オリジナルを更新したくなったので久々に更新しました!
楽しんで頂けたら幸いです。
こんなスローペースで申し訳ないです!許してください!
それでは一緒に行きましょう!空の世界へ!!
バサッ、バサッ。
夜の闇の中、2つの羽音と声が響く
「ね〜、ダル〜い。どっかで〜、休も〜よ〜。」
「うるせぇ!こちとら、さっさと爆食い女に腹の傷治して貰いてぇんだよ!」
「そんなに〜大声出すと〜、傷〜痛いよ〜。」
「お前のせいで大声出してんだァ!!」
ケラケラ笑う声と舌打ちが同時に聞こえたと同時に、雲に隠れていた月が顔を出した。2人の姿が月明かりに照らされる。
1人は低身長の少女。
全然サイズのあっていない青いシマシマのパジャマ姿で、ボサボサな緑色の長髪を揺らして飛んでいる。
茶色の瞳は半目で、笑っていても終始ダルそうだ。
左右に3つづつある、血のように赤黒いツルツルな翼手類の翼を上手く使い、極力楽に飛ぼうと試みてるのが伺える。
もう1人は、半袖の黒革ジャケットに黒のチノパン、首にチェーンのネックレスをジャラジャラとつけた少年で、両手の各指には銀のリングが1つづつハマっていた。
短髪の赤髪を掻きむしり、黄色の鋭い目で笑っている少女を睨みつけている。
カラスの様に黒い鳥類の翼が半分、残り半分がツルツルな翼手類の黒い翼と、随分形容し難い翼を力強く羽ばたかせている。
少年のお腹には小さな傷があり、少しだけ血が出ていた。
「あぁ、クソ!腹には傷できるし!任務は失敗だし!最悪だ!!」
「仕方〜ないよ〜。あそこで〜息子が来るのは〜、そ〜て〜がい〜。」
「研究資料の抹消、データの回収、研究員の殺害。
3個中2個が失敗で1個が中途半端…。
オレはこんな結果が欲しかったんじゃねぇ…、成功報酬が欲しいんだよ!!」
ぎゃあぎゃあと喚く赤髪の少年をよそに、緑髪の少女はぼーっとしながら、マイペースに羽ばたいていた。
時には仰向けで飛んでみたり、時には手足をブラブラさせながら飛んでみたりとまだ楽な飛び方を模索しているようだった。
そんな風に飛行を続けていると、緑髪の少女がピタリと止まった。
前へと進もうとしていた赤髪の少年が振り返る。
「おい…、オレは早く戻りたいって、さっきそう言ったよな…?」
「うん〜、でも〜…。」
「でも、じゃねぇ!休みてぇなら帰ってから休め!!オレがやりたい事が優先だ!!」
前に出した拳を震わせ、凄い剣幕で言いよる赤髪の少年を他所に、緑髪の少女は後ろを指さした。
「誰か〜、来るっぽいよ〜?」
「あぁ?」
赤髪の少年が緑髪の少女の指さす方を見ると、猛スピードで飛んでくる影が見えた。
その影は2人を追い越すと方向転換し、氷の羽を飛ばしてきた。
「おぁ!」
「おっとっと〜。」
2人は旋回し急いでそれを避け、赤髪の少年が急接近し、影の主を殴る。
しかし、その拳は届かず、腕を捕まれ投げ飛ばされた。
体制を立て直し2人は影を見据える。
「随分なご挨拶じゃねぇか?何もんだてめぇ?」
「うちら〜暇じゃ〜無いし〜、疲れて〜るんだよね〜。」
影の主の顔を見据える。
豊かに耳を覆う少しくせ毛な黒髪、白く濁りギラっとした鋭い目だが、少し中性的な顔をし、漆黒の翼を羽ばたかせる少年がそこに居た。
「オレの名は黒曜。
親父を痛め付けた借りを返しに来てやった。
ありがたく思いな。」
黒曜と名乗った少年は、赤髪の少年と緑髪の少女を鋭く睨みつけるのだった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
次の投稿はいつになるかなぁ...( = =) トオイメ
みたいな感じなんですけど、次回もまた読んでくださると嬉しいです!
ではではまたまた〜。