カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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この章は最終話と書いてはいますが、実際にはまだ完結いたしません。


『俺!!参上!!』

 

 

 

 

みらい・リコ「たぁ!!」

 

戦闘員A「イィィ~~!?」

 

みらい「今ので最後かな?」

 

リコ 「みたいね?・・・校長先生。一体イカデビルに何を盗られたんですか?」

 

校長 「あれは・・・クロウが・・・ワシの友が最後に送ってきた災いに対抗するための『力』なんじゃ・・・」

 

リコ 「『クロウ』・・・それってまさか!?」

 

みらい「『クロウ・リード』・・・前に校長先生が100年前の話をしてくれた時に出てきた校長先生の友達の?」

 

校長 「あぁ・・・奴は最後にワシに奴が作った『闇の魔法』を託してくれた・・・じゃがワシはそれを表舞台に出さず、しまい込んでいたのじゃが・・・あれを悪しき者に使わせてはならん!!みらい君!!リコ君!!危険な事なのは承知しておる!!じゃがしかし!!あの力を!!クロウの作りし魔法を悪用させる訳にはいかんのじゃ!!頼む・・・あのカードを取り返してきてくれ!!」

 

リコ 「頭を上げてください!!」

 

みらい「行きます!!リンクルストーンだって取り戻さないといけないし、そんな大事な物をあんな怪人に悪用させたくない!!行こうリコ!!」

 

リコ 「えぇ!!」

 

二人は箒を取り出し、跨ってこの場を後にする。向かうのは当然苺鈴・ことはが追っているイカデビルの元だ。モフルンの鼻を頼りに、二人は箒の速度を上げていくのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イカデビル「ゲソゲソゲソ!!」

 

苺鈴 「こらぁ~・・・」

 

ことは「はぁ・・・はぁ・・・やっと追いついたぁ~・・・」

 

遂にイカデビルを追い詰めた二人。しかし、息が上がっている。反対にイカデビルはまだ余裕があるようだ?

 

イカデビル「お前達もいイカ減しつこいゲソ?」

 

ことは「追い詰めたよ!!無駄な抵抗はやめて、武器とイカを捨てて投降しなさい!!」

 

苺鈴 「イカ捨てちゃうと『悪魔』の部分だけ残っちゃうからなんか嫌ね?」

 

イカデビル「誰が投降なんてするかゲソ」

 

苺鈴 「っていうか?あなた、校長先生から何を奪ったのよ?なんかカード?に見えたけど?」

 

イカデビル「ゲソ?まぁいいだろう。冥土の見上げに教えてやろう!!これこそ!!かつて最強の魔術師と言われた『クロウ・リード』が作り出した『闇の魔法』!!その名も『クロウカード』!!」

 

苺鈴 「ぇっ!?『クロウカード』ですって!?」

 

ことは「苺鈴知ってるの?」

 

苺鈴 「そんなはずないわ!?だって『クロウカード』は全部で53枚!?そのすべては新しい主の元に新しいカードにも変わった!!クロウカードが残ってるはずないわ!?」

 

イカデビル「ほ~?娘?色々詳しいようだな?だが、お前はいくつか見落としているようだな?」

 

苺鈴 「ぇっ?一体何を?」

 

イカデビル「考えてもみろ?いかに優秀な『クロウ・リード』といえど、試作も無しに完成品を作り出せると思っているのか?」

 

苺鈴 「えっ?」

 

イカデビル「どんな物も試作を重ねて初めて『本物』を完成させる事が出来る。このクロウカードは『クロウ・リード』が本物のクロウカードを作り出すための試作型。そう。言うなればこれは試作型クロウカード。その名も『プロト・クロウカード』!!」

 

苺鈴 「プロトクロウカード・・・そんな物まであったなんて・・・」

 

イカデビル「ドクロクシー様も警戒しておられた『来るべき災い』に対抗するために作られ・そして試作型というだけあってこれはお前が知る本物のクロウカードよりも強大な力を秘めている。それだけの力があれば俺様はドクロクシー様を超え、災いをも超越し!!そして世界を我が『ショッカー』の支配下に置くでゲソ!!ゲ~ソゲソゲソ!!」

 

苺鈴 「そうか!?・・・まさかそれで『クロウ・リード』は『無』のカードを作ったっていうの!?」

 

ことは「どういう事?」

 

苺鈴 「ずっと不思議だった・・・何で『クロウ・リード』はクロウカードを作ったのか?何で封印までするような力を作る必要があったのか?・・・『災いの混沌・デウスマスト』・・・多分だけど、あれほどの力が必要になるかもしれないって予感してたんだ!!だから封印まで施すような危険なカードまで作る必要があったんだ!?」

 

イカデビル「おしゃべりはそこまでゲソ。これでも喰らうゲソ!!」

 

イカデビルの触手の薙ぎ払いを受けた二人は倒れてしまいイカデビルは高笑いを掲げる。倒れながらも二人はイカデビルを睨みこの状況を打破する手を必死に考えているようだ

 

苺鈴 「ことは。イカにはイカよ?一瞬でいい。隙を作れる?」

 

ことは「イカにはイカ?・・・分かった。やってみる!!」

 

苺鈴 「よぉ~し・・・」

 

次の瞬間苺鈴は素早く立ち上がり単身イカデビルに向かって突き進む。イカデビルは「しつこい!!」と言わんばかりに触手を伸ばそうとしたが、そのタイミングを見計らってことはは魔法を発動させた

 

ことは「はぁーー!!」

 

イカデビル目掛けてことはが放ったのは墨汁であった。短いホースから飛び出た墨汁が顔面に直撃したイカデビルは一気に視界を奪われ思わず隙が生まれ、その隙に苺鈴はイカデビルに全力のショルダータックルを決め、何とかイカデビルを突き飛ばすことに成功。しかもその衝撃で奪われた『リンクルストーン』と『プロト・クロウカード』もイカデビルは落としてしまいそれは幸運にもことはの方へと飛んできたのだ

 

ことは「ラッキー!!苺鈴!!皆取り返したよぉ~!!」

 

苺鈴 「痛たた・・・良し!!」

 

イカデビル「イカゲソ、えぇいもう!?それを返すイカ!!」

 

苺鈴 「ことは!!」

 

迫るイカデビルに取り返した『リンクルストーン』・『プロト・クロウカード』を両腕に抱えながらイカデビルを警戒する『ことは』・・・

 

しかしそれで黙っている苺鈴ではなく、イカデビルの腰にしがみつき行く手を阻もうとするが、振り回され地面を転がる。またことはに迫るイカデビルであったが、再び苺鈴はイカデビルに飛びつきまたイカデビルに振り落とされる苺鈴・・・三度ことはに迫るイカデビルに苺鈴はダメージがあるにも関わらず、ことはを守りたい一心でイカデビルの足首を掴み、イカデビルの足を止める

 

イカデビル「いい加減お前もしつこいゲソ!!」

 

苺鈴 「がはっ!?」

 

ことは「苺鈴!?」

 

どうしよう!?今のままじゃ魔法は使えても変身出来ないし!?このままじゃ!?

 

イカデビル「お前から始末してやるイカゲソ!!」

 

苺鈴 「ぅぅっ・・・」

 

ことは「苺鈴!?そうだ!!クロウカード。これを使って!!」

 

クロウカード・・・お願い!!私の魔法に応えて!!苺鈴の力になって!!

 

ことは「キュアップ・ラパパ!!クロウカードよ!!苺鈴に力を!!」

 

ことはが『プロト・クロウカード』に掛けた魔法は、世界の枠を超え、別の次元・・・平行世界へと影響を及ぼした・・・不安定の試作型だったからか?それともことはの純粋な想いに応えたのかは分からないがとにかく魔法は次元を超えたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤鬼 「へへっ・・・まぁ良太郎(りょうたろう)程じゃねえけどな?って・・・あれ?・・・何処行った?・・・あれぇぇ~?」

 

平行世界・・・『仮面ライダーが存在する世界』・・・未来から過去に『仮面ライダージオウ』と共にやってきたイマジン『モモタロス』は、いつの間にか置き去りにされていた事実に呆然としていた・・・

 

モモタロス「・・・・・・えぇ~~!?なんだよそりゃ!?そりゃねぇだろぉ~よぉ~!?えぇぇっ~~!?ややっ?・・・何だありゃ?」

 

モモタロスが見たのは虹色の光の粒子が空からやってきて、目で追いかけいき気が付いたらモモタロスの周囲を包み込み、気が付いたらモモタロスはこの世界から消えていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は戻り苺鈴達のいる廃工場・・・イカデビルが苺鈴にとどめを刺そうとしたその瞬間、イカデビルの側面に空間の亀裂が発生し、そこから一体の赤鬼がロケットのごとくイカデビルに頭突きを繰り出しというか激突し、イカデビルは見事に吹き飛び赤鬼も肩から地面に強打するのであった

 

赤鬼 「いててててっ!?・・・何だぁ?」

 

ことは「なんか来ちゃった!?」

 

苺鈴 「あれ?・・・この赤鬼どっかで?・・・」

 

モモタロス「あぁっ!?誰が赤鬼だコラァッ!?俺は『モモタロス』ってんだよ!!よく覚えとけ!?」

 

苺鈴 「ごっごめんなさい!!っん?『モモタロス』?・・・あぁっ!?」

 

モモタロス「んぉっ!?なんだよ?」

 

苺鈴 「思い出した!!『仮面ライダー電王』!!」

 

モモタロス「あぁっ?何で『電王』知ってんだよ?」

 

苺鈴 「何でってそりゃ・・・」

 

ことは「あっ!?苺鈴!?」

 

ことはの叫びにことはの視線の向きに向かって苺鈴・モモタロスは視線を向ける。そこには怒り心頭のイカデビルが復帰していたようだ

 

モモタロス「なんだイカ野郎?やる気か?」

 

苺鈴 「ねぇモモタロス?『望み』を言うから力を貸してくれない?」

 

モモタロス「はぁ~!?『望み』っておめぇ?俺はイマジンだぞ?」

 

苺鈴 「知ってる。けど、あなたは悪さなんてしないでしょ?」

 

モモタロス「おいおい?ずいぶん知った風に言うじゃねぇかよ?」

 

苺鈴 「知ってるもん?そんな事よりも、望みを言うわよ?」

 

モモタロス「おい待てよ!?俺は叶えるなんて言ってねぇぞ!?」

 

苺鈴 「私の友達を守って!!私の体使っていいから、あいつをやっつけて!!」

 

苺鈴の目を見ながらモモタロスは沈黙する・・・待ちきれないといわんばかりにイカデビルは触手を伸ばして攻撃してくるが、モモタロスはいつの間に用意したのか、自前の剣で触手を繰り落とし、再び苺鈴に向き直る

 

モモタロス「わ~たよ?その願い・・・聞き入れた・・・」

 

苺鈴 「ぅっ!?・・・」

 

苺鈴(M)「俺、参上!!」

 

ことは「苺鈴?・・・」

 

苺鈴 「(うわっ!?これがイマジンの憑依!?こんな感じなんだ!?)」

 

モモタロスが憑依した事で苺鈴の髪には赤いメッシュが入る。しかし、何故か髪が逆立つことが無く、歌舞伎役者のようなポーズをとっていた

 

ことは「これがイマジンの憑依?本当に人が変わったみたい?・・・そうだ!?キュアップ・ラパパ!!」

 

ことははプロトクロウカードに魔法をかける。数枚のプロトクロウカードは姿を変え、それが仮面ライダー電王の変身ベルト『電王ベルト』に代わり、それが苺鈴(M)に渡ると、すかさず腰に装着する

 

苺鈴(M)「変身!!」

 

ーーーーー『ソード・フォーム!!』ーーーーー

 

電王 「・・・俺!!再び参上!!」

 

苺鈴(M)は『仮面ライダー電王』ソードフォームへと変身を遂げる・・・のだが・・・ちょっと小さい・・・

 

電王 「・・・ん?・・・何だ?・・・ちっせぇなぁ~おい?しかもなんだぁこりゃ!?このヒラヒラ!?」

 

苺鈴 「(あ~・・・もしかして女の子の体使って変身した弊害なのかも?)」

 

電王 「変態?・・・冗談じゃないぜ!?俺は変態なんかじゃねぇ!?」

 

苺鈴 「(変態じゃなくて『へ・い・が・い』!?)」

 

本来の電王と違って一回り身長が低い+体にリボンが巻き付いている姿である。後に命名される『プリティ電王』である

 

イカデビル「ごちゃごちゃ言ってるんじゃないイカ!!」

 

イカデビルの触手が鞭となりプリティ(P)電王を襲うが、左右に転がり回避していく。しかもそれだけではなく、腰のパーツを組み立て、『剣』を作り出す

 

P電王「イカゲソうるせぇ!!こんなサイズでも俺は最初から最後までクライマックスなんだよ!!」

 

イカデビル「イカゲソ!!」

 

駆け出してくるP電王にイカデビルは両腕の触手を交互に繰り出す。しかし、流れるように剣を振るい触手を切り落とし・両腕の触手の隙間をくぐっていき、距離を詰めていく

 

P電王「うらぁっ!!」

 

歩幅1~2歩分にまで距離が縮まったP電王は剣を振るうが、イカデビルはヒョイッ!!ヒョイッ!!と躱していき、当たらない。どうやらリーチが短いため最小限の動きで躱されているようだ?

 

P電王「ちぃっ!?当たんねぇ!?」

 

苺鈴 「(モモタロス!!私に考えがあるわ!!)」

 

P電王「何だよ?」

 

P電王は動きを止め、苺鈴の話を聞いている。イカデビルも今が好機とみて攻撃を仕掛けようとするが、少しだけ動き出すのが遅かった

 

P電王「おし!!分かった!!」

 

イカデビル「これで終わり!!イカゲソ!!」

 

P電王「俺の必殺技!!」

 

-----『フルチャージ』!!-----

 

P電王「うらぁぁっ!!」

 

P電王はライダーパスをベルトにかざし、パスを投げ捨て、剣を構えると、イカデビル目掛けて駆け出す。イカデビルも再び触手を繰り出しP電王は触手を切り落としながら再びイカデビルとの距離を縮め、『突き』の状態で剣を突き出す。しかし、それはイカデビルの腕+触手で伸ばしたリーチの差で叶わず、P電王の頭を掴み、イカデビルに攻撃が届かないようにしていた

 

イカデビル「何度やっても結果は同じイカ?ぐぅっ!?」

 

P電王「へへっ」

 

イカデビルの腹部には、P電王の剣が突き刺さっていた。

 

刀身だけを伸ばし、足りないリーチを補い、届かないと見せかけて油断を誘う作戦だったようだ?仮面ライダー電王・ソードフォームの必殺技の特徴を把握していた苺鈴であったからこそこの戦術を建てたのだ

 

P電王「俺の必殺技!!・・・プリティ~バージョン!!」

 

イカデビル「ショッ・・・ショッカーに・・・栄光あれぇぇ~~!!」

 

必殺技パート5のアレンジ技であるP電王の必殺技を受けたイカデビルは、数回切り付けられ、エネルギーの火花を放ちながらイカデビルはよろよろと両腕を上げショッカーの名を叫びながら正面に倒れ込み、イカデビルは爆死するのであった

 

イカデビルを倒し、ベルトを外したP電王は苺鈴とモモタロスに分離し、二人はイカデビルが爆死して発生した爆炎を見つめているのだった・・・

 

苺鈴 「・・・ありがとう。モモタロス?おかげで助かったわ?」

 

モモタロス「あぁ?礼なんかいらねぇよ?俺は望みを叶えてやっただけだ?勘違いすんな?」

 

苺鈴 「あらそう・・・」

 

モモタロス「まっ!!俺も暴れられてすっきりしたしな?それにおめぇ俺に体預けるとはぁ根性あるじゃねぇかよ?」

 

苺鈴 「ふふっありがとう。光栄だわ?」

 

苺鈴が右手を差し出すと、モモタロスはその意図が分かり、右手を差し出そうとしたが、その直後、悲鳴があっという間に近づいてきて、何かが二人の方へと迫ってくる

 

リコ 「あぁっ!?」

 

モモタロス「どわぁっ~~~!?」

 

苺鈴 「モモタロスゥゥ~~!?」

 

モモタロス「・・・おわぁっ!?」

 

迫ってきていたのはどうやら箒に乗って飛んできたリコのようだ?ただし、暴走してスピードが出すぎてモモタロスと激突し、モモタロスは宙を手裏剣のようにクルクルと飛んでいき、ドラム缶・段ボールの山に激突してドラム缶・段ボールの山の中に埋もれてしまうのだった

 

リコ 「あ痛たた・・・」

 

みらい「リコォォ~~!!大丈夫!?」

 

リコ 「えぇ何とか?・・・」

 

ことは「みらい!!リコ!!」

 

苺鈴 「校長先生の方は?」

 

みらい「それは大丈夫。向こうは片付けてきたから?」

 

リコ 「それでそっちは?」

 

苺鈴が指さす方を二人は見る。イカデビルのいた場所の爆炎を見て簡単に説明を受けた二人はイカデビルを倒した事を理解し、一先ず終わった事に安堵していた

 

みらい「ところで苺鈴?何で服が変わってるの?」

 

リコ 「そういえば・・・」

 

苺鈴 「あはは・・・それはあんまり聞かないで?」

 

みらい・リコ「んん?」

 

ことは「バニーガールとバトルコスチューム姿、可愛かったよ?」

 

みらい・リコ「どゆこと?」

 

苺鈴 「あんまり余計な事は言わないの?」

 

ことは「痛い!?痛いぃぃ~!?」

 

ことはにはおしおきの頭ぐりぐりの刑が行われていたようだ?これは地味に痛い・・・

 

リコ 「それはそうと苺鈴・はーちゃん。リンクルストーンとクロウカードは?」

 

苺鈴 「あぁそうだった!?確かことはが回収してたはず・・・」

 

ことは「あっ・・・ごめん。さっきリコがモモタロスにぶつかったのにびっくりして落っことした・・・」

 

苺鈴・みらい・リコ「えぇぇ~~!?」

 

急ぎ落っことしたリンクルストーン・プロトクロウカードを回収する事になった一同・・・幸いな事に爆炎から少し離れた所に散らばっていた。偶然にも苺鈴達の近くに転がっていたリンクルストーンから回収していきリンクルストーンがすべて回収が終わり、次にプロトクロウカードの回収であったが、箱から数枚飛び出ていた程度ですんでこれは運がいい

 

みらい「あったあった!?後はこれを回収すればっと・・・ん?ぶっ!?」

 

ことは「みらい!?」

 

リコ 「何よあなた!?」

 

落ちていたプロトクロウカードを回収しようと中腰になっていたみらいの前に誰かが割って入り、その誰かはみらいを裏拳で殴りつけ、みらいは後ろに転倒してしまう。

 

『みらいを殴り飛ばした相手』ということで、リコは敵意むき出しに睨みつけるが、相手は全く意に介した様子も見せずみらいが回収しようとしたプロトクロウカードを拾い、現物を確認しているようだ

 

???「これだ・・・これこそが探していたもう一つのクロウカード・・・」

 

リコ 「質問に応えなさいよ!!」

 

ことは「ん?苺鈴?」

 

ことはは横にいた苺鈴に視線を移した。苺鈴の様子がおかしかったからである。今、苺鈴はこの人物の外見の特徴に驚愕しているようだ?しかも、名前まで知っていたのだ・・・

 

苺鈴 「く・・・暗闇大使?・・・」

 

『暗闇大使(くらやみたいし)』とは『仮面ライダーZX』に登場した秘密結社『バダン』の総指揮者の名前である。

 

目の前にいるのは『平成』バージョンのようであるが?状況が状況・・・このタイミングでこんな場所に現れたということは撮影では無いであろう事は容易に想像出来る。ではこの暗闇大使は一体何者であろうか?なにせこの世界は『仮面ライダーは実在しない世界』なのだから・・・

 

一瞬の内に様々な事が頭をよぎっていた苺鈴をよそに、暗闇大使は背後に手をかざすと、空間に裂け目が出来、ゆっくり振り返りながらその裂け目へと歩いていくのだった

 

ことは「はぁ~!?待って!?そのカード返して!!」

 

苺鈴 「ぁっ!?ことは!?」

 

リコ 「ちょっ!?ちょっと!?」

 

みらい「あぁっ!?待って!?」

 

プロトクロウカードを持ち去った暗闇大使を追い、4人とモフルンは空間の裂け目に突入し、この世界から完全に姿を消してしまうのであった・・・・・・

 

気絶したままのモモタロスの存在をすっかり忘れたままで・・・・・・

 

 




物語は別の作品『プリキュア・トロピカルパーティー!』へと続いていく・・・



タグは『昭和ライダー』

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