IS〜黒水晶の輝き   作:鬼ポッポ

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3話

 

転入から数週間が過ぎ俺は無事にクラスに馴染む事ができ友人も出来た。だがこの時点で前世より友人の数が多いのはどうも素直に喜べない。まさか小学1年生でコミュ力の大切さを改めて学ぶ事になるとは思いもしなかったよ

 

まぁそれはさておき、今日の放課後箒と一夏の通う道場に行く事になっている。前世で剣道なんか体育の授業でちょっとかじった程度しかやってないけど、流石に箒達に負ける事はないだろ。箒もいずれ大会で優勝とかしちゃう才能の持ち主だけど所詮まだ小1だ。神様特典のある俺の敵ではない。そこはサクッと華麗に相手の剣を受け流し隙を見て一本取るか。そうまさに蝶のように舞、蜂のように刺すってやつだよ。やっぱそういう戦い方って憧れるだろ?

 

 

 

時は過ぎ放課後

「咲夜ちゃんって剣道やったことある?」

 

「知識では知ってるけどさすがにやったことないよ」

 

「そっかーでもやっぱ知識では知ってるんだねーさすが咲夜ちゃん!」

 

さっきも言ったがそりゃ知ってますぜ一夏さん。俺二度目の人生なんで。

それよりさっき一夏が「やっぱ知ってる」と言ったのは俺がクラスで早くも天才ポジションにいるからだ。まぁそりゃそうでしょ小1の問題なんか目を瞑ってても出来るは。

 

「咲夜ちゃんってなんでも知ってるね」

 

「なんでもは知らないよ、知ってる事だけ」

 

くぅぅぅ!1度言ってみたかったんだよこのセリフ!前世でこんなセリフ言えないし仮に言ったとしても元ネタを相手が知ってたら羽川さん乙って言われるだけだからな。てかまず言う相手がいなかったってのが1番の理由なんだがそれは内緒だ

ちなみに箒は一足先に道場に行っているらしい。なんでも始める前に道場を掃除するとかなんとか

まぁそんな他愛ない事を一夏と話しながら歩いてると早くも道場が見えてきた

 

バシン!バシン!

 

おぉーやっとるやっとる。竹刀で打ち合う音が聞こえて来たので中を覗くと...

なんてこった!ありゃ千冬さんじゃありませんかい⁉多少は練習してからボコす予定だったがここであったが100年目!討伐してくれよう!このハイスペックリア充め覚悟しやがれ!

 

「お、一夏に咲夜来たか!」

 

俺がメラメラと燃えているとどうやら箒が俺達に気付いたようだ

 

「ははは、箒かっこ悪~い。やられてやんの~」

 

「な!仕方ないだろ千冬さんが強過ぎるんだよ!」

 

箒が千冬に指導してもらってるのを見て俺がバカにすると箒が反論してきた

まぁなんだ、気にするなよ箒、普通の小学生が勝てるわけないんだから。てか仮に同年代だったとしても勝てないだろ

 

「あ、千冬兄ただいまー」

 

ここお前の家じゃないだろと内心ツッコミながらみると一夏がトテトテと走りながら千冬の所に向かって行った。はぁー可愛いよ一夏ぁぁぁ!トテトテ走るなよ抱きしめたくなるだろぉぉぉ!おっといかんいかん

 

「この子が前に話した咲夜ちゃんだよ!」

 

「あ、初めまして黒雪咲夜です」ペコリ

 

一夏が早くも俺を兄に紹介し始めたのでそこは俺もしっかりと挨拶をする

 

「あぁ、話しは一夏から聞いている。俺は織斑千冬だ。今日は見学に来たのか?」

 

「はい!前から少し興味があったので!私も試合してみたいです!」

 

嘘は言ってない。まぁ興味があるのは剣道じゃなくて貴様だけどな織斑千冬ぅぅぅ!

 

「いきなり試合か...まぁいいだろうだったら教えてあげるからこっちにおいで」

 

よし、これで場は整った。相手は完全に油断してるしこりゃもらいましたわ

そしてお互い道場の中央で向かい合い一礼し、ついにリア充に対してのオシオキタイムが始まる

 

 

「始め!」

 

一夏が見守る中、箒の掛け声と共に俺は動き出した

 

 

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