思いつきで書いた作品です。
暖かい目でどうぞ。
僕の名前は広瀬康一。
今年から晴れて高校生になる、ごく普通の少年だ。
今日は待ちに待った入学式。
楽しみだなあ。どんな輝かしい高校生活がまっているんだろう。
期待に胸をふくらませ、校門を潜るとそこには...
「フハハハハ!俺の天下はここにあるぞぉー!」
「えっ...」
10メートルはありそうな派手すぎるバイク。
え?何なのこのカオス的状況。
ほら、生徒達なんか見てはいけないものを見てしまったみたいな感じで逃げていってるし。
しかもなんか上にのってる人の服装も色々つっこみどころだらけだし。
その側にモヒカン頭のいかにもヤバそうな人達が集まってるし。
そう思っていると、すごい速さで校門から出ていった。
なんだったんだろう...。
自分は何も見ていなかったことにし、会場に駆け込んだ。
式は無事終わり、くわしい説明をうけるため、皆各々の教室へ向かう。
僕は...1年B組か。
中に入ると、一人見知った顔があった。
「仗助君!」
「お、お前は!」
相手もすぐにわかったようで、こちらに向かってきた。
ちょっと髪型のおかしな彼の名前は、東方仗助。
今日の朝、不運にも不良に絡まれていたら、さっそうと現れて助けてくれたんだ。
あっ、言っとくけど仗助君は校門でいたようなごりごりマッチョのモヒカン大男みたいなんじゃなくて、イケメンでリーゼントのイカした男だよ?
最初は怖かったけど、話してみると案外気さくでいい人だった。
仗助君と一緒のクラスかー。これは楽しくなりそうだなあ。
「広瀬康一、だったっけな。これからよろしくな!」
「こちらこそよろしく!」
握手を交わし、ニヤリと笑い合う。
「えー、皆さん席についてください。」
新担任の先生がはいってきた。
僕は、仗助君に、じゃ、といって別れ、席についた。
「これから新しくここで生活をしていくにあたって詳しい説明をとりおこないたいところだが、」
「急遽入学が決まった者がいる。このクラスに入るそうだ。」
教室がどっとわく。
今から入ってくる生徒は、ここにいるどの生徒よりも注目を浴びることになる。
どんな人がくるのかなあ。
僕もちょっと楽しみだ。
「それでは紹介しよう。さあ、入ってきてくれたまえ。」
「フハハハ!この俺の姿を皆さんの目にやきつける時がきたようだな!」
ん?
んん?
ちょっと待って。なんか嫌な予感が。
自分の中の期待が、ちょっとだけざわついたが...。
ギュピ。
金属音をたてて、教室に足が踏み入れられた。
いや、おかしい。金属音って。
ギュピ、ギュピ、ギュピ。
そして、一歩すすむごとに、その姿は明らかになっていく。
そして全貌が明らかになったとき、僕は頭の中が真っ白になった。
とてつもない筋肉。
高い身長。
えらくにやついた面長の顔。
そして、宝飾きらめく紫色のタンクトップ。
そう。
これが、すべての元凶。
僕らの、奴との出会いだった。
「さあ、自己紹介してくれ。」
「うむ!」
「下郎の皆さんこんにちは!元聖帝軍十字陵学園所属、聖帝のサウザーです!」
こいつが異常に大暴れします。
きっとサウザー尽くしになると思うので、一応注意だけは。