【このお話の登場人物】
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地球暦2019年1月3日午前0時【東京都千代田区永田町 首相官邸危機管理センター】
日本列島が天空から降り注ぐ白光に包まれて全国民が意識を失って数時間後、日本国政府中枢である
「誰でもいい、順番なんていらん、何でもいいから現状の報告を頼む」
ピンマイクを着けた内閣官房長官の岩崎が、どかっと司令席に座ると声を張り上げた。
直後に怒濤の如く、報告が始まる。
『総務省電波管理局、北海道から沖縄にかけての上空は電離層が極めて不安定。長距離無線、衛星通信、GPS使えません!ただし、地上有線ケーブルは生きています。国際海底ケーブルは断線しており使用不可能』
「通信制限をかけろ!90%だ!」
『経産省、日本国内の原発は全て異常無し!』
「直ぐに地元自治体に連絡しろ!」
「環境省!全国各地のモニタリングポストに異常値!」
「詳しく頼む」
「全都道府県において放射線量が基準超過!首都圏は通常の200倍!」
「中露の核爆弾が空中で炸裂したのか!?」
「市ヶ谷からは核爆発観測なしとの報告!」
「Jアラート発令!全国民に屋内又はシェルターへの緊急避難指示!」
「総務省は民放電波使用権の一部停止を指示!政府広報を優先、全局はテレビ・ラジオもNHKに統一!」
「ネット回線は通信制限と同等の90%だ!」
「全国の消防と警察は直ちに管轄区域を巡回!放射線異常観測の事実と住民の避難を徹底させろ!」
『防衛省、空自が百里から観測機を出しました。
日本海の海自イージス艦は米軍の空母レーガン、駆逐艦ウィルバーと共に健在。
「海兵隊の救援出動を要請しろ。市ヶ谷と連携させるんだ」
『こちら横須賀の自衛艦隊司令部、東北太平洋沖でオハイオ級原潜からの救助要請あり、潜水支援母艦が急行』
「
『こちら空自小松、札幌上空にロシアの偵察機が飛来、所属基地消失のため緊急着陸要請!』
「
『
「要請を
『国交省 府中航空管制センター、日本列島上空を飛行中の国際線旅客機多数から原因不明の計器故障によるエマージェンシーコール受信!有害な宇宙線により、乗員・乗客多数被爆した模様。連絡途絶した旅客機複数あり』
「なんだと!?」
岩崎は驚いて立ち上がった。他の職員も思わず動きを止めた。
「国籍を問わず、日本列島上空を飛行中の全旅客機を直ちに最寄り空港に降ろせ!」
「各空港は当面封鎖、それと地域の指定病院に急性放射線被爆患者の受け入れを要請しろ。非常事態法に
「横浜市鶴見区の住宅地に旅客機が墜落した模様!炎上中!」
「茨城県、千葉県からも旅客機墜落情報!」
「羽田コントロールから複数の旅客機がレーダーから消失!」
「羽田に消失した旅客機の乗客名簿情報を警視庁と国交省、首都圏自治体に流すんだ!個人情報保護は後回しだ!今は国民の安否確認が最優先だ!」
「全国の自治体、警察、消防に、墜落した旅客機が
「環境省は全国モニタリングポスト放射線値を直ぐにこちらに報告だ!ただし、自治体への連絡を優先!」
立て続けに岩崎が指示を出す。危機管理センター職員の動きは既にピークに達していた。
『警視庁、都内の混乱は最小限度。暴動などは発生していません』
『全国の自治体が自主的に避難所を開設中。都内各区も準備をしています。外国人旅行者受け入れも可能。』
『総務省消防庁、神奈川、千葉、茨城で旅客機墜落による住宅地での大規模火災発生報告あり!都内各地で意識不明患者多数の搬送要請が殺到中』
『外務省、米国、英国、EU諸国、オーストラリア、中国、ロシアの駐日大使と駐在武官が首相との緊急協議を求めて来ました!』
「そっちは30分後に首相執務室へ回せ!」
『
国立天文台、各地の天文台から光学観測を基に、現在位置の測定を行おうとしていますが、苦戦。空自の協力を求めています』
「
『信州のニュートリノ研究所が、スーパーカミオカンデ緊急停止させました!』
「文科省に対応させろ!」
「今夜もまた、徹夜だな」
先程の報告を「全て」整理、記憶した岩崎は、秘書官の差し出したおしぼりで顔を
1時間後、日本政府は日本全土に
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m