魔法少女リリカルなのはViVid ooo ~欲望を司る魔王女~   作:ハナバーナ

15 / 15
カウント13

合宿2日目、模擬戦の部隊となる広場には、動きやすいジャージ姿のエーリたちが集まっていた。

 

「全員揃ったね。それじゃあ試合プロデューサーのノーヴェさんから。」

 

「あ、あたしですか?」

 

フェイトに突然指名されたノーヴェは、少し照れながら髪をいじる。

 

「えー…ルールは昨日伝えた通り赤組と青組七人ずつのチームに分かれたフィールドマッチです。

 ライフポイントはDSAA公式試合用タグを使います。」

 

「なお今回は数合わせのため、うちのガリューも参加しま~す。」

 

ルーテシアが陽気にこたえ、ガリューはスッと一礼する。

 

「まあ後は皆さん、正々堂々怪我のないよう頑張りましょう。」

 

『はーい。』

 

全員が一斉に返事をし、デバイスを構える。そして、

 

『セーットアーップ!』

 

ガリューを除く13人が光に包まれ、バリアジャケットを身にまとう。その後そのまま、簡単な作戦会議に入る。エーリのチームは赤組で、メンバーはエーリの他にフェイト、、ノーヴェ、アインハルト、コロナ、ティアナ、キャロである。そしてエーリのポジションは前衛となるFA(フロントアタッカー)で、ライフは3000である。

 

「序盤は多分同ポジション同士の1on1。均衡が崩れるまでは自分のマッチアップ相手に

 集中ね。」

 

「はい! アインハルトさん、一緒にがんばりましょうね!」

 

「はい…‥こうして共同戦線を張るのはなんだか不思議な気分ですね。」

 

エーリとアインハルトがそんなことを話していると、モニターにメガーヌが映る。

 

『それではみんな元気に、試合開始~!』

 

メガーヌがジャァァンッと試合開始の鐘音を鳴らすと同時に、全員が一斉に戦闘態勢に入る。

 

「ウイングロード!」

 

「エアライナー!」

 

スバルとノーヴェが魔法で空中に道を作り、メンバーがそれに乗っていく。

 

「コロナさんはリオさんの、エーリさんはガリューさんのお相手をお願いできますか?」

 

「はい!」

 

「よろこんで。」

 

アインハルトの指示を受けてエーリは分散。周りではスバルvsノーヴェをはじめとした、1on1の戦いが行われていた。

 

「凄い乱戦だね、アンク。」

 

『感心すんのはいいが、今は目の前の相手に集中しな。』

 

アンクの言う通り、目の前にはガリューが立っており、エーリは目の前で止って戦闘態勢に入る。

 

「初めて会ったとき、いきなり構えちゃってごめんなさい。でも、戦うからには全力で

 行きます!」

 

エーリの言葉にガリューはうなづき、腕の爪を伸ばしてエーリに迫る。

 

「アンク、腕を緑に!」

 

瞬間、エーリの上半身のジャケットが形状を変え緑に変化。ジャケットに付与されている小型刃で、振り下ろされたガリューの爪を受け止める。そして片足で跳んでもう片足で勢いをつけてガリューの頭部めがけて蹴りを放つも、ガリューがもう一方の腕でガード。エーリはいったんガリューと距離を置いて高くジャンプするも、ガリューも勢いよく高くジャンプし追跡してくる。

 

「うわっ!?」

 

エーリは驚きながら自分の体ごと足を回転しガリューに蹴りを放つがそれをガリューが腕でガード。そしてもう片方の腕で殴り掛かりエーリが防ごうとするが、焦ってしまったのかタイミングがずれ、ガリューの拳がエーリの頬にヒット、エーリはフィールドに設置された建物の屋上に叩きつけられる。

 

エーリ Damage800 LIFE3000→2200

 

「っつぅ‥‥!」

 

エーリは口元を拭いながらすぐさま立ち上がり、左右に魔法陣を展開。

 

「コメット・ショット!」

 

そう叫んで魔力のこもった散弾をガリューめがけて発射。ガリューは腕でガードしエーリはその隙に後ろを向いて建物から飛び降りる。

 

ガリュー Damage300 LIFE3000→2700

 

全ての弾を受け切ったガリューはエーリを追撃するため、エーリが降りた地点から飛び降りる。

 

「?」

 

しかし降りた地点にはエーリがいない。ガリューは警戒しながら、あたりをきょろきょろと見回す。

 

「たあぁぁぁっ!」

 

その時いつの間に建物に上りなおしたのだろうか、エーリがガリューの頭上から飛び降り、そのまま刃を振り下ろす。ガリューはそれを受け止めるがその刃は明らかに電気を纏っており、しびれを体感したガリューは一時後退する。見てみると、エーリの髪の色が緑に、瞳の色は橙色に変わっており、全体が緑という配色的にもバランスがいい姿になっていた。

 

「おりゃああああああ!!」

 

そう思っている瞬間、なんとエーリが左側から迫ってくる。すぐさま分身かと判断したガリューは、すぐさま爪を振い、エーリに直撃させる。そのエーリは霧のように消えるが、

 

「こっちにもいますよ!」

 

先ほど建物から強襲してきたエーリは、電撃を纏った刃で地面を擦り、地を這った電撃をガリューに向けて放つ。ガリューはそれをジャンプすることで回避し、そのまま爪をエーリに向けて振り下ろすが、エーリはそれを刃で受け止める。

 

「今だよ!」

 

瞬間、ガリューの後方にあった建物からまたしてもエーリが現れる。ガリューがそれに気付き振り向いた隙を突いて、最初のエーリがガリューの爪を弾き、逆に刃を振り上げる。それに気づいたガリューは頭を後ろにそらして回避し、足に力を入れて振り上げ、エーリを蹴り上げる。エーリは勢い良く吹き飛ばされた‥‥のではなく、霧のように消えてしまった。すぐさま3人目のエーリの攻撃を予測し後ろに旋回、腕を前に出して防御しようとするが、

 

ドゴッ

 

突如腹部に衝撃が走る。見ると、地に背を付けたエーリの足がガリューの腹部をとらえていたのだ。いつの間に、スライディングしてこの状況までもつれ込んだのだ。エーリはガリューにそんな思考をする時間を与えず、

 

「えへへ、3人目のあたしが本物でした♪」

 

と言って魔力の充填が完了したその足を力強く押し込み、ガリューを蹴り飛ばす。ガリューは後方の建物に激突し、建物が崩れていく。

 

「はぁ、はぁ‥‥。」

 

『まだダウンすんじゃねぇぞエーリ。試合は始まったばっかだ。』

 

相変わらず辛辣なデバイスだなとエーリは思っていると、後方ポジションのティアナから通信が入る。

 

『エーリ、私達もそろそろ動くわよ。なのはさんのところへ向かって。アインハルトと一緒に

 2on1で行くのよ!』

 

「了解です!」

 

エーリは敬礼すると、そのままなのはのもとへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころのルーテシア

 

ガリュー Damage2200 LIFE2700→500 

エーリの直撃⁺建物による接触ダメージにより行動不能

 

「あ~ん、ガリューがやられるなんて~! エーリをこっちに引き込んどけばよかった~!」

 

「ルールー…‥。」

 

さりげなく酷いこと言うなと、ライフ回復中のヴィヴィオは思うのだった。         




オリキャラ募集、まだまだやってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。