ウルトラマン&メカゴジラ~光の巨人と銀の巨龍~   作:ユウキ003

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今回は、オリ主がどうしてGUTSに入ったのかまたしても短い
プロローグになりました。
次回は本編前にもう一話、エピソード0みたいな話を書いてから
本編に行きたいと思います。

また、この作品のオリ主は男ですが、容姿はソードアートオンラインの
ファントム・バレット編(アニメ版第2期)のヒロイン『シノン』が
まんま使われています。
加えて、リクエスト頂いた方からの意見でヒロインは同じくSAOで
登場したアスナと、SAO劇場版に登場したYUNAの外見をまんま使う形と
なっております。



プロローグ2 『僕の始まり』

~~前回までのあらすじ~~

子供を守って死んだ学生の一人が神様によってウルトラマンティガの

世界に、様々な特典と共に転生する事になった。

 

 

どうも、はじめまして。僕は『シアン』と言います。今僕は、

GUTS、Global・Unlimited・Task・Squad(世界規模で無制限に仕事をするチーム)

と言う組織に所属しています。

GUTSとは地球平和連合、略してTPC直属の特別捜査チームで、

主に世界各地の超常現象を調査する非武装組織です。

 

さてはて、それが今の僕ですが、そんな僕や仲間たちの物語が始まる前に、

ちょっとだけ僕の経歴をお教えしておきます。

 

僕の父親は、そんなGUTSとTPCが生まれる前まで存在していた

防衛軍の下士官でした。日本で士官として働いていた父。

そんな父がある日出会ったのが、僕のお母さんとなるハーフの女性でした。

そう、僕はクォーターなのです。

 

ちなみに僕は周りから絶対女だろ、と言われる程、男らしくありません。

髪の色がお母さんやそのお母さんたちから受け継いだせいか、髪色は

外国人でも珍しい水色。ちょっとあっちこっちに跳ねる癖っ毛でも

あり、女の子っぽいから一度は本気で髪を黒く染めようとしたら

周りから、

『シアンちゃんが髪を染めたら私たち悲しくて死んじゃうから!』

なんて女友達の子に言われてしまい、結局染めずに今もそのまま

水色の髪をしています。

加えて僕は童顔+女顔なために周りから性格な年齢を当てられる事も

稀です。

小学校では女子たちの着せ替え人形みたいにされ、中学ではその

ルックスから美術部や写真部のモデルをやらされ、結局の所

モテているのか、それとも僕の容姿が物珍しいのか。

まぁ、今となってはわかりませんが。

 

とまぁそんな『男の娘』な僕がGUTSに入隊しようとしたのはある日の

父の一言でした。その日、僕は父に、強くなるにはどうしたらいいの?

と、聞いたのです。そして、帰ってきた言葉が……。

 

   『何でも良い。強くなれ。勉強でも、運動でも、何でも良い。

    どんな時でも諦めずに頑張って頑張って、最後まで

やり遂げた奴が、本当に強い奴なんだよ』

 

そんな父の言葉が、僕の原動力でした。その後僕は、すぐに目標を

見つけたのです。そう、お父さんです。お父さんみたいな防衛軍の

軍人になって、誰かを守れる位に強くなろうって決めたのが、

ある意味GUTSに入隊する動機の元でした。

それからという物、お父さんやお母さん、周りの人からアドバイスを

貰いながら僕は色々頑張った。勉強も運動もとにかく頑張った。

諦めそうになる度に、お父さんの言葉が蘇ってきて、たくさん頑張り

ました。

小学校を卒業して、中学に進んで陸上をやりながら3年間成績で

学年上位をキープ。更に3年後。ライフル射撃の部活を行っている

高校が偶々通える範囲にあったので、入学。陸上の時に身に付いた

僕個人の朝練も続けつつ、高校の部活と学業を両立させて自他ともに

認める努力家として更に3年間がんばりました。

 

そんなある日、お母さんと一緒に三者面談が行われた時の事でした。

シアン「TPC、ですか?」

先生「そう。実は少し前にシアンちゃ、んんっ!シアン君はビームライフル

   競技の大会で優勝をしてただろう?それがTPCの人の目

   に留まったらしく、君に、GUTSに入隊しないかとの事だ」

今、さらっとシアンちゃんと呼ばれそうになったのは置いといて……。

シアン「GUTS?」

と、僕が疑問符を浮かべると先生はパンフレットの様な物を

取り出して僕に差し出した。

ちなみに、ビームライフルとはいっても某機動戦士の様な物

ではなく、レーザーを専用の機器に向かって撃つ物です。

銃規制が厳しい日本で生まれた射撃競技の一つです。

と、まぁそんな豆知識は置いといて……。

先生「これがそうだ。中を呼んでみなさい」

シアン「はい。……地球各地で頻発している超常現象の調査解明及び

    それらの被害を最小限に抑えるために活躍するTPCの中の

    組織、それがGUTSである」

僕が声に出してパンフレットの内容を読み上げる中でそれを横から

覗き込むお母さんと聞いている先生。

 

僕は、説明文を呼んで心が、ハートがドキドキするのを感じた。

良く分からない。でも、『未知への探求心』と言う男の子なら誰でも

持っているかもしれないその気持ちが僕をかき立てた。

それに、正直この時の僕は迷っていました。ずっとお父さんの背中を

追っていたつもりだったけど、それは軍人と言う背中に、大雑把に

憧れていただけだと、今更ながらに思い知らされたのです。

だから悩んでいました。僕がなりたいのは軍人?それとも警官?

と、悩んでいた時に提示されたのがこのGUTSへの誘いでした。

 

これぞ正しく天からの授け、などと大げさに言う気はありませんが。

その時僕の背中を押してくれたのが……。

お母さん「シアン。あなたがやりたい事をやりなさい。それを私も、

     お父さんも応援しているから」

微笑みながらそう言ってくれるお母さんの一言でした。

だからこそ僕は……。

シアン「先生。僕、行きます。GUTSに」

先生「良いのかい?」

シアン「はい。……お母さんが言ってくれたように、僕は僕の

    やりたい事を精一杯やってみようと思います!」

 

こうして、僕はその場でGUTSに入隊する事を決意したの

でした。

 

とまぁ、そんなこんなで僕はその後、GUTSの正規隊員になるために

色々な訓練に参加して、晴れて2006年。僕はGUTSの一員になりました。

 

そして、そこからが僕たちの。僕と大切な仲間との、怪獣や宇宙人たちとの

戦いの日々の始まりであり、そして……。

 

光の巨人、ウルトラマンティガと共に戦う物語の始まりでもありました。

 

     プロローグ 第2話 END

 




次回以降はGUTSでのお話が展開できると思います。

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