ヒナタの姉はやべーやつ   作:闇と帽子と何かの旅人

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カブトのエドテンバスケはありません


第四次忍界大戦
ドキッ☆忍だらけの大運動会~開会式~


 アクセス――■■原罪(シン)と、かつて何処かの世界での歴史を思い返すように、日向モミジである俺は忍連合軍の中枢に居た。

 欠けた感情のソレが求める飢餓感を、再び思い出す。ニンゲンでは無い己には到底理解できない。人が求めるソレを。

 

 そんな人でしかわからない行動原理で、白ゼツ&うちはマダラ達が本格的に侵攻して来たのだ。

 連合軍は水の国に集結。とある施設を守るように陣を構え、ここに忍世界の世界大戦のようなモノが開催された。

 

 「第一部隊は左翼の白ゼツの部隊に」

 

 メイちゃんは今、忍連合軍の部隊指揮を執っている。

 

 「第二部隊は正面の白ゼツ部隊をお願いします。第三部隊から第五部隊は薬師カブトが率いる穢土転生部隊を……第六部隊は右翼を」

 

 謎の機械に繋がれた山中家の奴に各部隊への指示を出しているメイちゃん。

 うむ。様になっている。何で俺が忍連合軍の中枢に居るかと言えば、メイちゃんのせいだ。

 補佐してくれなきゃ婿探しツアーするって、しつこく音の里の俺の執務室で駄々こねるのだ。

 

 そんな風に俺の部屋で愚痴ったり、飲んで酔っ払って暴れたメイちゃんを宥めたり、そんな日々を少々過ごしていた。

 しょうがねぇなあと、どこかのZ戦士のような心境になったのは言うまでも無い。

 

 そもそも俺とか居なくても勝てるでしょうに。

 こんなオールスター戦に俺は入りたくは無いし、俺要らんやろ。

 

 ・第一部隊 ダルイ率いる雷部隊

 ・第二部隊 黄ツチ率いる土部隊

 ・第三部隊 うちはオビト率いる火部隊

 ・第四部隊 我愛羅率いる砂部隊

 ・第五部隊 ミフネ率いるビームソードサムライ部隊

 ・第六部隊 半蔵率いる怪奇現象部隊

 

 後なんか色々な情報なら任せろの山中家の奴とダンゾウに大蛇丸の部隊、感知は目覚めし者になったナルトと地雷屋さん部隊。後方支援の医療は綱手とシズネ率いる部隊。

 

 ね、要らないでしょ? 新しい身体で動きまくったせいで、俺はちょい疲労気味なのになあ。

 

 ・即応部隊(第七部隊) 日向モミジ率いる多国籍軍

 

 俺がよくわからない奴らを率いる事になってしまった……感知情報奇襲なんでもやろうぜ部隊。アカンこれじゃ俺が過労死するゥ!

 いや、もう不死だったわ。過労で死ぬ事は無かった。アハッ。

 

 なんで一つにまとめたがるんですかね……メイちゃん含む五影。

 音忍にサムライの一部に怪奇現象部隊の一部、木の葉の情報部と感知部と医療部の合同部隊。

 配下の部隊員にどこかで見たことがあるハゲ居るぞ。お前敵役ちゃうかったっけ……アイツの頭に草2つ植えつけたい。

 

 故に俺だけ不参加決めて、音の里から一歩も出ません作戦は無事終了。

 俺、どっかの杏ちゃんみたいに戦争なんてやらず引き篭もりたかった。飴くれや。世知辛いね。

 

 俺という保険は確かに役に立つだろうよ。ヒルゼンとオオノキめ……笑顔でメイちゃんを煽りつつ、友達なら助けてやらんか、なんて俺を煽りやがって。

 俺が魔改造した水晶の術をうっかり見せてしまったせいで……覆水盆にかえらないどころか、闇のショコラティアラおじさんみたいになって俺に襲ってきたな。

 

 水の国の観光施設で意気揚々と俺も飛行忍術教室開いてたんだよ。子供達は大興奮で術を覚えては浮いていた。

 そんな微笑ましい光景をぶち壊すかのごとく、奴らは突然海から攻めてきた。

 

 そう、海の中にうちはマダラと融合したゼツが群れをなして泳いで来た。

 

 恐らくビーとナルトを奪取したいが為の行動だったのだろう。

 観光施設を壊される訳にはいかない。壊されたら、施設圧壊してマグロTUEEEE展開が起こっていたに違いない。  

 俺はそんなのごめんこうむる。マグロがTUEEEして良いのは太陽系外の惑星世界だけだよ。最近の小学生でも知ってる。

 

 飛雷神の術でとりあえず施設からでて、海中の予めマーキングしていた場所に俺は瞬間移動。

 海中戦を一人でやるなんて嫌だから、水晶から大蛇丸を引っ張り出して海中に召喚。

 マグロの群れの如く泳ぎ続けて攻めてくる何か達を瀬戸際で止めて、彼らの毛髪の一部を手に入れて、施設から離れた安全圏に移動させて、二人でエドテンボンバーした。

 

 それはまるでマグロの解体作業のように、マグロのように泳いでいたマダラっぽい何か達を無事撃退する事に成功した俺達を、メイちゃんは何故かウキウキ顔で迎えた。

 

 アレを偶然見ていたメイちゃんがアレなにアレ! と、初めて市場で解体作業を見た子供のようにはしゃいだのがいけなかった。 

 女の子の噂話とはすぐ広がっていく。すぐに五大国の婿探しツアーネットワークで噂は広がってしまう。

 

 そして五影に俺の噂話が広まってしまった。故にここに居るハメになった。

 

 そらまぁ……水晶でいたる所に忍配置できるし、危なくなった連合軍の隊員をすぐ医療部隊に渡せるし、奇襲にも対処できるから便利なんだろうね……

 本部から俺は出たくない。別に戦闘狂ではないし。そもそも自分は、俺より強い奴に会いに行くとかいう平和思考ではない。

 どちらかと言えば、俺より弱い奴に会いに行く。noob狩りうめぇwww 初心者狩り最高!www って平和思考なんだよ。

 

 「モミジちゃん。奇襲は無い?」

 「ぱっと見は無いかな」

 「そのまま戦場全体の監視お願いね」

 「はーい」

 

 だから本部のコタツで、水晶を忍達が戦っている様子を観ながら、ぼーっとメイちゃんに各地の戦況情報を知らせていく。

 そしてサクっと仕事した的な感じで、そのままゆっくりしたい。どっかのナマモノまんじゅうのように。

 

 「ソレは通らんぞ火影。ロンだ」

 「ぬぅぅ……素直にスジだけ見るのは失敗じゃったか……やるのう雷影。儂とした事が抜かったわ……」

 「ふんっ。影たる者、裏スジも読まんとな。耄碌したか火影? ワシが麻雀の恐怖を教えてやる!!」

 

 隣の机では賭け麻雀している五影の四人が居た。その背後には護衛対象である大名達が影達を煽って観戦している。

 雷影aが火影であるヒルゼンに雷我爆弾(ライガーボム)を雀卓で華麗に決めていた。

 良かったな、この世界には鳴きのモッチーが居ない。

 あの餅のような謎生物が居たならば、場はもっと荒れて混沌としていただろう。

 

 「加流羅……オレに運命力を……」 

 「風影……目の前の現実から目を背けても、最下位という現実からは逃れられんのじゃぜぃ」

 

 メイちゃんだけに軍事費を払わせるのはよろしくない。そう俺が言ったら……こいつら麻雀しはじめた。

 本陣で緊迫した感じで居るよりリラックスしていてイインジャネと思ってほっておいている。

 多分このまま行けば風影が最下位で、彼の軍事費負担額が増えるんじゃないかな。

 

 さて、そんな平和的な五影をよそに、戦場に動きがあったな。ちょっと注視しよう。

 

 

 

 

 第三部隊。元々うちはオビトが率いていた部隊だ。何故かサスケが指揮を執っている。

 イタチが補佐しているから問題ないか。

 

 「オビトがまたトイレに行って行方不明だ! サクラ! 俺達でなんとか食い止めるぞ」

 「しゃんなろォオオオオオオオオオオオオ!!」

 「サスケェ! こっちは俺に任せろ」

 「兄さん任せた!」

 

 穢土転生体である彼らを千切っては投げ、千切っては投げる。サクラちゃんは立派な拳系ヒロインとして活躍していた。

 イタチもサクラが千切って捨てた敵にオ○オを口に突っ込んでは浄化させていく。

 あの菓子にそんな効果があったとは……やはり、うちはイタチ……只者ではない。 

 

 「おや、あまりはしゃぎ過ぎると……お身体に触りますよ」

 

 そんなイタチの作業をカバーするように、イタチの死角から攻撃しようとする西瓜山河豚鬼等の元忍刀七人衆を鬼鮫が撃退していた。

 そんな彼らの奮戦を馬鹿にしたような表情で、この穢土転生体部隊の指揮官である薬師カブトは歪んだ笑みでソレを見ていた。

 

 「全てダンゾウが悪いんだ。ボクは悪くない。ダンゾウが……」

 

 いつのまにか復活していたカブトは、何故か木の葉のスパイ活動から勝手に脱サラして、いつのまにやら敵になっていた。

 何を言っているかわからないだろうが、俺にもわからない。

 大蛇丸を寝取られたと感じて、俺に対して敵対していたのかとハラハラしていたが、どうもそうではないらしい。

 

 「扉間から教わったこの術で……君達もおしまいだッ!」

 

 やはり扉間……彼は何処に向かっているのだろう――何処へ行くの、扉間。おそらくマージでもキめているに違いない。

 そんな俺の思考をよそに、カブトは彼らにエドテンボンバーをかましていく。

 

 だが――

 

 「幻術だ」

 「チッ」

 

 イタチはそんなカブトの後ろから現れ、攻撃をしかける。カブトはギリギリの所でかわす。

 サクラやサスケはあぶなげなくボンバーを回避していた。

 

 「これは……モミジさんが……かつて言っていた穢土転生を利用した卑劣な爆発術……サクラ!」

 「しゃんなろォオオオオオオオオオオオオ!!」 

 

 サスケはすかさずサクラに穢土転生体に貼り付けられた起爆札ごと、穢土転生体を破壊するように指示する。

 サクラのその拳は大地を容易く砕く。穢土転生体なんてなんのその。起爆札ごと破壊していく。

 よく覚えているなサスケ君。君まだ忍者アカデミー通う前じゃなかったかな。

 

 「半蔵殿……行きますぞ」

 『シュコー』

 

 彼らの対処法を見て、半蔵とミフネも動いて行く。

 

 「ヒャッハー! 死人は消毒だァ!」

 「もう待ちきれないよ。早く斬らせてくれ」

 

 そんな半蔵とミフネに続くように、頭フラワーでキめてるゾウリやワラジ等ガトーカンパニーの傭兵達と、サムライが穢土転生体を起爆札ごと切り刻んでいく。

 怪奇現象部隊も大きな百足を召喚したり、頭からビームを放ちながら、穢土転生体を焼き尽くして彼らの動きを援護していた。

 

 そして我愛羅率いる砂部隊は彼らを守りながら、ゆっくりと戦線を移動している。

 

 ガトーカンパニーと言えばメイちゃんが乗っ取ったからなぁ。所謂フロント企業。

 実質メイちゃんの会社で、傭兵達は彼女の私兵だ。名前だけは残して、悪名だけはガトーが背負う。

 ガトー君も彼らの活躍の音色を、水の国の牢屋で笑顔でキまりながら聴いている事だろう……

 

 「糞ッ! 何なんだこいつらは……でも……まだだッ!」

 

 カブトはまともに当たればこうなる事を予想していなかったのか、忍連合軍に押されている。だが……

 再び穢土転生の術を使い、爆発物を増やそうとしている。処理しきれないほどに増やすつもりなのだろう。

 

 ――その時、突如カブトの背後にとある影が二つ現れる。

 

 「そこまでにしておけ」

 「ッ! 千手扉間に、うちは……マダラ……」

 「貴様は後ろに下がっていろ。後はマダラがやる」

 「千手扉間、貴様……フンッ。まぁ良い。ジャリ、後はオレがやる」

 「……わかりましたよ」

 「黙ってオレに従え。カブトにマダラ」

 「チッ。忌々しい」

 

 そう、扉間宅急便で運ばれてきたのはうちはマダラ。

 カブトは先ほどまでの憤慨していた態度から一変、落ち着きを取り戻す。

 扉間はカブトを連れて何処かへ去っていった。

 

 これは子供達やサムライ達だと荷が重いかもしれない。こちらも五影召喚……いや、まだ南場か……駄目だ。彼らは動かない。

 地雷屋さんと大蛇丸と綱手姫に動いてもらうしかないねぇ。今すぐ自由に動ける部隊は俺の所だけだし。 

 

 さて、メイちゃんにまずは報告だ。

 

 

 

 

 「なっ! 中央にマダラですって?」

 「今フリーなのは、わたしの部隊だけみたいだし……動かすね」

 「……わかりました。モミジちゃんお願いね」

 「はーい」

 

 そして俺は扉間宅急便より大掛かりな宅急便の術で、かつて三忍と呼ばれていた、地雷屋、大蛇丸、綱手姫を部隊の隊員達と共にマダラの前へと召喚する手はずを整える。

 

 「あら、私達の出番?」

 「大蛇丸頼んだよ」

 「ええ。安心して私に任せなさい」

 

 邪悪なスマイルで俺に応える大蛇丸は安心できる。だが……

 

 「地雷屋さんも綱手姫も頼みますよー」

 「ふむ。カブト×二代目×うちはマダラ……イけるな……」 

 

 大蛇丸はきちんと俺の言葉を聞いてくれるが、地雷屋さんは俺の話を聞かないというより、誰の話も聞かない。

 何故なら彼は彼の世界で満ちているから。彼に何か言っても無駄だ。

 ……なんとかなるでしょう。多分。腐っても三忍って呼ばれるほどだし。

 

 『待て! 先にシズネを止めろ! 私にまたアレを打つつもりだ!』

 『待ってくださいよ綱手様ー。痛くしませんからー』

 『やめてくれ! シズネ! それは……ソレだけはダメだ!』

 

 綱手とシズネちゃんは相変わらず。仲が良くて微笑ましい。

 

 「いよいよか。ワシも準備運動をしておこう」

 「……」

 

 口紅を塗りながら、何の準備をしているのだろうかダンゾウは。

 お前は俺の代わりにメイちゃんの補助しろ。

 

 「モミジ姉ちゃん。俺がちゃんと留守番しておくってばよ……」

 「……うん。お願い」

 

 いつのまにか九尾と仲良しになって仙人化できるようになっていたナルト。施設内でのビー達との修行で更に強くなったんやなって。

 やはり彼はしっかりしている。残していく部隊員と戦場へ飛ばす部隊員それぞれに俺は指示を与えていく。 

 

 結構魔力と言うか、チャクラ使うからね大人数を移動させるとなると。

 すぐ発動させる事は出来ない。二、三人ならすぐできるんだがな。

 

 まったく、ままならないものである。

 予定が早まって、予定通り遠足できないのは扉間が全部悪い。

 さて、扉間が勝つのか。わたしが勝つのか。

 

 ――さあ。はじめましょう。扉間さん? 破滅への戯曲を。




※正直2章を鰹節みたいに削りすぎたかもしれない
三章はゆっくりペースで齟齬しながら董宏します。
一応最後まで打ち終えてるんですが無茶区茶で自分で読めない。


登場用語説明系

鳴きのモッチー チーで場を荒らすやべーやつ

怪奇現象部隊 ビームも打つし 輪廻眼標準装備
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