノ「(多分ね・・・なのは。あの女の人と会った後からずっと考えてたんだけど、ここから先はやっぱり・・・)」

 

なのは「(ストップ!!)」

 

ユーノ「(えっ?)」

 

なのは「(そこから先言ったら・・・怒るよ・・・・・・)」

 

ユーノ「(・・・・・・)」

 

なのは「(ユーノ君。ジュエルシード集めは、最初はユーノ君のお手伝いで始めた事だけど、今は違うよ。この間も言ったけど、ジュエルシード集めは私のしたい事になったんだから)」

 

 

 

 

 

なのはとユーノが念話で会話を終わらせ、大人組も眠りについた頃。付近で異常な魔力の反応を感じたなのはとユーノはこっそりと大人組に交じってファリンの横で寝ていた苺鈴を起こして、皆を起こさないように着替えて、部屋を後にする。そうこうしている内にもうすでに黒衣の魔導士「フェイト」とその仲間たちがジュエルシードの傍にまで接近していた。

 

アルフ「これがジュエルシード」

 

ブリジット「フェイトさんのお母様は何であれを集めているんですか?」

 

フェイト「さぁ、でも母さんが必要としているから・・・私はただジュエルシードを集めるだけだよ。」

 

ブリジット「はぁ・・・(やっぱり母親思いなんですねこの子は・・・)ところで、来ると思いますか?例の子達・・・・・・」

 

フェイト「さぁ?」

 

アルフ「そう言えばあんたには言ってなかったけど、その子達この近くの旅館に泊まってたみたいだねぇ~」

 

ブリジット「そうですか・・・でしたら、早急に回収した方が良さ・・・・・・」

 

アルフ「ん?どうかしたのかい?」

 

ブリジット「足音が聞こえます。」

 

アルフ「えっ?」

 

フェイト「・・・・・・」

 

ブリジットがそう告げた数秒後、茂みの中からバリアジャケットを着たなのはとユーノ・苺鈴が姿を見せ、三人はフェイトとアルフを見ると、「やっぱりいた」と言わんばかりの顔をした。しかし、ブリジットを見た時の反応だけはちょっと違った。

 

なのは「やっぱりいた!!」

 

ユーノ「やっぱりあの人も、あの子の関係者!!」

 

苺鈴 「あの人が、なのはとユーノの言ってた女の人って・・・あーー!?」

 

なのは「えっ!?どうかしたの苺鈴ちゃん!?」

 

苺鈴 「なのは・ユーノ見て、あの人!!」

 

なのは・ユーノ「えっ?・・・あーー!!」

 

ブリジット「ん?・・・ってあれーー!?苺鈴さん!?なのはさん!?にユーノ君まで!?」

 

苺鈴 「何であなたが!?」

 

ブリジット「それはこちらのセリフですはい!?あなたたちこそ何でここに!?」

 

フェイト「ん?ブリジット、知り合いだったの?」

 

ブリジット「はい。旅館の温泉で仲良くなりまして」

 

フェイト「そう・・・」

 

ブリジットが「仲良くなった」と言った直後、心なしかフェイトの表情が若干曇った気がしたが、ブリジットは気のせいだと思い、再び苺鈴達の方に向き直る。

 

なのは「苺鈴ちゃん・・・ブリジットさんがあの子の方にいるって事は・・・・・・」

 

苺鈴 「ええ。間違いなく、あの子の関係者・・・と見ていいでしょうね。」

 

苺鈴達がブリジットの事を詮索していると、突如アルフはその姿を変え、まるで狼のような獣に姿を変えた。ユーノはそれを見て二人に「彼女は使い魔だ」と説明した。

アルフとブリジットが前に出て大声でとりあえず尋ねてみていた。

 

ブリジット「あの!!一応聞くですけど、見逃してくれるってのは」

 

苺鈴 「残念ですけどそれは出来ません!!それの危険性を理解している分、特にね!!」

 

ブリジット「やっぱりそうですよね~・・・」

 

アルフ「フェイト。先に帰ってて、すぐに終わらせるから。」

 

フェイト「うん。気を付けてね。」

 

アルフ「あいよ!!」

 

そう言い終わるよりも前にアルフは苺鈴達に向かって飛び掛かろうとする。しかし、ユーノが咄嗟にバリアーを展開して、それを防ぐ。次の瞬間ユーノとアルフの姿が消えたのであった。理由は簡単「転移魔法」を使ったからである。

 

フェイト「いい使い魔だね。強制転移が使えるなんてね。」

 

なのは「・・・ユーノ君は使い魔とかいう奴じゃないよ。私の大切な友達!!」

 

フェイト「・・・・・・」

 

なのは「・・・・・・」

 

フェイト「私はロストロギア『ジュエルシード』を集めなければいけない。あなたも同じ目的なら『敵』同士ってことになる・・・」

 

なのは「話し合いで、どうにかならない?・・・」

 

フェイト「多分無駄。・・・話し合いだけじゃ何も変わらない・・・伝わらない!!」

 

フェイトが構え、それに迎え撃つかのように構えるなのは。フェイトは「互いの持つジュエルシードを賭けて」と言い放つ・・・しかし、なのはの前に苺鈴が立つ。

 

フェイト「・・・・・・」

 

なのは「苺鈴ちゃん?」

 

苺鈴 「今回は下がっていなさいなのは。今のあなたじゃ勝ち目がないのは良く分かっているでしょ?」

 

なのは「それは・・・」

 

苺鈴 「気持ちだけじゃまだ勝てない領域なのよあなたは。それに・・・」

 

フェイト「・・・・・・」

 

苺鈴 「前回の借りを返してあげないとね。」

 

フェイトと苺鈴が睨み合う中、今度はブリジットがフェイトの前に立つ。それを見た双方は少し驚き、ブリジットはフェイトの方へ頭だけ向き直す。

 

フェイト「ブリジット・・・」

 

ブリジット「フェイトさん。ここは私に任せてくれませんか?」

 

フェイト「えっ?でも・・・」

 

ブリジット「心配いりませんよ。私だってこれでも「アサシン」ですからね。ちょっとやそっとではやられる気なんてありませんから」

 

フェイト「あっえっと・・・お願いします。」

 

ブリジット「お願いされました!!」

 

そう言うと、ブリジットは2・3歩歩くと、自分の得物(えもの)なのか短剣を2本逆手に持ちたれ目がキリッとつり目のような目つきに変わる。それを見た苺鈴は無意識にヒア汗を一滴掻いていた。

 

ブリジット「・・・・・・」

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

二人は無言で、苺鈴は足下をジリッと鳴らし、まるで相手を恐れ、それでも強がっているかのような表情をしていた。

 

先に動き出したのはブリジットだった。ブリジットは一気に駆け出し、持っていた短剣で曲切りを何発も放つ。苺鈴はフェイトほどの速度でなくても彼女の攻撃は速く、鋭い。想像以上の動きの速さに初撃は驚くながらもギリギリで回避し、その後の連撃も二つの短剣に翻弄され払いのけることも出来ず回避に専念していた。正直反撃する間もない位であった。

 

ブリジットが二つの短剣で同時に切り込もうとした直後、苺鈴はブリジットの両手首を咄嗟に掴み彼女の腹部を台として蹴り上げ、そのまま反転しながら後方に着地し、そのまま正拳突きを放つ。

 

苺鈴 「やぁー!!」

 

しかし、拳が届くよりも前にブリジットはまるで影になったかのような速度で残像を残し、苺鈴が拳を空振りしたことに動揺している隙に背後に回り込まれ右手の短剣で斬りかかろうとする。それもかすりはしたがなんとかかわした苺鈴だが、その勢いで右方向に転がって行き即座に起き上がったが今度は更に短剣を正面に向けて突きを放たれる。

 

ブリジット「やぁーー!!」

 

苺鈴 「ふんっ!!うっ!?」

 

放たれた突きを何とかすんでのところで止められた苺鈴だが、真剣白刃取りと違い、素手で短剣を掴むだけと言う荒っぽい防御であった。そのため手のひらを切ってしまいぽたぽたと地面に垂らしながら血を流し、苦痛の表情を浮かべながらも耐えていた。

 

苺鈴 「くっううぅぅ~~!!」

 

ブリジット「苺鈴さん。その手を離してくれませんですかねはい・・・」

 

苺鈴 「ふっおあいにくさま。そう簡単に離すなんてするとでも」

 

そう言いかけた直後、苺鈴の眼前にジュエルシードが一つ現れる。しかし、それはここで発動したジュエルシードでは無かった・・・

 

苺鈴 「えっ!?」

 

ブリジット「これは・・・」

 

なのは「えっ!?レイジングハート何を!?」

 

苺鈴 「どうしたのなのは!!」

 

なのは「解らないの!?レイジングハートが急にジュエルシードを・・・」

 

苺鈴の眼前に現れたジュエルシードは苺鈴達で集めたジュエルシードの一つであった。レイジングハートはそのままフェイトの元にジュエルシードを運んでいきフェイトの眼前で止める。

 

フェイト「・・・きっと、主人や仲間思いの子なんだよ。」

 

フェイトはそういうと、差し出されたジュエルシードをバルディッシュに収め、それを見たブリジットは力を緩め苺鈴は解放された。

 

そしてそのままフェイトはこの場で発動していたジュエルシードの方も回収しようとしたが、なのはと苺鈴が同時に動き出そうとするも、二人の足下にフェイトがたいした威力ではないが魔力弾を放ち足を止めさせる。そして、フェイトはジュエルシードを回収し終わると苺鈴となのはに背を向けながら歩き出す。

 

なのは「あっ待って!!」

 

フェイト「・・・出来ればもう私達の前に現れないで。次は加減できないかもしれないから・・・」

 

苺鈴 「だからって『はいそうですね』なんて言うとでも!!うっ!?」

 

ブリジットは苺鈴の首筋に短剣を突きつけながら「こうまで実力が違うのにですか?」と言いこの言葉には苺鈴もなのはも何も反論できなかった・・・

 

再びこの場を去ろうとした二人になのははフェイトに問いただす。「あなたの名前は」と・・・

 

フェイト「フェイト。フェイト・テスタロッサ」

 

なのは「フェイトちゃん・・・私は、あっ!?」

 

なのはは自身の名前を告げようとしたが、それよりも先に二人は飛び立ってしまいこの場には完敗した苺鈴となのはの二人がただ取り残されただけであった。

 





苺鈴 「フェイトに続いて私達の前に姿を現した彼女の仲間「アルフ」と「ブリジット」。その実力は私達よりもずっと上で、勝つことが出来なくて・・・」

フェイト「私達の一件のせいでなのはもその友達にも嫌な思いをさせる事になってしまって、でも私達には『止(や)める』という選択肢は存在しなくて・・・」

ブリジット「それでも苺鈴はあの場所へ行く。私と、もう一度戦うために・・・」

みらい「次回、『カードキャプターさくら外伝第6話「師匠(姉)の意地!!」』」

リコ 「リリカル・マジカル、がんばりなさいよ皆!!」



キザーロフ「カッーート!!お疲れであったなぁ諸君。モフルン君皆(みな)に飲み物を」

モフルン「了解モフ!!」

みらい「ありがとうモフルン!!」

リコ 「収録お疲れ様苺鈴・フェイト・ブリジットさん」

フェイト・ブリジット「お疲れ様です。」

みらい「二人ともバッチリ決まってたよ!!」

ブリジット「ありがとうございますですはい。みらいさん・リコさん!!」

フェイト「どうも。」

苺鈴 「ってちょっと待ちなさいよ!!」

ブリジット「ほぇ?どうかしました苺鈴さん?」

苺鈴 「どうしたもこうしたもじゃなくて、何であなたたちがここにいるのよ?本編じゃまだギクシャクしている関係なのに!?」

フェイト「だってここは本編とは関係ないですし」

ブリジット「ただの予告ですからねぇ~」


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