ガンバライダーReflection   作:覇王ライダー

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第4話

煙の中現れたセイオウは一気にブラットへと接近し武器であるソニックアローの刃をぶつけた。

ブラットはバーニアでそれを避けると自分もまたソニックアローを召喚し、突撃した。

「アンタが裏切ることにメリットはないと思うんだけどな?」

「君に答える義理はないな!」

セイオウの刃を受け流すと、バーニアで上昇し一気にエネルギーの矢を放った。

セイオウもそれに対抗するように弓にエネルギーをチャージして何発もの矢を放つ。

「無茶はするな!」

「余所見をしているとは随分と余裕だな・・・!!」

クロスはアクートが振りかざした大剣を躱してシンゴウアックスで腹へと直撃させた。そのまま押し込まれたアクートはクロスの腹を蹴飛ばして、腹についたダメージを気にするように手で払った。

「んじゃ俺は」

「アンタと・・・ってわけか。」

デウスがガンバブラスターを召喚すると、EXEもガシャコンスパローを召喚する。

「ファングは一般人の安全確保、いいね?」

「合点だEXE!」

EXEの肩を叩いてそのままEXEは去っていく。ファングが後ろを向くとデウスが暇そうに人差し指で銃を回していた。

「ごめん、待たせたな。」

「いいや、人命救助を余った人員に行かせるのは当然の判断。これで邪魔も入らなくなったしな。」

二人は一気に銃撃戦を始め、弾丸のぶつかる激しい鉄の音が響き渡った。

 

ファングは売店の屋根から辺りを見渡していた。

「ここにもいない・・・か。」

ガンバライダーの目には光学迷彩がサーモグラフィ搭載されているため、見ただけである程度は見える。

バーニアで上昇して辺りを見渡すも人の気配は全くなくて、まるで人が消滅したかのようだった。

「どうなってる?」

「おそらく結界が張られてるんです。」

「君たちは・・・高町なのはとフェイト・テスタロッサだっけ?」

ファングが声の方向に体を向けると、そこには先ほどセイオウから攻撃を食らった少女二人が浮いているではないか。

少々驚き気味のファングの言葉に二人は元気に返事をした。

先ほどの服装とは異なり、なのはは白を基調とした服、そしてフェイトは黒を基調としていてマントを纏っていた。

「いやしかし結界ねぇ・・・。」

「何故こんなことをするのか私たちも疑問ですが今は時間がない。早期決着を目指しましょう。」

考え込んでいたファングはフェイトのその言葉に納得するように首を縦に振った。

「それに・・・」

なのはが微妙な声で辺りを見渡すと、周りには黒い塊がいくつも近づいてくる。

「あれは何ですか?」

「あれはバグ。ちょっと厄介な雑魚キャラかな。」

ファングが手から投げた手裏剣はバグの目の前で爆発して、煙が消えた時にはバグが爆発四散していた。

「協力します!」

「だから教えてください。貴方たちのこと、そして今何が起きているか。」

なのはとフェイトの提案に親指を立てて返事をしたファングは一気にバグへと飛びかかる。

「いくよ・・・レイジングハート!」

"Oll iight"

「行くよ・・・バルディッシュ。」

"Yes, sar"

星光と閃光はそれぞれのデバイスへと呼び掛け、バグへと攻撃を始めた。

 

ブラットとセイオウの激しい攻防は続いており、セイオウから放たれる矢を回避しながらブラットは何発もの矢を相手へと放つ。

「アンタにこんな形で裏切られるなんてね!」

「言ったはずだよ?君に話す計画はないってね!」

セイオウが一気に加速してブラットへと近づくと、ブラットもまたセイオウへと突撃していく。

ぶつかり合った赤と青のガンバライダーは螺旋を描きながら空高く上がっていく。

ソニックアローの刃を何発もぶつけて螺旋を描くたびに火花が周囲で散っていく。

互いが離れるとどちらも弓にエネルギーをチャージした。

「俺が教えた空戦の基本をちゃんと守れてる。良い弟子だよ君は。」

「何を今更。」

セイオウの褒め言葉にブラットがそう返すと、ブラットは矢を放ちセイオウへと突撃した。

セイオウも1発の矢を放ったのちに地上へと一気に急降下していく。ブラットはそれに追いつかないまままっすぐ進んだ後に方向転換した。

「それが甘いんだよなぁ。」

降下していくブラットの目の前にはゼンリンシューターを持ったセイオウの姿があった。

セイオウの周囲には青い光が散りばめられてその光は強さを増していく。

「っ!!!

ブラットはメロンディフェンダーを召喚して自分の目の前に向けた。

しかし、放たれる気配はなくそのまま降下した。

「どういう・・・!?」

ブラットがセイオウの方を向くと、そこに彼はおらず周囲にエネルギー弾が散りばめられたまま消えた。

「まさか・・・!?」

空を見上げると、大きな羽を広げたセイオウは散りばめられたエネルギー弾の中心にいるブラット目掛けて爪を立てた。

「プロミネンスドロップ!!」

爪が直撃したと同時にブラットの叫び声が聞こえる。ブラットが倒れ込んだ瞬間、セイオウの手に持っていたゼンリンシューターの引き金を引いた。

「カクサン・・・リベレーション。」

ブラットの叫びと共に散りばめられたエネルギー弾はブラットへと襲いかかった。回避する余地もなかったブラットはそのまま直撃を食らった。

「ブラット!!」

クロスが向かおうとするが、彼の行く手をアクートが阻んだ。

「行かせると思うなよ?」

「邪魔だ!!」

"チューン!ライノ!"

リョウヘイは召喚したブレイクガンナーにライノスーパーバイラルコアを装填し、銃口に手で押さえた。

"スーパー!ブレイク!アップ!"

"BREAK UP GRADE CROSS・JUSTICE"

クロス・ジャスティスへと変身したクロスはアクートに回し蹴りを見舞いした。

「EXE!!」

「かしこまっ!!」

一気に突撃しようとするEXEへとデウスが飛び蹴りを決めた。

「いってぇ!!」

「敵が前にいるのに油断するとは・・・随分と余裕なようだな。」

"Kamen Riper Drive MAR"

クロス・ジャスティスはMARの世界の力"サーティントーテムポール"にドライブのカキマゼールを同時に放ち、アクートとデウスに攻撃を与えた。

「っ!!」

「やるな。」

デウスとアクートは回避しながらぶつかってくる攻撃を切り裂いた。

「・・・まずいな。」

クロスがブラットの方を見ると、彼女のドライバーからは火花が散り、葉月自身も立ち上がれる状態ではなかった。

「余所見をするな!!」

デウスが一気に突撃して剣を振るう。クロスはそれを回避してこちらも剣を振った。

「アクートは兎も角、お前らが裏切ることに何のメリットがある!?」

「お前が知ることじゃない!」

互いの剣はぶつかり合うも、互いの回避能力からか全く攻撃が通じなかった。

立ち上がろうとした葉月にセイオウは銃を向けた。

「君は俺たちの計画に気付きそうだ。だから早めに終わらせておくよ。」

冷たい声で放たれたセイオウの言葉に葉月は震えが止まらなくなった。

自分が死ぬことに対する恐怖で体が震えて動くことすらままならない。

セイオウが引き金を引こうとしたその時だった。

「待て。」

"オメガシャイン"

セイオウは空中から斬りかかるガンバライダーをソニックアローで防いだ。

「タケシチロウ!?」

リョウヘイの驚くような声と共にアクートからの斬撃を避けた。

「へぇ・・・君も敵ってわけ?」

「弟子を死ぬ間際まで追い込むとは・・・あんたも落ちるとこまで落ちたなセイオウさん・・・いや、朱崎勇気。」

リョウヘイの後ろにいたアクートはそのまま斬りかかるも、クロスにあっさりと回避される。

「全く・・・初見のビックマウスぶりはどこへいった?」

アクートが気配を察すると、足にエネルギーを貯めてその方向へと放った。

それを弾き飛ばしてもう一人のガンバライダーはアクートに蹴りを決めた。

「・・・デュアル。」

葉月はゆっくり立ち上がるもそのままふらついて倒れ込む。

「リョウヘイさん!」

EXEの言葉に首を縦に振って走ろうとした瞬間、デウスが行く手を阻み、彼の持っていたガンバブラスターを一気に放った。

「これじゃ・・・」

「その心配は無用だ!」

「しくじるなよ?虎。」

デウスに向けられたガンバライダーの同時攻撃はデウスを退けて攻撃の手を止ませた。

ファングと共にクロスたちの元へと戻ってきたなのはたちはその声に驚きが隠せなかった。

「その声って・・・」

「黒森さん!?」

驚くように黒森の変身していたガンバライダー「ナハト」はフェイトとなのはを見て驚いたように顔の前に手を置いた。

「ほらビックリしてないで行くぞ。」

もうひとりのガンバライダー「テイカー」に頭を叩かれると、そのままデウスに攻撃を加えるテイカーをよそにナハトは頭を掻いた。

「もう・・・これだから若者ってやつは!」

なのはたちにもう一度手を振ったのち、ナハトもそのままデウスに殴りかかった。

タケシチロウの変身するガンバライダー 「ジー」とセイオウは激しい剣戟を繰り返しており、どちらも譲ることなく戦いは平行線を辿っていた。

「君は俺を殺しに来たのかい?」

「俺が引導を渡すのはあんたの命じゃない。」

二人は互いの剣を回避したのち、何歩か後ろへと下がった。

ジーは持っていたサングラスラッシャーの刃を向けた。

「俺が引導を渡すのはあんたのその計画とやらだ。何を隠してるかは知らねえが俺たちはガンバライダーとして見過ごすわけにはいかねえ!」

何度か頷いたのちにセイオウは空を見上げた。

「俺もいい部下を持ったもんだ・・・。」

ジーは眼魂をサングラスラッシャーに装填すると、セイオウに向けてその銃口を向けた。

セイオウは羽を開いて一気に空中へと飛び上がった。

"メガマブシー 闘魂ダイカイガン オメガフラッシュ"

"スキャニングチャージ"

「龍降火炎弾!!」

「プロミネンスドロップ!!」

ぶつかり合う二つの炎は大きな光を生み、爆発を起こした。

吹き飛んだジーとセイオウはそのまま倒れた後すぐ立ち上がった。

「まあいい・・・。想定外も起きたけど今回はここまでにしておこう。」

「良いのか?データは取れてないぞ?」

アクートの言葉にセイオウは頷いた。デウスはアクートの尻を蹴ってセイオウへと近づいた。

「だが俺たちの目的はガンバライダーではない。そのデータは"奴ら"が取っているだろう。」

「奴ら・・・って?」

フェイトの返答に答えぬまま、三人は空高く飛び上がって行く。

結界が解除された後、各々が変身解除していく。だが、それぞれ再会を惜しむ間も無く歩き去っていく。

「大丈夫か?」

リョウヘイが葉月の肩を持って介抱した。そしてタケシチロウと虎が駆け寄った。

「どういうことか説明してもらいますよ?リョウヘイさん。」

二人に相槌を打つと、そのままブラットを背負ったまま四人は歩いていく。

奏夜も変身解除すると、後ろにはすごい悪寒がしたような気がした。

「なのは・・・ちゃん?」

奏夜が後ろを向くとなのはが如何にも驚きを隠せない。という顔で奏夜に指を指していた。

「奏夜さんが・・・仮面ライダー!!?」

なのはの驚く声は海の少し先まで広がっていった

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