息抜きで書いたイノベイター転生   作:伊つき

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2ndに移る前にこれまでに登場したオリキャラやオリジナルのMS、武装についての解説を修正版で総集します。
あと用語解説もあります。


登場人物&MS紹介【オリジナル編】

⚪︎用語解説

 

・塩基配列パターン0000

イオリア・シュヘンベルグが量子演算システム『ヴェーダ』を用いて作成した人造人間イノベイドを利用した転生者システム。平行世界の住人を、用意した塩基配列パターン0000専用のイノベイボディに移すことで転生を可能とする。ただし、基本的に計画、研究された段階では完全な塩基配列パターン0000以外の塩基配列パターンで作り出した肉体では転生者用のボディとしての条件は満たせない。

主にレイ・デスペア、レナ・デスペア、レン・デスペアの成功例が存在していて、彼らはマイスタータイプとしての能力が半分失われている代わりに、特殊能力タイプのような能力をマイスタータイプ用にカスタマイズされたものを肉体に有している。

これは完全な肉体を作り出せなかったイオリア・シュヘンベルグが補うために取り入れたものだと思われる。

また、塩基配列パターン0000イノベイドは髪色が黒くなるのが特徴で、ナオヤ・ヒンダレス以外は黒髪である。

 

・転生者イノベイド

リ◼◼◼によって◼◼され◼平行◼◼の◼◼。◼◼の◼◼◼◼◼の◼◼◼列◼◼◼ンに◼◼リ◼の遺伝子◼合成し◼できる◼◼全な◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼イノベイ◼。◼◼が変◼してし◼う◼が特徴。

 

・Zero Mode System

レイとレナが能力を最大発揮した際に、色彩に輝く瞳をMS内の端末が読み取ることで文字が表示され、発動する。

塩基配列パターン0000の能力を機体に最大限反映させるもので、レナが構築したシステム。

故にレナがシステムを組み込んだ機体でしか発動しないが、本人の意思で本人の肉体を覚醒させる分には必要としない。

その代わり、操るMSは対応していない機体なので能力の半分程しか発揮できない。

余談だが、ウイングガンダムゼロカスタムに搭載されたゼロシステムのオマージュでもある。

 

・ゼロモード

塩基配列パターン0000の特殊能力。

体内のナノマシンを本来使われる細胞や負担と肩代わりすることで使用者の潜在能力を特化的に強化する。

レイは、体内のナノマシンを消費することで肉体を強化し、コクピット内での負担をゼロにし、MSを用いての驚異的な機動力を発揮する。いわゆる『高機動』で、基本的に予備動作は全てカットできる。

ただし、能力を発動するには強烈な『想い』が引き金(トリガー)となる。

レナは、体内のナノマシンを消費することで脳細胞の消費を肩代わりし、限界を超えた思考域へと至ることが可能になる。自前の高速演算能力に計算の幅を数倍化し、『超長距離射撃』という形で発揮する。

2000km以上離れていようと目標を撃ち抜くことが可能で、さらには絶対に回避不可な必中狙撃も可能とする。

ただし、能力を発動するには極限の『集中』が引き金(トリガー)となる。

 

混成種(ハイブリッド)のイノベイター

レン・デスペアが口にした謎の単語。

 

 

⚪︎登場人物紹介

 

名前:レイ・デスペア/(たちばな) 深也(しんや)

性別:中性→男

種族:イノベイド(塩基配列パターン0000転生者)

年齢:1歳→2歳(22歳→23歳)

身長:175cm

体重:56kg

所属:イノベイド勢力→人革連→チーム・デスペア→チーム・デスペア&トリニティ→チーム・デスペア→イノベイド勢力

役職・称号など:少尉→中尉、ガンダムマイスター

主な搭乗機:ティエレン宇宙型→ティエレンチーツー(レイ・デスペア改良型)→ガンダムプルトーネ ブラック→ガンダムアヴァランチアストレアTYPE-Fブラックダッシュ→ガンダムプルトーネ ブラック→ガンダムアストレアTYPE-Fブラック→ガンダムプルトーネ ブラック 短期決戦型(最終決戦仕様)

詳細:主人公。アニメ『機動戦士ガンダム00』が放送された異世界から塩基配列パターン0000のイノベイボディを用いてやってきた転生者。いわゆる転生モノと言われる作風は好きだが、転生そのものへの憧れはなく、実際に転生された当初は常に頭を抱えていた。世界の隅っこで世界を鑑賞することを願ったが、虚しくイノベイドとして転生して意気消沈。彼には監視者が適任だったと考える人も少なくないかもしれない。リボンズ・アルマークによって人革連軍に送られ、軍人となったレイは本来の原作の流れに介入することを嫌い、極力物語には干渉しなかったが、見て見ぬふりをできない他人を見捨てることのできない性格から同僚であるソーマ・ピーリスに度々情を注いだり、人革連のガンダム鹵獲作戦を機にテレビには映らないであろう仲間の死を嘆くようになる。そこから仲間を守るために戦うことを決意したが、三国家群による合同軍事演習にてガンダムスローネ ツヴァイの攻撃を受けて(書類上)戦死。死の間際にソーマへの好意に気付き、幻覚と勘違いしたまま本人に想いを告げてティエレンチーツーと共に爆炎に呑まれた。

しかし、もう一人の塩基配列パターン0000イノベイドであるレナ・デスペアに救われ、レナ=(たちばな) 深雪(みゆき)だと判明した後再会に涙を流した。

結果的に人革連の軍人としては戦線離脱したレイだが、ユニオンのアイリス社軍需工場での人命救助を機に犠牲のない恒久和平を目的とした改変活動を決意する。

それからは機動兵器ガンダムを駆り、一度は敵対したチーム・トリニティや絹江・クロスロードを救い、トリニティと共にアレハンドロ・コーナーやリボンズ・アルマークを敵に戦った。

トリニティは運命に抗い、自由を得ることを。

デスペアは犠牲のない恒久和平を望んでいたが、アレハンドロ・コーナーを倒した後にトリニティがネルシェン・グットマンの手によって殺される。

怒りすらねじ伏せられ、悲しみにくれ、弱気になったレイだったが絹江・クロスロードによる叱責を受けて立ち直り、レナと共に奪い合いのない世界を目指して再び立ち上がった。

奪い合いの連鎖を断ち切るために奮闘したレイは遂に目的の戦闘宙域に辿り着くことなく、ガンダムプロトアズラエルに倒され、再度イノベイド勢力に戻る。

 

人類を導く『イノベイター』としてまた戦いに身を落とすレイだが、彼の前世の記憶は――。

 

 

名前:レナ・デスペア/橘 深雪

性別:中性

種族:イノベイド(塩基配列パターン0000転生者)

年齢:11歳(??歳)

身長:160cm

体重:49kg

スリーサイズ︰B88/W57/H89

所属:チーム・デスペア→チーム・デスペア&トリニティ→チーム・デスペア

役職・称号など:ガンダムマイスター

主な搭乗機:ガンダムサハクエル→ガンダムサダルスードTYPE-Fブラック→ガンダムサハクエル

詳細:1st season後半のメインヒロイン。奪い合いを止めるために戦い、人を決して故意的に殺めない優しい性格の持ち主。兄のことを心の底から尊敬して、愛している。好物は珈琲と兄で、特技は料理と射撃。レイにとって前世の実妹で、本来の名前は橘 深雪。高校生の時、テロに巻き込まれて死亡し、『機動戦士ガンダム00』の世界へと塩基配列パターン0000のイノベイボディを用いて転生した。生まれてすぐに月から地球へと宇宙船(スペースシップ)に乗って落下し、命の危機を(ワン)紅龍(ホンロン)によって救われたことから擬似太陽炉と機動兵器ガンダムの作成を目指すようになる。MS工学など必要な知識は独学で学び、擬似太陽炉が完成。その後、ソレスタルビーイングと関わり、ガンダムサハクエルを完成させた。同時にレナはオリジナル太陽炉と自身の作った擬似太陽炉との違いを一瞬で見抜き、TRANS-AM Systemの可能性に気付く。しかし、ガンダムサハクエルでの初トランザム発動で人(というかイノベイド)を殺めてしまい、精神的ショックを受けてトランザムを封印。

辛い心境のまま月日が流れ、実兄である橘 深也ことレイと再会する。

それまでもレイを何度か助け、『決闘』の際はナオヤ達の卑怯さに嵌められたレイ(この時は共鳴する何か)を想って、動かないイナクトのシステムを遠隔操作でハッキングして起こしたり、ナオヤ一派のイナクトを淘汰した。

レイと再会したあとは、レイと真剣に話し合い、これから何を為すのか、何を望むのかをレイに問い掛けた。その結果、犠牲のない恒久和平の為に戦うことになり、兄の理想を叶える為に尽力する。

しかし、自身を想ってくれたミハエル・トリニティが殺されたのを見て奪い合いの連鎖を否定するようになり、その後ソーマ・ピーリスと出会って奪い合いのない世界を望むようになった。

連鎖を無くすために生み出すネルシェンを倒そうとしたが、ネルシェンを倒すことはナオヤから未来を奪うのではないかと戦闘中に悩み、戸惑ったが既にネルシェンがナオヤから奪っているのだと気付き、決意のトランザムを発動させる。

トランザムで緋色に輝くサハクエルでネルシェンを倒すことには成功したが、直後、擬似太陽炉が焼き切れてオーバーヒートしたところにガンダムスローネ ツヴァイを駆るアリー・アル・サーシェスに襲撃され、消息は不明。

過去にソレスタルビーイングでガンダムマイスターのスカウト担当をしていた第三世代GN-XXXガンダムラジエルのマイスターであるグラーべ・ヴィオレントや第二世代ガンダムサダルスード、第三世代ガンダムアルテミーのマイスターであるガンダムマイスター874(ハナヨ)、同タイプのイノベイドである887(ハヤナ)にGNセファーのパイロットであったヒクサー・フェルミなどと関わりがあるような言動もある。

 

 

名前:ナオヤ・ヒンダレス

性別:男

種族:イノベイド(塩基配列パターン0000?転生者)

年齢:1歳→2歳(??歳)

身長:184cm

体重:58kg

所属:イノベイド勢力→AEU→国連軍

役職・称号など:大尉

主な搭乗機:イナクト 指揮官型→アグリッサ→アドヴァンスドジンクス

詳細:主人公レイ・デスペアと同じ転生者で、イノベイドとして転生した者。金髪のモテ男で、レイと同タイプだとリボンズは口にしていたが、髪色が金色と違う。AEU軍所属でイナクト 指揮官型やアグリッサ、国連軍ではアドヴァンスドジンクスを操縦するMSパイロット。実力で大尉まで登り詰めたと自称するが真相はネルシェン・グットマンが自身の功績を上層部を脅してナオヤへと与えてきた為に偽装の上で成り立った階級。女好きでいつも周りに女性を囲んでいる。

転生者ということは塩基配列パターン0000イノベイドだと思われていたが、レイに手も足も出ず負けたり、能力らしい能力を発動しなかったり、潜在能力が低過ぎることからレナにさえ首を傾げられていたが本人はそのことを当然知らない。

ネルシェンの言うがままに従った結果、ミハエル・トリニティを殺してレイとレナの逆鱗に触れる。

最終決戦ではレイに対して「この世界の人間は皆NPCだ」とゲーム脳全開のセリフをぶちかまし、レイに初めて本気を出させて蹂躙され、宇宙へと流れた。

上記の通り、ゲーム思考が強く、本来はRPGやファンタジーを好むゲーマーだったと予想され、『機動戦士ガンダム00』に関してはリアルタイムでアニメを見ていただけなのか知識が薄い。10年も前の作品なので仕方ないには仕方ない。

 

 

 

名前:ネルシェン・グットマン

性別:女

種族:人間

年齢:21歳

身長:172cm

体重:54kg

スリーサイズ:B78/W59/H82

血液型:A型

星座:獅子座

所属:AEU→国連軍

役職・称号など:准尉

主な搭乗機:イナクト→アドヴァンスドジンクス→ガンダムスローネ アイン

詳細:AEU本来のエースパイロット。模擬戦の勝利数はパトリックに劣るもののこれまで掲げてきた戦果の数は比較にならない。ユニオンのトップガンと同じく、機体の性能が全てではないという思考の持ち主で、アドヴァンスドジンクスを断った際も特に未練はなかった。寧ろイナクトだろうとヘリオンだろうと搭乗できる機体があるならそれでいいと思っている。あるいはそれで充分。

入隊した頃はヘリオン、ソレスタルビーイングの武力介入後はイナクト、国連軍結成後はアドヴァンスドジンクスと常に最新型を与えられている模様。

後に独立治安維持部隊アロウズのNo.2となるアーサー・グッドマンの姪で、幼い頃に両親を亡くしたネルシェンは彼に引き取られた。故にアーサーに多少は恩があると感じているようだが、ソレスタルビーイングの武力介入から国連軍時代は連絡を取っていない。

その原因にもなっているのがナオヤ・ヒンダレス大尉で、塩基配列パターン0000(?)イノベイド転生者である彼に出会うと同時にネルシェンの人生は変わった。

一匹狼だったネルシェンにしつこく声を掛けてきたナオヤに、最初こそ鬱陶しかったものの自分に構ってくれる優しい男と感じ、惚れてしまう。

結果、ネルシェンの階級は准尉、本来なら功績を上げ、大尉になるはずだったが偽装、合法的なあらゆる手段を用いて自らの功績と階級をナオヤに与えるという狂信的な態度を取るようになった。

現に彼によって人生が狂わされたと言っても過言ではなく、本来の流れならばネルシェンは准尉に昇格した時点で軍人を辞めていたのだった。

そうしたナオヤへの依存がアーサーとの音信不通にも繋がっている。

操縦スタイルはグラハムのようなG無視変態機動に、サーシェスのような潜在能力、そしてフォンに及ぶか否かという程度に戦闘時には頭が切れるため脅威的な操縦技術を持つ。

ネルシェンの操るMSを見て、ある軍人が「まるで人そのもののようだ」「悪夢だ」と言った。

 

 

 

名前:マイン

性別:女

種族:人間

年齢:23歳

身長:165cm

体重:53kg

血液型:A型

所属:AEU→イノベイド勢力

役職・称号など:准尉

主な搭乗機:イナクト→アグリッサ→ガンダムスローネ ドライ

詳細:ナオヤ一派の1人で、レイとナオヤの決闘の際にレイのイナクトだけ操作不可能な仕様にするなど基本的に狡猾な女。最初はナオヤの顔に擦り寄るが、時期に性格と手癖の悪さ、見た目より経験の少ないお子ちゃまなことに気付き、切り捨てようとするがイノベイターの存在に勘づいてしまう。いずれイノベイターが支配する世界が訪れ、旧人類は用済みとされることに怯え、ナオヤを利用してイノベイターにコンタクトを取るようになる。

結果、利用されたことに気付かかず、イノベイターが自身に頼ったと思い、ガンダムスローネ ドライを駆るが、レナのガンダムサハクエルに完膚なきまでに淘汰される。

それからは泣き寝入りというかなんというか戦いが怖くなって実家のおばあちゃん家に帰った。

 

 

 

名前:シャルロット

性別:女

種族:人間

年齢:24歳

身長:162cm

体重:49kg

所属:AEU

役職・称号など:一等兵

主な搭乗機:アグリッサ

詳細:とある資産家の娘で、彼女の父親による軍人を招待したパーティでナオヤを見掛けて一目惚れ。父親に懇願して軍隊に入れてもらうものの訓練はきつく、苦しんで泣いていたところでナオヤと再会する。それからは父親の力で上司の指示を無くし、ナオヤと共に行動するようになるが、マインの裏切りによって、『パイロットが多過ぎる』という理由でアリー・アル・サーシェスによって射殺される。

後にレイによって弔われることになるが、当然彼女は知らない。

 

 

 

名前:レン・デスペア

性別:中性

種族:イノベイド(塩基配列パターン0000転生者)

年齢:??歳

身長:170cm

体重:50kg

所属:???

役職・称号など:ガンダムマイスター

主な搭乗機:ガンダムプロトアズラエル

詳細:塩基配列パターン0000の転生者イノベイド。髪は黒髪で、レイやレナと同タイプだと目視と脳量子波で判断できる。相手を見下した口調で話し、戦闘時は突然感情が昂ぶるなど情緒不安定な面も持ち合わせている。レイの前世を知るようだが、当の本人は最後まで心当たりを見つけられず、レンの手によって倒される。セカンドネームが『デスペア』なこともあり、関係性があると思われるが真相は闇の中――。

 

 

名前:由紀(ユキ)・シイナ

性別:女

種族:人間

年齢:18歳

身長:158cm

体重:42kg

所属:人革連

役職・称号など:二等兵(外伝)→准尉

主な搭乗機:ファントン(外伝)→ティエレン高機動B型→ジンクス

詳細:外伝『人革連GIRLS』の主人公。人類革新連盟軍のMSパイロットで、ガンダム鹵獲作戦にて激減した人員を補充するためとはいえ、対ガンダム特設部隊である『頂武』に選ばれるほどには優秀な成績を有している。天然バカな性格で、よくリンユーを困らせる。しかし、レイの死にショックを受けて暴走するソーマを心配したり、制止したりと仲間を想う場面が本編でもある。実はソーマの友達第1号。

 

 

 

名前:()・リンユー

性別:女

種族:人間

年齢:20歳

身長:180cm

体重:52kg

血液型:A型

所属:人革連

役職・称号など:二等兵(外伝)→准尉

主な搭乗機:ファントン(外伝)→ティエレン高機動B型→ジンクス

詳細:外伝『人革連GIRLS』の主人公。人類革新連盟軍のパイロットで、シイナと同じく補充要員とはいえ、『頂武』に選ばれるほどの実力を有している。シイナに振り回される日々を送っており、ソーマの友達第2号。

太陽光発電紛争で両親と姉を亡くし、軍人へと志願した。高身長であることがコンプレックスで、特技は対人戦。基本的に馴れ合うのは苦手であまり他人との関係を持とうとしない一匹狼な性格の持ち主。

リンユーの姉はMSJ-4ファントンを駆るMS小隊の部隊長であったが、廃墟に身を潜めるAEUの部隊を追い詰め、降参を呼び掛けたところに背後から仲間の銃弾を浴びて死亡した。しかし、裏切った仲間もその場で自殺してしまったがために仇討ちは取れないという歯痒い思いをリンユーは抱いている。

実はその姉があの場で殺されさえしなければガンダムエクシアのパイロットとしてスカウト担当のグラーベ・ヴィオレントによって勧誘されていたことをリンユー本人は知らない。

 

 

 

 

⚪︎オリジナルMS、武装紹介

 

・ティエレンチーツー レイ・デスペア改良型

分類:汎用モビルスーツ

装甲材質:Eカーボン

頭頂高:18.9m

本体重量:129.6t

主動力:不明

出力:不明

開発組織:人類革新連盟

主なパイロット:レイ・デスペア

特殊機能:分離……両肩のプロペラントタンクを任意にパージできる。

武装:500mm多段階加速砲……本機の主兵装で、右の脇下に装備された試作武器。腰部から伸びるアームで保持されている。砲身の後部には液体推進剤の入った小型タンクがあり、そこから推進剤を補助薬室に注入して発射する。その際、砲弾を多段階に加速させる事で威力と弾速が飛躍的に高まる。しかし、装弾数は5発しかない為、多用は出来ない。

ELSとの戦闘にも有効に機能し、その威力と弾速で相手を細かく砕いて機能を停止させている。

30mm機銃……左胸に内蔵されている。対空、対人用として使用される。

詳細:人類革新連盟が開発したモビルスーツ。正式名称は「ティエレン全領域対応試作型」。

ティエレンタオツーやティエレン全領域対応型のプロトタイプに当たる機体で、装備の換装無しで宇宙・地上の両方での運用が可能。ただし、全領域対応型のように単独飛行する事は出来ない。

大型化した両肩にはスラスターが3基設置され、プロペラントタンクも搭載されている。

元々はデルフィーヌ・べデリアとレナード・ファインズの乗っていた機体のため、コクピットは複座式になっていたがレイ専用に単座に変更された。後部座席は従来型を採用、前部座席は全周囲モニターが採用していたが、単座に変更したため、全周囲モニターだけが採用された。

ティエレンチーツー自体はデータがタオツーへとフィードバックされている。

 

 

・ガンダムサハクエル

分類:可変モビルスーツ(第3.5世代ガンダムにあたる)

全高:16.7m

本体重量:8.0t

ジェネレーター出力:3,732kW

スラスター総推力:88,150kg

主動力:GNドライヴ[Τ]

出力:不明

開発組織:(ワン)

パイロット:レナ・デスペア

特殊機能:Zero Mode System

変形……飛行形態へ変形可能。

武装:マシンキャノン……頭部に内蔵された4銃身式のバルカン砲。

GNバスターライフル……ツインバスターライフルを分割して片方のライフルのみで攻撃。

GNツインバスターライフル……バスターライフルを2門直結させたサハクエル最強の武器。

GNビームサーベル……両肩に2本マウントされている。

ウイングバインダー……シールドとして機能する主翼。平常時はこのウイングバインダーの裏側にツインバスターライフルが分割された状態で収納されている。また、空気抵抗を利用した高機動や座標の固定の補助にもなる。これにより、一定重力下で『超長距離射撃』が可能。

GNガンバレル……本体に4基設置された特殊兵装。切り離して遠隔操作する事で、それぞれが全く別の動きを行う。これにより、本機のみでの包囲攻撃、または多数の敵機と渡り合う事を可能としている。内蔵された2門の機関砲の威力は高くないが、それらを熟練パイロットがフルに活用して集中砲火すれば、MSを充分に撃破する事が可能。元ネタはメビウス・ゼロの有線誘導式ガンバレルだが、本家と違い、粒子ビームを砲口から放つことが可能。また、GNマイクロミサイルが16基搭載されている。

ちなみにGNガンバレルは物語の後半で新装備として追加されたが、原案はレイの『機動戦士ガンダムSEED』の知識から来ている。他にもレナは聞き出しているようで、今後の開発に考案されている。

詳細:第二世代ガンダム・サダルスードとアブルホールのデータを元にレナが開発したガンダム機。

転生してから十年間、MS工学など開発に必要な知識を必死に蓄えたレナが初めて開発したMSでもある。

能力値は高く、レナの考察を採用し、背部フレームを介して接続された2枚2対のウイングユニット・ウィングバインダーを利用して空気抵抗を調整し、座標を固定して重力一定値を演算で導き出した道筋を機体の細かな動きを再現することによって超長距離間の狙撃を可能にする。ただしこれを理解したのはレナの知り合いではシェリリン・ハイドだけだったという。レイも全く理解できない様子だった。

可変型の機体でアブルホールのデータはその部分に用いられたと思われる。

また、ウィングバインダーは、1対は自在に開閉・移動ができる可動式の主翼2枚で、もう1対は翼自体の面積が可変する副翼2枚で構成されており、推進器としても特化しているため本機は機動性と運動性に長けている。

宇宙空間でもGNドライヴがあるのはもちろん機能的にも問題なく活動でき、大気圏に近付かなければ何処からでも超長距離射撃を可能とする。しかし、地上でのそれは機体の座標調整など難易度が高いため特別その技術に特化または優れたパイロットでしか行えない。

ウィングバインダーを失った場合でもスラスターかGNドライヴが無事ならば飛行能力に劣りはないが、超長距離射撃はほぼ不可能となる。

機体の機能上、ガンダムデュナメスのように高高度射撃ができなくもないが必要な予備パーツとレナの技術が微量に足りてないためロックオンのようにはいかない。

また、ウィングバインダーは耐熱素材や耐熱コーティングが施されているため大気圏で燃え尽きはしない。

 

ちなみに外見はガンダム00の世界の者には伝わらないが、ウイングガンダム ゼロ カスタムに酷似しており、実際外見に関してはゼロカスにGNドライヴが搭載されただけのように見える。

これに関してはレナが前世でゼロカスの模型を手に熱弁していた兄に対し、「へぇ~、翼が生えてるのもあるんだねー」と適当に返した際チラ見したことにより彼女にとっての『ガンダム』の概念がウイング ゼロ カスタムとなったのが原因。

この時がキッカケでガンダムサハクエルを開発する際、レナは共同開発者達にも突飛な発想を持ち出すことがしばしばあり、その度にレナは「え?ガンダムってこういうものじゃないの?」と周囲の概念をぶち壊しにきている。

 

 

プルトーネブラック 短期決戦型(最終決戦仕様)

 

パイロット:レイ・デスペア

開発者:レナ・デスペア→シン(リペア)

分類:擬似太陽炉搭載型モビルスーツ

装甲材質:Eカーボン

主動力:GNドライヴ[Τ]

出力:不明

開発組織:(ワン)

所属:チーム・デスペア

武装:GNビームクロー×2、GNバルカン×1

 

アレハンドロ・コーナーのアルヴァトーレ、アルヴァアロンとの交戦で、大きな打撃を受けたプルトーネブラックをレナの生徒である元超兵の男の子、シンが改修した機体。

これまでの戦闘データによりレイの高い回避能力を期待して、破損した複合装甲は撤廃し、代わりに重さを軽減した。

さらに腰部のGNコンデンサーは移動用のみとし、戦闘区域に入るとパージできる仕様に変更され、これも軽量化へと繋がっている。

武装は在庫が乏しいこともあり、ありったけのビームサーベルを両指分揃えてプルトーネブラックの両指部に内蔵し、GNビームクローに変更した。

これは両腕を破損しない限り、武装を失わないという利点もある。

カレルでは手に負える状況ではなく、コロニーのファクトリーまで持ち帰って修復したが、実際は3日掛かると予見されていたにも関わらずシンを中心としてデルも協力し、軽量化や武装の変更を試しみることで最短で終わらせた。

だが、これはレイが必ず再び立ち上がると信じたシンが最短かつレイに最も合うスタイルを模索した結果でもある。




次は主に公式外伝のMS紹介やキャラ紹介を兼ねつつ改変を受けた原作キャラ紹介です。

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