京太郎になった件   作:たぬたぬたぬき

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第5話

「くはぁぁ」

 

「ちょ、ほんま大丈夫?」

 

「大丈夫」

 

「そうは見えんて…」

 

 

上重さんと知り合った翌日。

 

今度は結構大きめの大会に出場していた。

 

デカい会場を貸し切っての大会で、咲-Saki-でのインハイみたいなテレビ観戦?もある。

 

上重さんは出ている訳ではないが、俺が出るんだーと話したら応援したげる!と見に来てくれた。

 

 

さて、何故俺がグロッキーになっているかと言えば

 

「これ、伝説になりますかね」

 

「自分で言うんかいっ、まぁネタになりやすい話やけど」

 

能力を使い過ぎた反動である。

 

 

上重さんに応援してもらった今日の予選。

 

明らかに別格な選手が1人いたのだ。

 

原作キャラを全員完璧に覚えている訳ではないけど、見覚えのない人だった。

 

つまり、俺と同い年から2つ上から外れていたりする普通に麻雀が強い人だ。

 

可愛いお姉さんに応援してもらってるのもあり意気揚々と試合に望んだのだが。

 

まぁ普通に強かった。

 

能力を十分に使いこなせていない俺ではジリ貧だし、ほかの二人も同じようだった。

 

 

なのでまぁ、今の所奥の手である能力を使って何とか勝とうとしたのだ。

 

結果は一気に連チャンで二人を飛ばし、強い人に逆転勝ちを収めた。

 

しかし代償が大きく一気に疲れてしまった。

 

何というか手足がふわふわして上手く集中出来ない。

 

これでは当然麻雀も打てないだろう。

 

という訳でその局では1位抜けしたのだが、大会自体は棄権して後はのんびりとしようと考えた。

 

もう今日は切上げて会場を出るかは暫く休んでから考えよう。

 

 

 

「折角勝ったのに二位の人が代わりにかー…」

 

「しゃあないですよ、調子崩した俺が悪いんですし」

 

「……それ、あの二位の人に言ってきてみ」

 

「嫌ですよ…ただでさえめっちゃ怖い顔で見てきてたのに、煽る様な事言ったらどうなるか」

 

 

正直な所結果、ここで言うと試合の順位はどうでもいい。

 

いや、何も負けてもいいとかではないから完全にどうでもいい訳でもないか。

 

兎も角、何位になれたかなどよりも全開の状態で打てたことが大事なのだ。

 

自分でいうのはなんだけど全開状態の俺は滅茶苦茶強い。

 

打ち方が上手いとかでなくひたすらに、強い。

 

自分の優位になるように牌が動いて相手方には不運を振りまく。

 

そんな感じだ。

 

天江衣の海底コースの打ち方から、残虐さを引いて容赦のなさを足した雰囲気で大体あってる。

 

つまり相応に俺の支配力に対抗出来る打ち手じゃないと1発で吹き飛んでしまう。

 

巧みで運が多少いい程度なら駄目。

 

竹井久、愛宕洋榎のような打ち手。

 

或いは俺の支配を掻い潜れるオカルト持ち。

 

そんな人でないと全力になってガス欠になる意味が無い。

 

という訳で、全力状態で麻雀をきちんと打てたことので良かろう、と言った所なのだ。

 

二位の人以上の打ち手がいる可能性があって、その人に当たることが出来なかったとかあればもったいないかもだが。

 

その時はその時でどんまい。

 

 

「この後どうしましょうかねー」

 

「なんや、見て行かへんの?」

 

「あんまり集中してできる気もしないですし」

 

「…そか」

 

「だったらまだ試合に出る予定なんで休息を十分取っておくのもありかなー、と」

 

「……ほんなら」

 

「?」

 

「ちょっと、うちの相談に乗ってくれたり、せーへん?」

 

 





京太郎(偽)への人物評価
自分の好きなことをしているお金持ちっぽいけどお金持ちっぽくない男の子。
自由人。
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