カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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注・今回から始まるこの章ではこれまでの細かい設定や時間軸は無視した思い付きによる話になります。




『魔法つかいプリキュア!』の敵であるデウスマストとの戦いを終えたり終えなかったりして、とりあえず離れ離れになる事が無かったみらい・リコ・ことは・苺鈴の4人。
時間は流れ2月に入った頃の話である


『読み切り』(仮)
『届けフェリーチェの想い!! 苺鈴とチョコレート!!』


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は巡りめぐってもう2月・・・去年はプリキュアやって、たくさんの大切な出会いや経験をしてきたなぁ~と感傷に浸りながら『朝比奈 みらい』は『十六夜 リコ』・『花海 ことは』と共に母校のナシマホウカイの教室に入室する。席に着くと、周辺が男女問わずソワソワしている雰囲気が感じ取れたようだ?

 

ことは「皆どうしたんだろうね?」

 

リコ 「なんか男子の視線が強く感じられる気がするんだけど、私の気のせい・・・なのかしら?」

 

みらい「う~ん・・・」

 

ふと、黒板の横にあるカレンダーが目に留まり、日付をよく見るとその訳がなんとなく分かっちゃった?あとちょっとで2月14日だっけ?

 

みらい「もう少しでバレンタインだもんね?そりゃ皆ソワソワしちゃうよね?」

 

リコ・ことは「ばれんたいん?」

 

あれ?二人の反応がイマイチ分かってない感じだ?あっそっか?はーちゃんは知らなくて当然か?でもリコも知らないんだ?二人に簡単に説明してあげたらすぐに理解してくれて良かったよ?

 

リコ 「へぇ~好きな人にチョコレートを渡すのね?」

 

ことは「いいなぁ~男の子は?」

 

みらい「もらえるのは好きな相手がいればの話だけどね?まぁ最近は友達同士の『友チョコ』とか悪魔で義理であげる『義理チョコ』ってのもあるけど?っていうか『魔法界』にはないんだねバレンタイン?」

 

リコ 「じゃあ男子が女子を見ていたのって・・・」

 

みらい「多分誰が自分にチョコをくれるのか気になってしょうがないんじゃないかな?」

 

リコ 「成程ね?」

 

ことは「じゃあ私はみらいとリコにバレンタインのチョコレート上げるね?モフルンにも?」

 

みらい「ありがとう」

 

リコ 「はーちゃん。苺鈴には渡さないの?」

 

ことは「もちろん渡すよ?苺鈴の事も好きだもん」

 

リコ 「きっと喜ぶわよ?」

 

ことは「うん!!」

 

みらい「あっ!?噂をすれば?」

 

おはよう!!って苺鈴に挨拶したんだけど、なんか・・・苺鈴らしくもない淡白(たんぱく)な返事が返ってきたな?席に着くなりなんかうつむいてるし?

 

はーちゃんが話しかけてもなんかカラ元気なんだよね?ブリジットさんとなんかあったのかな?って痴話ゲンカを想像してたけど、なんか苺鈴のお腹から思いっきり聞こえちゃった『ぐぅ~』って・・・

 

リコ 「苺鈴。あなた朝ごはんちゃんと食べたの?」

 

苺鈴 「それがその・・・あはは・・・実は少なめにしてさ?思ったよりも速くお腹がすいちゃったっていうか・・・」

 

リコ 「朝寝坊でもしたとか?」

 

苺鈴 「あっいやそれが・・・」

 

顔を赤くしながら私・みらい・はーちゃんにだけ聞こえるような耳打ちをして教えてくれたけど・・・理由は・・・えぇっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は進み放課後である・・・

 

苺鈴は掃除当番もあって今日は3人で下校しているのだが、みらいの自宅のすぐ近くの公園?に寄り、ことははウッドテーブルにつっぷうしていた

 

ことは「はぁ~・・・弱ったな?」

 

みらい「苺鈴・・・こんな時にダイエット始めただなんてね?」

 

リコ 「でもさ?苺鈴そんなに太ってたっけ?見た感じそんな事無いと思うけど?」

 

みらい「分かんないよ?実は脱いだらすごいとか?」

 

リコ 「そんなすごさいらない・・・にしてもよりによってはーちゃんが張り切ったところだったのに、タイミングが悪いわよね?」

 

ことは「はぁ~どうしよう・・・」

 

みらい「う~ん・・・はーちゃんが作ってくれたチョコならきっと喜んで受け取ってくれるだろうけど・・・」

 

リコ 「ダイエットしてる時に無理に食べさせるのも流石に悪いわよね?」

 

ことは「は~食べても太らないチョコがあればなぁ~」

 

リコ 「そんな都合の良いチョコなんて無いでしょ?」

 

ことは「だってぇ~・・・」

 

みらい「太らないチョコ?・・・あっ!?そうだ!!無いなら作ればいいんだよ!?」

 

リコ・ことは「えっ?」

 

みらい「チョコレートに詳しい人に聞いて、ダイエット中でも食べられるチョコレートを作れば苺鈴も気兼ね無く食べれるよ!?」

 

ことは「それだ!!」

 

リコ 「でも・・・チョコに詳しい人に当てはあるの?」

 

みらい「それなら大丈夫!!ちゃんと当てはあるから?明日は休みだし、早速行ってみよ?」

 

リコ 「・・・何処に?・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようこそ『おいしーなタウン』へ。まずはゆいちゃんから皆様へのご挨拶です。

 

ゆい 「あむっ!!デリシャスマイル~!!おっ!?アタシ『和美(なごみ) ゆい』!!食べるの大好き中学二年生!!」

 

アタシ達『デリシャスパーティー♡プリキュア』が住んでいるこの平行世界。『仮面ライダーが実在する世界』も今2月に入ってるところなんだ?今日はそんなアタシ達のところに『プリキュア・トロピカルパーティー!』や『仮面ライダー対プリキュア(ダークドリームの章)』の世界で知り合った『仮面ライダーが実在しない世界』のみらいちゃん達が訪ねて来たの?

 

ゆい 「ダイエット中でも食べれるバレンタインチョコレートを作りたい?」

 

みらい「そうそう。それでチョコレートのレシピッピに会ってレシピを聞きたくて?」

 

リコ 「成程ね?チョコレートの事なら、チョコレート本人に聞こうって訳ね?」

 

あまね「それなら丁度『おいしーなタウン』でバレンタインフェアをやっているから、チョコレートのレシピッピにも会えるはずだ?」

 

ゆい 「そうと決まれば早速材料の買い出しも兼ねて、チョコレートのレシピッピに会いに行こぉぉー!!」

 

『おぉっ~!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまねちゃんの言ってた通り、『おいしーなタウン』ではバレンタインフェアで既製品のハート型チョコレートだったり、自分で溶かして固める用の割りチョコだったり、色んなチョコレートが売られていますね?『ほかほかハート』に溢れていて、チョコレートのレシピッピも顔を出してきてくれました?どうやら板チョコの姿をしているみたい?

 

おや?少し物騒な雰囲気を醸し出す一人の女性がレシピッピの存在に気付いた様子があります?

 

セクレトルー「ゼンブル・ゼンブル・・・ブンドルー!!」

 

彼女の正体は『デリシャスパーティー♡プリキュア』のゆいちゃん達が戦っている『ブンドル団』の『セクレトルー』です。スペシャルデリシャスストーンの模造品をパーツに使ったピンクのお弁当にチョコレートのレシピッピを閉じ込めてしまいました!?

 

客A 「あれ?何買いに来たんだっけ?」

 

客B 「私、彼に何をあげようとしてたんだっけ?」

 

店員A「私、何の販売員だっけ?」

 

どうやら丁度現場にゆいちゃん達も到着していたようで、この異変にはすぐに気づいたようです。少し周辺を見渡すと、帰ろうとしていたセクレトルーを見つけ、一同は逃がさないようにすぐさま追いかけます

 

みらい「ちょっと待ったぁー!!」

 

セクレトルー「ん?・・・おや?新顔がいるようですね?」

 

あまね「セクレトルー!!」

 

ゆい 「酷い!!よりにもよって今チョコレートのレシピッピを奪いに来るなんて!?」

 

セクレトルー「それが私の仕事ですので?っていうか、他人の仕事の邪魔するとか人としてどうなんだし?」

 

ここね「邪魔もする。内容によっては!!」

 

らん 「バレンタインのチョコはすんごく大事なんだよ!?」

 

セクレトルー「私には関係ありませんので?それでは行きますよ?働きなさい。ゴッソリウバウゾー!!」

 

ハンドミキサーGウバウゾー「ゴッソリウバウゾー!!」

 

マリー「デリシャスフィィィ~ルド!!」

 

セクレトルーが今回生み出したのはハンドミキサーのゴッソリ(G)ウバウゾーのようです?それを見たマリちゃんが慣れた手さばきでデリシャスフィールドを展開して、この場にいた全員が『おいしーなタウン』から姿を消してしまいました?全員が気付かない内にもう一人、紛れ込んで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苺鈴 「久々に来たなぁ~『おいしーなタウン』?」

 

どうやらみらいちゃん達が来ている事を知らない苺鈴ちゃんも『仮面ライダーが実在しない世界』から『おいしーなタウン』へと足を運んできました。どうやって平行世界にやってきたのか?っというのは今回は気にしない方針で行きましょう?

 

今苺鈴ちゃんがいるのはバレンタインフェアでチョコレートの販売をしているお店が集中している辺りですね?苺鈴ちゃんには見えてはいませんが、ほかほかハートとチョコレートのレシピッピが溢れています

 

苺鈴 「・・・あれ?私、今何のお店見てたんだっけ?」

 

おやおや?苺鈴ちゃんの様子もどこかおかしくなりました?実は丁度ブンドル団がチョコレートのレシピッピを奪って行ってしまった処だったんです

 

苺鈴 「まっいっか?それよりゆいの家に一先ず行ってみましょう!!っん?あれって・・・『ゆい』かしら?」

 

かすかに見えた後ろ姿が『和美 ゆい』ちゃんにそっくりだったのが気になって追いかけていく苺鈴ちゃん・・・実はゆいちゃん本人で、その後のセクレトルーとの会話も聞いていたようです?

 

苺鈴 「『ばれんたいんのちょこ』?何の事かしら?」

 

その直後、マリちゃんが形成したデリシャスフィールドに咄嗟に飛び込み、デリシャスフィールドに入る事に成功した苺鈴ちゃんでしたが、飛び込んできた予期せぬ来訪者だったため、皆とは離れた所に出てきてしまったようです?

 

苺鈴 「はぁ、はぁ・・・何で私だけこうなってんのよぉ!?」

 

とにかく気付いてもらわないとフィールド解除の時にも取り残されかねませんから、砂地を懸命に走っていく苺鈴ちゃん・・・そんな苺鈴ちゃんをよそに、みらいちゃん達・ゆいちゃん達の戦いはもうすでに始まっているのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパイシー・フェリーチェ「はぁ!!」

 

ハンドミキサーゴッソリウバウゾーは右腕のハンドルを高速回転させながら一同に向かって振り落とす。それをキュアスパイシー・キュアフェリーチェのコンビでバリアを張り防ぐが、二人のバリアでもウバウゾーの方がパワーがあるようで、表情に余裕が無い

 

フィナーレ「プリキュア!!フィナーレブーケ!!」

 

空中に跳んだキュアフィナーレの放った技『プリキュア・フィナーレブーケ』をハンドミキサーゴッソリウバウゾーは左腕のハンドルを高速回転させて突き出す。すると、フィナーレブーケのエネルギーが拡散されて、全く効果が無くなってしまったようだ?

 

フィナーレ「何!?」

 

ヤムヤム「今度はヤムヤムの番!!」

 

フィナーレ「頼む!!」

 

ヤムヤム「プリキュア!!ヤムヤム・ラインズ!!はあぁ~~!!はあぁぁ~~!!」

 

今度はキュアヤムヤムの『プリキュア・ヤムヤムラインズ』を放ったのだが、今度は右腕のハンドルを高速回転させると、なんとヤムヤムラインズを巻き取ってしまい、見た目はまるでフォークで絡み取られたパスタやスパゲティーのようです

 

ヤムヤム「ぎょえ!?巻き取られちゃった!?」

 

プレシャス「だったら拳で!!ふっ!!・・・2000キロカロリィィ~~パァァ~~ンチ!!」

 

空中に跳んだキュアプレシャスは『2000キロカロリーパンチ』で勝負を掛けるようです。対するゴッソリウバウゾーもヤムヤムラインズが絡まったままの右腕を力を溜め込んでストレートパンチを打ち込みます。ぶつかった技は拮抗(きっこう)し、ゴッソリウバウゾーが雄たけびのように叫ぶと、プレシャスが吹き飛んでいき『2000キロカロリーパンチ』を破ってしまうのです。後ろに大きく吹き飛んでいくプレシャスは砂地に下半身が埋まるほどの衝撃で叩きつけられたようで、すぐには起き上がれないようです?

 

ミラクル・マジカル「はあぁぁーー!!」

 

今回は『トパーズ』のスタイルで戦っている『魔法つかいプリキュア!』のミラクルとマジカル。二人の光る球を合わせて巨大なハサミを生成し、二人で同時に扱っているようだ?

同時にゴッソリウバウゾーに接近し、横からちょん切ってしまおうとしたが、腕を折り曲げてハンドルで防ぐゴッソリウバウゾーはそうとう固く、中々ちょん切れない・・・

 

遂にゴッソリウバウゾーは気合を込め、二人をはじき返すことに成功してしまい、ウバウゾーはまだまだ余裕の表情だ?

 

セクレトルー「以前報告のあった魔法使いのプリキュアもこのゴッソリウバウゾーの前では大した事ありませんね?」

 

ミラクル「まだまだ!!」

 

マジカル「次で決める!!」

 

ミラクル・マジカル「リンクルステッキ!!・・・フル!!フル!!リンクルゥゥッーー!!・・・・・・プリキュア・・・トパーズ・エスペランサ!!」

 

ミラクルとマジカルがトパーズ・スタイルで放った必殺技『プリキュア・トパーズ・エスペランサ』は、巨大なリンクルステッキで相手を挟み込み、エネルギーの球体に閉じ込めて吹き飛ばす技である。しかしそれをハンドミキサーゴッソリウバウゾーは球体の中で両腕のハンドルを高速回転させて、二人が最後に吹き飛ばす前になんと技を破り、球体から脱出していったのです

 

脱出すると同時に両腕を振り上げ、ミラクル・マジカルに向けて叩き落した事で、砂煙が高く上がり、全員顔を覆い隠して目に砂が入らないように注意しています。

 

砂煙が晴れて一同が見たのは、砂に体が埋もれ、傷(きず)ついたミラクルとマジカルの姿である

 

セクレトルー「止めです!!」

 

再び右腕のハンドルを高速回転させ、一度右腕を引き、倒れる二人に向けて突き出すゴッソリウバウゾーでしたが、二人がひき肉にされる直前に、キュアフェリーチェが間に滑り込み、ピンクトルマリンのバリアを張る事に成功したようです。しかし、表情は険しく、いつ破られてもおかしくありません・・・

 

セクレトルー「その程度では止まりませんよ?おやりなさい!!」

 

セクレトルーの合図でゴッソリウバウゾーは空いていた左腕を側面からスイングして、右腕のハンドルを防ぐのに精一杯なフェリーチェに直撃してしまう。その衝撃で宙を飛び、岩に激突して地に落ちてしまい、ダメージがある中でも何とか立ち上がるが、息が切れているようです

 

セクレトルー「流石にしぶといですね?」

 

フェリーチェ「お二人は・・・やらせ・・・ない・・・」

 

ハンドミキサーゴッソリウバウゾーは岩を砕き、ハンドルの中に岩を詰め込み、腕をフェリーチェに向けてから高速回転を始める。すると、細かく砕かれた岩がマシンガンのように飛んでいき、ボロボロのフェリーチェに向かって放たれてしまい、今のフェリーチェでは体力的にバリアを張っても踏ん張れないうえに逃げるほどの体力がまだ回復していない。

 

プレシャス達が向かおうにも距離的に間に合わず、フェリーチェも思わず目をギュッと閉じたが、岩の弾丸がフェリーチェに当たる事は無かった・・・

 

何故ならフェリーチェの前に一人の人物が現れ、その人物が迫ってくる岩の弾丸を拳ですべて叩き落していったのだから・・・

 

プレシャス「あれぇ~!?苺鈴ちゃん!?」

 

マリー「あの子いつの間に来てたの!?」

 

フィナーレ「その前に岩を素手ですべて叩き落してたぞ?」

 

フェリーチェ「苺鈴、どうしてここに!?」

 

苺鈴 「ちょっとアンタ!!家のフェリーチェに何してくれんのよ!?」

 

拳で岩の弾丸をすべて叩き落した苺鈴は、セクレトルーに血だらけの指を突き刺す。その様子は正直痛々しい・・・だが、それを感じさせないほどの勢いも見せる苺鈴の姿はとても逞しくも見えてしまう

 

セクレトルー「『何してくれた』ですか?そうですね?強(し)いて言えば、ミルクチョコレートのように甘いそこの小娘にビターチョコレート以上に苦い世の中の現実を教えて差し上げたといったところでしょうか?っていうかまた邪魔が入ったつーの?」

 

苺鈴 「『ちょこれーと』?何言ってんの?」

 

フェリーチェ「苺鈴。チョコレートを覚えていないのですか?」

 

苺鈴 「何それ?」

 

フェリーチェ「そうでした。苺鈴はプリキュアではないのですから、私達のように加護が無いのですね?」

 

苺鈴 「ん?」

 

プレシャス「そんな・・・くぅっ!!セクレトルー!!もうすぐ皆が楽しみにしているバレンタインなんだよ!?チョコレートのレシピッピを返して!!」

 

苺鈴 「皆が楽しみに?」

 

セクレトルー「それがどうしました?私には関係ありません。すべてはゴーダッツ様に捧げられるためにあります。っていうかバレンタインのチョコの想いって奴もゴーダッツ様に食されるつーの?」

 

フェリーチェ「それは違います!!バレンタインは女の子にとって、いいえチョコレートに想いを籠めているすべての人にとって大切な日で、大切なモノなんです!!」

 

苺鈴 「そうなの?」

 

フェリーチェ「えぇ・・・私もチョコレートを通(つう)じて伝えたい想いがあります。とても大切な人だからこそ、美味しくてカロリーも抑えたチョコレートを作って渡したいんです」

 

苺鈴 「カロリー?」

 

フェリーチェ「だから!!」

 

ハンドミキサーGウバウゾー「ウバッ!?」

 

フェリーチェ「チョコレートのレシピッピ・・・返してもらいます!!・・・・・・・フラワーエコーワンド!!」

 

セクレトルー「成果を上げなさい!!ゴッソリウバウゾー!!」

 

フェリーチェがフラワーエコーワンドを構え「キュアーアップ!!」と叫んでいたと同時にセクレトルーはゴッソリウバウゾーに指示を出したが、右腕に青白いの光・左腕に黄色とオレンジの光が放たれ、腕を痛めたようだ?どうやらキュアスパイシー・キュアヤムヤムのハートジューシーミキサーを使った必殺技を放たれたらしい?

 

スパイシー「させない!!」

 

ヤムヤム「前菜は私達の技だよ?」

 

セクレトルー「忌々しい!?」

 

プレシャス「いっけぇぇ~フェリーチェ!!」

 

フェリーチェ「プリキュア!!エメラルドリンカネーション!!」

 

ハンドミキサーGウバウゾー「ウバウゾ・・・・・・」

 

フェリーチェ「お粗末様でした」

 

プレシャス「おかえり?」

 

セクレトルー「ふん。敵の人数が増えた分。頭数を増やすべきでしたね?」

 

今回ウバウゾーを浄化したのはキュアフェリーチェだ。だからなのかウバウゾーに背を向け『デリシャスパーティー♡プリキュア』のように両手を合わせ今回は『お粗末様でした』と締めている。チョコレートのレシピッピはプレシャスが保護したようだ?

 

セクレトルーが撤退した事により、一同は苺鈴・フェリーチェの元に集まり、勝利の余韻に浸りかけたが、苺鈴が膝を曲げて座り込みかけた事で『何事か!?』となっていたのだ

 

苺鈴 「いったぁ~!?」

 

フェリーチェ「苺鈴!?手が!?」

 

プレシャス「うわわっ!?苺鈴ちゃん!?両手が血だらけだよ!?」

 

フィナーレ「出血がひどい・・・さっきの岩の弾丸を壊した時だな?すぐに医者に見せた方が良い?」

 

苺鈴 「うん。そうする」

 

フィナーレ「全く。いくらフェリーチェが大事だからと言って多少の無茶はともかく、過度な無茶なんてするんもんじゃないぞ?」

 

苺鈴 「だってぇ~・・・」

 

フェリーチェ「苺鈴。私のために・・・ありがとう!!」

 

苺鈴 「あ痛たたたっ!?」

 

フェリーチェ「あっ!?ごめんなさい」

 

心配よりも自分の事でセクレトルーに怒ってくれた苺鈴に嬉しさのあまり思わず手を握るフェリーチェであったが、今の状態で手を握ればまずそれはもう痛くて堪らないであろう・・・

 

痛がる苺鈴の様子に思う事があったフェリーチェに反応するかのようにピンクトルマリンのリンクルストーンが光り出し、フェリーチェの目の前で浮遊している。それを見たフェリーチェはその意図が何故かなんとなく分かり、フラワーエコーワンドにセットし、涙目になっている苺鈴の血だらけの両手に触れそうな距離までフラワーエコーワンドを近づけると、ピンクトルマリンの光が苺鈴の両手に宿り、瞬く間に苺鈴の両手の怪我が治っていったのである

 

苺鈴 「すごい!?治った!?」

 

マリー「えぇっ!?一体どういう事よ!?」

 

モフルン「ピンクトルマリン。『癒しのリンクルストーン』モフ。きっとフェリーチェの苺鈴を癒したいって想いが苺鈴の怪我を治してくれたモフ!!」

 

苺鈴 「そういうことね?ありがとうフェリーチェ!!」

 

フェリーチェ「あわわっ!?」

 

苺鈴からのハグに、フェリーチェは頬を赤くしながら思わぬ事に動揺し、折角のチャンスにハグを返さなかったのは後に後悔する事となったのは本人の中での出来事だったりする・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レシピッピを取り戻した皆は材料を買ってからゆいちゃんの家に戻り、早速調理を始めます。チョコレートのレシピッピはカロリー控えめのチョコレート作りのレシピも知っていたようで、全員そのレシピの通りに作っていきますが、苺鈴ちゃんはちょっと苦戦しているようです?

 

苺鈴 「実は中華料理以外はあんまり上手く無いのよね?」

 

ゆい 「えぇっ!?そうなの!?以外!?」

 

何て事もありながらも、皆が丁寧に教えながら苺鈴ちゃんも自分が作ったチョコレートを無事、固める事に成功したようです?

 

あまね「トッピング!!ブリリアント!!シャインモア!!ふぅ~・・・まっトッピングはこんな感じで参考にしてみてくれ?」

 

あまねちゃんの試作品を参考にそれぞれトッピングを施すようです。苺鈴ちゃんとことはちゃんは板チョコにホワイトチョコで文字を書いた物にするようですね?

 

苺鈴・ことは「出来た!!」

 

二人のチョコレートも出来上がったようです。最後にもう一度冷やし固めて完成です

 

固めてラッピングを施して、後は当日に相手に渡すだけですね?

 

苺鈴 「皆ありがとう!!おかげで美味しいチョコレートが出来たわ?」

 

ゆい 「お安い御用だよ!!」

 

あまね「役に立てたようで良かったよ?」

 

ここね「チョコ・・・無事に渡せればいいね?」

 

らん 「まぁ皆ベッピンさんだから、貰った相手は間違いなく翼が生えちゃうぐらいに有頂天だよ?らんらんが保証する!!」

 

みらい「ありがとう」

 

リコ 「まぁここまでやっておいてなんだけど、送る相手っていないのよね?」

 

あまね「あははっ・・・そもそもプリキュアやってると、バレンタインなんて色気づいた話、まず縁が無いよな?」

 

言ってて悲しい発言にゆいとことはを除くプリキュアメンバーはうつむき、暗い雰囲気が流れたりしていた

 

マリー「身も蓋も無い事言わないの!?」

 

苺鈴 「あははっ・・・ほら皆?そんな暗い顔してないで、余って固めておいたチョコ皆で食べましょう?私お腹減っちゃったしさ?」

 

あまね「あぁ・・・そうしよう・・・」

 

ゆい 「だね?アタシももう腹ペコった~!!」

 

苺鈴 「皆さっきプリキュアやってずいぶんカロリー消費したみたいだし、甘い物でエネルギー補給しましょう?カロリーOFFのチョコだけど・・・それにしてもいいわよねあなた達は?プリキュアやってれば計らずとも結構いい運動になるんだから?ダイエットの心配もなさそうだし?」

 

『えっ?』

 

みらい・リコ・ことは「あっちゃぁ~」

 

苺鈴 「どしたの?」

 

ゆい 「苺鈴ちゃんもしかしてダイエットしてるの?」

 

苺鈴 「そうよ?」

 

ここね「必要・・・あるの?とてもそうは見えないけど?」

 

らん 「らんらんは良く食べてるけど、ダイエットなんて考えた事無かったかな?」

 

苺鈴 「私、結構太りやすい体質みたいでね?おかげで苦労してるのよ?」

 

あまね「とはいえあまり無理なダイエットは止めた方が良いと思うが?」

 

マリー「そうよ?あなた達はまだ成長期なんだから、偏った食生活をせずに、だらけた生活を送りさえしなければきっと大丈夫よ?」

 

苺鈴 「そうなんですけど、実際体重計に乗って数値を見ちゃうとやっぱり気になっちゃうんですよね?」

 

ゆい 「どれどれ?」

 

突然ゆいちゃんが苺鈴ちゃんの服をめくり、苺鈴ちゃんの引き締まったかわいらしいお腹があらわになります。突然の事に皆顔を赤くしてゆいちゃんは苺鈴ちゃんのお腹をさすり・わき腹をつまもうとしますが、中々掴めないようです?

 

ゆい 「あれ?全然掴めない?ぁいたっ!?」

 

デコピンを受けて両目が横向きのVと口が×になってしまうゆいちゃん。苺鈴ちゃんは反対に顔を赤くしています

 

苺鈴 「あなたねぇ!?」

 

ゆい 「ごめんごめん?」

 

あまね「こほんっしかし見た感じでは確かに太っているようには全く見えないな?運動は何かやってるのか?」

 

苺鈴 「してるわよいつも?拳法の鍛錬でしょ?走り込みとかでしょ?他にも筋トレを色々・・・あっ!?後、親友のニンジャと組み手を少々・・・」

 

あまね「ちょっと待て?ツッコミたい単語まで出てきたんだが!?後思った以上にがっつりやってるな!?」

 

らん 「はんにゃ!?忍者の友達いるんだ!?忍者ってやっぱあれでしょ?手裏剣シュッ!!シュッ!!って投げて風のように走り抜ける影の一族的な!!『ニントでぶ~ん!!』とか?」

 

苺鈴 「う~ん・・・・・・いや、どっちかっていうとお色気担当ね?」

 

らん 「えっ?」

 

ここね・あまね「お色気・・・」

 

まさか苺鈴。さっき言ってた『組手』って年齢制限が入ってしまう奴なのでは?・・・いやいや!?まさかそんな・・・でも・・・苺鈴の事ならありえるのでは?

 

なんて事をここね・あまねの二名は同時に心の中で色々突っ込みたい気持ちをぐっとこらえ、想像の中だけで納める事としたのだった

 

らん 「でもさ?それだけやってるんなら太るのっておかしくない?」

 

苺鈴 「そうなのよねぇ?いくらやっても痩せるどころかどんどん体重が増えていってさ?食事制限もしてるし、運動だってそこそこしてるのに何でなのかしらね?」

 

あまね「ん?ちょっと待て苺鈴?そういえば君『体脂肪』は測っているのか?」

 

苺鈴 「ふぇ?測ってないけど?っていうか家の体重計『体重』しか測れないタイプだから?」

 

あまね「もしや・・・」

 

苺鈴 「どしたのあまね?」

 

あまね「苺鈴。ちょっと立ってくれ?」

 

苺鈴 「えっ?何で?」

 

あまね「いいから立った立った」

 

あまねちゃんに催促され苺鈴ちゃんがその場で立ち上がると、あまねちゃんはハートキュアウォッチを苺鈴ちゃんに向けてレンズを向けると、赤外線が苺鈴ちゃんの全身を通していき、赤外線が消えると、あまねちゃんは「やはりな?」とつぶやいています?一体何が『やはり』なんでしょうか?

 

ゆい 「何が『やっぱり』なの?」

 

あまね「これを見てくれ?」

 

ここね「・・・えぇっ!?嘘!?」

 

らん 「はんにゃっ!?体脂肪率ひっく!?」

 

苺鈴 「・・・これがどうかしたの?」

 

あまね「苺鈴。君は太ってなんかいないぞ?」

 

苺鈴 「えっ!?でも現に私体重が少しづつ増えて・・・」

 

あまね「苺鈴。君は筋トレや組手でかなり体中の筋肉を使っているようだ?だから自然と筋肉が付いていったのだろう?」

 

苺鈴 「うんうん。それで?」

 

あまね「筋肉は脂肪に比べて重い。しかし痩せるために目を向けるべきは体脂肪の方だ。例えばここにグータラ生活をしていて体重80キロになったナルシストルーと筋肉にすべてを捧げてボディービルダーとなったナルシストルーのプレート写真がある」

 

苺鈴 「ちょっと待って?何時の間にそんなの用意したの?」

 

マリー「っていうか、あまねやっぱりまだナルシストルーの事、根に持ってる?面白おかしく写真を加工してるけど?」

 

あまね「ふふっどうかな?まぁこれぐらいの仕返しは見逃してくれ?それで話を戻すぞ?要するに同じ80キロの人間でも筋肉がついてるのと付いていない方では全く違うという事だ」

 

苺鈴 「つまり・・・私が太ったってのは・・・」

 

あまね「ただの勘違いという事だ」

 

苺鈴 「何よそれぇぇ~!?」

 

みらい「まぁまぁいいじゃないの?」

 

リコ 「そうよ?これで何の気兼ねなくチョコレート食べれるんだから?」

 

苺鈴 「まぁそうなんだけど・・・」

 

ゆい 「ねぇねぇ苺鈴ちゃん?早くみんなで作ったチョコ食べようよぉ~!?アタシもう腹ペコったぁ~」

 

苺鈴 「ごめんごめん。そうね?そうと決まれば遠慮なく食べちゃいましょ!!」

 

ゆい 「うん!!」

 

『いっただっきまぁぁ~す!!』

 

ようやくチョコレートにありつけた皆からは『ほかほかハート』が溢れ、ゆいちゃんは惜しげもなく『デリシャスマイル』を披露しています。そんな楽しい一時(ひととき)の中で苺鈴ちゃんはふと気になった事をゆいちゃんに尋ねています

 

苺鈴 「そういえばゆい?あなたチョコは誰に渡すの?」

 

ゆい 「あぁそれなら決まってるよ?」

 

苺鈴 「誰?」

 

ゆい 「拓海」

 

苺鈴 「おぉっーー!?遂にそこまで進んで!?」

 

ゆい 「と、ここねちゃん・らんちゃん・あまねちゃん・マリちゃん・コメコメ・パムパム・メンメンでしょ?

それから~・・・」

 

苺鈴 「あ~・・・やっぱりゆいはゆいのままなのね?」

 

ゆい 「ん?」

 

苺鈴 「何でもない・・・そういえばことはは誰に渡すの?」

 

ことは「うっ!?ごほっ!?けほっ!?」

 

苺鈴 「あぁごめん!?急に話振ったのが悪かったわね!?大丈夫?」

 

ことは「ありがとう。背中さすってくれたから楽になった」

 

苺鈴 「ごめんね?・・・それでその・・・ことはは一体誰に渡すのかなぁ~って・・・」

 

ことは「私は・・・その・・・」

 

苺鈴 「あぁいいのよ無理して言わなくて!?ただちょっとその・・・気になっちゃって?」

 

ことは「苺鈴・・・」

 

らん 「おやおや?『みららん』?これはまたラズベリーのような甘酸っぱい雰囲気が漂ってますな?」

 

みらい「だね?なんだかんだ言って苺鈴もはーちゃんのチョコが気になってるみたいだし?」

 

ここね「またしても修羅場・・・フンスっ!!」

 

リコ 「うぅっ~はーちゃんがまた一歩成長するところを見れるのはいいんだけど、何なのよこのもやもやした気持ちは!?」

 

すっかり二人の世界に入った感じの苺鈴ちゃんとことはちゃん。ことはちゃんが頬を赤くしながらもじもじしていると、ことはちゃんがさっきラッピングしたチョコレートを苺鈴ちゃんに渡しました。

 

これは本命チョコのようですね?他のチョコと違ってラッピングのリボンの色が違うのを見ていた苺鈴ちゃんはそれをすぐに見抜いていたようです

 

苺鈴 「私に?」

 

ことは「うん・・・本当は2月14日に渡そうと思ってたけど、折角だから?」

 

苺鈴 「ことは・・・ありがとう。大切に食べるね?」

 

ことは「うん。それでその・・・苺鈴はその・・・誰にチョコあげるの?」

 

ことはちゃんの言葉に少し戸惑いを見せながらも苺鈴ちゃんも先ほどラッピングしたチョコレートをことはちゃんに渡します。ことはちゃんのと同様、みらいちゃん達に渡す予定のチョコと違ってリボンの色が違っているようですね?

 

苺鈴 「その・・・私のは本命って訳じゃないけど、でも特別な人に渡したいチョコなのはホント」

 

ことは「苺鈴・・・ありがとう!!大切に食べるね!!」

 

苺鈴 「あぁちょっとちょっと!?抱きしめちゃ駄目よ!?チョコが溶けちゃう!?」

 

ことは「おわわっ!?それは大変!?」

 

二人のやり取りを見た皆からは自然と笑顔があふれ、二人の恋を温かい目で見守っていこうと暗黙の決まりが出来ました。他の皆も、好きな人が出来たらその恋が上手くいくといいですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリジット「お疲れさまでした!!」

 

『仮面ライダーが実在しない世界』に舞台を戻し、海鳴市の喫茶『緑屋』にて、『ジェルシード事件』の裁判が片付きフェイトと共に地球にいつの間にか帰って来ていたブリジットはバレンタインフェアによる短期バイトで来ていたブリジットは最終日の仕事も終え、これから帰路につくところだ

 

ブリジット「あれ?苺鈴さん?」

 

苺鈴 「お疲れ様?」

 

ブリジット「どうしたんですか?もう20時過ぎてますよ?」

 

苺鈴 「まぁ・・・ちょっとね?・・・ねぇブリジットさん?これから時間ある?」

 

ブリジット「はい?」

 

苺鈴に誘われブリジットと苺鈴は夜の海鳴市を散歩していて、二人が足を止めた場所は夜景が綺麗な丘の公園であった。二人はベンチに座り、ブリジットが気を利かして道中買っておいた二つのホットコーヒーの一つを苺鈴に差し出した

 

苺鈴 「ホットココアかコーンスープが良かったな?」

 

ブリジット「贅沢言わないでください。地味に高いんですから?」

 

苺鈴 「冗談よ?コーヒーありがとう・・・綺麗でしょ?ここから見る夜景」

 

ブリジット「はい。都会なのに星もそこそこ見えるようですから夜の散歩にはもってこいですね?」

 

苺鈴 「前にみらいとリコから教えてもらったの。二人も夜、箒で空を飛んだ時に良く来る場所なんですって?」

 

ブリジット「へぇ~?お決まりの散歩コースって事ですか?じゃあ今日あたり出くわすかもですね?はい」

 

苺鈴 「かもね?・・・ねぇブリジットさん?今日は何の日かって知ってる?」

 

ブリジット「今日?私の短期バイト最終日?」

 

苺鈴 「いやそうじゃなくて?世間では今日はなんて呼ばれてる日かって話?」

 

ブリジット「えっと確か『バレンタイン』でしたっけ?チョコレートを渡す日だとか?」

 

苺鈴 「そっ。そのバレンタイン」

 

ブリジット「女の子にとっては勝負の日でもあるんですってね?そのせいか女性客が多く来ていましたよ?」

 

苺鈴 「まぁ当然よね?好きな人に想いを伝えるきっかけになる大切な日だもの?・・・」

 

コーヒーを飲みほした苺鈴は、バッグの中から平行世界でことはに渡したのと同じリボンでラッピングしたチョコレートをブリジットに『んっ!!』と差し出す。バレンタインに慣れていないブリジットは少し反応が遅れていたが、チョコを受け取り開封の許可を得ると手裏剣型のチョコを視界に入れたのだ

 

ブリジット「チョコレート・・・苺鈴さんこれは?」

 

苺鈴 「私がブリジットさんに想っている気持ち。これが『恋』なのかはわからない・・・でも、特別に想っているのは私の本心・・・だから・・・受け取ってくれると、嬉しい」

 

あっ・・・肩にもたれかかってきました?寒いですからね?苺鈴さんがあったかくて心地いいです・・・苺鈴さんにこうされていると、なんか安心しますです、はい・・・

 

ブリジット「ありがたく頂きますチョコレート。でもすみません私はチョコ用意してないですよ?」

 

苺鈴 「あら知らないの?一ヶ月後にバレンタインのお返しに『ホワイトデー』ってのがあるのよ?」

 

ブリジット「『ホワイトデー』ですか?」

 

苺鈴 「お返しはその日にって事よ?でも?遅れたら倍返しよ?」

 

ブリジット「うへぇっ~!?」

 

苺鈴 「楽しみにしてるわね?」

 

さっきも言ったけど、これが『恋』なのかは私にも分からない・・・でも、やっぱり私にとって彼女は『親友』とは呼んでるけどそれ以上の特別な存在でいて欲しいのかもしれない・・・

 

ことはが私に向けてくれてる想いも、私自身ハッキリと答えが分からない。そう・・・まるで昔の私と昔の小狼・・・まだ婚約者だった頃、小狼のように私はもしかしたら、あの子が欲しい気持ちにきちんと向き合えていないのかもしれない・・・

 

いつかは私も、自分の気持ちに改めて向き合わないといけないのでしょうね?でも・・・まだその時じゃない・・・今はまだ猶予が欲しい。

 

変わってしまう関係が怖い・・・

 

悩んで、結局変わらないまま過ぎ去ってしまう日々が積み重なってしまう事が怖い・・・

 

現実逃避に逃げてしまう自分を情けなく思ってしまう事が怖い・・・

 

だから私は今日、チョコレートの中に煮え切らない想いを混ぜ合わせて、この関係に結果が分からない変化を起こすきっかけにしたくって特別な人達にチョコレートを渡したんだ・・・

 

 

 

 





今回は細かい設定は無視の方向のため、デパプリの世界も2月入ってたらブンドル団との戦い終わってるでしょ?っていうツッコミは無用でここは一つ・・・



次回『苺鈴とことはとデート』(仮)←いつか執筆予定。
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