深き海と空の彼方の勇者   作:蒼穹の命

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更新遅くなりましたー!すいません‼︎あまり進んでないですが、次回は早く投稿できる様にします‼︎


いつもの朝

 ピピピッピピピッと傍に置いてある目覚まし時計のアラームの音が耳に入った瞬間、海塚 潮の一日が始まる。

 

 もそもそと布団から出てあと、アラーム音を止めて部屋の窓にかかっているカーテンを開けて朝日を浴びる。

 

「全く、相変わらず眩しいわー。ふぅ、さてと…」

 

 軽く伸びしてから顔をパンっと叩いて

 

「今日も一日、頑張っていきますかねー」

 

 そうした後に潮は寝間着からジャージに着替えてから、自分と姉の朝食を作って食べてから走り込みを始めとした筋トレやストレッチなどの、大赦の訓練施設でやっていたトレーニングを毎朝こなしていた。 やり始めた頃は途中までしか出来ずにへばって倒れてしまう事が多かったが、今では苦もなく…いや、訂正する。 へばってしまう事は変わらなかったが最後まできっちりこなせるようには体力がついてはきていた。 そうまでして体力つけた理由は…色々あるが、にぼしやらサプリなどしかほぼとってない誰かさんにボロクソ言われたのがある意味一番の理由かもしれない。

 

 潮は走りながらふとここ最近のことを思い返す。 姉経由で大赦から御役目を言われた後に自分と同じ御役目を背負ったものと一緒にさせるため、この辺りに引っ越す事になった。 つまり、幼稚園からの付き合いである親友を始めとした友人達と離れてしまう事になる。 本音を言えば離れたくはなかったが、御役目を果たすと決めた以上は仕方がなかった。 悲しかったが寂しくはなかった。 理由は二つ。御役目を背負った他の三人の中の1人が幼稚園からの付き合いの親友がいたからのと、友人達が開いてくれたお別れ会で大騒ぎした後、自分たち2人ともう1人の親友の3人で いつもの場所でまた会おうと約束したから。してもう一つ……

 

『またな、潮、ー、ー!』

『ああ、またな!ー、ー!』

 

 いつもの場所ではない、今より前にあの島(・・・)で交わした、◼️◼️と◼️◼️しか知らない秘密の場所での誓いを思い出す。 たしかに世界を守る為に御役目を果たすのも大事だが、その前に親友たちとの約束を守る為に、また会う為に、御役目を果たすと決めた。

 

 約束が果たされる日が来るのを信じて、海塚 潮は今日も走っていく。

 

 

 

 

 

 でも、この時の俺はまだ知らなかった…あの時、いつもの場所で交わした何気ない約束が、■■■■■■■■■■■■■■■事になるなんて…思いもしなかった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神樹館ーー校舎自体の造りは、そこらの小学校とは大差ないが、警備や衛生管理などは隅々まで行き届いていた。 なんといってもこの四国を守護している〝神樹〟名が付いているのだからなのだろう。そこの六年一組に潮は所属していた。

 

「おはよーさーん、みんなー」

「あ、おはよう海塚くん!」

 

 ドアを開けて、いつもの調子で挨拶しながら潮はクラスに挨拶をして、近くにいた同級生も元気良く返事をしてくれた。

 

「海塚くん、おはよう」

「おう。おはようさん、お嬢」

「何度も言ってますが、お嬢って呼ぶのをやめてください!わたしには鷲尾須美という名前があるんです!」

「へいへい、わかりましたよー」

 

 隣の席に座ってる女子ーー鷲尾須美(わしおすみ)をからかいながら挨拶を返す。ジト目を向けられるがそこまで怖くないので軽くスルーしながら自分の席にランドセルを置いて授業の準備をし始めた。

  そんな潮の態度に須美はまだ何か言おうとしたが、これ以上言っても流されてしまうのは目に見えているのでここで手を引く事にする。 潮の他にも色々と言いたいことがある人は2人いるのだから。そのうちの1人は潮の右隣の席で突っ伏してスヤスヤと気持ち良さそうに寝てる女子ーー乃木園子(のぎそのこ)である。

 

「Zzz…むにゃむにゃ…待って〜サンチョ〜」

 

 須美からすれば惰眠を貪ってる様にしか見えない為、気になって仕方がなかったがクラスメートの挙動にいちいちケチをつけたくはない。 普段はこんな呑気でかなりの天然が入ってるお嬢様だが、なんでもそつなくこなせてしまう天才児なのが余計にタチが悪い。

 一方気持ち良さそうに寝てる園子に対して潮は微笑ましい光景にしか見えなかった。 こう、マイペースな妹を見守る兄みたいな感じで。

 彼女と初めて出会ったのは、大赦で訓練してる時フラフラ〜っと歩いてるのをみて声をかけたのが知り合ったきっかけだった。 それからは時間がある時は一緒に散歩したり、昼寝したりなどとのんびりと過ごしたのはいい思い出になったと思う。

 

 潮は視線を園子から別の方に向ける。 向けた先は親友の席、予想はしていたがやはりいなかった。

 

「『明日は大丈夫だから迎えにくんなよー。絶対お前より先に着いてるからな!』って言ってたのに…はぁ…」

 

 大方またトラブルに巻き込まれて足止めを食らってるのだろう、こうも簡単に遅刻する理由が思い浮かぶのは付き合いが長い故にだろう。

 

 そうこうしているうちに教室の扉を開き、このクラスの担任兼潮の叔母である安芸先生が入って来て、日直が号令をかけようとした時、

 

「はざーすっ!ま、間に合ったー‼︎」

 

 と噂をすればご本人ーー三ノ輪銀(みのわぎん)が教室に駆け込んで来た。

 

「間に合ってませんよ、三ノ輪さん」

 

「イテ……す、すいません……」

 

 安芸先生が呆れた様子で銀の頭を軽くポスンと出席簿で軽く叩き、

 クラスからドッと笑いが起きた。 そのまま席についてから「あ!教科書忘れた!」でまた笑いが起きる。

 

 相変わらずの光景が広がって、潮はなんだかホッとしながら微笑んだ。

 

 だが1人ーー須美だけは反応が違っていた。 園子、銀、潮の3人は自分と同じく、大事な御役目に付いているのにそこらあたりの自覚を感じられなかった。

 

 まだこの時は、彼女はそう思っていた。




ゆゆゆい大輪祭20連の結果…SSRの青、紫のぐんちゃんが来ました…銀がこない(T ^ T)
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