カードキャプターさくら『苺鈴外伝』   作:狼と踊る男

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『苺鈴外伝』本編『魔法つかいプリキュア!』の章にて夏休みを利用して魔法界へと訪れていた苺鈴達。

これはその時に経験した不思議な物語・・・

注・この話だけは本編と連動します。


『新たな物語  モフデレラとライダー1号』

 

 

 

苺鈴 「・・・・・・ここ・・・何処?・・・」

 

周辺を見渡して場所を確認する苺鈴・・・しかし見渡す限り城と城壁・・・しかも城の敷地内だ

 

苺鈴 「おかしいな~確か私寮で寝てたはずなんだけど?」

 

いつの間にこんな事に?

 

苺鈴は寝るまでの事を思い出していく。それは夏休みを利用して魔法学校へとやってきていた時の事だった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

みらい「はーちゃん遅いね?」

 

ことはが魔法学校の校長の元で、花の海を探す手がかりを探していた頃、退屈なのか図書館の机でグデーンとなっているみらいとモフルン

 

その付近で本を適当に見ていたリコ。そして苺鈴も退屈を紛らわすためか本を適当に物色していた時の事だ

 

苺鈴 「・・・・・・」

 

リコ 「何の本読んでるの?」

 

苺鈴 「何の本なのこれ?」

 

リコ 「知らないのに読んでたの?」

 

苺鈴 「だって魔法界の文字読めないんですもの?」

 

リコ 「あっそっか?」

 

苺鈴 「なんか植物が多く書かれてる雰囲気があって手に取ってみたんだけど?」

 

リコ 「苺鈴、植物に興味あるの?」

 

苺鈴 「ちょっとね?前にアルハザードっていう世界を旅してた時にブリジットさん・・・私の親友が色々食べられる植物とかに詳しくてさ?こっちではどんなのがあるんだろうって思って?」

 

リコ 「へっへぇ~・・・そうなんだ?」

 

苺鈴 「あっ!?微妙な反応したでしょ?私も前に同じような反応したけど、いざって時そういう知識があると結構重宝するもんなんだからね?馬鹿にできないんだから?」

 

リコ 「ごっごめん。馬鹿にするつもりじゃなかったのよ?」

 

苺鈴 「分かればよろしい。ついでに聞くけどこれなんの実?なんか木の実っぽいけど?」

 

リコ 「どれどれ?・・・あぁこれはヤナオニの実ね?見た目がアレだけど、栄養満点で結構おいしいのよ?」

 

苺鈴 「食べた事あるの?」

 

リコ 「昔ね?お姉ちゃんと摘みに言ったこともあったっけ?」

 

苺鈴 「へぇ~」

 

食べるときの注意点も聞き、今度機会があれば食べてみるのもいいかもしれないと思った苺鈴。まさか今得た知識が翌日に役立つとは思いもよらない・・・・・・

 

それからほどなくして力尽きたことはがよろよろとやってきて、倒れた。

 

一同は場所を変えて学校の寮のリコの部屋でくつろいでいたのだ

 

リコ 「キュアップ・ラパパ。氷よ、溶けなさい」

 

校長から分けてもらった冷凍ミカンの解凍のためにリコが魔法を唱え、氷が溶け、かぶりつくことは。しかし表情から察して食べれる固さではないらしい?

 

みらい「カッチカチだよ?」

 

リコ 「う~・・・この魔法だけは苦手なのよね?」

 

苺鈴 「『この魔法も』じゃなかったっけ?」

 

リコ 「何か言った?」

 

苺鈴 「ううん。別に?・・・あれ?モフルンその本どうしたの?」

 

モフルン「これモフ?図書館にあったモフ」

 

リコ 「ダメじゃない勝手に持ち出したら?明日返さないとね?」

 

みらい「あれ?この絵本・・・シンデレラ・・・だよね?」

 

みらいの言う通り、絵本はナシマホウカイでも広く知れ渡っているシンデレラだが、どこか違う・・・

 

リコの話では魔法使いのおばあさんの方が主人公だということで、それに対する違和感なのだろう?

 

話も弾んでいたが、そろそろ眠気が勝ってくる時刻。5人はすでに就寝しており、少し狭そうだが、どこか幸せそうに寝息を立てているのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苺鈴 「う~ん・・・うん。やっぱり寝てたわね?私やことは達?しかもいつの間にか日が高いし?」

 

思い出してもやっぱりどうしてこんな場所にいるのか分からず、とりあえず情報収集のために動こうとしたのだが、運が良いのか悪いのか?見回りをしていたと思われる鎧を着た兵士と鉢合わせしてしまったのだ

 

兵士A「侵入者だー!!」

 

兵士が苺鈴を怪しい者として有無(うむ)をも言わさず捕えようとする。止むを得ず逃げる苺鈴は応援に駆け付けられた他の兵士にも行く先で見つかり、いつの間にか城の中へと逃げていたのだ

 

苺鈴 「全く、古今東西こういう時ってとにかく話を聞いてもらえないわよね!?」

 

走りながら今の状況愚痴る苺鈴。曲がり角を曲がろうと跳びだしたのだが、その先に人がいたため、一度足が止まる。相手も足を止め互いに相手を見ると、苺鈴は思わずその相手の名前を叫んでしまったのだ

 

苺鈴 「校長先生!?」

 

苺鈴とぶつかりかけた相手は魔法学校の校長だった。苺鈴がやってきた方向からいくつも聞こえる足音に気付き、校長の手を引き、物陰に隠れる。少し時間が経つと、複数の兵隊達が隠れる苺鈴達に気付かず素通りしていき、物陰から姿を現した苺鈴は安堵の息を吐いていた

 

苺鈴 「校長先生?ここって一体何処なんですか?」

 

苺鈴の言葉に魔法学校の校長は頭上に?が浮かんでいる。話していくうちにどうやら目の前のこの人物は姿は瓜二つだが、全くの別人らしい?校長にそっくりの人物の厚意(こうい)で校長にそっくりの人物の自室へと移り、話をすると、この国の王子らしい?

 

王子 「なるほど。君は気が付いた時には全く覚えのないこの城で目を覚まし、今に至ると?」

 

苺鈴 「はい。もしかしたら私の友達もこの国に来ているかもしれないんです。私は何とかして皆を探し出したいんです」

 

王子 「ふむ・・・ならば一つ手が無い事もない」

 

苺鈴 「ふぇ?それってどんな・・・」

 

王子 「実は今宵(こよい)、私の花嫁を決めるためのパーティーが行われる。君には給仕(きゅうじ)として参加して、参加者の中に君の知り合いがいるかを探してみてはどうかな?」

 

少し悩んだ苺鈴だが、他に宛も無いのでそれに賭けてみる事にしたようだ?

 

 

 

 

 

そんなこんなでとんとん拍子に話と時間が進んでいき、夜のお城・・・

 

そして舞踏会の真っただ中である。

 

みらい・リコ・ことはの3人も苺鈴の予想通りこの世界にやってきていた。リコは魔法使い・みらいとことははネズミの恰好な上にやっぱり二人は小さい・・・

 

ことは「苺鈴いないでちゅ?」

 

みらい「お城にきたまではよかったけど、こう人が多くちゃ探すのは一苦労でちゅ?」

 

リコ 「そもそも苺鈴がこのお城に来ているのかどうかも怪しいわよね?私達はなんやかんやで中にも入れたけどって・・・あれ?」

 

突然立ち止まったリコの指さす方に視線を向けた二人。そこで見たのはメイド服に身を包んだ苺鈴であったのだ

 

リコ 「いたけど・・・何してるのよ・・・」

 

苺鈴は他の給仕と共に普通に給仕の仕事もこなしつつ、というよりそっちの方に集中して、人探しをしている素振りが全く見られないような気がする・・・それぐらい苺鈴は給仕の仕事をこなしている様子があったのだ

 

タイミングを見て苺鈴に声を掛けたリコに対して、苺鈴はのんきに「あれ?リコじゃない?王子様に会いに来たの?」と目的を忘れたように話しかけるのでリコは少し呆れたような表情をしている

 

リコ 「苺鈴。あなたお城の方にいたのね?ところでどうしたのよその恰好?」

 

苺鈴 「それはこっちのセリフよ?リコこそどうしたのよその恰好?まるで魔法使いじゃない?」

 

リコ 「いや魔法使いなんですけど?むしろ私主人公なんですけど?」

 

みらい「ほぇ~苺鈴『メイド』さんでちゅ?」

 

ことは「フリフリいっぱいでちゅ!!」

 

リコ 「心なしか少しスカートの丈短くない?肩も露出してるし?」

 

みらい「喫茶店のメイドさんみたいでちゅ?」

 

苺鈴 「似合う?」

 

ことは「似合う似合うでちゅ!!」

 

リコの肩に乗るみらいは今の苺鈴の姿を見た後、何かを思ったのか?ことはに耳打ちをし、それを聞いたことはは表情が輝き、苺鈴に『お願い』をしてくる

 

ことは「ね~ね~苺鈴?お帰りって言ってみて欲しいでちゅ?」

 

苺鈴 「へっ?お帰り?」

 

ことは「みらいぃ~・・・」

 

みらい「違うよ苺鈴?はーちゃんがお願いしたのはもっとこう・・・カワイイ感じでちゅ?」

 

みらいの説明で苺鈴は本当に少しだけ考え、小首をかしげながらキョトンとした様子で「お帰り?」とつぶやくがそれも違うらしい?

 

みらい「それも可愛いとは思うけど、それも違うかなぁ~?でちゅ?」

 

いくつか苺鈴がやり直してくれるがどれもみらいの言っているモノとは違うらしく、しびれを切らした苺鈴が直球に尋ねると、ようやくみらいも直球に要求してきたようだ

 

みらい「『おかえりなさいませご主人様』だよ!?折角そんな格好してるんでちゅから!?」

 

苺鈴 「はいぃっ!?それいわゆるメイド喫茶の挨拶じゃない!?流石に嫌よ恥ずかしい!?」

 

みらい「でも、はーちゃんも見たいって言ってるでちゅ?」

 

苺鈴 「そこでことはを出汁(だし)に使うのずるくない!?」

 

みらい「見たいでちゅよね?」

 

ことは「見たいでちゅ!!お願いでちゅ!!この通りでちゅ!!」

 

リコ 「私の肩の上で土下座・・・」

 

必死に土下座まですることはを見て、頬を赤くしながら迷う苺鈴・・・

 

少し考えた後、腰を引き、スカートの裾(すそ)を掴みながらまるでお姫様がやるようなお辞儀をした

 

苺鈴 「ぉっ・・・おかえりなさいませご主人様・・・」

 

少しぎこちないが、恥ずかしそうにしながらもやってくれた苺鈴の様子にことはは少し鼻息を荒くし、みらいも苺鈴をカワイイと褒め、そして本当にやってくれたことに称賛している

 

リコもそんな苺鈴に対して頬を赤くしながら思わずカワイイとつぶやき、全員がそのつぶやきを聞いてしまったので慌ててごまかしたりしていた

 

リコ 「コホンッそれにしても苺鈴あなたってはーちゃんの事になると甘いわよね?」

 

苺鈴 「その・・・自覚してるわよ」

 

リコ 「甘やかすのもほどほどにしてよ?」

 

苺鈴 「善処(ぜんしょ)します・・・」

 

と、そんなやり取りが起きている最中、王子がこの絵本の世界のモフルンいやモフデレラに気付き、本編通り心を射止めていたり、ダンスを踊っていたりしていた事に気付くのは少し時間が経ってからだったりしている・・・

 

それからダンスが終わり、頃合いを見てから苺鈴はリコ達を連れて王子の元へとやってきて、探していた友達が見つかったと報告したところでモフデレラを邪魔するべく4人の人物達がやってきたのだ

 

もちろん本編通りドクロクシー一味が絵本の登場人物となった姿である

 

苺鈴 「って!?闇の魔法使いのヤモリ!?」

 

苺鈴が面識のあるドクロクシー一味の一人がヤモーだけだったので、思わぬ再会に思わず驚愕しているのは無理もない・・・

 

ヤモーそっくりの悪い魔法使いが放った魔法は本編通り、ガメッツに似た母が巨大な怪物となり、城を破壊してしまった。こうなるとリコ達がとる行動は一つ

 

『キュアップ・ラパパ!!』

 

『魔法つかいプリキュア!』へと変身した3人。今回はトパーズ・スタイルだ。

 

フェリーチェ「変でちゅ!?何で私だけ小さいままなんでちゅか!?」

 

マジカル「もう『ちゅ』はつけなくてもいいのよ?」

 

フェリーチェだけ小さいままプリキュアになったので、まるで妖精のようである

 

シンデレラの世界のガメッツはプリキュアの事を知らないのでミラクル達と戦う事にこだわる事は無かったが、プリキュアが撒ければ王子との結婚を条件に出されてしまい、明らかに王子はブルブル震えている・・・

 

バッディ「お母さまずるいわっ!?」

 

ガメッツ「甘い!!この世は弱肉強食だよ!?」

 

確かにその通りではあるが、勝手に景品にされた方はたまったものではない

 

苺鈴 「だっ大丈夫ですって!?あの子達きっと勝ちますから!?」

 

王子 「ちょっちょっと待って!?」

 

モフデレラのお願いもあり、王子も腹を決めて勝負を認めるのだが、ここは舞踏会場。勝負事も踊りで決めるのが筋という事で王子がどこに向けてのか分からないが合図を送ると、急にどこからか音楽が鳴りだしたのだが・・・

 

苺鈴 「何で盆踊り!?この背景で!?しかもプリキュア音頭っていつのまに用意したんですか?」

 

王子 「夏であるからな?」

 

『プリキュア音頭』の曲に乗り、ツッコミを忘れず踊りに参加する苺鈴。メイド服で盆踊りとは少しシュールな光景な気もするが・・・

 

苺鈴 「私盆踊りって初めて」

 

王子 「おぉっ。みな、その調子だ」

 

プリキュア達やモフデレラの踊りも見事であり、巨大ガメッツも負けじと踊るが、最後のところで足を滑らせすぐそばの湖にその巨体が沈むのだが、浮き上がってこない・・・

 

バッディ「お母さまは泳げないのよ!?」

 

苺鈴 「亀なのに!?」

 

思わずツッコミに入る苺鈴をよそにモフデレラは自分をいじめてきた相手ではあったが、それでも助けて欲しいとミラクル達にお願いし、モフルンの頼みという事もあり、二つ返事で受け、正史通り『トパーズ・エスペランサ』により浄化され、元の大きさへと戻り、モフデレラに謝罪・改心したらしい?

 

そして気が付くと破損した城も元通りに復元され、王子はこの和解を祝したダンスパーティーを急遽提案したのだ

 

王子の提案に全員即時に賛成したのだが、いつの間にか悪い魔法使い(の役をしているヤモー)はいなくなっており、プリキュアもガメッツ・バッディ・スパルダも関係無く、ダンスを楽しんでいる様子がうかがえたのであった

 

そんな中、小さいままのフェリーチェは苺鈴と踊っている。キュアフェリーチェは元々飛行する事が可能なので、フェリーチェは宙に浮きながらなのだ

 

フェリーチェ「ダンス。楽しいですね苺鈴?」

 

苺鈴 「えぇ。ホントに・・・そのサイズで飛んでると本当に妖精みたいね?」

 

フェリーチェ「ふふっ苺鈴に可愛がられるのならこのままでもいいかもしれませんね?」

 

苺鈴 「それもちょっといいかもね?ってダメダメ!?それはそれで困るわよ!?」

 

フェリーチェ「半分冗談ですよ?私もミラクルみたいに早く元の大きさに戻りたいです」

 

苺鈴 「半分は本気なのね?」

 

そんな事もありつつも、頃合いを見てダンスパーティーはお開きとなり楽しんだ後、苺鈴達は王子に絵本の外の世界からやってきた事を話し、帰る方法を尋ねると、リコ達3人が作り出したミカンの馬車もとい、魔法使いが生み出した馬車が次元を超え・世界を超える力を持つという言い伝えを教えてくれ、4人はそれに乗って元の世界へと変える事を決めたのだ

 

そしてその直後、12時の鐘が鳴り、モフデレラに掛けられた魔法も解け、良い雰囲気になっていた王子とモフデレラを見届けたのだが、リコの様子から全員ミカンの馬車を見つめると、馬車の魔法も溶けかかっているらしい?

 

リコ 「大変!?急いで乗って!!」

 

苺鈴 「えぇっ!?これ着替えたかったんだけど!?」

 

リコ 「あきらめなさい!!」

 

ミカンの馬車の上に乗ったので狭い。中に入れるのはネズミ役なので小さいままのみらいとことはだけなのでリコと苺鈴は捕まるのが大変である

 

苺鈴 「ちょっ!?これ大丈夫なの!?」

 

リコ 「こうなったら3人でもう一度魔法を!!」

 

魔法を上乗せして応急処置を実行しようとしたのだが、その直後に限界を迎えたらしく、かろうじて馬だけが残り、リコが手綱(たづな)を握り、苺鈴・みらい・ことはがリコにしがみつく事に・・・

 

この緊急事態に地上にいたモフデレラが魔法使いへと覚醒した事で、ガラスの靴を魔法により飛ばし、3人が魔法を重ね掛けしたことで新たな魔法の馬車が誕生し、今度は4人が乗っても問題ない程度のスペースがあるようだ?

 

みらい「ありがとうモフデレラ!!」

 

リコ 「さぁ!!一気に行くわよ!!」

 

魔法の馬車は進んでいき、もうすぐ月に到達する・・・

 

苺鈴 「何アレ!?」

 

その時、その直前だった。月の前に黒い空間の穴が開き、そこから一つの小さな光が飛んできたのだ

 

苺鈴 「ことは!?」

 

なんと小さい光はことはに直撃し、ことはは魔法の馬車から・そして月に架けられた橋からも落ちていき、今は変身もしていないため飛べない・・・

 

苺鈴は考えるよりも先に体が動き、馬車からためらいなく飛び降り、ことはを抱きしめ、とっさにリコの方へとことはを投げ飛ばしたのだ。何とかことはをキャッチし、落ちていく苺鈴を目で追っていた

 

みらい「そんな!?」

 

リコ 「嘘でしょ!?」

 

ことは「苺鈴!?」

 

あっ・・・これ前にもあったな~?確かそう・・・時の庭園でフェイトの代わりにアルハザードに落ちていった時だ?やっちゃった・・・どうしよう・・・今度は助かるのかな私?もしこのことがなのはや知世に知れたらまた怒られるかなぁ~・・・あぁ・・・私、何で最後に考えるのがあの二人が怒ったところなのよ?あんまり怒らせたくない相手には違いないけどさ?

 

っと、悲しみではなく、頭の上がらない相手に対して怒られるの嫌だなぁ~・怒らせたら怖いんだよなぁ~的な涙を流しながら落ちていく苺鈴。

 

みらい「リコ!!はーちゃん!!」

 

リコ 「えぇ!!もう一度3人で!!」

 

『キュアップ・ラパパ!!』

 

3人は同時に魔法を唱え、苺鈴を助けるための魔法を掛ける。魔法の光が苺鈴の方へと進んでいったのだが、その直前、ことはにぶつかった小さい光が3人の放った魔法の光を吸収し、一際大きな光が発生し、4人は思わずそのまぶしさに目をつぶり、そらしてしまう

 

リコ 「何!?」

 

みらい「何も見えないでちゅ!?」

 

ことは「・・・何か聞こえるでちゅ!?」

 

光が晴れないまま、ことはの言う通り耳に入ってくる音があった・・・

 

馬車の走る音?風の音?魔法の光が風を切る音?・・・・・・いやそんな音ではない。それは遠く離れたところから聞こえるような錯覚を覚え、しかし確かにその音は近づいてくる・・・

 

その音は赤い布を風に激しく揺らしながら・・・魔法の発達した世界ではおそらく聞く事が出来ないはずの音であった・・・

 

その音は風と共に希望を乗せ、その音は悲しみを背負いながらも平和を守るために戦う者と共に走り続けてきたモノが響かせている音であった・・・

 

苺鈴は目を徐々に開いていく。それは光が晴れた事も意味している・・・

 

苺鈴は落ちていく感覚が無くなり、代わりに何かに腰掛けて、何かにしがみついている事が感覚で分かった・・・

 

苺鈴が目にしたのは全く予想だにしていなかった憧れの人物の一人だった。そして苺鈴はその相手の名前を知っている・・・

 

彼の名は・・・・・・

 

苺鈴 「仮面ライダー1号!?」

 

苺鈴の窮地を救ったのはかつて平行世界で出会った『仮面ライダー1号』と彼の駆る『サイクロン号』であった。サイクロンに乗る1号の背中にしがみついていた苺鈴は、振り返る1号を見てようやく顔が見れたのだ

 

苺鈴が自分を認識した事を確認したからか?一度頷き、正面に向き直るとアクセルを回し、仮面ライダー1号はサイクロンをリコ達が乗る馬車のそばで並走出来る位置にまで距離を縮め、苺鈴が1号にしがみつきながらもリコ達に手を振り、3人も負けじと手を振り返す。絵本の世界の出口まで後少しだ

 

苺鈴 「出口よ!!」

 

みらい・ことは「いっけぇぇ~!!」

 

地上から見たら月にまで進んだところで4人は消えていき、絵本の世界から無事元の世界に戻ることに成功したようだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本の世界から無事戻ってきた4人は目を覚まし、そこはやはり魔法学校の寮であった

 

苺鈴 「皆同じ夢を見たの!?」

 

ことは「苺鈴も!?」

 

全員が同じ夢を見た。そして机には絵本の世界から帰還するために乗ってきた後に『レインボーキャリッジ』と名付けられる馬車も存在し、訳が分からなくなっていた

 

ことは「あれ?苺鈴何か握ってるよ?」

 

苺鈴 「ぇっ?・・・これ!?」

 

ことはに言われ、右手に握っている物に注目する苺鈴・・・それは絵本の世界で苺鈴を助けてくれた『仮面ライダー1号』が描かれた星の装飾が施された一本のペンであったのだった・・・・・・

 

 





・・・物語はまだ続いてく・・・






苺鈴 「その子を返しなさい!!」

狙われたモフルン!?




???「君?『李 苺鈴』ちゃんかい?」

苺鈴 「私の事知ってるですか!?」

・・・再会は突然に・・・




???「めちょっく!?」

苺鈴 「はぶっ!?」

・・・そしてビンタされる苺鈴(仮)・・・



続きは他の作品『仮面ライダー対プリキュア』の『スカイライダーの章』

『魔法と宇宙・・・  ひかると苺鈴』に続いていく・・・





『おまけのプロット』


目を覚ますとそこは洋風の城の敷地内→一人ぽつんといる苺鈴→なぜここにいるのか分からない→




ことはを待つみらい達→魔法界の絵本→違うところが多く面白い→

苺鈴はふと目に留まった本を取る。内容は植物→やっぱり読めない→リコが気付き、見ていたページの木の実の説明(やなうみのみ)→食べるときの注意点等を聞いた→苺鈴って植物に興味があるの?→そういう訳じゃないけど、前にアルハザードを旅していた時に親友が色々食べられる植物の事に詳しくてさ?それでこっちの世界ではどんなのが食べられるんだろうって思って?→見つけたら食べるの?→それは分かんないわね?その時によると思うもの?→

ことは倒れる(疲れた)→部屋に戻る→冷凍ミカン→この魔法は苦手→『この魔法も』じゃなかったっけ?→何ですって?→まぁまぁ!?→いつの間にか寝た5人→

1・
目が覚めた3人は登場人物たちに・・・→苺鈴は城にいて、偶然にも校長先生に似た王子と遭遇→王子に事情を話すと、人探しを兼ねて今日の舞踏会へ王子に変装して参加を薦められる→

夜になり、全員が舞踏会会場に・・・→王子に扮した苺鈴にことは達が気付く→モフルンに気付き、王子は陰で本編通りモフルンに♡→苺鈴も流れでモフルンとダンス→ダンス中、モフルンとの会話でモフルンも苺鈴達の事を知らない物語の登場人物の一人にすぎないと知る→モフルンの頼みでリコ達と合流→本編通りガメッツが巨大化→変身→王子は私と結婚してもらう!!→本物の王子登場→身代わりにそんな真似させられないという事で怖いが出てきた→踊りで勝負→プリキュア音頭→浄化→


2・
目が覚めた3人は登場人物たちに・・・→苺鈴は城にいて、偶然にも校長先生に似た王子と遭遇→王子に事情を話すと、人探しを兼ねて今日の舞踏会へ給仕として参加を提案される→

夜になり、全員が舞踏会会場に・・・→メイド姿の苺鈴にことは達が気付く→それぞれの姿にツッコミ→みらいの要望→おかえりなさいませお嬢様を苺鈴に要求→照れながらもなんやかんやでノリがいい苺鈴→王子モフルンに気付き、王子は本編通りモフルンに♡→

本編通りガメッツが巨大化→変身→王子は私と結婚してもらう!!→踊りで勝負→プリキュア音頭→浄化→





事情を聴き、馬車に魔法をかけて帰ることに→本編通り→戻るための穴から一個の光が苺鈴に命中・落ちる→モフルンの魔法が馬車と偶然にも光に掛かり、落ちる苺鈴を助けたのは・・・→バイクの音が響き、お姫様抱っこで抱えられた苺鈴が助けた相手を確認すると、サイクロン号にまたがる『仮面ライダー1号』の幻影だった→苺鈴を後ろに乗せ、サイクロン号を走らせる1号と並走してレインボーキャリッジが同時に穴に飛び込み、元の世界へ・・・

すでに朝となり、絵本の表紙・中身が変わっており、馬車もいつの間にか机にあった・・・そして気づいたらベッドの上に一本のペンが転がり、苺鈴がそれを見るとペン先の星形の装飾に描かれていたのは『仮面ライダー1号』だった・・・→

物語の続きは『仮面ライダー対プリキュア』スカイライダーの章に続く・・・






おまけ2『没シーン』

王子の提案に全員即時に賛成したのだが、いつの間にか悪い魔法使い(の役をしているヤモー)はいなくなっており、プリキュアもガメッツ・バッディ・スパルダも関係無く、ダンスを楽しんでいる様子がうかがえたのであった

そんな中、小さいままのフェリーチェはふと外の空気を吸っているのか?離れた場所にて月夜に当たる苺鈴を発見し、苺鈴の前に飛んでいく

フェリーチェ「どうかしたんですか?」

苺鈴 「メイドが主賓(しゅひん)達よりも目立つ訳にはいかないでしょ?」

フェリーチェ「そんな事誰も気にしませんよ?」

苺鈴 「冗談よ?それにしてもプリキュアの姿でそのサイズだとなんか新鮮ね?本当に妖精みたい?」

フェリーチェ「うれしいですけど、私もミラクルみたいに元の大きさに戻りたかったです」

苺鈴 「それもそうね?」

少し苦笑いも込めながらアイヅチを打つ苺鈴はフェリーチェを両手でふわりと包み込み少しいたずら心が芽生えたのか?少しセコイ事を口走っている

苺鈴 「今なら戦闘でフェリーチェにも勝てるかもしれないわね?」

フェリーチェ「それでいいんですか!?」

苺鈴 「嘘よ?冗談。小さくてもフェリーチェはフェリーチェだもん。流石に本気じゃないって?」






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