これはデウスマストとの最終決戦が近づいた頃に過ごした苺鈴とことはの特別な一日の物語・・・
苺鈴 「もしもし。高町です」
海鳴市の高町家にて、固定電話に掛かった着信に出た苺鈴。その電話の主の名を聞くと、驚いたのも無理もない
苺鈴 「マザーラパーパ!?あのマザーラパーパですか!?何で私に電話なんか!?・・・えっ!?・・・今なんて!?」
マザーラパーパの発言・・・『間違いであってほしい』・『そんな馬鹿な!?』と疑う苺鈴・・・もう一度聞いた内容はやはり簡単に承諾できない内容であった
苺鈴 「『ことはを連れていく』ってどういうことですか!?」
それを言い切ると、突如周囲が真っ暗な空間にいつの間にか移っており、振り返るとことはが少し離れた先に寂しそうな顔をして立っていた・・・
ことはを視界に捉え思わず駆け出した苺鈴であったが、ことはは苺鈴に背を向け、むしろ苺鈴を置いていこうとしているように見える・・・
苺鈴 「待って!!」
遂にことはに追いついた苺鈴。後ろから抱き着くようにことはを捕まえようとしたが、その瞬間ことはは光の粒子になったかのように消えてしまい、カラぶった苺鈴は勢いを殺せず、床に倒れてしまっていた・・・
苺鈴 「何でよ・・・ことはぁぁぁっぁぁっーー!!」
苺鈴 「ことは!?・・・・・・夢?・・・」
飛び上がるように体を起こすと、そこは高町家の苺鈴の自室だ。あれは『夢』。そうなのだが、それが何故か苺鈴の心に深く影を落とし、この日を境に同じ夢を何度も、それもより鮮明になって見続ける事となっていったのだった・・・・・・
ことは「苺鈴!!お待たせ!!待った?」
苺鈴 「ううん。私も今来たところだから?」
それからしばらく・・・
週末の休日。苺鈴とことはは駅で待ち合わせ、苺鈴が先に着き、ことはが後からきたようだ?後から来たといっても遅刻ではない。むしろ二人共時間よりも早いぐらいだ?
今日の服装はことはは劇場版『魔法つかいプリキュア!』で来ていた服・苺鈴は『さくらカード編』で一度日本に来た時の服を新調したもののようだ?
苺鈴 「それじゃあ行きましょうか?」
ことは「ぁっ?『手』?・・・」
苺鈴 「今日はその・・・デートだからさ?」
照れているのか?頬を赤くしながら苺鈴がことはの手を握り、ことはも嬉しそうに静かにそれを握り返す。二人は今度こそ駅に入っていき、切符を購入してから改札口を通過したのだ。つけられている事にも気づかず・・・
みらい「・・・行ったね?」
リコ 「それじゃあ私達も!!」
みらい「ねぇリコ?やっぱり行くの?」
リコ 「当り前じゃない!?わざわざ二人だけでその・・・デデ・・・デートなんて怪しいわ!?いかがわしいわ!?何かあったらどうするのよ!?」
みらい「『何か』って?」
リコ 「それはその・・・何かは何かよ!?」
みらい「えぇ~教えてよ?」
リコ 「みらいにはまだ早いわよ!?私だって知識で知ってるだけだし・・・」
みらい「えぇ~ずるいよリコばっかり!?」
リコ 「ずるくない!?」
モフルン「二人共、はーちゃんと苺鈴もう行っちゃうモフ?」
みらい・リコ「あっ!?」
モフルンに指摘され、二人も急いで切符を買い、二人を追って改札口を超え、5人は数駅超えた『友枝町』へと足を運んでいったのだった・・・・・・
ちなみにみらいとリコの服装も劇場版『魔法つかいプリキュア!』で着ていた私服に変装を兼ねてなのか、二人共サングラスだ。
友枝町に辿り着き、駅を出て、映画館に辿り着いた二人はチケット片手に入場していき、駅から追いかけてきたみらい・リコもチケットを購入して中に入場する。
中に苺鈴とことはは大体真ん中の席に座り、みらいとリコは全体的に後ろの席に座っていた。当然苺鈴とことはにばれないようにするためだ
みらい「ねぇリコ?もういいんじゃない?大人しく映画観ようよ?」
リコ 「いいえまだよ!!まだ諦めるもんですか!?」
みらい「えぇ~でもさ?苺鈴とはーちゃんだよ?心配ないって?」
リコ 「甘い!!なんやかんやであの二人いつもべったりしてるし、今回は苺鈴からはーちゃんを誘ったのよ!?しかも二人きりでデートなのよ!?これが心配にならない訳ないじゃない!?」
みらい「う~ん・・・でもそれはそれで二人が進展したって事じゃないかな?」
リコ 「それこそ私達がはーちゃんにしっかり教育しないといけないわ!?間違った知識でも植え付けられたらどうするのよ!?」
みらい「例えば?」
リコ 「そっそれはその・・・」
とまぁそんなこんなで映画は終了し、苺鈴とことはが劇場を出るのを見届けてから待機していた二人も退出し、苺鈴とことはは映画館の近くにあるカフェに向かったようで、そこでは特別な割引サービスがあるらしい?
苺鈴 「ことははどれがいい?おごるわよ?」
ことは「えっ?いいの?」
苺鈴 「映画の半券でドリンクの割引サービスあるの。それにこれから食べるお昼にコーヒー何かも合うだろうし?」
ことは「そうなの?それじゃあ・・・これ!!」
苺鈴 「OK。すいません、私はこれで?」
店頭で注文したコーヒーとカフェオレをテイクアウトで購入し、店の外に出た二人は付近の噴水がある場所のベンチに向かい、そこに腰掛け、苺鈴がカバンからお弁当にサンドイッチを用意してくれたようだ?
ことは「はぁ~!!おいしそぉ~!!あれ?でも苺鈴、中華料理以外は苦手じゃなかったっけ?」
苺鈴 「昔はそうだけど苦手なだけで、作れない訳じゃないわよ?それにこれは桃子さんから教わりながら作ったから大丈夫。ちゃんと味見もしたから?」
ことは「それじゃあ遠慮なく、いっただっきまぁ~す!!」
苺鈴が作ったサンドイッチを頬張り、おいしそうに表情を緩ませていることはをみつめながら、苺鈴もサンドイッチを口にし、先に購入したコーヒーも飲んでいく
そんな二人の状況を物陰からみらい・リコものぞいていたのだ
リコ 「中華料理以外の手作りのお弁当だなんて、苺鈴めちゃくちゃ気合入ってるじゃないの・・・」
みらい「お腹すいたなぁ~ねぇリコ?私達もどこかでお昼食べようよ?もう時間もお昼だしさ?んぉっ!?あんぱん?」
リコ 「これでも食べてなさい?」
用意周到と言うべきなのか?リコもいつの間にか片手にあんぱん・もう片手に紙パックの牛乳を持ち、一時(いっとき)も二人を見逃さすつもりはないらしい?みらいはトホホと少しうなだれながらもしっかりあんパンと牛乳を胃に流し込んでいくのだった
???「あら?もしやみらいちゃんとリコちゃんでは?」
突如二人を呼ぶ声に尾行しているという後ろ目がある事からビクッとなりながらも振り返ると、そこには『仮面ライダー対プリキュア(ダークドリームの章)』で知り合った『大道寺 知世』の姿があり、みらいとリコに合わせるように知世も思わず姿勢を低くして二人の会話に入ってくるのだった
知世 「まぁ!?苺鈴ちゃんとことはちゃんがデート!?」
みらい「うん。そうなの?それでリコが後をつけよう?って?」
リコ 「だって、気になったんですもの?」
知世 「おもしろそうですね?でしたら私もご一緒しますわ?」
みらい「来るの!?」
知世 「はい。丁度新しいビデオカメラの試運転もしたかったので?」
「あ、そう?」と額に汗を流しながら知世の言葉に頷くみらいの様子が手に取るように見えてしまう・・・
リコ 「ぁっ!?二人が動き出したわ!?」
知世 「では行きましょう!!」
ことは「ぉっ!?苺鈴!!見てこれ!?」
苺鈴 「何々?・・・ぁっ!?コメコメ?」
二人が通りがかったのはゲームセンター。その店頭に置いてあったクレーンゲームの中にあった景品がぬいぐるみであったのだが、それが偶然なのか?以前平行世界で出会った『デリシャスパーティー♡プリキュア』のエナジー妖精『コメコメ』によく似ていたのだ。大体モフルンぐらいの大きさだが・・・
ことは「かわいい」
苺鈴 「そうね?・・・ゆいやコメコメ元気にしてるかしら?・・・」
コメコメに似たぬいぐるみを目を輝かせながら見つめていることはを数秒見て、苺鈴は財布に手を伸ばし、100円をコイン投入口に入れ始めた
ことは「苺鈴?」
苺鈴 「まぁ見てなさい?」
と言った苺鈴であったが、見た目惜しいと思える感じでアームに引っかかったが、取れない・・・
もう一枚100円を投入し、再チャレンジするが、また駄目だ
苺鈴 「もう一回!!」
ことは「頑張って!!」
苺鈴 「良し・・・ここ!!」
ことは「ワクワク!!」
アームがコメコメの頭を上手い具合に挟み込み、上に登り切っても落ちない。これは・・・
苺鈴 「もうちょい・・・」
ことは「ドキドキ!!」
苺鈴 「良し!!」
ことは「おぉっ~!!」
苺鈴・ことは「あぁぁっ~~!?」
二人の反応は『ガックリ』だ。という事は、最後の最後でまさかの穴に落ちなかったパターンであった。ほぼ『イケる!!』状態であっただけに余計残念だ
ことは「どうする?」
苺鈴 「うぅ~・・・ごめん。ちょっと予算があんまりないからここで終りね?」
ことは「残念・・・でも楽しかったよ?」
苺鈴 「ありがとう・・・行きましょうか?」
ことは「うん!!」
みらい「・・・行ったね?」
リコ 「二人共このぬいぐるみを取ろうとしてたのね?」
みらい「コメコメに似てるね?ほら?ゆいちゃんのところの妖精?」
知世 「言われてみれば似てますわね?」
リコ 「でも取れなかったか・・・まぁクレーンゲームって取れないもんらしいし、行きましょう?」
知世 「・・・・・・」
みらい「知世ちゃん?」
知世 「・・・・・・」
リコ 「そう簡単には取れないんじゃないの?見た所苺鈴も3回やって取れなかったみたいだし?・・・」
何気な~く知世が財布から100円を取り出し、ゲームを始めると、あっさりとコメコメに似たぬいぐるみが取れてしまい「あらぁ~・・・」とみらいとリコ・モフルンはあっけにとられていたりした
モフルン「イケたモフ」
リコ 「まっまぁイケる時はイケるもんよね?」
みらい「あれ?・・・はーちゃんと苺鈴は?」
知世 「ぁっ」
リコ 「しまった!?追いかけないと!?」
クレーンゲームの方ではそんな事が起こっているとはつゆ知らず、二人のデートは続いていく・・・
ことは「次は何処行くの?」
苺鈴 「次はね?・・・」
後ろ歩きになるようにことはが前に出て、苺鈴と向かい合う。ことはの質問に答えるよりも前に苺鈴はことはの後ろつまり、苺鈴からすれば正面に見える店の前で掃除でもしているのか?ホースで水をかけている人物がおり、苺鈴は思わずその人物に声を掛けたのだ。何せ『友枝町』で会うとは思いもよらなかったからだ?
苺鈴 「ブリジットさん!?」
ブリジット「ん?あれ?苺鈴さん?ことはさん?」
と、うっかり声を掛けたのがまずかった・・・何せブリジットは『ドジっ子』。それが時に他人にやらかしてしまう事もある。
水を出したホースを持ったまま苺鈴・ことはに振り向き、ホースの水が勢いよく苺鈴の前にいたことはに向かって行くが、咄嗟に苺鈴がことはを庇い背中に苺鈴が冷たい水を浴びてしまい、慌ててホースを引っ込めたブリジットであったが、もう遅かった
ことは「苺鈴!?」
ブリジット「御免なさい!!大丈夫ですか!?」
苺鈴 「だっ・・・大丈夫、じゃ・・・無いかな?・・・っくし!!寒っ・・・」
ことは「苺鈴冷たい・・・」
ブリジット「いけませんね?お二人共、一先ずお店の中に!!シャワー浴びてってください!!」
苺鈴・ことは「お店?・・・」
二人が視線を横に向けると、どうやら『ネットカフェ』のようだ?
苺鈴 「何してるの?ここで?」
ブリジット「色々あって短期で住み込みのバイトですよ?時給良くて?ってそんな場合じゃありません!?早く!?」
ブリジットに案内されながら二人はネットカフェに入っていき、案内されたシャワー室に入っていき、ずぶ濡れの苺鈴からシャワーを浴びる事になったのだった。ことはも濡れはしたのだが苺鈴が庇ってくれたおかげで冷水の直撃は避けられたが、それでもやっぱり服は濡れてしまったのだ
ブリジット「それではことはさん。私はお二人の服を乾燥機にかけてきますので、しばらくここを空けますね?シャワーから出ましたらこのキーの部屋で一先ず待っていてください」
ことは「うん。ありがとうブリジットさん」
ブリジット「気にしないでください。元はと言えば私の不注意ですから?他の従業員には私から話も通していますから安心してください」
ことは「は~い」
ブリジット「それじゃ」
そう言ってブリジットは二人の服をバッグに詰め、店を出る。実はこんな時に店の中の乾燥機が故障していたのだ。そのため乾燥機を求めて付近のコインランドリーに向かって行ったのだ・・・
それからシャワーを浴びてブリジットの用意してくれた着替えに袖を通してからブリジットが渡してくれた鍵の番号の部屋に入り、ブリジットの帰りと服の乾燥を待っていたのだった
苺鈴 「ここっていわゆるカップル席かな?」
ことは「床がマットになってるんだね?ほどよい弾力」
苺鈴 「それにしても、シャワー室から近かったからよかったけど、この格好で歩き回るのは流石に恥ずかしかったわね?」
ブリジットさんが用意してくれた部屋がシャワー室から近かったから良かったけど、服は下着も込みで全部乾燥機にかけないといけなかったから、一先ず用意してくれた服に着替えたのは良かったものの・・・
白いYシャツに下着だけって・・・
下着もブリジットさんの借り物で、私が白でことはが薄ピンクのシンプルな奴ね?子供っ過ぎないし、かといって大人すぎるやつでもない感じかな?にしてもブリジットさんの背丈が私達よりも高いから少しぶかぶかね?特に・・・胸がぶかぶか・・・あの人が着てると伸びちゃうのかしら?
それにしてもこの状態って、いわゆる『裸Yシャツ』って奴なのかしら?でもパンツは履いてるし?でもブラは着けてないし?っていうかズボンやスカート置いてなかったし?あの人『ドジっ子』だから肝心なところ抜けてるのよねぇ~?その状態で廊下を歩いてきたから流石に恥ずかしかったなぁ~・・・
苺鈴 「ブリジットさんってこういう下着履いてるのね?まぁ前に何度か見た事あるけど・・・」
ことは「やっぱり大人の女性は違うね?」
苺鈴 「まぁ私達より年上なのは間違いないけどね?まだ成人してないはずだけど?」
ことは「それにしても苺鈴もやっぱり髪長いよね?降ろしてると大人っぽいよ?」
苺鈴 「ありがとう」
とりあえずこの部屋でブリジットさんが戻ってくるのを待つ事にしたのは良かったけど、ちょっと暇ね?TVがある事だし、なんかことはと面白そうな番組でも観てようかしら?と思ったけど、すでにことはが動いてたわね?って、ぁっ・・・ことは・・・その体勢はちょっと・・・目のやり場が・・・
ことは「どうかした?」
苺鈴 「えっ?ぁっいやその・・・何でもない」
ことは「ん?」
私から見ると四つん這いになってお尻を向けているようにも見えるから、Yシャツからお尻がはみ出て下着越しにことはの小さくてパンツに覆われた可愛いお尻が丸見えなのよね?
苺鈴どうしたんだろう?なんか私の方見て顔が少し赤い?何でだろう?あれ?でも視線が顔じゃなくてもっと手前?・・・はっ!?今の私のお尻ってもしかして丸見え!?でも言わないって事はもしかして見たいのかな?私のお尻・・・ちょっと恥ずかしいけど・・・苺鈴のためなら、ちょっとは良いよね?でもやっぱり恥ずかしい~~!?
ことは「あれぇ~?リモコンどこかなぁ~?・・・」
ことは途中で気づいたのかしら?急に足を閉じて、Yシャツの端を引っ張ってお尻隠す仕草とかさ?これ私からじゃ顔は見えないけど、もしかしてことは顔赤くしてる?
すぐに見つかるはずのリモコンをどこかわざとらしく探すのを手間取ってる気がするけど、それももう終わったみたい?私の横に戻ってきてリモコンを操作しようとしてるけど、視界に入れたことはの横顔がやっぱり赤い。やっぱり途中でお尻に気が付いたのかな?
ことは「電源を入れてっと・・・あれ?」
苺鈴 「どうかした?」
ことは「なんか、勝手に再生されてる?」
苺鈴 「ぇっ?ん?・・・」
確かに・・・ことはの言う通り、なんか勝手に始まってるわね?ぁっ!?これ多分DVD入ってる?備え付けのDVDプレーヤーもあるみたいだしね?にしても・・・何が入ってたのかしら?前のお客さんの忘れ物だろうけど、興味本位でしばらく待っていると勝手に再生されていって、アニメなのねこれ?なんか高校生ぐらいの感じの男女がいきなり映ったわね?
ことは「告白シーンだね?」
苺鈴 「冒頭から告白シーンなんて、ずいぶん急展開なラブコメなのね?」
ついつい見入っちゃってたけど、なんか急に話がどんどん進んでいって、ものの数分でとんでもない処まで進んでいったの。いわいる男と女の『チョメチョメ』な奴なシーンな訳で、いわいる『そういうDVD』だった訳なのよ?
『ことはに見せちゃ駄目だ!!』って思った私だったけど、私もことはも今の私達にとって非日常の事柄に顔を真っ赤にして、喰い入るように見ていたせいで、止めるタイミングをすっかり見失ってしまったまま、DVDはどんどん先に進んでいってしまった・・・・・・
一方その頃、コインランドリーを求めてさまようブリジットは・・・
ブリジット「はぁ~参りましたね?最寄りのコインランドリーの乾燥機まで故障中。そこから近いコインランドリーは潰れてて、更に別のコインランドリーではいつまで待っても服を取りに来ないんですもの?それは無いですよぉ~!?もぉ~!?」
???「あれ?ブリジットさん?」
ブリジット「はい?・・・あれ?『木之本 さくら』さん?どうしたんですか?」
さくら「何で急にフルネームなんですか?それにどうしたって、ここ家の前なんですけど?」
ブリジット「はい?・・・あぁ~そういえば・・・あっ!?そうだ!!さくらさん。実は『かくかくしかじか』で乾燥機をお借りしたいのですが?」
さくら「成程。わかりました。それじゃあすぐに用意しますね?」
ブリジット「助かります、はい!!」
ことは「すごかったね?」
苺鈴 「うん・・・」
結局、最後までがっつり見ちゃってた・・・私達まだ18歳じゃないのに・・・もう二人共顔が赤くて、頭が沸騰してる。映像とはいえ、端から見るとHってあんな感じなんだ・・・
ことは「私も、いつか男の人とあぁいうことするのかな?」
苺鈴 「ぇっ・・・」
ことはの言葉を聞いた途端、一瞬だけそんな光景が浮かんだ・・・それが消えると自然と私の中で『嫌だなぁ~』って想いが表に出てきたのかもしれない・・・
だからなのかな?私の口から自分でも自然とこんな言葉が出てきていたの?
苺鈴 「だったらさ?」
ことは「ん?」
苺鈴 「私とシてみる?・・・・・・・」
リコ 「いた!?」
みらい「ううん」
知世 「何処に行ってしまったのでしょうね?」
あれからすっかり苺鈴・ことはを見失ったみらい達は探し回っても見つからずにいたが、偶然にも二人が入っていったネットカフェの近くに集合しており、知世が「ぁっ!?」と声を上げると丁度二人がネットカフェから顔を赤くして、どこかボ~としながら出てくるところに遭遇し、咄嗟に隠れたが、苺鈴・ことはは全く気付いていない感じだ?
みらい「なんか・・・顔が赤いね二人共?」
知世 「あれは何かありましたね?」
リコ 「二人でネットカフェって何してたのよ!?」
知世 「それでどうします?追います?」
リコ 「当然よ!!行きましょう!!」
みらい「やれやれ」
っと、3人が再び尾行を開始し、苺鈴・ことははまだ顔を赤くしながら移動しており、無言がしばらく続いたが二人のお腹が『空腹』のサインを鳴り出し、恥ずかしそうにしていたのはどこへやら?二人同時に笑みを浮かべあっていた
ことは「腹ぺこったぁ~」
苺鈴 「ゆいのセリフ移ってるわよ?時間も丁度いいし晩御飯の後、最後に一緒に行きたいところがあるんだけど良い?」
ことは「いいけど何処行くの?」
苺鈴 「私の・・・『思い出の場所』よ?・・・」
夕飯を済ませた苺鈴・ことはは空に星が輝く夜の世界の友枝町のとある場所に来ていた
苺鈴が言っていた『思い出の場所』・・・知っている場所だからこそ夜でも入り込める道を知っている。といっても、高い壁を強引にジャンプして侵入しただけである
ことは「これで2回目だね?」
苺鈴 「何が?」
ことは「『お姫様抱っこ』だよ?ほら?前にもしてくれたでしょ?」
苺鈴 「あ~そういえばそうだったわね?ぁっ!?そうだ。ことは。ちょっと魔法で出して欲しい物があるんだけど良い?」
『お姫様抱っこ』で抱えられて侵入したことはが、数か月前にしてもらった事を思い出して、苺鈴はことはに魔法で『服』を出してもらっていた。苺鈴の頼みにことはも苺鈴同様その服に着替えてから二人は目的地に進んでいき、苺鈴の先導の元、辿り着きドアを開けて部屋に入ると、苺鈴は本当に懐かしそうに窓際に近い机に触れていた
苺鈴 「友枝小学校の教室・・・さくら・知世・小狼と過ごした思い出の場所・・・どうしてもここに二人で来たかったの」
ことは「そうなんだ?じゃあ今私達が来ているこの制服って」
苺鈴 「そっ。この『友枝小学校』の冬制服よ?夏に来てたら夏用の制服出してもらってたでしょうね?」
ことは「でもさ?何でここに?」
苺鈴 「思い出を形にしたくてさ?ちょっとそこの席に座ってくれる?」
苺鈴の指示通り、椅子に私が腰かけると、すぐ隣に椅子を持ってきて苺鈴もその椅子に腰掛けて、スマフォで私の肩を抱き寄せて密着して写真を撮ったんだ?
数枚撮って、満足そうだけど、どこか寂しそうな雰囲気を出していた苺鈴に気づいた私は、思わず聞いちゃったんだ?「何かあった?」ってさ?とうぜん苺鈴は「何で?」って聞き返してきたけど、それはさ?
ことは「ずっと見てきたもん。最近ずっと、どこか元気が無かったからさ?」
苺鈴 「やっぱりことはには敵わないな?」
一度深呼吸してから苺鈴は最近見る『マザーラパーパ』の夢の事をことはに話した・・・
苺鈴は魔力を全く持たないただの人間・・・そんな彼女が夢を見たところでそれは『ただの夢』。
彼女自身分かっている事だ。それでも『何度も見てしまう同じ夢』・関わるのが『どうでもいい相手』でも『無関心の相手』でもない。『花海 ことは』だから不安になってしまったのかもしれない
苺鈴 「それだけ私の中でことはの存在が大きかった・・・って事なんでしょうね?・・・ことはも・・・私の前からいつかいなくなっちゃうのかな?」
ことは「わかんない・・・でも・・・私は苺鈴のそばにいるよ?ずっと」
苺鈴 「ありがとう・・・ねぇ?」
ことは「ん?」
苺鈴 「私って結構欲張りなの?もう一つ、思い出が欲しくなっちゃった」
ことは「うん。どんなの?」
苺鈴 「キス・・・してもいい?」
ことは「えっ?」
苺鈴 「・・・なんてね?冗談よ?さすがに恋人でもないし、ましてさ?同性にされても気持ち悪いわよね?ごめん忘れて?」
ことは「いいよ?」
苺鈴 「えっ?」
ことは「苺鈴とならいいよ?ううん。したい。ダメかな?」
苺鈴 「ことは・・・」
ことはと合意の上で、互いに軽く抱き合いながら静かに唇を合わせた・・・
それは一度交わしてすぐに離す訳でもなく、しばらく互いに唇の感触を味わっていたのか?それとも、胸に響くドキドキを感じていたのか?それから私達は星空を背景に気づいたら数回唇を合わせていたの。窓の外から箒に乗って空を飛んで私達二人の事を見ていたみらい・リコ・知世・モフルンの存在に気づくことなく・・・
リコ 「苺鈴!?はーちゃんとなんて事を!?」
みらい「うわぁ~すごいね二人共。あんな事までしちゃってる?もう大人の仲間入りかな?明日お母さんにお赤飯焚いてもらおうかな?」
リコ 「何でよ!?」
知世 「・・・・・・」
みらい「知世ちゃん?」
みらいの箒に相乗りしてる知世が、これからという処で構えていたビデオカメラを突然カバンにしまう。みらいは何となく知世の行動に納得?して一度軽く頷く
みらい「帰ろう?」
リコ 「えっ!?でも・・・」
リコはみらいを見つめる。みらいのどこか真剣な目を見て、みらいの無言の訴えを垣間見て、どこか納得したように柔らかい表情で「そうね?」と頷いて3人は帰宅することになった。因みに明日も休みということで、二人は知世の誘いもあって今日はこのまま知世の家にお泊りになることになったのだった
「ぷはぁ・・・」と吐息を吐く程度の声が漏れ、苺鈴とことはの唇が離れると同時にかすかに光る糸のような物が見えたような気がしたような?そうでないような?
唇は離しても、抱きしめる体はまだ離さず、互いに頬を赤くしている二人・・・
ことは「あのさ苺鈴?」
苺鈴 「ん?」
ことは「みらいやリコ達と一緒もいいけど、また二人でデートしよっか?」
苺鈴 「うん!!」
私達のデートの最後は、そんな約束を交わして手を繋いで帰ることで終わった・・・
でも、その約束は数年先まで果たされることはなかった・・・
それから数か月も経たない内に『デウスマスト』との戦いが終わり、デウスマストが消滅して『魔法つかいプリキュア!』が勝利を収めたけれど、その代償は、みらいにううん私にとっても大きすぎる代償だった・・・
みらいは魔法を失い、モフルンもただのぬいぐるみに戻って、リコも魔法界へ強制的に帰ってしまった・・・・・・
苺鈴 「みらい・・・ことはは?・・・」
丘の上に佇んでいたみらいの所に、『変化した世界』から『元の世界』の記憶を取り戻し、駆け付けた私とブリジットさんが戦いを終えた直後のみらいに尋ねた。目をつぶりながら首を左右に振るみらいを見て、いろいろ察してしまった・・
ことはがもう・・・どこか遠い所へと行ってしまったことを・・・
私はブリジットさんと、静かに涙を流すみらいに包まれるかのように抱かれながら私は止まらない涙をみらいよりも流し続けていった・・・
今回は元々『18禁版』として投稿予定の作品でしたが、一般向け(それでもR-15)として少し構成し直しての投稿です。
いつか18禁版で今回の話を投稿しようかなぁ~と考えておりますので、その時はまた面白く読んでいただければ幸いです。
次回はいくつか企画していますが、どれから入るか未定なので予告は無しとします。
新章として一応『仮面ライダー対プリキュア(ダークドリームの章)』で出演した時よりも後の時間軸と『もう一つのクロウカード』よりも前の時間軸での物語を『番外編』として数話投稿予定ですので、またよろしくお願いいたします。
2024年1月3日追記
現在AI生成を使用して今回の話のRー18版をのんびり執筆中です。