ガンバライダーReflection   作:覇王ライダー

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第7話

-東京の高速道路-

この日は夏休みに入りたてということもあって、大都会の高速道路は夜遅くでも多くの車がその足を走らせている。

八神はやてを乗せた月村俊の車もその数多くの車に紛れて車を走らせていた。

「すずかちゃん達、お風呂入るん待っててくれるみたいです〜。」

「そっかー。それは良かったじゃないか。」

はやては調査もあったためなのはたちに遅れる形で"オールストン・シー"に向かう形となった。そして俊もまた盗難された資材などの調査に向かっていたため遅れて皆と合流する形になったらしい。

はやての携帯が鳴り、それを手に取るとそこにはミッドチルダの文字で書かれた文章が送られていた。

管理局東京支部にいる上司"クロノ・ハラオウン"からのものだった。

今回の事件と俊の資材の事件はどうも関係があるらしく、それに関する情報があればはやても伝えるようにしている。

「容疑者はこの人ってわけやね・・・。」

「そちらで何か分かったのかい?」

運転する手が離せない俊は一瞬そちらを見るが、はやての持つ写真までは確認できなかったようだ。

「はい、まだ手掛かりだけって感じですけど。」

そう話していた時だった。後ろのクレーン車が俊の車に突撃するようにスピードを上げてそのまま直進してくる。

「うわっ!!」

俊はその異変に気付きすぐにハンドルを右に切った。はやてはそのまま振り回されるようにドアに肩をぶつけた。

クレーン車とその後ろに続いた車はそのまま直進して走っていく。

「大丈夫かい?」

「は・・・はい。」

「ったく、危ないなぁ。」

横目を逸らしたその時だった。クレーン車達はそのまま道を遮るように横に旋回して急ブレーキをかけた。

俊の車はそのまま旋回した車たちに突撃していく。

「危ない!!」

はやてがそう言うのも遅かった。そのまま俊の車はクレーン車に直撃した。フロントガラスは割れて衝撃で二人はエアバッグに叩きつけられた。

「大丈夫かい・・・?」

「はい・・・。それより早く!」

心配する俊を急かすように二人は車から降りていく。車の破損部分から漏れるガソリンはそのまま気化して火元へと近づいていく。

「飛べ!!」

どこかからの声に応えるように俊ははやてを抱えて前にジャンプした。その時後ろの車は爆発して大きな炎を燃やした。

「っふう、危なかったね。」

「随分と危険な賭けだったがな。」

二人は倒れこみ声の方へと目を向けると、二人の戦士だった。

「あなたたちは・・・?」

「久しぶりだねはやてちゃん。」

一人の戦士が二人に手を差し伸べる。はやてはその声に覚えがあった。

「黒森さん!?」

「そそ。こんな形の再会とはね・・・」

「話は後だ。さっさと片付けるぞ。」

「ですね。月村さんは先ぃ避難しといてください。」

俊ははやての指示に従うようにそのまま走り出した。

 

-八神とイリスが戦闘を始めた-

その姿を遠くから見つめる影があった。

アクートはそれをビルの遠くから座りながら見つめていた。そこに二人のガンバライダーも戦闘を始めていた。

「さて、そろそろ向かうかな。」

アクートが腰を上げて立ち上がると、そこに一つの回線が入った。イリスたちの回線すらすり抜けて自分のところにハッキングできる相手などそうそうにいない。となれば、管理局でも思いつく人間は一人だった。

「エイミィさんか。」

「名前は知って頂いて光栄に思います。とでも言えばいいかな?」

エイミィはそう返すと、リンディへと回線を開いた。

「ガンバライダーアクート、あなたに聞きたいことがあります。」

どうぞご自由に?とアクートがリンディへと手を向けるとリンディは話を続けた。

「あなたはガンバライダー"ロード"についてご存知?」

「ああ勿論。」

リンディはエイミィやクロノと目を合わせると話を続ける。

「その人についてGRZ社が調べているわ。あなたが知る情報が欲しいのだけど」

「いくら世話になったあんた達とは言えそれは言えないな。」

リンディたちは衝撃が走った。自分たちに覚えはないが彼は面識があるという。思い当たりは?どこで?そんな疑問が走る中アクートはゆっくり歩き出す。

「俺はあなたたちから戦うことの意味を貰った。だが今はそれに逆らわせてもらう。」

そう言い通信を切ると、アクートはゆっくりと体を浮遊させる。

「まったく・・・相変わらずすごい人たちだよ。」

そう言い、敵のいる戦地へと一気に加速していった。

通信を終えたエイミィたちの現場は騒然とした空気となった。

「どういうこと・・・?」

「僕たちが彼らと手を組んでいたと?」

騒然とする中、ドアのノックが鳴る。そこに入ってきたのは二人の男女だった。

「来たか。アルフ、ザフィーラ。」

「あぁ、敵は?」

「現在交戦中だ。すぐに現場に向かって欲しい。」

クロノとアルフ、ザフィーラがそう話すと二人はそのままドアから出て走り出した。

「頼れるでしょ?」

「あぁ、だな。」

クロノと通信士とランディがそう話すとまたモニターへと目を向けた。

 

二人の戦士ははやてを守るように前に立つと、そっと一人の戦士が後ろを向く。

「紹介が先だったな。俺はガンバライダーデュアル」

「そして俺はナハト。よろしくね。」

「あなたたちが報告書にあった・・・。」

はやてたちの前に先ほど炎を上げた車たちが変形して、そのままメカへと姿を変えた。

「これ何ンスフォーマーだよ。」

「いいのか?そんなメタ発言して。」

はやて目掛けてその銃口は向けられる。デュアルとナハトは空中へと飛んで、それぞれの武器を召喚した。

「連携を合わせろ。」

「オーライ!こっちは任せて!」

ナハトはガシャコンスパローを、デュアルはソニックアローを召喚して、機械へと何発もの光弾を飛ばした。

「リインはおらんから不安やけど・・・なんとかしよか。」

はやてはそのまま魔法陣を開くと、射撃を加える二人とともに何発かの射撃を加えた。

「これで・・・」

「どうだ!」

"ギリギリ クリティカルフィニッシュ"

"レモンエナジー"

二人はお互いのアイテムを装填するとそのままメカへとさらにエネルギーの強い射撃を何発も見舞いした。

「やったか!!」

「まだや。」

土煙から何発も放たれた弾丸ははやて目掛けて飛んでいく。

はやてはをそれを回避するように空中へと回避する。

「結界発動!!」

はやての足からは魔法陣が開かれて、そこから広がる結界で空の色から何からが変わっていく。

「これが魔法か・・・。」

「油断してる場合か!!?」

その刹那、感心する彼らの背へと斬撃が飛んだ。その斬撃をデュアルはソニックアローで防いだ。

「アクート・・・!!」

「そんな目で見てくれるなよ・・・同じ多重人格同士だろ!?」

アクートはデュアルの腹を蹴って吹き飛ばすとそのままデュアルはビルへと叩きつけられた。

「アクート、目的は忘れないようにね?」

「分かっているさ、貴様も早急に頼むぞ?イリス。」

そこへと現れたイリスはデータのように自分を投影してアクートへと話しかけた。はやてのデータにもその少女のことは入っていた。

「時空管理局人事部所属、八神はやてです。そちらの居住世界は」

「答える必要はないな!」

アクートは魔法陣を開き、そのまま光弾を放った。デュアルとナハトはそれをはじき返した。

「あんたがこの事件の首魁やね。」

「首魁だなんて人聞きの悪い。あなたのその"闇の書"を借りにきたのよ?」

そう言い、乗っていたクレーンはそのままはやてへとワイヤーを放った。はやてはそれを回避して何発も光弾を放つ。しかし

「効いてない!?」

「あなたたちのことは調べたんだから当然よ。」

クレーンから飛ばされたアームははやて目掛けて飛ばされるがそれは魔法陣によって防がれた。

「っ!!」

「はやてさん!!」

はやてはそのクレーンに押されてそのまま後ろへと退いていく。もう一つのクレーンからはアームが飛ばされた。そしてそれもはやてのもう一つの魔法陣めがけて放たれた。

「っっ!!」

「クソ!!」

向かおうとしたナハトをアクートが剣で防いだ。

「邪魔すんなああああ!!」

「っそ!!」

アクートを蹴飛ばして退かせると、そのままガシャコンスパローをはやてを抑えているアーム目掛けて投げた。その位置はギリギリではやてにあたる距離だった。

「っ!!」

「まったく!!」

アクートは一気に走り出してガシャコンスパローへと近づいた。そのスピードは走るごとに増していく。

「アイツ!?」

「何を!?」

デュアルとイリスが衝撃が走る間を見ず、アクートはガシャコンスパローを蹴飛ばした。蹴飛ばしたガシャコンスパローはクレーンへと突き刺さり、そのまま消滅した。

「ちょっ!!?何してんの!?」

「そこにいたお前が悪い。」

そう言ってる間にはやての魔法陣は砕かれて、そのままアームに突き飛ばされた。

「はやて!!」

「待て!!」

デュアルとナハトが向かおうとした瞬間、アクートがガンガンセイバーを召喚して二人に向けた。

「行かせると思うか?」

倒れ込んだはやてに向かってゆっくりワイヤーが近づき手に持っていた夜天の書へと近づいていく。

「あか・・・ん。」

その瞬間、アクートとイリスの手が止まった。その瞬間、ナハトとデュアルは同時にアクートに攻撃を与えた。

「っ!!どういうことだ・・・。」

「結界内に入って来た・・・?この反応はキリエじゃない。」

そこへと走ってくるのはイリスには最も考えたくない相手だった。

「まさか・・・アミティエ!!?」

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