IS〜黒水晶の輝き   作:鬼ポッポ

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私の事を知ってる方はお久しぶりです。知らない方は初めまして。鬼ポッポです。まだ禁書の更新をしてないのに新作なんか書いてすいません。そちらも気分次第で更新しようと思います。


第1話

ん...ここは何処だ?目が覚めると何もない空間。あーこれあれでしょ?夢か。そうに違いない。だって今日も俺は家から出てないし何処かに行った記憶もない。そうなると残る選択肢はあれだよ、そう、夢だ。まぁこれが夢と分かればどうってことない目が覚めるまでゴロゴロしてればいいや、てか周りに何もないしそれしかやる事ねーし。

 

「もっと先へ《加速》したくないか、少年?」

 

ん?今のって俺の嫁である黒雪姫先輩のセリフだよな?なんでこんなとこで?てか今の声おっさんじゃね?まぁどうでもいいかどうせ空耳だろ。人間深く考えたら負けだ。気にするな、流れに任せろ、今までだってそうやって生きてきたじゃないか。だからこそ30歳手前で自宅警備員なんかしてるんだしさ。もうあれだよ、やっぱ深く考えたらダメだ。ちょっと現実に目を向けただけで泣きそうになっちゃったよ。いっその事ここが死後の世界とかだったらいいのに。

 

「いや、だからさ、もっと先へ《加速》したくないか、少年?」

 

 

え?なんだって?さっきから声が聞こえるって?いやだから気にするなってば、こういうのってよくssで読んだけど声のした方を見ると神様がいてあなた死にましたよ。って奴でしょ?それどんなテンプレ?そんなのは物語の中の話であって現実で起きるわけないだろ?そんなぽんぽん転生できるなら俺とっくに自殺してるよ?だって今の人生もう8割詰んだと自負してるし今から挽回するには宝くじでも当てるしかねーって。あれ?おかしいなまた涙が...

 

「おう!こら童貞!シカトしてんじゃねーぞ!《加速》したくないかって聞いてんだよ!」

 

「ひっ!怒鳴らないで下さいよ...俺豆腐メンタルなんでそういう対応無理なんすよ...」

 

仕方なく声のした方を向くと(断じて怒鳴られた事にビビったからではない)え?どこのヤクザさん?俺何かしました?生憎ニートなんでお金持ってないっす。

 

「なんならジャンプしましょうか?本当に持ってないんです。」

 

 

「は?なんの話だ?いいか?よく聞け、残念ながらお前は死にました。はい、以上。」

 

「テンプレ乙」

 

 

嘘です嘘です。生意気言ってすいません。何時間でも謝るので胸ぐら掴まないで下さい。

 

 

で、話を聞くと俺は死んだらしい。え?マジで?いや、確かにさっきここが死後の世界だったらいいなとか言ったけど冗談じゃん!そんら辺マジでとられちゃうとこっちだって困っちゃうよ!だってまだ彼女出来た事すらないんだぞ?言ってしまえば友人と旅行とかすらないんだぞ?俺思い出0だよ?青春0だよ?来年から心を入れ替えて頑張ろうって思ってたのに死んだの俺?神は俺になんの恨みがあってこんな人生ハードモードにしたんだよ。

 

「でだ、お前は30手前友人0彼女0仕事は自宅警備員、ほんでもって勿論童貞。なんか見てて可哀想になってな。しまいには死因は寿命。1人寂しくアパートで孤独死。なんなのお前の人生?セミの幼虫以下じゃん。だからあまりにも哀れに思って転生させてやる事にしたのよ。なんか希望あるか?」

 

「じゃあアクセルワールドの世界にしてくださいほんで容姿は勿論イケメン、アバターにはガンダムのファングを付けて欲しい!そして運動神経、反射神経とかもズバ抜けてて加速世界の王になる!そして黒雪姫先輩と...ふひひ...」

 

「はぁ...順応すんの早いなお前。とりあえず分かった。じゃあお前の要望どうりで転生させてやるから第二の人生は楽しく生きるんだぞ。じゃあ目をつぶれ、そして次に目を開いたらもうスタートだ」

 

俺は期待に胸を膨らませながら目をつぶり、そして...

 

 

目が覚めたら体が縮んでしまっていた!そう!体は子ども、頭脳は大人!その名は!黒雪咲夜!

 

「.....」

 

 

え?なんで女の子?俺確かイケメンにしてくれって言ったよな?しかも完全に容姿は黒雪姫先輩を

幼くした感じなんだけど?あの腐れヤクザ本当に俺の話聞いてた?ちなみになんで自分の名前わかるんだって?そんなのあれだよ、ご都合主義。とりあえず泣いてもいいかな俺?第二の人生いきなりコースアウトしてるんだけど?う...ちくしょう...あの腐れヤクザめ...

 

「おい、どうしたんだ?なんで泣いてる?迷子か?」

 

俺が1人悔し涙を流してると少年が話かけてきた。何こいつ?男のくせにポニーテールとか色気づきやがって。ん?てかこいつどっかで...

 

 

「とりあえず一緒にいてやるから泣くな。あぁ、俺は篠ノ之箒だ。よろしく」

 

え?色々と、え?今なんて?篠ノ之箒だ?それってISの?ここってアクセルワールドの世界ですらないって事?いや、いいよ。こうなったらISでもなんでもいいよ。でもさ、性別違くね?箒って女じゃね?なんでこいつ男なん?もしかして単なる偶然か?

 

「私は黒雪咲夜。篠ノ之君ってもしかしてお兄ちゃんいたりする?」

 

「おう!よく分かったな!束兄さんはすげー頭良いんだぞ!てか箒でいいよ、言いづらいだろ」

 

はいオワタ。ISの世界確定です。本当にありがとうございました。しかも性別逆転してます。つい数分前まで胸を期待で膨らませて夢に描いた黒雪姫先輩とのラブコメ人生は始まることなく終了しました。てかなに、要望聞くよ?とか嘘じゃん。あの野郎何が《加速》したくないか?だよ。あのセリフなんだったわけ?言いたかっただけか?それとも期待させただけ?どちらにしてもタチ悪いわ!俺これからどうなるわけ?家は?両親は?名前以外何も分からないんですけど!

 

ピロリン

 

ん?なんの音?服を探るとポケットに携帯が入ってた。anyuとか何処のパクリ企業だよ。で、

なになに、メールの内容はっと...

「こんにちは黒雪咲夜様。ようこそISの世界へ!残念なことにあなたが望んだ通りには転生出来ませんでしたがあまり深く考えず、ISの世界を楽しんで下さい!ちなみに咲夜様の現状ですが只今小学1年生です。両親は早くも他界し、現在1人暮らしと、なんともまぁ不自然極まりない感じです。では楽しい第二の人生を!」

 

最後に地図が送られてきた。どうやらこの地図の場所が俺の家になるらしい。ハハハ...これからどうなるんだ俺...

 

 

 

 




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