ことは「すぅ~・・・すぅ~・・・ぅぅっ~・・・」
みらい「ぁ痛!?ぅも~はーちゃん寝相悪いよぉ~」
モフルン「ぅぅっ~モフ~~!?」
真夏の夜中の事である。ここは朝比奈家のみらいの部屋。みらいとことはそしてモフルンは同じベッドに寝ていたのだが、シングルのベッドに二人以上寝ているので狭かった上にことはの寝返り等でみらいとモフルンは寝苦しそうにしていたのであった
ことは「あむっ!!あむっ!!・・・はぁ~美味しい!!ごくごくごく!!はぁ~牛乳も美味しい!!」
みらいの父「ことはちゃん朝からいい飲みっぷりだね?」
本日の朝比奈家の朝食はトーストに目玉焼き・ウインナーとサラダが付いた朝から豪勢な朝食のようだ?ことははあっという間に平(たい)らげたようで元気いっぱいのようだ
リコ 「よく噛んで食べなきゃダメよ?ところでみらい、なんか元気無い?」
みらい「う~~ん・・・」
苺鈴 「なんか疲れてるような顔ね?」
みらい「あれ?苺鈴なんで家にいるの?」
苺鈴 「ぉぃぉぃ?昨日泊まり込みで皆で夏休みの宿題やってたじゃない!?」
みらい「あぁっそうだった・・・」
苺鈴 「本当に大丈夫?」
みらい「うん・・・ここのところあんまりよく眠れてなくって・・・」
リコ 「あぁ~成程、二人であのベッドはきついわよね?」
みらい「うん・・・ちょっとね?・・・リコは大丈夫そうだよね?昨日苺鈴ってリコの部屋に泊まってたはずだよね?」
苺鈴 「私は敷布団(しきぶとん)で寝たから?」
みらい「あっそっか?」
ことは「えぇっ!?みらいが元気無いのは困るよ!?どうしよう~!?」
みらいの祖母「あっ!!だったら屋根裏部屋はどうかしら?そこをお掃除してはーちゃんのお部屋にしたらいいんじゃない?」
みらい「あっ!!それだ!!」
みらい達が朝食を取りそれから少し時間が過ぎた頃、魔法学校の校長室にて校長は水晶事『キャシー』を話し相手にエメラルドと『ことは』について話し合っていた
水晶 「よかったんですの?エメラルドをナシマホウカイに残して?」
校長 「良いのじゃよ。はーちゃんはみらい君達と共にいる事を望んだ。これがエメラルドの運命なのじゃよきっと・・・しかし『闇の魔法』を継ぐ者が現れるとは?しかも、以前よりも強大な力をもって・・・」
水晶 「大丈夫であると願いたいですわね?」
校長 「じゃな?リコ君達が出会った歴代のプリキュア『青木 れいか』君の話によればエジプトに現れたと言う魔人の事も気がかりじゃ?そちらの方の調査に彼が何か手掛かりをつかんでいればいいのじゃが?」
水晶 「あの方でしたらきっと彼女達の力になる手掛かりを見つけてくれますわ?そちらの方はあの方にお任せしましょう?」
校長 「そうじゃな?・・・しかし、まさか今になってクロウの家系の者が関わってくるとはな?」
水晶 「本当ですわね?『クロウ・リード』・・・あの方も性格はともかくとても有能な『魔法使い』いいえ『魔術師』でしたね?」
校長 「あぁ、そうじゃったな?・・・クシーの事も、クロウが早くして逝ってしもうたのも奴に言わせればこれも『必然』とでも言うんじゃろうな?全く・・・こんなモノを必然じゃったと思えなど無理難題じゃよ?」
水晶 「そうですわね?『クロウ・リード』もクシー様も、100年前の『あの事件』が無ければ今頃は・・・」
校長 「かもしれんな?・・・クシーは闇の魔法の更なる高みにリンクルストーンを求めた。しかしクロウよ?お主はどうなんじゃ?お前は完成させたのか?お前の『闇の魔法』を?災いに対抗するための力を?・・・」
校長は腰かけていた椅子から立ち上がり、日差しが差し込む窓へと足を運び、今は亡き友を思う悲しいような?寂しいような?そんな表情を浮かべながらただ遠くの景色を見つめていた・・・・・・
ヤモー「ドクロクシー様・・・前回は申し訳ありません。次こそは必ずエメラルドを手に入れて見せます」
前回の襲撃の後、ヤモーは海鳴市内のどこかで亡き主『ドクロクシー』を模したカカシの前に膝まづき、次回の襲撃こそは目的の『リンクルストーン・エメラルド』を手に入れる事を目の前のカカシに誓うのだったが、ヤモーの背後にジョーカーが現れたのを感じ取り、目線を背後に移した
ジョーカー「こんなところにいらしたのですねヤモーさん?」
ヤモー「何の用ですか?プリキュア事エメラルドをつぶそうとした事、忘れた訳ではないんですよ?」
ジョーカー「それについては謝罪しましょう。あの時は申し訳ありません。私も、頭に血が上ってしまいました・・・」
ヤモー「ふん!!謝れば済む話ではありませんよ?用がなければ帰ってください!!」
ジョーカー「まぁまぁそう急かさずに?お詫びと言っては何ですがこれをお渡ししようと思いまして?」
ヤモー「・・・何です?この青い球は?」
ジョーカー「『青っ鼻(あおっぱな)』と言いましてね?あなたの生み出す『ヨクバール』のような手駒を生み出す玉です。使い方は簡単です。憑りつかせる物を選んで使うか?握りつぶして細かくして質より量の兵隊を作り出す。この二つです。どう使うかはお任せします」
ヤモー「こんな物いりません!!こんな物なくともドクロクシー様のお力があれば!!」
ジョーカー「まぁまぁそうおっしゃらずに?メインで使う必要は無いのですから?ヨクバールの補助にでも使えばいいんですから?それでは私はこれで?私もバッドエナジーを集めなければいけませんので?」
ヤモー「あっ!?こらっ!!お待ちなさい!!ってもう消えてしまいましたか?にしてもトランプの中に消えるとは?・・・」
ジョーカーから渡された『青っ鼻』を見つめながらヤモーは「ふんっ!!」と鼻を鳴らしヤモーはことはの持つエメラルドを狙って動き出すのであった
朝のやり取りの後、みらいに案内されたリコ・ことは・苺鈴・モフルンは屋根裏部屋へと続く梯子(はしご)を上り屋根裏部屋へと入室する。中は段ボールが大量に放置され、埃(ほこり)も積もっていた
リコ 「これは掃除が大変ね?」
みらい「たはは・・・物置部屋にしてたから・・・」
苺鈴 「流石に埃もすごいわ・・・ぁっ!!ことは、悪いんだけどマスク出してくれない?このまま埃吸い込むと喉と肺に悪いから?」
ことは「いいよ!!」
リコ 「ふふ~ん。苺鈴?魔法で物を生み出すのは出来ないのよ?忘れたの?魔法は万能って訳じゃないんだから?」
と、何故か自慢げに語るリコをよそにことはは杖でマスクを宙に描き、人数分のマスクを作り出す。その様子を見たリコは「えぇっ~!?」とデジャブな光景を演出しながらことはの作ったマスクを受け取っていた
苺鈴 「っていうかリコの方こそ忘れてない?ことはの箒(ほうき)だって魔法で作ってたわよ?」
リコ 「はぁ~そうだった・・・すっかり忘れてた・・・」
みらい「良し!!それじゃあ掃除始めよう。でもこれは一日掛かるかも・・・」
ことは「まっかせて!!キュアップ・ラパパ!!段ボールよ!!動いて!!」
リコ 「ダメダメ。こういう物を動かす魔法はそう簡単に出来ないのよ?」
みらい「思いっきり動いてるよ?」
リコ 「嘘っ!?」
苺鈴 「そんなに難しいんだ?『物を生み出す』のと『物を動かす』魔法?」
リコ 「そうよ?っていうか本来『物を生み出す』魔法なんて校長先生だって出来ないのよ?規格外すぎるわよ?」
苺鈴 「ふ~んそうなんだ?でも私の友達が使う魔法だと無から物を生み出す魔法と物を動かす魔法って割とあったわよ?」
リコ 「嘘ぉぉっーー!?」
ちなみに苺鈴が思い出したのは『フラワー』や『クリエイト』・『フロート』・『ムープ』の『さくらカード』の事だったりする。
ことは「良し!!次は・・・キュアップ・ラパパ!!お部屋を綺麗にして!!」
みらい・苺鈴「おぉっ~!!・・・」
ことはは次に呪文と内容を唱え、箒と塵取(ちりと)りが具現化され、知らない人が見ればポルターガイストのように一人でに掃除を始め、その様子にみらいと苺鈴は特にそこまで驚いた訳でもないが声を上げていた
リコ 「はぁ~もう何でもありね?」
苺鈴 「あっことは?悪いんだけど天井から掃(は)いてくれない?天井の埃が床に落ちるから後でやると二度手間だから?」
ことは「は~い!!」
リコ 「はぁ~・・・ぁっ!?掃除するんだったら換気(かんき)しないと・・・」
苺鈴 「あっ!?ちょい待ち!!まだ開けちゃ駄目!?」
リコ・みらい「えっ?何で?」
苺鈴 「この間TVで見たんだけど、掃除中に窓開けちゃうと風の通り道が出来て埃が部屋中に舞って色んな所に飛び散るからなんですって?出来れば掃除が終わって10分ぐらい経って埃が落ち着いてから喚起したほうがいいんですって?」
みらい・リコ・ことは「へぇ~・・・」
苺鈴 「ついでに言うと、床は中央から掃除するほうがいいらしいわよ?」
みらい「何で?普通隅からじゃないの?」
苺鈴 「その時のTVでも言ってたんだけど?掃除した時の動きで埃が動いてまた隅に寄るから結局二度手間になるそうよ?」
みらい・リコ・ことは「へぇ~」
それからほどなくして掃除も終わったようで掃除が終わったので改めて窓も開けて換気も行う。ことはは喉が渇いたらしく、牛乳を飲みに1階に降りていくのであった
苺鈴 「いやぁ~こんなに早く終わるなんて思わなかったわねぇ~?しかも魔法で色々出しちゃったからほんと楽だわ?」
リコ 「はぁ~・・・」
苺鈴 「どったの?」
リコ 「なんだか複雑な気分だわ・・・あの小っちゃかったはーちゃんがこんなにもすごい魔法を使えるようになって、色んな事が出来るようになって・・・」
みらい「リコ・・・」
苺鈴 「う~ん・・・そう?」
みらい・リコ「えっ?」
苺鈴 「確かにすごい魔法は『使えている』とは思うけど・・・それだけじゃない?」
みらい「『それだけ』?」
リコ 「どういう事?」
苺鈴 「つまりね?って・・・あれ?モフルンは?」
苺鈴の疑問にみらいとリコも周囲を見渡す。確かにモフルンの姿が無く3人は話を中断し、みらいは自分の部屋に、リコと苺鈴は別の場所でモフルンを探すため別行動をとった
ことは「・・・・・・」
その頃ことははコップに移した牛乳を飲みながら外で日差しを浴び、汗を流しながら作業をしているみらいの父を見て「大変そうだなぁ~」と100%善意で魔法を使って楽をさせてあげようと
したが、その直前に苺鈴がことはを見つけ慌てて杖を持った手を押さえ静止させる
苺鈴 「ダメでしょ!?人前で魔法を使っちゃ!?」
ことは「そうなの?」
苺鈴 「あのね?みらいの家族やこの世界の人の前では魔法を使うところを見られちゃ駄目なの?」
ことは「えっ?でも『操真 晴人(そうま はると)』や『仁藤 攻介(にとう こうすけ)』は人前で魔法使ってたよ?」
苺鈴 「えっ!?あぁ『仮面ライダーウィザード』と『ビースト』の事ね?ってあれは物語の中の話だからいいの」
ことは「何で?」
苺鈴 「そういうものなの?とにかく他の人に見られちゃ駄目なの!!いい?」
ことは「分った。じゃあ見つからないように魔法を使えば!!」
苺鈴 「それもダメ」
ことは「ダメなの?」
苺鈴 「やたら魔法に頼るのは感心しないわね?魔法に頼らないでも出来る事って結構あるのよ?」
ことは「そうなの?」
苺鈴 「そうなの。・・・おじ様。手伝います」
みらいの父「あぁ苺鈴ちゃん助かるよ?じゃあそっち抑えてて?」
苺鈴 「はい!!」
みらいの父はのこぎりで木材をカットしているところだ。苺鈴が板を押さえていると見ていたことはも苺鈴の横に並び「私も手伝う!!」と3人は汗を流しながら作業を始めた
みらいの父「二人共ありがとう。助かったよ?」
苺鈴 「お構いなく?」
ことは「疲れた~」
リコ 「3人ともお疲れ様?よかったら飲んで?」
作業を終えた3人の様子を見計らってか、リコがトレーに飲み物を入れたコップを乗せてやってくる。苺鈴とことはは牛乳を取り、みらいの父は麦茶を取り思わず一気飲みしてしまった
ことは「おいしい!?何コレ?今まで飲んだミルクの中で一番おいしい?リコこれどんな魔法なの?」
リコ 「魔法なんて使ってないわよ?」
ことは「え?」
苺鈴 「汗水たらして頑張ったからよ?だから余計においしいのよ?」
ことは「そっかぁ!!苺鈴の言ってた事ってこういう事なんだね?」
苺鈴 「まぁそういう事」
リコ 「何の話?」
苺鈴 「ん?『楽しめる苦労は進んでしろ』ってね?」
リコ 「ん?」
ことは「みらい!!モフルン!!私苺鈴からすごい事教えてもらっちゃった!!って・・・うわぁ~!!」
屋根裏部屋に戻ってきたことはが見たのは部屋一面に張り付けてあるビーズのアクセサリーの部屋であった。部屋全体が輝いておりその光景にことはは目が光っていた
苺鈴 「何々?どうしたのこれ?」
みらい「どうかな?モフルンと一緒に作ったんだけど?」
リコ 「へぇ~これってもしかしてモフルンのアイデア?」
モフルン「モフ~。モフルンもはーちゃんや皆のために何かしたかったモフ」
ことは「そうだったんだ・・・ありがとうモフルン!!みらいも!!」
みらい「うん」・モフルン「モフ」
みらい「でももうちょっと色々やりたいなぁ~って思ってた処でさ?」
リコ 「そうね?壁紙とか欲しい処だし、皆で買い出しに行きましょうか?」
リコ以外「おぉー!!」
という訳で部屋をオシャレにするための小物の買い出しに商店街に来た一同。だが一同は背後からつけてくるヤモーの存在に気付くことなく、買い物を始めて行くのであった
みらい「あっ!!これかわいい!!」
モフルン「モフ!!このリボンをこうして重ねればお花みたいモフ!!」
ことは「はぁ~!!モフルンセンスいい!!」
リコ 「じゃあそれも買いましょう?って・・・苺鈴さっきから何メモしてるの?」
苺鈴 「えっ?あぁ購入したい小物の特徴とか値段をちょっと?」
リコ 「何でそんなことしてる訳?」
苺鈴 「ほら?後でことはに魔法で出してもらえばいいかな?って?」
リコ 「って!?『やたら魔法使うな!!』ってはーちゃんに教えたばっかりじゃない!?」
苺鈴 「あれは悪魔で『楽ばっかりしないの』って意味で言っただけで、材料だけを出してもらって自分達で作る分には問題ないでしょ?」
リコ 「それでいいんかい・・・」
苺鈴 「それにこれだけ買うのにもお金結構かかるんだから?予算あんまりないでしょ?」
リコ 「まぁそりゃそうだけど・・・なんかセコイ」
苺鈴 「失礼(しつれい)な!?」
みらい「でも苺鈴ってなんか急にケチになったよね?確か・・・6月ぐらいからだったような?」
苺鈴 「6月?あぁそれ私がアルハザードから戻ってきた頃だったかしら?ってケチは余計よ!!言っときますけど、お金を稼ぐのって大変なんだからね!?」
みらい「ごめんごめん」
苺鈴 「もう・・・ん?」
リコ 「どうしたの?」
苺鈴 「ねぇ?なんか急に静かになった?」
苺鈴の指摘に全員周辺を見渡す。確かに人の気配が消え急に静まり返っていた・・・
5人がこの状況を不審に思っていた矢先に原因の方から声をかけてきたのだから全員声の聞こえた方に視線を移す
苺鈴 「あのヤモリこの間の!?」
リコ 「また来たの!?」
ヤモー「今日こそはエメラルドを渡してもらいますよ?」
みらい「何度来ても絶対エメラルドは渡さないんだから!!」
ヤモー「そう言うと思っていましたよ?魔法、入りました!!大いなる闇をまとい・・・いでよ!!ヨクバァァ~ル!!」
布ヨクバール「ヨクバァ~ル!!」
ヤモーが今回生み出したのは布生地と近くにあった焼き鳥か団子の店の提灯(ちょうちん)を合わせた布ヨクバールのようだ。ヨクバールの登場でみらい・リコはモフルンの胸に赤い宝石『リンクルストーン・ルビー』をセットしてプリキュアへと変身する
みらい・リコ「キュアップ・ラパパ!!・・・ルビー!!・・・ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」
ミラクル「ふたりの奇跡!!キュアミラクル!!」
マジカル「ふたりの魔法!!キュアマジカル!!」
二人 「『魔法つかい!プリキュア』!!」
苺鈴 「今度は赤いのね?って事はルビースタイルか・・・」
ミラクル「私達が相手だよ!!」
マジカル「掛かってきなさい!!」
ヤモー「行きなさいヨクバール!!」
ヤモーの指示で壁紙ヨクバールは攻撃を開始する。砂煙が一同を包み込むが、商店街の天窓を突き破りミラクル・マジカルは屋外に、ヨクバールも二人を追って屋外に向かっていく
苺鈴 「ミラクル!?マジカル!?」
ことは「私も!!」
ヤモー「お待ちなさい。エメラルドのプリキュアあなたの相手はこれです」
苺鈴 「何あの青い玉?」
ヤモー「ふっふっふっエメラルドのプリキュア、あなたは確かにお強い。ですが変身さえしなければただの小娘。ジョーカーさんからもらったこの『青っ鼻』で変身する隙は与えませんよ?いでよ!!アカンベェ!!」
ヤモーが『青っ鼻』を高く掲げ叫びながら投げ飛ばすと空中で細かくなり地に落ちると同時にアカン兵の大群が現れ、ことはを狙って一斉に襲い掛かるが、苺鈴がことはの前に立ち回し蹴りでアカン兵の一体を倒す
ヤモー「そうでしたね?そういえばあなたがいました」
苺鈴 「忘れてんじゃないわよ!!ことはは私が守る!!」
ことは「はぁ~!!苺鈴かっこいい!!惚れてまうでしょ!?」
苺鈴 「言ってる場合じゃ無いでしょ!?」
ヤモー「二人まとめてやってしまいなさい!!」
ヤモーの指示に従いアカン兵達はまた一斉に襲い掛かる。苺鈴は後ろにことはとモフルンを隠れさせ迫るアカン兵に立ち向かう
アカン兵A「アカンッ!!」
苺鈴 「ふっ!!」
アカン兵B「アカンッ!!」
苺鈴 「ふっ!!やっ!!」
アカン兵C「アカンッ!?」
迫るアカン兵A・Bを上から見るとY字にアカン兵二人を投げ飛ばしまた迫るアカン兵Cを蹴りで撃退する
苺鈴 「ふっ!!はぁっ!!」
アカン兵D「アカンッ!?」
苺鈴 「よっ!!やぁっ!!」
アカン兵E「アカンッ!?」
苺鈴 「ことは・モフルンこっち!!」
アカン兵Dの右腕を掴み腹部→頭部に一撃ずつ右パンチを繰り出し、アカン兵Eに対しては壁を蹴って三角飛びで勢いをつけ回し蹴りを放ちアカン兵Eも倒れる。
苺鈴はことはの手を取り、ことはとことはに抱きかかえられているモフルンと共に駆け出しアカン兵一同も3人を追いかけ主に苺鈴がアカン兵達をなぎ倒していく。3人は階段へと場所を移しそこでも先回りしているアカン兵や後ろから追ってくるアカン兵との戦闘になった
アカン兵F「アッカンッ!!」
苺鈴 「うっ!?」
ことは「苺鈴!!ぅっ!?苺鈴意外と重い!?」
苺鈴 「失礼な!!まぁ助かったけど・・・」
階段の上段に先回りしていたアカン兵Fが苺鈴を蹴り上げ、足場の悪い階段のせいで後ろに倒れそうになるが咄嗟にことはが苺鈴を抱きとめるがことはの腕力ではしょうがないとはいえ『重い』発言には反応したがそれで終わって抱き留めてくれた事にお礼を言って再びアカン兵との戦闘を再開する
苺鈴 「でやっ!!」
アカン兵G・H「アカンッ!?」
苺鈴 「ちょっとごめん!!」
ことは「うわっ!?」・モフルン「モフッ!?」
階段の下段にいたアカン兵2体に階段の手すりをもって体を浮かせ両足を伸ばして蹴りを放つ。降りた苺鈴は咄嗟にことはにモフルンを抱かせ、一言断ってからことはをお姫様抱っこで抱えその場でジャンプし上段にいたアカン兵2体を通り越し着地したと同時にアカン兵を一体蹴り上げ転げ落ちる。ことはを抱えたまま苺鈴はまた階段を上っていく
アカン兵数名「アカ~ンベェ~!!」
苺鈴 「しつこいったらないわねもう~!!」
ことは「そうだ!!キュアップ・ラパパ!!皆転んで!!」
ことはは苺鈴に抱っこされたまま杖を取り出し魔法を唱える。すると、苺鈴が通った後に階段にバナナの皮が出現し、苺鈴の後ろ姿しか視界に入れていなかった先頭のアカン兵がそのバナナの皮を踏んだ事でその後ろにいたアカン兵達も巻き込まれて追いかけてきたアカン兵達は全員目がぐるぐるになって倒れていた
苺鈴 「ふぅ~何とか助かった。ことはありがとう」
ことは「えへへ」
ミラクル・マジカル「うわっ!?」
苺鈴 「ミラクル!!マジカル!!」
ことは「あ痛っ!?いたた苺鈴それはないよぉ~!?」
苺鈴 「ぁっ!?ごめん・・・」
苺鈴の後ろで布ヨクバールと戦っていたミラクルとマジカルの悲鳴を聞いた苺鈴は思わずことはをパッと放してしまい振り返る。ことははお尻を打って「痛い」と言いながらお尻をさすりうっかりことはをないがしろにしてしまった苺鈴は謝罪するのであった
モフルン「ミラクル!!マジカル!!大丈夫モフ!?」
ミラクル「大丈夫!!」
マジカル「こっちは任せて!!」
ヤモー「くっ、何をしているのです!?邪魔な建物など壊してしまいなさい!!」
ヨクバールの動きが悪い。その原因が周辺にある建物にあると考えたヤモーはヨクバールに周辺の建物を先に壊すように指示を出しヨクバールはミラクル・マジカルを後回しにして建物を壊し始める。その様子を見たミラクルもマジカルも怒り、そうまでしてことはの持つ『リンクルストーン・エメラルド』を欲するのかと怒り交じりで問い掛けた
ヤモー「欲しいですね?強大な魔法の力があれば、どんな事だって出来る。私はエメラルドを手に入れて、ドクロクシー様が成し遂げられなかった『闇の世界』を創造するのです!!」
ことは「そんなの違う!!」
ヤモー「んっ?」
苺鈴 「ことは?」
ことは「あなたは間違ってる!!・・・・・・エメラルド!!フォリーチェファンファン!!フラワーレ!!」
フェリーチェ「あまねく命に祝福を・・・ふっ・・・・・・キュアフェリーチェ!!」
キュアフェリーチェへと変身を果たし、フェリーチェはミラクル・マジカルの前に空中を浮遊するかのように降り立つ。ヤモーはヨクバールにフェリーチェを攻撃するよう指示を出し、布ヨクバールの提灯の手が外れ、鞭のようになった腕がフェリーチェの腕に巻き付くが、フェリーチェには慌てる様子一つない
苺鈴 「フェリーチェ!?早くその鞭から脱出して!!」
当の本人の代わりに慌て、声を荒げていた苺鈴の心配をよそに、フェリーチェを捕らえたはずのヨクバールの方が様子がおかしい・・・それはフェリーチェの力の方が強く、ヨクバールの力が通じていない事を意味していたようだ
フェリーチェ「魔法は万能ではありません・・・例え強い力を手に入れたとしても、大切なのは使う者の清き心。そして、熱き想い!!それがわからないあなたにエメラルドは渡せません!!」
その一言の後、フェリーチェが力を込めたのか?巻き付いていた布ヨクバールの右腕が消滅し、ヤモーは更にヨクバールに指示を出して3人に向かって突撃を仕掛ける。それを迎え撃つのはリンクルステッキを構えたミラクルとマジカルである
ミラクル・マジカル「プリキュア!!・・・ルビィィー!!パッショナーレ!!」
布ヨクバール「ヨク・・・」
ミラクル・マジカル「フェリーチェ!!」
フェリーチェ「プリキュア!!エメラルドリンカネーション!!」
布ヨクバール「ヨク・・・バ~ル・・・」
苺鈴 「やった!!」
モフルン「モフゥゥッ~!!」
ヤモー「ぐっ!!あの小娘がアカン兵の邪魔をしなければ・・・オボエテ~ロ!!・・・・・・」
ミラクル・マジカルの『ルビー・スタイル』の技『ルビー・パッショナーレ』を受けて動きを止めた布ヨクバールのとどめをフェリーチェに任せ、見事浄化に成功させる。その様子をモフルンを抱えながら見ていた苺鈴も自分の事のように喜び、モフルンもこの勝利を喜んでいた。
ヤモーはことはを変身させないようにアカン兵を差し向けたというのにそれを苺鈴に邪魔された事に腹を立てながらも今回は撤退して、周辺は元の賑わった商店街へと戻り、一同は買い物を再開させたのであった
ビューティー「プリキュア!!ビューティーブリザァァ~ド!!アロォォー!!」
鏡アカンベェ「アカンベェ~~!?」
ジョーカー「なんと!?キュアビューティー一人で『青っ鼻』を浄化出来るとは!?」
フォーチュン「フォーチュンスターバースト!!」
ジョーカー「ぉっ!?でやっ!!」
フォーチュン「・・・・・・」
ジョーカー「ちぃっ!?次はこうはいきませんからね!?」
『魔法つかい!プリキュア』がヤモーを退けた丁度同じ頃、『ピカリが丘』にやってきていたジョーカーはバッドエナジーを集めていたが、駆けつけてきたキュアビューティーとキュアフォーチュンによって阻まれ、本来『青っ鼻(あおっぱな)』を単体で浄化出来ないキュアビューティーであったが、どうやらバッドエンド王国との闘いの最中の単体でのパワーアップが功をなしたようで、『ブリザード・アロー』であればそれも可能のようであった。(注・この小説内での設定)
その様子を見て、動揺し、隙を見せたジョーカーに向かってキュアフォーチュンは右拳に光を宿して『フォーチュンスターバースト』を放つがぎりぎりのところでかわされてしまい空中に飛んだジョーカーは一言残して瞬間移動でこの場から撤退してしまいフォーチュンは仕留められなかった事を悔やみ、ジョーカーが消えた空中を見ながら顔をしかめていた
ビューティー「惜しかったですね?」
フォーチュン「はい・・・前回みらい達を狙った闇の魔法使いは現れませんでしたね?」
ビューティー「ですね?ジョーカーはジョーカーでバッドエナジーを集めていただけでしたし、もしかしたらあの二人は協力し合っている訳ではないのかも?」
フォーチュン「・・・あの子達大丈夫かしら?」
ビューティー「ふふっフォーチュンは特に『あの子』が気になっているのではないですか?」
フォーチュン「まぁそうですね?苺鈴は本当にすぐ無茶しそうですから?」
ビューティー「それで私達をダウンさせてしまうんですから末恐ろしい子ですよ?」
フォーチュン「ふふっ確かに?後でちょっと連絡入れてみます」
ビューティー「お願いしますね?さて、私達も一先ずここから退散しましょう?いつまでもプリキュアの姿でいる訳にも行きませんし?」
フォーチュン「了解です」
モフルン「出来たモフゥゥ~~!!」
みらいの自宅のことはの部屋にて、モフルンの言う通り、ことはの部屋のリフォームが完了したようだ。部屋にはモフルンも含めた5人で作ったアクセサリーで満たされておりキラメイていた、この様子に5人は満足していたようだ
ことは「これ皆に作ったの?」
部屋を見渡すみらい・リコ・モフルンにことはが渡したのはリンクルストーンもパーツに含めたペンダントであった。その出来栄えは中々の物で渡されたみらい・リコ・モフルンは嬉しさとその完成度に笑みを浮かべていた
リコ 「はーちゃんが作ってくれたの?」
ことは「うん。私、まだまだ分からない事だらけだけど、これからもたくさん色んな事教えてください!!」
モフルン「大きくなっても、はーちゃんはやっぱりはーちゃんモフ」
リコ 「そうね?」
みらい「うん!!」
ことは「えへへ・・・これからも、毎日、毎日楽しい事がいっぱい続いていくんだろうなぁ~?」
苺鈴 (・・・私にはことはからのプレゼント無しかぁ~・・・まぁでも催促(さいそく)するもんじゃないし、なんか残念だけど黙っておこう)
ことは「それでこっちは苺鈴にあげる」
苺鈴 「ぇっ?私にもあるの?」
ことは「もちろん!!」
苺鈴 「ことはぁぁ~・・・」
みらい「・・・苺鈴泣いてる?」
苺鈴 「言わないの!?」
リコ (苺鈴ったらすっかり目がうるうるしちゃって、若干鼻声になっちゃってるじゃない!?仲間外れだと思ったからなのかよっぽど嬉しいのね?はーちゃんがプレゼントしてくれるの?)
みらい「それで苺鈴にはどんなのなのはーちゃん?」
ことは「えへへ苺鈴。左手出して?」
「こうでいいの?」と左手を差し出すと、薬指にことはがゆっくりとビーズのアクセサリーをはめてきたけどこれって・・・
苺鈴 「指輪?」
ことは「結婚してください」
苺鈴「いきなりね!?そして真顔で言わないで!?さり気に手を握らない!?っていうか意味分かってる!?」
ことは「えっ?大好きな人とず~と一緒にいることだよね?」
苺鈴 「まぁ間違ってはいないけどさ?」
みらい「めっ苺鈴?いつの間にはーちゃんとそこまでの進展を!?」
苺鈴 「えっ?」
リコ 「ちょっちょっと待ちなさいよ苺鈴!?いくらあなたでも家のはーちゃんは簡単には渡さないんだから!?」
苺鈴 「ちょっと待って!?いつの間に私彼女のお父さんに挨拶に来た彼氏になっちゃってる訳!?」
ことは「だって私、苺鈴に裸も見られたし、それにさっき抱かれてちゃって・・・」
苺鈴・リコ「『抱かれ』!?」
みらい「『だかれ』?・・・」
リコ 「ちょっと苺鈴!!あなた本当にいつの間にぃぃ~~!?」
苺鈴 「ちょちょちょっと待ってって!?ってあっ!?ことはもしかしてさっきアカン兵から逃げた時のお姫様抱っこの事言ってる!?それと裸見たってそれ記憶なくして高町家に泊まって一緒にお風呂入った時の事でしょ!?」
ことは「えへへバレた?」
苺鈴 「この子ったら・・・」
リコ 「ぁぁっそう?なっなら良かったわ?ふぅ~もうびっくりさせないでよはーちゃん?」
ことは「えへへ」
みらい「う~ん・・・あっ!!そっか!?『だかれ』ってR指定入っちゃういわゆるセッ!!」
苺鈴・リコ「最後まで言わんでいい!!」
みらい「あっはい・・・」
苺鈴 「って言うかことは?あなたワザとさっきの誤解を招く言い回ししたでしょ?一体何処で色々と知ったのよ?」
ことは「え?あぁそれはこの間苺鈴の部屋に遊びに行った時に読んだ苺鈴の机の下に落ちてた薄い本を」
苺鈴 「あぁ~ことはごめん。それ以上はお口チャックね?」
ことは「もごっ?もごっ?」
リコ 「苺鈴・・・」
みらい「やっぱり苺鈴って結構エッ」
苺鈴 「は~いみらいもお口チャックね~?」
みらい「もごっ?もごっ?」
リコ (やっぱり苺鈴って相当・・・)
苺鈴 「ふんっ!!」
リコ 「何で私だけハリセン?」
苺鈴 「ごめん。なんか考えてそうだったから?」
リコは苺鈴にハリセンで後頭部を叩かれ、床に倒れながら苺鈴に自分だけハリセンの理由を尋ねていた
みらい「うわ!?漫画みたいなすごいタンコブ?煙まで出てるし?」
ことは「あはは・・・それはそうと苺鈴?一つお願いがあるんだけど?」
苺鈴 「何?」
ことは「実は苺鈴とおそろいのビーズの指輪があるんだけど?」
苺鈴 「ふんふん。それで?」
ことは「私の指にはめてほしいなぁ~って?」
苺鈴 「もう、しょうがないわね?」
なんやかんやでことはにも甘い苺鈴だったので、「同じようにお願い」と注文を受けた苺鈴はことはの左手薬指にゆっくりとビーズの指輪をはめ、互いの指を見せ合い満面の笑みを浮かべることはと、照れくさそうに頬をほんのり赤くする苺鈴の姿をみらいは微笑ましく・リコは複雑そうに見つめていたのだった・・・・・・
次回『苺鈴と夏合宿』
注・この小説内では魔法学校の校長は『クロウ・リード』は『すでに故人だと思っている』扱いです。