ウルトラマン&メカゴジラ~光の巨人と銀の巨龍~ 作:ユウキ003
転生に際して望んだ事は?を補てんする程度の話です。
ウルトラマンティガ本編に入る前にもう2、3話投稿するかも
しれません。
唐突だが、高校生の俺はある日子供庇って死にました。
いや、比喩でも暗喩でもなく本当に死にました。
俺は、はっきり言って普通です。運動も勉強も中の中。
友達も多くなく少なくなく。所謂、平凡。平凡が人の皮を
被ったような人間だった。まぁ、アニメで言う所のモブみたいな
キャラだったってわけだ。
まぁ唯一つ、俺が常人より知識がある事と言えば……。
そう!それはずばり『特撮』!
何を隠そう俺は特撮オタクだ!ゴジラから始まるウルトラマンや
仮面ライダー、スーパー戦隊と言った日本を代表する特撮の
大ファンだ!戦うヒーローに憧れる男子の一人だった!
皆さんはご存知だろうか!スーパー戦隊シリーズは、実は
アメリカなどでパワーレンジャーと言うリメイク版となり莫大な
人気を得ている事を!流石特撮!
っと、話しが逸れてしまった。
そんな特撮オタクだった俺はある日、普通に学校から家に
向かって帰っていた。
そして、横断歩道を人の波に続いて渡っていた時、酔っ払い運転の
トラックが突っ込んできた。瞬く間に人々はパニックになり、
渡る人の多かった横断歩道上はカオスになった。
そんな中で俺は、逃げる中で倒れそうになった子供を救うために
その子の尻を全力で押した。代わりに態勢を崩した俺がその場に倒れ、
突っ込んできたトラックに撥ねられた。
それが俺の最期の顛末だった。
そして今俺の目の前には……。
神「………」
俺「………」
何か知らんけど神様が居た。
俺「か、神様ってホントに居たんだな。キリスト教信者が聞いたら
泣いて喜びそうだ」
と、苦笑交じりにそう言うと……。
神「早速じゃが本題に入らせてもらうぞい。お主の事は色々
見させてもらった。子供を助けようとして死んだという事実をな。
そこで、お主の活躍を見込んであと一回だけ次の人生を
歩ませてやろう」
俺「な、成程。つまり、ありがちな転生パターンと」
神「ありがちと言うでないわい!……お主の転生先はどこが良い?
何ならお主の大好きな特撮の世界にしても良いぞい?」
それを聞いた俺は、一瞬思考が追い付かなかった。
俺「は?特撮の、世界?……ってちょちょちょちょっ!?
え!?嘘!俺特撮の世界に行けんの?!」
神「当たり前じゃ。そもそも世界とは数で表現できんほど無数にある。
お前さん達が特撮として見て来た世界が、現実と言う世界も
あるのじゃよ」
俺「ま、マジかよ!じゃあ、ウルトラマンも、仮面ライダーも、
スーパー戦隊も、そしてあのゴジラの世界も実在している
ってのか!やべ~!テンション上がってきた~!
で?で!?俺はそのどれに転生しても良いのか!?」
神「あ、あぁまぁ、その通りじゃ」
俺「よっしゃぁ!……あ~でもどこにしよう。
仮面ライダーとかって作品を一括りにしたって色々
あるし、どれかっても選べないし~。あ~もう
悩む~!」
神「ハァ。そんなヘタレなお主にはこれが良いわい」
と言うと、いきなりルーレットをどっかから召喚してまわしだす
神さま。
そして、そのルーレットが止まって指さした世界と言うのが……。
「ふむ。『ウルトラマンティガの世界』か。どうじゃ?
候補が決まらんのならこれで」
俺「ティガの世界か~。おっしゃぁっ!良いぜ神様!
俺をそこに転生させてくれ!」
神「まぁまぁそう急くでない。転生に当たって3つ程特典を
つけてやろう。何が良いか申してみよ」
俺「え?特典?う~ん。特典か~。……あ!じゃあティガなら
組織がGUTSだから、俺がそこには入れて、GUTSが3式機龍を
作るようにしといてくれよ!それがあれば俺もティガと一緒に
戦えるからな!理由は何でもいいからさ!」
神「理由じゃと?」
俺「だってさ~いきなり何の脈略も無く3式機龍があったら可笑しいだろ!?」
神「そ、そうじゃの~」
『こやつ、妙に設定に拘るタイプじゃな』
俺「まぁそれが一つ目として、容姿が綺麗めなのと、そこそこ
運動と勉強が出来る体ならそれでいいかな」
神「それが二つ目じゃな。で、残りはどうするのじゃ?」
俺「う~ん。あ、折角だから俺の記憶を封印してくれよ」
神「封印?どういう意味じゃ?」
俺「俺はウルトラマンティガを全話見てる。ストーリーも大体
頭に入ってる。けど、このままティガの世界に転生したって
流れを全部知ってたら楽しみも半減ってもんだろ?
だから俺の記憶を封印、いや、消去してくれ」
神「本当に、良いのじゃな?」
俺「まぁ、ウルトラマンとか仮面ライダー、スーパー戦隊の事を
忘れちまうのに後悔が無いっていや嘘になるけど、
どうせそれとかが無い世界に行くんだ。
無いものの記憶を持ってったって、意味ないだろ?」
神「わかった。お主の願いを聞き届けよう」
と言うと、神様はどっからか杖を取り出して掲げた。杖の先端が
光を放って、俺の目の前の光の池みたいなもんを作り出した。
「それが転生の為の穴。『リインカーネイション・ホール』じゃ。
そのホールの出口を抜けた瞬間、お主は新たなる旅に出る」
俺「そっかぁ!うし!だったら早速行くぜ!」
そう言うと、俺は穴に飛び込んだ。
「神様の爺さん!ありがとな~~~!」
俺は、そうやって穴の中から叫んだ。
ハハ!まさか異世界に行ける日が来るなんてな!やってやるぜ!
そして、その青年が転生しホールが消えると、神様は……。
神「さてはて、お主はどんな物語を描くのかのう。
しっかりやるんじゃぞ」
神もまた、新たな生を受けた青年にエールを送るのだった。
プロローグ END
はっきり言ってスゴイ短いプロローグでした。