リリカルな戦闘民族 (ドラゴンボールZ×リリカルなのは) 作:顔芸の帝王
今作は、リリカルなのはとドラゴンボールのクロス作品です。
【注意事項】
・登場人物と時間軸については、なのは勢はA'sの少し前から、DB勢はたったひとりの最終決戦後のバーダック達になります。
・バーダック達の初期の強さについてですが、なのは世界の目線では最高ランク魔導師ぐらいなイメージです。もちろんバーダック達も成長しますが、DB無双を期待されている方は不快に感じるかも知れませんので注意してください。
・一部公式の設定で不透明な部分は自己解釈しています、ご注意ください。
・キャラ崩壊はなるべく抑えていきたいと思っていますが、DB勢のキャラの中には登場シーンが少ないためになかなかキャラが定まらず不快に感じる場合があるかも知れません。ご了承ください。
…これぐらいでしょうか。長々と申し訳ありませんでした。
処女作ですので至らない部分等あると思いますが、読んでくださると嬉しいです。よろしくお願い致します。
時はエイジ737年、惑星ベジータの上空で孫悟空の父バーダックはフリーザ軍に最後の抵抗を見せていた。彼は満身創痍の状態にも関わらず、何人もの兵士を打ち倒し、遂には帝王フリーザの目の前に姿を現した。そして今まさに、己の力の全てを込めて攻撃を仕掛けようとしていた。
「これで全てが変わる…この惑星ベジータの運命…この俺の運命…カカロットの運命…そしてっ!貴様の運命も!」
「これで最期だぁーーーっ!!!」
バーダックの手からフリーザに向かって青い光が放たれる。これが当たれば流石のフリーザとてタダでは済まない。
…そう思っていた。
「ホッホッホッホッホッ!!」
しかしフリーザは高笑いを始めると、指先の光球が急激に膨らんでゆく。その大きさはあっという間に自身の乗っていた宇宙船をも上回るほどになり、バーダックの渾身の一撃はあっさりと光球に飲まれてしまう。
「なっ…何!?」
そしてフリーザの指先から光球が放たれ、凄まじいスピードでバーダックに迫る。
「がぁぁぁぁぁぁぁっ…!」
元から満身創痍な上に、全力の攻撃を放った後のバーダックに攻撃を避けるだけの体力は残っていなかった。その光球はバーダックを、味方のはずの大勢の兵士を、そして惑星ベジータをも飲み込んでゆく。
(カカロットッ…サイヤ人の…惑星ベジータの仇を…お前が討つんだ…!)
「カカロットよぉぉぉぉっ!!」
薄れゆく意識の中、死を覚悟したバーダックは自分の息子に自らの遺志を託し、その一生を終えた。
***
「あぁ…もう…私ったら大事なこと忘れてたよ…」
「ごめん…僕ももう少し早く気がつけば…」
「ううん、ユーノ君のせいじゃないよ」
二人は大急ぎで山を駆け下る。今日はフェイトとアルフの契約記念日を祝うため魔法で花火を上げに来ていたのだが、あろうことか結界を張るのを忘れてしまい魔法とは縁のない多くの一般市民に花火を見られてしまったのだ。
「とにかく急いで帰ろう。魔法の使用云々の前に、勝手にあんな大きな花火を勝手に打ち上げたら怒られるからね…」
「う、うん…そうだね」
その時だった。彼女のデバイスの突然レイジングハートがなのはに語りかける。
『マスター、この近くに瀕死の人間の反応があります』
「えっ!?瀕死って…どういうこと!?まさか遭難者さんとか?」
「いや…山っていってもこんな小さい山で遭難ってことは…」
「とにかくほっとけないよ!いってみよう!レイジングハート、案内お願い!」
『yes. my master』
〜〜〜
「う、ぐっ…クソ…」
バーダックは呻きながらゆっくりと目を開く。
起き上がって周辺を見渡そうとするが、体が悲鳴をあげていて思うように動くことができない。
「こ…ここは…どこだ?」
仰向けのまま何とか首を動かし周囲を見渡す。辺りは薄暗く、周りは木々が生い茂っている。
(俺は確か…惑星ベジータの爆破に巻き込まれて…何故俺は生きてる?惑星ベジータは無事だったのか?……いや、木や空の色が惑星ベジータとは違う…まさか別の星まで流れちまったのか?)
しばらくそんなことをぼんやりと考えていたが、出血は止まらず段々と痛みが増していく。
「グッ…身体がっ…!へっ…せっかく生き延びたってのに…結局、死んじまうのか…」
強烈な痛みによってまた意識が薄れていく。しかし意識が飛ぶ間際、二人の子供の声がうっすらとではあるが耳に入ってきた。
「ユーノ君…この人ひどい怪我を……あのっ、大丈夫ですか!?」
「今治療しますから…少しの間耐えてください!」
(なんだ…?誰か…そこにいるのか…)
そこでバーダックの意識は途切れた。
今回は第一話でしたが…かなり短かったと思います。
ですが、二話からは本格的に物語に入るので、もう少し長く書けると思います。
あとなのはが花火を上げる話は、コミックを読んでないと分からないかも知れません。一応山にいる経緯はまとめたつもりでしたが、分かりづらかったら申し訳ないです。