スーナが地獄でコルダジャネンバと戦っている頃。ギニューはザンギャを引き連れ、悟空達の気を辿ってバビディの宇宙船がある場所へ合流したのだが……
「何故、ピッコロとクリリンが石になっているんだ?」
「ダーブラって強い奴がいたんだけどもよ。奴のツバが相手を石化させる能力だったんだ」
「界王神の付き人とやらもダーブラに殺されちまったしな」
「すみません。全ては私の力不足の所為で……」
悟空やベジータからの話を聞く限り界王神は敵であるダーブラやバビディの能力を知っていたにも関わらず、一切話をしていなかったらしい。
「何故戦いの場で敵の情報を出し渋った?報連相は重要事項だろう!その結果、被害が拡大しているのだぞ!貴様、本当に界王神か!?」
「う、うぅ……」
ギニューは界王神に詰め寄る。特戦隊の隊長であったギニューからしてみれば敵の能力を知りながら情報を共有せずに被害を出したなど信じられない事だった。
敵の情報を仲間と共有せずに危機を招いたとなれば本当に最高神と呼ばれる界王神なのかと疑いたくなるのも無理はない。
「落ち着いてくださいギニューさん!ダーブラを倒せばピッコロさんもクリリンさんも元に戻るみたいです!」
「治る手立てがあるならまだ良いか……ならば友を助ける為にも行かねばならんな」
悟飯から齎された情報にギニューは更に奮起する。これが元悪の特戦隊の隊長と言われていた漢の現在である。
「所で……その女は何者だ?」
「コイツはザンギャ。ボージャックの一味だったが仲間に裏切られ殺されそうになったのを助けた。今は俺が正義の道を教える為に連れている」
「正義は兎も角……助けられたのは事実だからね。仕方ないからコイツの傍にいるってだけよ」
ベジータがギニューが連れていたザンギャの事を尋ねた。ギニューはザンギャの事を説明するがザンギャは少し不満そうに告げた。
因みにその際にザンギャは頬を赤らめながらギニューの事を見ていたのだが恋愛事情を汲み取れるほど理解のある人物がいない為にツッコミを入れる人物はいなかった。
「では行くとしよう」
「お待ちなさい!敵の罠です!」
「生憎だが俺達は待つのは性に合わないんでね」
ギニューが率先してバビディの宇宙船に入っていき、ザンギャ、悟空、悟飯も続く。
界王神が止めようとするがベジータもニヤっと一言告げると宇宙船の中に入ってしまい、界王神も仕方なく後を追った。
因みにだがその頃……
「僕の弟子は今どうしてるかなぁ?」
「おや、彼女を破壊神候補にするんですか?桃花さんは破壊神には向かないと思うんですが」
宇宙の果てでこんな会話があったとか。