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・西野 ひかり= 20代後半。ヒロイン。総合商社角紅社員。社長の孫娘。
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・イワフネ=マルス人。総合商社角紅の見習い社員としてホームステイ絶賛継続中。
地球暦2019年9月29日午前10時頃【東京都千代田区丸の内 総合商社角紅 火星流通営業室】
この
その部屋のすぐ外で大月は電話の
「そうですか、
大月は
「イワフネさん、この――
「ハマチの養殖よりは現実性が有りますね。
「プランクトンを
「牡蠣やホヤ?」イワフネが
「
「あれは
イワフネがセールス
「春日、その
「私はちょっと
大月はそう言って
「みなさんマルス大地での動植物育成に頑張るのは分かるのですが、従来のマルス生物への対策はお考えなんでしょうかね?」
イワフネがボソッと言った。
皆がイワフネの言わんとする事を理解していたが、それは『各国軍隊が何とかするだろう』と
それは大きな間違いだった事にイワフネ以外、誰も気付いていなかった。
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その日の晩
「大月さん最近付き合い悪いですよねぇ。宴会全然出ませんし。」
西野が
「本当に大口取引先向けの作物とかの準備が
大月が
「時間が足りないんだよ。俺も火星に出るの初めてだしな。
大月がボソッと言った。
「この前イワフネさんと火星1周ピクニック行ったじゃないですかぁ。」
西野が言うと、
大月は
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同年10月3日午後7時【神奈川県横浜市 神奈川公会堂】
ゼイエス(マスターゼイ)がマルス文明の説明役として呼ばれ、東山が司会を務めていた。
大月は住民の一人として参加した。何故か西野が当然のように隣に座って居たが、あれ?西野は横浜市民だっけ?
まず、マルス科学技術の説明の
次に地域の与野党議員が技術の承継の大切さ、応用の難しさ、各国との技術競争激化について、議論を戦わせた。
タウンミーティングに
やはり、急激な変革よりも身の
そんなミーティングで一人の住民がゼイエスに
「そもそも、あなた方火星人が地球に生命の
あんまりの指摘に皆が黙ってしまった。
しかし、
「あなた、お
大月が反論した。
「では、貴方は、人類が
「
「
大月はきつめに言ってしまい、相手の質問者が興奮して大月に
「どうしたんですか!?大月さん!焦りましたよー。」
東山が文句を言おうとしたが、西野の
大月はむっつり押し黙って、「帰る。」と
西野と東山は、大月に何が起きているのか問いたげな表情で帰る大月を見ていた。
――――――――
西野が
驚いた西野が、
「どこに行くんですか?」と聞くと
「大口の取引先から急に呼ばれたので
「私も準備するので待ってくださいね。」と西野が言うと、
「今回は、西野、お前は連れて行けないんだ。」
と大月が真剣な声で言った。
「極東米露が近いうちに
政府は日本人の派遣を拒否したが、米露に押しきられてしまった。
あの火星生物とまともにやりあおうなんて米露は相手を見くびっている。だから俺が同行して出来る限りアドバイスする。
今回は自分の身を守るので精一杯だと思う。
と事情を説明した。
「俺が万一の時は"ひかり"に連絡をするからお前の携帯を貸してくれ。イワフネと連絡が取れるように、ひかりは
西野から携帯を受け取った大月は、
「ちゃんと帰ってくる。大丈夫。」
それだけ言うと部屋を出ていった。
西野は
大月に名前で呼ばれた事にびっくりしながらも、大きな不安と、
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m