the pride of siyan  ~ベジータ 最後の戦い~   作:つみ

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サイヤの誇りを持った地球人

孫悟空が神龍とともに姿を消してから早30年が過ぎようとしていた。

 

 

 

ここはカプセルコーポレーションの『超重力施設』

 

 

年々の科学技術の進歩に伴い、ついに大型施設並みの広さに重力の影響を十分に行き渡らせるにまでに至っていた。

 

費用は数十兆はくだらないであろうその巨大な東京ドーム程の大きさのそれは近くの山脈を幾つも超えた先にある大草原にどっしりと佇んでいた。

 

 

 

 

こんな人もいない疎らなところにいるのは誰であろうか、そう、言わずと知れた、かつてこの地球を滅ぼしに来た存在で有りながらも、一人の戦士との戦いを得て

彼をライバル視をするようになってから伴に様々な試練を乗り越えた『もう一人の英雄』と言っても過言ではない漢。

 

誇り高きサイヤジンの王子であり、地球人の戦士である彼の名は、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~超重力施設内~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..............................」

 

 

 

 

 

ドーム内、宇宙一硬いと言われるカッチン鉱物を研究、改良して造られた新たな物質『ネオ アダマンチウム』

で出来た地面、その中央に仁王立ちでいる一人の男は

今朝6時から施設を使用してからと言うものの、微動だにせず、かれこれ4時間は立っている。

目をつむっているので何を考えているのか分からない、

しかし、その彼の周りを見て頂けたら分かるだろう。

 

 

あちこちに飛び散った緑色の気色の悪い液体、それに

散らばっている 昆虫の脚? のような物体が数百もある。

何とも気味の悪い光景である。

 

 

 

突然開場内にアナウンスが流れ始める。

 

 

 

 

 

 

『『大変お待たせしまして申し訳ございません』』

 

『『被験体の準備が整いました』』

 

『『応答をお願いします』』

 

 

 

 

 

 

  すると、中央に佇むその男はめを開き、やっとかと言った風にため息をはくと。

 

 

 

  「フン、、さんざんまたせやがって」

 

 

 

 

『『誠に申し訳ございません、ベジータ様、今日は被験体の調子があまりよくないようでして、、、』』

 

 

 

再び、場内にアナウンスが流れ始める。

 

 

 

 

「まあ、いい、、準備が出来たのなら、さっさと送り出せ。」

 

百メートル離れた場所からでも聞き取らそうなほど、低く、重みのある声の主ベジータは『超重力施設』が完成してから、数年間ずっとここに籠もりっぱなしである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  『分かりました』

 

 

 

(ビー ビー ビー ビー ビー)

 

 

      

 

 

    『第一級危険生物を解放、近くにいる研究員たちは速やかににそこから避難せよ、繰り返す』

 

 

 

けたたましいサイレンが開場内にも響き渡る。

それと同時に緊急避難警報が発足され、アナウンスが何度も繰り返される。

 

 

 

 

「チッ、相変わらず騒がしい奴らだ。」

 

 

 

 

 

そして、サイレンが鳴り止んだと同時にベジータを囲む周囲四方向の入場口の分厚い鋼鉄の壁で出来たシャッターが、表面に記してある番号順に開き始める。 

 

 

 

 

「やっとお出ましか」

 

 

 

 

 

 

 

 

(..............................)

 

 

 

 

 

セミのような形をした真っ黒な羽、そして特徴的な緑色の頭部を持つ人間のような姿をした生物、

それはかつてベジータを完膚なきまでに叩きのめし、

あまつさえ、フルパワーで当たれば惑星そのものが消滅してしまうほどの威力をもつ渾身の必殺技のファイナルフラッシュも受けてみせた怪物、『セル』である。

それに、その怪物たちはそれぞれ性格も異なる(当然と言われればそうなのだが)

 

近年の科学技術の発達、そして、セル討伐後に新たに発見されたドクターゲロの秘密基地に隠されていた様々な研究資料を今後の研究のための参考に少しでもなればと、本来、バイオテクノロジー専門では無かったブルマが敢えて開発し、保存していたデータを後者の技術向上のおかげで理論上可能性の有ったことが証明されたのだ。

 

 

そして、その技術はいま、正に目の前にいる一人の男へと使われようとしていた。

 

 

数十年前の頃と変わらない 青と白の彼専用のコスチュームををこれまた数十年ぶりに身につけているのだ。

何故なら。

 

 

 

 

 

「おい、きさまら、俺はこの後すぐに用事があるんだ、

さっさと終わらせてやるが、恨むなよ?。」

 

 

 

 

 

 

「「「「!! ぎゃおおおお!!!」」」」

 

 

 

言語すらも話せない、ただ戦闘に特化した体を使いこなし、当時セルそれ以上の性能に匹敵する力の持ち主たちは一斉に四方八方からベジータに襲いかかる。

 

だが、ベジータは変身すらもせず、すべての攻撃をかわしていく。

 

 

 

軽い身のこなし、無意識てきに体を動かして次々にセル達の猛攻を華麗に退けている齢80を越える老人とは思えないその姿は正に『天才』と言っても過言では無いのだろう。 

 

 

 

 

 

「もう、1000倍の重力も、貴様らも、最早俺様の相手では無い! 

 

  消え失せやがれぇ!」

 

 

 

 

   (ヒユッ、、、、、ズハババババ)

 

 

 

 

  ベジータが動いたかと思えばその瞬間、人造セル達

は各々の頭が吹き飛ばされており、その後、地面に力なく倒れ伏し、バラバラになって散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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