時間を遡ったシンデレラ達は魔法使いに何を想うのか   作:エスト瓶

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今回は息抜き的な意味で作ってみました。デレステはやっているんですがどうにもキャラが掴めないのでキャラの口調が少し可笑しい事になっています

プロデューサー役は自分が大好きな武内Pです


鷺沢文香の場合 表

2度目の人生があるとすればそれは奇跡ではないか?人間には来世があるが前世の記憶を引き継ぐわけではない。だから2度目の記憶有りの状態で人生を迎えるのは奇跡に近い。そしてこの奇跡を引き当てた人物は何を感じるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

「鷺沢さん?大丈夫ですか?」

 

「……はい。大丈夫です」

 

男の呼び掛けに文香は先程まで遠退いていた意識が戻り、返事をする。男は少し首を傾げたが特に気にする様子も無く、自身の作業に戻った

 

(ここはCPのプロジェクトルーム?何で私は此処に?)

 

何故自分が此処に居るのか考えると頭に鋭い痛みが走り、顔を歪めるがすぐに収まった。そして先程の痛みから、とある事を思い出した。それは今しがた声を掛けてくれた武内プロデューサーが自分を庇い死ぬ光景だった

 

慌てて自身の携帯を確認すると日付が一年程前に戻っていた。困惑する気持ちと同時に喜びが湧いてきた。何故なら文香はプロデューサーに対して淡い気持ちを抱いていたのだ。アイドルに導いてくれた事や自分を連れ出してくれた事に対して感謝の気持ちだと勘違いしていたが、日々を彼と過ごしていく内に自身がプロデューサーに対して感謝以上の気持ちを抱いてるのを自覚した。そして気持ちを伝える為にプロデューサーと街に出掛けている最中に、自分達目掛けて突っ込んできた暴走車に引かれそうな所をプロデューサーが咄嗟の判断で文香を突き飛ばし引かれてしまったのだ

 

目の前で大好きな人が死ぬ瞬間を見てしまった文香はその場で泣き崩れる様にその場に座り込んでしまった。事故を起こした犯人は近くに居た男性達に拘束され、すぐに救急車とパトカーが来たが、引かれたプロデューサーは運悪く即死だった。それからは色々と大変だった。彼の死により多くのアイドル達は悲しんだ。彼は何かと人気があったのだから。特に酷かったのは彼に好意を寄せていたアナスタシアや楓を初め多くのアイドルは元気が無くなり、仕事を休んでいた

 

警察の取り調べにより、事故を起こした犯人は文香のファンだった事が判明した。犯人は今までも過激な好意を向けていたがプロデューサーがそれを止めたりしていた為に彼に対して激しい怨みがあったらしい

 

それを聞かされた文香の心情は怒りに燃えていた。嘗て此処まで他人を恨んだ事は無いがこの怒りは絶対に収まる事は無いのだろう。そして彼が居なくなってから少し経ったが相変わらず殆どのアイドルは活動を休止していた。酷い者は既に辞める決意すら決めていた。残っていた他の子達も代役の人物に対して強く当たる事が多くなってしまった

 

そこから先の事は文香の記憶に無かった。そして思い出した記憶に文香はあの光景を思い出し震えてしまう。もし、もう一度プロデューサーが目の前で死んでしまったら自分の心は恐らく壊れるだろう。いや、それよりも彼が死ぬ瞬間なんて見たくないし死なせたくない!

 

「鷺沢さん?鷺沢さん大丈夫ですか!?」

 

プロデューサーが文香に視線を向けると文香はガタガタと震えている姿を見て、慌てて文香に近寄ると文香はプロデューサーの胸の中に飛び込んだ

 

「鷺沢さ「プロデューサーさん!」は、はい!」

 

「プロデューサーさんは私の前から居なくならないでください!」

 

ギューっと抱き締めてくる文香に何かあったのか聞いてみるが何も返事は帰ってこなかったが文香はプロデューサーを抱き締める力を更に強めた

 

「………私は貴女の前から消えたりしません。貴女と共にトップアイドルを目指すのですから」

 

「本当ですか?」

 

「ええ、本当です。ですから、少し落ち着いてください」

 

プロデューサーのお陰か文香は落ち着きを取り戻した、先程までの事を思い出して顔を真っ赤にしているが文香にとっては嬉しいハプニングだった

 

「すみません。さっきはあんなに取り乱して」

 

「いいえ、大丈夫です。ですが一体何があったのですか?」

 

「それは………」

 

正直に話した所で普通は信じてもらえないがこのプロデューサーなら信じてもらえるが今はまだ言えない

 

「いえ、何でもありません。先程の事は忘れてください」

 

「………分かりました。ですが何か悩んでいるのであれば私なんかで良ければ相談してください」

 

「………はい」

 

文香は小さく頷くとプロデューサーは1度時計を確認するともうすぐ文香のレッスンの時間の事を伝える

 

「そろそろ鷺沢さんはレッスンの時間ですね」

 

「あ、そうです」

 

プロデューサーに言われ、文香はソファーに置いてある本を取りレッスンの為にルームを出ようとドアに手を掛けた時にもう一度振り替える

 

「プロデューサー」

 

「はい。何でしょう?」

 

「ずっと私の側に居てくださいね?」

 

これは文香の気持ちを込めての告白に近い言葉をプロデューサーに向けると

 

「はい。鷺沢さんが私を不要と言うまでは」

 

彼にとってはアイドルとプロデューサーの関係と考えての言葉なのだが今の文香にとって彼の言葉は本当に嬉しいものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、今日の文香は何時にも増して動きにキレがあるわね」

 

「流石文香さんです!」

 

文香と一緒に練習していた奏とありすは文香の動きのキレに関心を寄せていたのは言うまでもない




一言言って文香を病ませたいです。と言うよりはCPとPKのメンバーは絶対に病ませようと頑張ります!
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