アッガイの伝説   作:コーちゃん元帥

1 / 3
 アッガイ乗りの日常

 宇宙世紀0079……後に一年戦争と呼ばれる人類を巻き込んだ未曾有の戦争の中、ちょつど水陸両用MSが開発されアッガイ、ゴッグ、ズゴックと戦場に投入される中、地球中を転々とするアッガイ乗りの話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「かぁー、またアッガイとガラクタかよ!」とある南米の基地MS格納庫で一人の隊長がアッガイの前で愚痴を言う

 「ほんとなんで隊長にだけでもゴッグかズゴックでも来ないんですかね?」と愚痴を言う隊長の横にいる整備兵が疑問に思う

 愚痴をこぼしているのはジオン公国軍第49南米中継基地、MS隊所属のアーグガイ・タルマン少佐、ツルッハゲに黒い肌、ダンディーなお髭の中年のおっさんは元々はラム・ズゴックというズゴックの改良型に乗っていたし部下達もゴッグに乗っていたがある日上層部からこんな中継基地に高価なMSは配備するだけ無駄だと言われその翌日から一個小隊ごと持っていかれ代わりのMSを持ってくると言われたのでとりあえず待ったが1ヶ月してようやく配備されたのはアッガイであった。

 あとはそれの繰り返し2度目もアッガイそして遂にタルマン少佐のラム・ズゴックも持っていかれ3度目を待ちアッガイではなくもう旧式でも良いからザク・マリンでも来いと思っていた。

 そして遂に来たがやっぱりアッガイであったしかもろくな予備パーツしか支給されず

 

 「しかもなんで俺の機体だけ両腕無いんだよ!他も足、壊れてるじゃんよ!バックパック使えるのか!?」そう三度目のアッガイ達はバックパックが壊れていたり足が壊れていたり腕な無かったりとろくでもない補給だった。

 

 「とりあえずこのろくでもない部品で直しますよ。これだけあれば現地改修機になりますけどね」と整備兵は若い女性である。

 カチャール・ミニャル整備兵、歳は20歳となんとも複雑な心境である。

 娘と同い年だからだ。

 彼女はメカフェチで特に水陸両用MSを気に入ってる。

 その中でも大のアッガイ好きである。

 なんでも機能美と萌えが融合したMSと豪語するほど

 

 「まあ……とりあえず頼む……まともに動けば良いが……」今回のアッガイにあまり期待が持てないがメカフェチでありアッガイ好きの彼女ならなんとかしてくれるであろうとこの基地に配属されてからそれなりに過ごした者同士、信頼はしていた。

 「分かりました。みんなダンディ少佐のとゲルシュベルさんのにカーラ姉の改修するよ!」と言うと待機していた整備兵達はそれぞれ持ち場に着き作業を開始する。

 整備兵達は皆若いいても25歳も越えないどうしてか?

 それはこの基地は中継基地であり主な任務は偵察任務だ。

 よほどのことがない限り危険は無いいや南米ってだけでも十分ヤバイがそれでも南米の基地のなかで比較的危険度が低い為にベテランの整備兵は配属されず新米や小さな整備長をやっていた程度の人間しかこないしかしなんでかな~?

 みんな娘とあまり変わらない歳だからよけい複雑な心境だ。

 「では私は少しミーティングをしてくる」と返事だけ聞いてタルマン少佐は格納庫をあとにする。

 

 「ミニャルちゃん、どうする?どれも正直、元のアッガイには出来ないよね?」

 

 「ええ出来ないわ、でもよく見てあのガラクタ、ゴッグのバックパックがあるでしょ?それに他にもジャブローの特殊戦機もあるしやりようはあるわよ」とよく見ると確かにまるごと取っ替えるなりすれば利用出来ないことは無かった。

 

 「確かにいっそのこと隊長達に合わせた改修した方が良い感じだな」とそれを聞くなり整備兵達は各々改修したいパイロットのMSに立候補した。

 

 「それなら私達は当然ダンディ少佐のアッガイをするわよ!」

 

 「なら俺達は姉さんのアッガイだ!」

 

 「ゲルシュベルさんのはこっちで担当するよ。おめえらミーティングだ!」と手際よく別れた。

 タルマン少佐は男女問わず大人気だ。

 部下のことを想いあの手この手と尽くしいざ捨て駒にしろと言われた時には上官を殺す勢いで殴り前線にいた部下と数百人もの人間を救った逸話もある。

 何より女性に変なことはしない為に女性には大人気である。

 この基地の者は敬意を込めてダンディ少佐と読んでる。

 カーラ・ユニラメイニ大尉、通称[姉さん]今年で37歳になる2児の母であるが選局の悪化に伴い徴収されてしまった人で旦那に子供を託し戦場へと戻された。

 グラマラスで気の強い女性で面倒見が良い人なのでダンディ少佐に並び人気である。

 噂ではMS単機で戦艦を一気に8隻沈めたエース中のエースと言われてる。

 子持ち同士ダンディ少佐とも気の合う人だ。

 ゲルシュベル・アジマニング少尉、通称[兄貴]今年で41歳となる1児の父でありこの基地の若者にとっての良き兄貴分である。

 MSの腕は基地のなかでトップ3の実力者でよく新兵の面倒を見る。

 教導隊に所属していた経歴があり教官役を駆って出ることもあり慕われている。

 とまあ他のMS乗りも同じ感じだ。

 階級も普通に高いしだがなぜそんな人間がこんな中継基地にいるのか簡単だ。

 上層部に嫌われてる人間であるから本来なら大佐ぐらいとっくの昔に昇進してる筈なのに嫌われてるので良くて少佐である。

 そして早速、ミーティングが始まるがその頃、タルマン少佐の方もミーティングが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて集まってもらった所で毎度ながらのジャブローの偵察任務だ」

 

 「相変わらずね」

 

 「ですな」と毎度お馴染みの偵察任務ですっかり習慣になってるこのミーティングだが今回は違った。

 

 「だが今回はジャブローから輸送されるMSがあるとの情報によりこれを偵察し可能なら奪取せよとのことだ」これに全員が反応する。

 「ダンディ少佐、我々にはアッガイがありますがそちらのアッガイは出れるのでありますか?」

 

 「そうですよダンディ少佐!いくらなんでもその場しのぎの改修機じゃ、無理がありますよ!」ごもっともな意見に皆が頷くがそこで内線の電話がなりタルマン少佐は出る。

 このタイミングは間違いなくカチャールからだ。

 「私だ……ふむ…そうかご苦労……ああでは」と話し終え

 

 「上層部の命令では仕方ないだろ……それと私達のアッガイだが2日もあれば改修が終わるそうだ。あいつら俺達の機体を改修するからと張り切っているそうだ」それを聞いて思わず笑ってしまった。

 「いったいどんなアッガイになりますかね?」

 

 「あたい好みのMSになってれば良いがね」

 

 「そうだな……まあ大丈夫だろ、苦楽を共にした若者達だからな」皆も頷き信頼してるのが分かる。

 そしてミーティングを済ませて2日後が過ぎて3機のアッガイが日の目を浴びる。

 

 格納庫にて基地の皆が集まる。

 「これまた変わったアッガイになりましたね」

 

 「そうね。まあ使えそうじゃないか」

 

 「そうだな……よくあの状態から直したな……礼を言うぞ」とタルマン少佐はミニャルら整備班の皆に深々と頭を下げるので慌てて皆が頭を上げてくれと施しそしてこの基地のトップ3人の慣熟訓練が始まるがそれは飛ばして偵察任務に出撃し予測輸送ルートに待機していた。

 だがそれはいずれ別の機会に……

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。