カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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折角書いたのでついでの没ネタ・シーンの投稿です。のクリアカード編版です。

例によって途切れているところも多いですが、没ネタですので深く考えないでご鑑賞ください


番外編3部目没ネタ

苺鈴 「うわぁっ!?」

 

ブリジット「だはぁっ!?」

 

突如空間に穴が開きそこから『Hagっと!プリキュア』の世界から移動してきた苺鈴とブリジットが尻餅付きながら落下してくる。二人共打った個所をさすりながら起き上がると周辺を

見渡しており、その場所には苺鈴には見覚えがある場所のようであった

 

ブリジット「大きい・・・ペンギン?」

 

苺鈴 「ペンギン大王?・・・って事は・・・」

 

苺鈴の言った『ペンギン大王』とは友枝町の公園にある滑り台の名前であり、これがあるという事はここは友枝町にあるペンギン公園という事になる。つまりこんどこそ元の世界に

帰ってきたという事だと推理出来る訳である

 

ブリジット「では私達やっと帰ってこれた訳なんですね!?」

 

苺鈴 「きっとそうよ!!とりあえずここからならさくらの家が近いからまずそこに向かいましょう!!」

 

ブリジット「了解です!!」

 

二人はなのは達に連絡を取るためここから一番近いさくらの家へと向かう事にしてペンギン公園を後にするのであった。ここが『苺鈴の知るさくらがいない世界』とも知らずに・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤隆 「じゃあ行ってきますから」

 

さくら「いってらっしゃ~い!!」

 

『木之本 藤隆』を送り出したさくらは自宅に戻っていく。ドアが完全に閉まり切ったと

ころで物陰から少しだけ顔を出す苺鈴とブリジットの姿があった

 

ブリジット「やっと着きましたね?」

 

苺鈴 「えぇ。とはいえこのまま玄関から入るのはまずいかも?」

 

ブリジット「何でです?」

 

苺鈴 「私達のこの格好。ブリジットさんはまだいいけど、私の格好はこの世界だと目立つ方だからさくら

意外の人に見られて、しかも今日が『いつ』なのかも分からないんだから下手に他の人との接触は突

っ込まれた時にまずいわよ」

 

ブリジット「あぁ成程」

 

苺鈴 「ちょっといやかなり行儀が悪いですけど、さくらの部屋の窓からこっそり入りましょう。さくらかぬいぐるみ

がいれば何とでもなるでしょうし」

 

ブリジット「わかりました」

 

という訳で二人は周辺に人が来ていない事を確認して難なく壁や屋根を上っていき、さくらの部屋の天窓にたどり着き、コンコンとノックをするが反応が無い。もう一度コンコンと

ノックするがやはり反応がない。どうしたものかと考えた苺鈴だったが、ブリジットが試しに引っ張ると持ち上がってしまい人が通れるほどまで開く。どうやら鍵を閉め忘れていたようだ

 

苺鈴 「不用心なんだから」

 

ブリジット「でもそのおかげで入れますね?」

 

苺鈴 「まぁそうですけど・・・」

 

そして二人はスッと入っていき、部屋の中なので靴は脱いでとりあえずさくらもケルベロスもいないようなのでしばらくどちらかが戻ってくるのを待つことにして座り込み、一息つくこととなったのであった・・・

 

 

 

 

 

さくら「ねぇケロちゃん、何か聞こえなかった?」

 

ケロ 「いや、なんも聞こえへんかったけど?」

 

さくら「二階から聞こえた気がしたんだけど・・・ちょっと見てくる!!」

 

ケロ 「それやったらワイも行くでぇ」

 

さくらとケロはどうやらキッチンで何か料理の準備をしているようで1階にいたようだ。何か物音が聞こえたような気がして気になり二人は二階へと足を運び階段の途中で誰かの声が聞こえた

ような気がしてさくらは誰もいないはずの二階のそして自分の部屋から聞こえてくる気がする二つの声に得体のしれない恐怖を感じ、足取りが急に重くなる

 

ケロ 「誰かおる?」

 

さくら「まさかドロボーさん!?」

 

ケロ 「かもしれへん・・・さくら、何が起こるかわからへん。いつでも魔法使えるようにしとき」

 

さくら「うん・・・レリーズ・・・」

 

さくらは声を小さくしてカギを杖へと変化させる。しかし、その杖は『月の杖』でも『星の杖』でもない、クリスタルのような杖であった。さくらは杖とカードを持ちいつでも魔法を

発動させられるように準備をしてからこっそり部屋のドアを開ける。いるかもしれない『誰か』に気付かれないように音を立てないでゆっくりと・・・そしてさくらが見たのは

苺鈴とブリジットの二人なのであった

 

さくら「女の子?・・・」

 

ブリジット「それにしても『さくらさん』と『ケルベロスさん』早く戻ってきて来てほしいですよねぇ~でないと私達も動けませんから参っちゃいますよ?」

 

さくら(えっ!?何で私とケロちゃんの名前を知ってるの!?)

 

苺鈴 「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・・・・」

 

少女は目覚めた。朝の陽ざしの助けもあってか体が「起きて」と訴えているようでいつもならまだ重い体が軽くなっていた・・・

 

???「ぅぅん・・・おはよう・・・今日はなんや早いな?『さくら』?」

 

さくらと呼ぶもう一つの声の主の正体・・・それは仮の姿のケルベロス。そして、この部屋の主である『木之本 さくら』の一人と一体がこの部屋にいる・・・さくらの返事が無い事を

不審に思ったケロはさくらの顔を見るが、さくらは特に答える訳でもなく、部屋をゆっくりと後にする・・・部屋から出てしまったのでケロは部屋に留まり、いつもと様子が違うさくらを心配

しながら扉の前で止まっている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリジットの言葉に「言われてみれば」と納得した苺鈴はブリジットと相談して一度さくらと情報を整理するために、さくらに部屋に連れて行ってほしいと頼み込み、4人はさくらの部屋へと

場所を移し、そこでこのさくらは確かに苺鈴・ブリジットの持っている情報と『ほぼ』一致している『木之本 さくら』ではあるが、二人が知っている『木之本 さくら』では無い事が

判明したのだった

 

さくら「ほぇ~?平行世界?」

 

苺鈴 「えぇ。私達は色々あっていくつも異世界・平行世界を旅して元の世界に戻る途中だったって訳?」

 

ブリジット「私達の来ている服も知世さんが作ってくれたんですよ?」

 

さくら「知世ちゃんが?」

 

ブリジット「はい」

 

苺鈴 「このベルト。『サイクロード』も、私達の世界のさくらが私のために『クリエイト』と『ダーク』のカードを使って作ってくれたのよ?・・・ほらっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苺鈴 「ふぅ~」

 

ブリジット「シャワーだなんて久しぶりですね?気持ちいいです、はい・・・」

 

二人は今さくらの厚意に甘えて二人で風呂場に入っていた。二人いっぺんに入ると少し狭く感じるが、まず苺鈴が先に入室して出来るだけ早く体を洗い、浴槽につかりブリジットも

そのタイミングを見計らって入室する。この時苺鈴はまだ髪を洗ってはいなかったが、ブリジットを待たせる訳にもいかず、お風呂を借りているという事もあって出来るだけ時間も

掛けないようにするために交代制で入浴することにしたようだ。そして今ブリジットがシャワーにあたりながら体を洗っているようだ

 

さくら「洗濯が終わったら乾燥機に掛けちゃいますからゆっくり浸かってて大丈夫だよ?」

 

ブリジット「分かりました!!」

 

苺鈴 「気が利くわね?さくらってば・・・」

 

ブリジット「ですね?おかげで助かりましたよ」

 

苺鈴 「そういえば私達、サブルムではあんまりお風呂入れなかったもんね?」

 

ブリジット「まぁ仕方ないですよ?たまにでも入れるだけまだましですから・・・」

 

実は二人は『サブルム共和国』に居た頃、入浴何て数日に一回出来る程度でしか無かった。サブルムは砂漠に位置する国で、元々資源も乏しく、水の使い方も節約が基本であった。

そのため入浴に回せる水なんてあまりなく、サブルムから旅立つ前も満足に体が洗えていなかった・・・その上に二人にとってはついさっき起こった『Hguっと!プリキュア』

の世界での戦いでの汚れあり、今まさにそれらの汚れを一気に洗い流せる絶好の機会であった。それだけに洗い終わった後のさっぱり感も今までにないほどに感じていた

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

ブリジット「ん?何ですか?」

 

苺鈴 「いいから座って。背中洗ってあげる」

 

ブリジット「えぇっ!?」

 

シャワーにあたり続けるブリジットの姿を浴槽から見つめていた苺鈴は突如浴槽から上がりブリジットの背後に回り「洗ってあげる」発言にブリジットは咄嗟に身構えて苺鈴から体を

そらしてしまう

 

苺鈴 「どうしたのよ?騎士養成学校じゃよく一緒に入って洗いっこしてたじゃない?」

 

ブリジット「確かにしましたけど・・・どさくさに紛れてしょっちゅう胸も揉んでましたよね?」

 

ブリジットの指摘と痛い視線に苺鈴は目をそらし、乾いた笑いを浮かべながらも「今回はしない」とお風呂をさくらから借りている事もあり、ブリジットも「今回は信じます」と背中を

見せながらシャワーを止め、苺鈴はスポンジを泡立たせて程よく力を込めながらブリジットの背中をごしごしと洗っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小狼 「ここは・・・さくらの家か?」

 

さくら「ごめんいきなりで?どうしても相談したい事もあったから・・・」

 

小狼 「相談?一体何があった?」

 

さくら「うん。それがね?」

 

苺鈴 「ちょい待ち!!」

 

さくら「ほぇ?」

 

苺鈴 「これ話長くなりそうな事だし、いったんさくらの部屋に移らない?」

 

さくら「あっ!!それもそうだね?皆、私の部屋に行こう!!」

 

小狼 「ちょっと待て!!誰だこの二人?」

 

苺鈴 (ありゃ?小狼まで私を知らないパターンかぁ~・・・)

 

という訳で一同はさくらの部屋に場所を移し小狼そして知世に改めて苺鈴・ブリジットの事を紹介して苺鈴が知るさくら達の事とこれまでの事を話す。

 

苺鈴 「という訳なんだけど・・・やっぱり私の事知らない?」

 

小狼 「すまないが俺が知ってる中では『李 苺鈴』という人物は知らない。確かに李家の中には魔力を持たない者はいるが、それなら逆に話の一つを聞いていてもおかしくない」

 

苺鈴 「そっか~・・・」

 

ブリジット「婚約者としては複雑ですね?」

 

さくら・小狼「婚約者!?」・知世「まぁ!?」

 

苺鈴 「ってこらっ!!余計な事言わない!!それに『元』よ!!『元』!!」

 

ブリジット「これはまた失敬(しっけい)?」

 

さくら「苺鈴ちゃん!?小狼君と蒟蒻者(こんにゃくしゃ)ってどういう事!?」

 

苺鈴 「さくら?動じるのも分からなくもないけど、『婚約者』よ?・・・昔の話よ・・・今はもう小狼はあなたのモノよ?」

 

さくら「そっそうなんだ?ふぅ~良かったぁ~・・・ぁっ!?なんかごめん!!」

 

苺鈴 「いいのよ別に?婚約破棄したの私の方からだし?」

 

ブリジット「あっ、そうなんですね?」

 

苺鈴 「言ってなかったっけ?」

 

ブリジット「聞いてませんよ?そんな事?」

 

苺鈴 「あらまぁ?」

 

小狼 「うっうん!!・・・それで・・・あなた方二人はこれからどうするつもりなんですか?」

 

苺鈴 「あれ?何で小狼が私に敬語?」

 

小狼 「えっ?何でって年上ですし?・・・」

 

苺鈴 「止めてよ!?元の世界じゃ同い年なんだから!?今更小狼が私にそんな態度調子が狂っちゃうわよ!?敬語禁止!!良い!?」

 

小狼 「えっ!?・・・ぁっあぁ・・・」

 

苺鈴 「よろしい・・・っで?これからの事な訳だけど・・・どうしたもんかしらねぇ~」

 

ブリジット「ハヤウェイさんの力無し・はなさん達の世界の時のような不思議な力も無しでどうやって世界を超えればいいのやら?」

 

苺鈴 「それもあるけど寝床(ねどこ)どうしよう?流石にさくらの家って訳にもいかないし・・・」

 

ブリジット「最悪野宿ですかね?」

 

さくら「野宿!?駄目だよそんな!?」

 

ブリジット「まぁ街中で野宿はちょっと抵抗ありますけど・・・」

 

苺鈴 「アルハザードの時みたいに夜盗(やとう)とか猛獣の心配が少ない分ずっと安心よね?」

 

二人は「出来れば避けたい」ぐらいの気持ちで野宿を普通に視野に入れていた事に二人を除く一同は唖然としていた。『慣れ』とは恐ろしい物だ。苺鈴もアルハザードでの旅では野宿もよく経験

したためかすっかり抵抗が薄くなり、この世界での街中の野宿は『ずっと安心』という認識がついてしまいこのままでは二人は本当に野宿をする事にしそうだと思ったためさくらは

「家に泊ってってよ!!」と身を乗り出す勢いで提案をするが、二人はあっさりとそれを却下した

 

さくら「何で!?」

 

ブリジット「何で?って言われましても・・・」

 

苺鈴 「私達の事なんて言って泊めさせてもらうのよ?あのお父さんはともかくお兄さんは深く追求してきそうじゃない?」

 

さくら「それは・・・何とかなるよ!!ぜぇぇっ~対大丈夫だよ!?」

 

苺鈴 「いや流石に無理があると思うわよ今回は?」

 

さくら「でも・・・」

 

知世 「でしたらわたくしの家に!!」

 

苺鈴 「それも厳しいんじゃないかしら?お手伝いさん達はともかく、知世のお母さんには何て言うのよ?こんな得体の知れない二人の美少女が転がり込むとか?ラブコメの主人公じゃないんだから?」

 

ブリジット「あの苺鈴さん、「かわいい」方だとは思いますけれど、自分で美少女って言ってしまうのは違うんじゃないでしょうか?」

 

苺鈴 「おだまり」

 

知世 「それは・・・クラスメイトだとでも言ってしまえば!!」

 

苺鈴 「そんなの調べられたらあっという間よ?無理してまでそんな嘘お母さんにつきたくないでしょ?」

 

知世 「それは・・・」

 

ブリジット「決まりましたかね?今晩は野宿という事で?」

 

苺鈴 「そうね?色々調べるのはまた明日という事で?」

 

小狼 「それだったら家に来るか?俺は一人暮らしだから誰かの目を気にする必要も無い」

 

ブリジット「良いんですか!?」

 

苺鈴 「ちょい待ち!!小狼がよくても、さくらに悪いじゃないの?」

 

さくら「えっ?・・・何で?」

 

苺鈴 「何でってそりゃ~・・・」

 

さくら「だって・・・苺鈴ちゃん小狼君の従妹(いとこ)だよね?」

 

苺鈴 「それは向こうの世界の話。こっちでは私が存在しているかどうかも怪しいんだから、あなたにとってはよその女が想い人の所に上がり込もうとしている訳なんだから腹立たしく

ない訳?」

 

さくら「ううん。全然?だって私苺鈴ちゃんの事も好きだもん」

 

苺鈴 「ぁっあなたって人はよくもまぁそんな恥ずかしいセリフをあっけらかんと言ってくれちゃって・・・はぁ~・・・天然って怖いわ・・・」

 

ブリジット「あのぉ~今の話の流れですと私も小狼さんの家に泊る事になりそうなのに私の事はスルー・・・ですか?」

 

さくら「ぁっ!?もちろんブリジットさんの事も好きですよ?」

 

ブリジット「何か・・・ついでみたいな感覚で複雑ですね?はい・・・」

 

小狼 「もちろん他にも理由がある。俺の母上なら何か次元移動の方法も知っているかもしれない。それを調べたりするためにも近くにいてくれた方がいいだろう?」

 

ブリジット「成程!!」

 

苺鈴 「・・・ねぇ小狼。柊沢君は?彼には聞かないの?」

 

今の一言に後、小狼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知世 「素晴らしいですわ!!」

 

小狼そして知世にも改めて苺鈴・ブリジットの事を紹介し、苺鈴達の知っているさくら達の事・これまでの事を説明して「これから先」の事をどうしようかと話し出した時にさくらが

『ある事』を提案した事で行動方針が決まり、話が一段落したところで知世はさくら・苺鈴に一つ頼み事をしてきた・・・

 

さくらが『レコード』のカードを使って苺鈴の記憶をたどり、さくらと小狼のコスチュームの3D映像を見ていた。『平行世界の』とはいえモデルである本人達は恥ずかしそうに顔を赤くして下

にうつむき、知世が次の衣装の参考と再現のために写真とメモを取りまくっており、苺鈴は細部まで覚えていた訳では無かったが、そこは関係無くまるでカメラで撮っていたかのように

細部まで映し出されていた。「ふぅ~」と息を吹き、手が止まった処を見るとどうやら資料は十分に集められたようだ

 

知世 「こんなにも向こうの私はコスチュームを作って撮影していたのですね・・・これは私も燃えてきましたわ!!」

 

知世の目にはやる気に満ちた炎を映しており、今から「撮影の時が楽しみですわ!!」ともうその時の事を考えているようで、その様子に知世以外の全員に汗が一滴流れた・・・

 

苺鈴 「ホントこっちでも知世は知世って訳ね・・・」

 

ブリジット「ぶれませんね・・・」

 

知世 「苺鈴ちゃん。本当にありがとうございます!!おかげでいいコスチュームが出来そうですわ!!」

 

苺鈴 「それはまぁ・・・よかったわね?・・・」

 

知世 「何かお礼をしませんと」

 

苺鈴 「いいわよねそんなお礼なんて」

 

知世 「遠慮なさらずに。私がしたいんです」

 

ブリジット「苺鈴さんここは甘えてはどうです?」

 

苺鈴 「でも私そんなつもりじゃ・・・」

 

ブリジット「今回は知世さんがしたいとおっしゃっているんですし、無下に断る方がかえって失礼ですよ?」

 

ブリジットの言葉に苺鈴も少し考えこみ、「じゃあお言葉に甘えるわ」と知世も表情がパァッーと明るくなったはよかったが、具体的にはどうしようとまだ何も考えておらず、

少し考えた末、思いついた物があった。バッグから取り出したのは手に平サイズの懐中電灯のような物であった・・・

 

 

 

 

 

苺鈴 「あれ?これって・・・」

 

知世 「私のお母様の会社で試作された災害用の手回し式発電機です。これからまだ旅が続くかもしれないのでしたらぜひこれを持って行ってください。きっと役に立つはずです」

 

 

 

 

苺鈴 「ありがとう」

 

知世から発電機を受け取った苺鈴だったがどこかで見たようなデザインだったような気がしていた。しかし、その手の物は似たような物が多いので気のせいだと考えポーチにしまい、

せっかくだからともう一つ頼みごとをして、その内容を二つ返事で返してくれたので、一同は早速表に出たのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知世 「素晴らしいですわ!!」

 

小狼そして知世にも改めて苺鈴・ブリジットの事を紹介し、苺鈴達の知っているさくら達の事・これまでの事を説明して「これから先」の事をどうしようかと話し出した時にさくらが

『ある事』を提案した事で行動方針が決まり、話が一段落したところで知世はさくら・苺鈴に一つ頼み事をしてきた・・・

 

さくらが『レコード』のカードを使って苺鈴の記憶をたどり、さくらと小狼のコスチュームの3D映像を見ていた。『平行世界の』とはいえモデルである本人達は恥ずかしそうに顔を赤くして下

にうつむき、知世が次の衣装の参考と再現のために写真とメモを取りまくっており、苺鈴は細部まで覚えていた訳では無かったが、そこは関係無くまるでカメラで撮っていたかのように

細部まで映し出されていた。「ふぅ~」と息を吹き、手が止まった処を見るとどうやら資料は十分に集められたようだ

 

知世 「こんなにも向こうの私はコスチュームを作って撮影していたのですね・・・これは私も燃えてきましたわ!!」

 

知世の目にはやる気に満ちた炎を映しており、今から「撮影の時が楽しみですわ!!」ともうその時の事を考えているようで、その様子に知世以外の全員に汗が一滴流れた・・・

 

苺鈴 「ホントこっちでも知世は知世って訳ね・・・」

 

ブリジット「ぶれませんね・・・」

 

知世 「苺鈴ちゃん。本当にありがとうございます!!おかげでいいコスチュームが出来そうですわ!!」

 

苺鈴 「それはまぁ・・・よかったわね?・・・」

 

知世 「そしてそのコスチュームを着たさくらちゃんをビデオに収める時が楽しみですわ!!」

 

一人目を輝かせ、知世の中の未来の映像にうっとりしている中、他の面子(めんつ)は後頭部に汗を一滴かきながらもいつもの光景に特に何も思わなかったし、ツッコミも無かった

 

そうこうしている内に時刻も夕方になってしまい一同は一先ず帰宅する事にしたので玄関先にまで出るとさくらは「折角だから記念撮影しない?」と苺鈴・ブリジットと撮影出来る

数少ない機会に一同は同意し一同はさくらの家を背景に並び始める

 

さくら「レリィィーズ!!(封印解除)」

 

苺鈴 「えっ!?何?何で杖だしてるの?」

 

さくら「ほら、これがあればここにいる私達と苺鈴ちゃんの元居た世界の私達と見分けがつきやすいかなぁ~って思って?」

 

苺鈴 「あぁ~なるほど?」

 

ブリジット「それでは撮りますよぉ~!!」

 

ブリジットの合図とともに苺鈴のスマフォに

 

 

 

 

 

苺鈴 「ありがとう。どんな感じになった?」

 

ブリジットに預けたスマフォから苺鈴は今撮った写真を見てみる。特にぶれている事も無く、きれいに取れている状態である。それは良いのだが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関先でさくらの家を背景にブリジットを除いた一同が並びブリジットが苺鈴のスマフォを持っていた。自撮り棒があればよかったのだが、無かったため順番で記念写真を撮る事になったのであった

 

ブリジット「では行きますよ?」

 

スマフォのボタンを押したがエラーになってしまった・・・苺鈴に見せるとメモリーカードの容量がいっぱいであったため何かデータを消さないとダメであった

 

ブリジット「どうしますか?」

 

苺鈴 「仕方がないわね。何か他のデータを消して・・・」

 

知世 「あっ!!でしたらこれ使ってください」

 

知世が渡したのはマイクロSDカードであった。どうやら非常用で用意していた物らしくこれも知世は気前良く苺鈴にプレゼントしてくれた

 

苺鈴 「ありがとう」

 

知世 「いえいえ」

 

ブリジット「では今度こそ行きますよ!!・・・はいチーズ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





とまぁ当初は原作クリアカード編の世界のさくら達との記念撮影もさくらの家の前で撮る予定でしたが、実際書いていくうちに上手くいかなくなり結局変更する事になったという失敗作が出来てしまいましたとさ。でした
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