時間を遡ったシンデレラ達は魔法使いに何を想うのか 作:エスト瓶
最近皆さんの様子が変です。こうなんて言うか見た目は普通なのに中身が変わった様にプロデューサーさんに言い寄っては体を密着させています。あの物静かな文香さんですら本を置いてプロデューサーさんと楽しく話している。勿論プロデューサーさんの腕に抱き付きながら
「うーん、やっぱり変です!こんなの間違ってます!」
それに何よりも周りがこんな事を許してる事が既に異常です!普段なら早苗さん、瑞樹さん、楓さん、美優さんと言った頼れる大人の人達までも止める側ではなく、プロデューサーさんに言い寄る方に居るから更に面倒くさい
「すみません、橘さん、少しお話良いですか?」
「橘じゃありません、ありすです!」
後ろからよく知っている声にありすは振り返るとCPのプロデューサーさんが其処に居ました
全く、プロデューサーさんには何度も名前の訂正をしているのに全くと言って良い程に訂正してくれません!
「それで、お話とは?」
「はい。鷺沢さんの事で少し」
話によると最近何かと自分の後を付いてくる事、他人が居る前でいきなり抱き着いたり、手を握る行為、他の男性タレントやスタッフに対して強い警戒心を見せたりと、ここ最近の文香さんの様子が異常だと聞かされました
「ここ最近何か変わった事など有りませんでしたか?」
ここ最近になって変わった事と言えば目の前に居るプロデューサーさんが異常な程にアイドルの皆さんからモテてる事以外にありません
「……特に変わった事は無いですね」
「そう、ですか。何か変わった事がありましたら、教えてくださると助かります」
そう言ってプロデューサーさんはお辞儀をしてからCPがあるプロデューサールームに向かっていってしまいました
「全く、プロデューサーさんは本当に鈍いんですから!」
プリプリと怒りながらありすはクローネのメンバーが居る部屋に入り、自身が良く座る場所に腰を下ろしてタブレットの電源を入れる
『おはようごさいます。ありすさん』
タブレットから先程まで会話していたプロデューサーの声がありすのタブレットから聞こえてくる
「はい、おはようごさいます。今日のお仕事を確認したいんですけど」
『今日のお仕事はこう言う風になっています』
ありすの言葉にタブレットの中に居るプロデューサーは今日の予定をありすに教えていく
「分かりました。ありがとうございます」
『いえ、これも夫である、自分の勤めです。今日も頑張って下さいね?』
「はい!プロデューサーさんの為にも頑張ります」
先程からありすと喋っている彼は同じアイドルの池袋昌葉がありすのお願いで(脅迫)作った人工IAが搭載されたタブレットだった。彼のIAを作り、呼び方を自由に変えられると言うシンプルな物だったがありすはこれに歓喜した
そして今現在ありすはタブレットの中に居る彼に心酔していた。現実で名を呼ばれない事に落ち込んだ時はタブレットの中に居る彼に癒してもらっていた
そしてIAの彼と現実の彼を見てありすは思った「プロデューサーさんが二人いたら自分は更に幸福になれるなれるのでは?」とそうして始まったのは偶然を装って彼と接触して自身を意中の相手に思うように何度も何度も甘い言葉を囁く
最近皆さんの様子が変です。プロデューサーさんは私の夫なのに何で必死になって奪おうとするんですか?プロデューサーさんは私のです!だから奪おうとする人は絶対に許しません!
昌葉ちゃんは二次創作に置いて本当に便利なキャラの一人だと思ってます。