アイマス架空戦記。それは全然関係ないキャラをロボットや戦闘機に乗せても別に怒られない創作の魔界、二次創作の坩堝。それと同じノリで戦闘機の戦う世界に放り込まれたゴールデンカムイメンバーだったが……
AWACSP先生作成のim@s架空戦記シリーズである! 結構面白い。
略してイセスマ!
かつてニコニコ動画において隆盛したジャンル、仮想戦記!
架空の国家間戦争や政争、世界スケールの物語を描くことが多い小説の仮想戦記とは違い、動画界隈における仮想戦記は架空の機体に架空のキャラを乗せるものも多い!
小説ではロボットの戦闘が大して見栄えしないため、動画にそれを求める声があったから……と仮説を立てることは容易いが、何が真実かは定かではない!
ここにもまたひとり。
自分の本来の世界観を無視して、戦闘機F-2A/Bに乗り込まされようとしている男が居た。
「やってやる」
男の名は杉元佐一。
何度撃墜されようとも蘇ってきた不死身の男。
人は彼を尊敬と恐怖の念を込めて『不死身の杉本』と呼んだ。
彼のF-2A/Bは次のスクランブル警報に備えて今整備中ではあるが、その性能は最強の一言だ。
同じなのは名前と外見くらいのもので、接近すれば隠し腕でぶん殴られ、両翼が無くなっても緊急用予備翼が内部から展開されまだ戦い続けられる。
"キャノピーが破壊されても空で戦い続けた"という伝説を持つ杉本の搭乗を前提とし、ガラス部分が全て粉砕されても継戦可能な作りとなっている。
日本の技術者達が作り上げた、外国兵士のことごとくを震え上がらせる最強のビックリドッキリメカだった。
「今日も生きて帰ってやるさ」
鳴り響くスクランブル警報。
彼は警報を受け止めつつ軍服、パラシュートなど、今まで自分を生かして帰してくれた全てをチェックし、控え室から格納庫へと移動する。
「……?」
そして、自分の愛機F-2A/Bにウコチャヌプコロしている姉畑支遁を目にした。
「エンジンをおとなしくしなさいッ! 大丈夫ッ大丈夫だからッ! 大好きだからッ!」
「……???」
給油口、ジェットの噴出口、敏感なレーダー、全てが徹底してウコヌチャプロされている。
管制室のアシリパさんがマイクを手に取った。
『どうしてだ? 杉元……どうしてこんなことを?
人間が戦闘機とウコチャヌプコロしても子供なんか出来ないのに……
ましてやスクランブル真っ最中にウコチャヌプコロする意味が分からない。
仕事放り投げて戦闘機とウコチャヌプコロするなんて、どうしてだ? 杉元……」
「知るか」
今日は大凶、彼にとって間違いなく大凶だ。
杉本は姉畑を殴り飛ばして引き離し、ウコヌチャプロ液まみれの戦闘機は華麗に空を舞い、姉畑支遁は格納庫で静かに息を引き取った。
アイマス架空戦記は確かこんなんだった