〜雫side〜
「今度行われるクラス対抗戦に出るクラス代表者を決める、まぁクラス委員みたいなものだ自薦他薦問わない誰かいないか?」
っと千冬姉が言っていたけどこんなめんどくさいことに自薦する人なんていないでしょ
「ハイハイ!私は織斑一夏くんがいいと思いまーす!」
「私も!」
(このまま行けば一兄になるな、ドンマイ笑一兄笑)
「私は織斑雫くんがいいと思う!」
「私も雫くんを推薦しまーす!」
「ちょっと待てよ!俺はやりたくないぞ!」
「僕だってやりたくないですよ!それに僕まだ中学生ですし、皆さんより年下ですよ!」
っと僕達は立ち上がって反論した
「推薦されたものに拒否権はない、諦めるんだな」
「そっそんなぁ」
「いやいや酷くない!?」
「納得いきませんわ!」
(ほらほらオルコットさんだって納得いってないよ?)
「オルコットさんだっておかしいと思うよね?年下の僕が代表やるなんて、やるなら一兄だよね?ね!!」
「お前俺に擦り付けようとするな!」
「私が納得いってないのはそこではありませんわ!」
どうやら違ったらしい
(まぁ大方男子っていうところが納得いってないんだろうけど...)
「クラスの代表が男なんていい恥さらしですわ!それに実力からして私がなるのが当然、大体!後進的な日本で暮らすこと自体苦痛ですのに、」
(うっわー...めんどくさいことこの上ない...)
〜雫sideout〜
〜一夏side〜
俺は自分の国を馬鹿にされて腹がった
「イギリスだって大したお国自慢ないだろ、何年世界一まずい料理覇者だよ」
「チョッ!一兄!何火に油を注ぐようなこといってんのさ!!」
「イギリスにだって美味しい料理は沢山ありましてよ!それにあなたのようなI知性が感じられないような猿がクラスの代表だなんて考えられませんわ!それにもう1人の方だなんて捨て子らしいじゃないですか!それにネットで見ましたが過去に喧嘩で問題になっていたじゃないですか!」
(こいつ...!俺や雫のこと好き勝手言いやがって)
「お前!誰が猿だ!それに雫の事何も知らねぇ癖に!」
「なんですって!知らないも何も事実じゃないですか!」
「お前...!「もういいよ一兄...」雫?」
雫の様子がおかしいのに気づいた、いつもの雫より冷たい目をして口だけは笑いながらこういった
「オルコットさん...後進的だとか何とか言ってましたけどまずIS作ったの束博士ですしISの世界大会優勝者も千冬姉で両方日本人ですが?それなのにあんなこと言っていいんですかイギリス代表候補生さん?」
「ぐっ...!」
そして作り笑いすら消えていた
「それにさっきから黙って聞いてればいい気になりやがって...たまたまあんたが恵まれた環境に生まれたからそう言えるんじゃないの?貴族様、それに」
(やばい!怒気が少し溢れてるし目の色変わってんじゃん!ここで止めないと色々まずい!)
「雫!口調変わってるしあと色々抑えて!!」
「えっ?...あっうん」
「まさか...雫言われるまで気づかなかった?」
「.......」
「まじか...」
どうやら本当に気づいていなかったらしい...
〜一夏sideout〜
〜雫side〜
一兄に止められるまで気づかなかった...気をつけないと
(ん?なんかオルコットさんなんかプルプル震えてない?携帯みたいだな...)
「けっ...」
「「け?」」
(携帯?)
「決闘ですわ!」
(そっちかー笑)
オルコットさんは顔を真っ赤にしながら言ってきた
(多分年下に完全に論破されて挑発されたからプライド高いオルコットさんは頭に来たのかな?、うん...これ絶対僕のせいだね後で一兄にはジュースでも奢ろう)
「決闘?」
「だってさ、一兄頑張ってね応援してるよ!」
「お前が言われたんだろ!」
「えっ?一兄が言われたんじゃないの?」
「貴方達に二人に言ったんですわ!馬鹿にしてますの!?」
「別にバカにしているわけじゃ...」
「馬鹿にはしてませんよ?(めんどくさいとは思ってますけど)」
「...貴方めんどくさい奴って思ってませんか?」
(おっといけない、顔に出てたみたいだな気をつけよ)
「凄いですねよく考えていることが分かりましたね、エスパーですか?」
っと僕はびっくりしたような顔で言った
「この男...!」
なんかセシリアさん僕のこと殴りそうだな
「セシリアさん僕のこと殴りたたいって思ってませんか?」
「...貴方エスパーですか?」
(うーん...ここはふざけておくか笑)
「実はそうなんですよーよく分かりましたね笑あまり言いふらしたらダメですよ?」
っと僕が最後にウインクしながらふざけて言ったらクラスのみんなと先生も笑うのをこらえていた、オルコットさんを除いて...
「この男...!よくもここまで私を馬鹿にしてくれましたわね!」
(やっば...軽いジョークのつもりがより怒らせちゃった、周りは皆笑ってるのに、まぁこれで決闘の事忘れてくれれば)
「それでオルコット結局決闘やるの?」
っと一兄が聞いていた
(一兄はやっぱり馬鹿だった...)
「っ!?、当たり前ですわ!」
(せっかく忘れてそうだったのになぁ...千冬姉止めてくれないかな?...あれはダメだな顔がワクワクしてる...教師がそれでいいのかよ)
「ここまで私を馬鹿にしてくれたんです、もしまえたら私の小間使い、いえっ奴隷にしてあげますわ!」
「おぉいいぜ四の五のいうよりわかりやすい!それでハンデはどのくらいつける?」
「あら早速お願い?やはり自分の方が劣っているという自覚はあるようですわね笑」
っと馬鹿にしているかのようにセシリアさんは笑っていた
「いや、俺がどのくらいハンデをつけたらいいかなぁっと」
っと一兄が言うとクラスのみんなは笑っていた
「織斑くんそれ本気で言ってるの?」
「男が強かっただなんて昔の考えだよぉー」
「男と女で戦争したら三日持たないって言われてるんだよ?」
「本当は私がハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわよ?」
「織斑くん今からでも遅くないよ?ハンデもらったら?」
「くっハンデはいい!」
まぁ一兄だしハンデもらおうとはしないよな
「(まぁ言っていることは常識的に考えれば間違ってないけどそれはISがあればの話だしなぁ、ここに二人もISが操縦できる男がいるんだからここではあまり関係ない気がするのは僕だけかな...」
っと考えていたら教室が静かになっていた
「あれ?一兄さっきまで教室騒がしかったのになんでこんなに静かになってるの?」
「...」
「千冬姉一兄がフリーズして返事してくれないんだけど?」
「雫...お前わざとやってるのか?」
っと千冬姉が言ってきたけど
「わざと?...えっ?何が?」
「天然かお前は...考えてる事漏れてたぞ...」
「千冬姉まさかそんなことあるわけ.....マジで?」
「マジだ、それから織斑先生と呼べ!」
(あちゃー思っきりやらかしたな...どうしよ)
「...貴方もハンデはいりませんの?」
「いらないというより必要ないかな?」
「オルコット、こいつの場合お前がハンデをつけてもらった方がいいかもしれないぞ?」
っと千冬姉はニヤニヤしながら言った
「千冬姉余計な事言わなくていいんだけど...」
「なっ!織斑先生!私がこの男に劣ると!」
「あぁそうだ、なんせこいつは生身での戦闘なら私でも無傷では勝てないぞ?」
「本当に千冬姉余計な事言わなくてもいいんだけど...」
千冬姉の話を聞いてクラスの人達はそれはとても驚いていた
「それではクラス代表は決闘で勝利した者がなることにする!決闘は一週間後に行う異論はないな!」
「「はい!」」
「えぇ...やりたくn「拒否権はなしだ」...はい」
そしてチャイムがなり授業が終わった
〜雫sideout〜
雫くんの論破が止まりません笑