時間を遡ったシンデレラ達は魔法使いに何を想うのか 作:エスト瓶
最近アイツの周りに色んな女の子達が集まり始めた。最初はクローネの奏や文香ちゃんがだけだったけど、最近は他のグループのアイドルの子達ですらCPのルームに訪ねる事が多くなった
後は年少組の子達の行動がおかしくなってるし。桃華ちゃんは最近よく電話をしてると思ったら突然イライラし始めるし、みりあちゃんも最近はアイツが他の子達と会話を始めるとあんなに笑顔が似合う顔が無に変わる瞬間は見ていて生きた心地がしなかった。そして莉嘉も最近は自分の部屋に籠りアイツの名前をずっと呼び続ける
あの生真面目のアイツが何かをやったとは到底考えられない。何か他の原因を探さないと………
「おっはよー★」
「あら、美嘉おはよう」
部屋には居るとLiPPSメンバーの奏が挨拶してくるけど何か違和感を感じた
「ねぇ、奏のネクタイに着けてるそれって……」
「ふふ、プロデューサーさんから貰った物よ♪」
制服のネクタイに着いている【それ】を指摘すると奏は嬉しそうに見せてくれた
だけどそれって………
「そ、それって今朝アイツが無くしたって言ってたネクタイピンじゃ………」
「あら、彼ったらそんな事言っていたの?代わりに新しいネクタイピンをあげたのに」
然も当たり前の様に言っているがつまりはアイツの物を勝手に盗んで着けてるってことじゃ
「で、でも困ってたよ?返してあげた方が「嫌よ」え?」
「何故返なさなくちゃいけないのかしら?これは彼から貰った物なのよ?」
そう言って私を見る奏の瞳には何時もの様に光が入っている瞳では無く、何処までも絡み付いてくる様な異質な瞳を向けるれ動けなくなった
「ふふ、それにしてもプロデューサーさんは喜んでくれたかしら?彼の為に作って貰った特製のネクタイピン」
「と、特製?」
「そう、彼にあげたのは盗聴機が着いているのよ」
「!?」
「何時でも彼のチャーミングな声を聞けるだけでゾクゾクするのよ♪」
「ほら」と言われて奏の耳を見ると確かにワイヤレスイヤホンが着けていた。そしてそれから聞こえるのは今も仕事をしているであろうアイツの声
「ああ、彼ったら本当に可愛いわね。どんな人にも敬語で謙虚で何時も相手の事を考えてくれている。本当に素敵な人だわ♪」
まるで何かに取り付かれたかの様にアイツの事だけを喋る奏に恐怖を覚えてしまう。もし、これが奏の本音なのなら今までよく隠せてきたと感心してしまう。だけど今やって居ることはストーカーと同じ事だ
「あ、それと美嘉に言うことがあったわ」
「な、なに?」
先程までアイツの事を楽しそうに話していた奏が不意に何か思い出したのか私の方に振り向くけどその雰囲気から良い事ではないだろう事は容易に予想できた
「プロデューサーさんは私の物だからそれだけは覚えておいてね。もし手を出したら……」
その言葉と共に私は部屋から飛び出した。奏から放たれる異常なまでのアイツに対しての執着は異常だ。何故数日前まではアイツをいじる程度の関係だったのに!
もし、仮にこれが何かの影響で奏があんな状態なら何とかしないと!もしかしたら他にも奏の様にアイツに対して異常な執着心を出している子が居るかもしれない。そして同時に奏と会う前までの考え事が頭に浮かんだ
【最近のアイツの周りには女の子が多すぎると】
もしもアイツの周りに居る女の子達が全員奏の様な状態なら
「急がなきゃ!」
私は急いでアイツが居るであろうCPルームに向かった
「にゃは♪美嘉ちゃんは本当に感が良いねぇ~♪」
美嘉が走り去る姿を眺める白衣を着た少女は笑みを浮かべながら美嘉とは走り去った反対側の方に歩いていった
いやー、まさか奏さんが出る前から病むとは思いませんでしたよ。此処だけ読むとお姉ちゃんがメインヒロインだね!それでも良い様な気がしてきましたよ