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・西野 ひかり= 20代後半。ヒロイン。総合商社角紅社員。社長の孫娘。
・ミーコ=ゼイエスカプセルの全てを司る自律進化型人工知能。。
・ジョーンズ=極東アメリカ合衆国海兵隊司令官。中将。
・ダグラス・マッカーサー三世=極東アメリカ合衆国中央情報局長官。
地球暦2019年10月7日午前7時【極東アメリカ合衆国海軍 エリア・ヨコスカ内『コマンド・ケイプ』司令部】
大月は
MP(軍憲兵)が運転するジープが軍港すぐ後ろにある
検問を通過して巨大な
MPに案内されて司令部に行くと、巨大な
「ようこそ、ミスターオオツキ」
ジョーンズ海兵隊中将と、極東CIA長官のダグラス・マッカーサー三世が大月を歓迎した。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
大月がさっとお辞儀をした。
「中将閣下、ワーム対策は
沖縄
特に巨大ワーム、サソリモドキの注意を
「彼の話を信じないのなら、部隊が全滅いたしますぞ!」
と叩き上げの先任軍曹が彼らをどやしつけた。
軍曹の
大月は内心絶望したが、自分が生き残る為にも、伝えておくべき事は伝えたかった。
「
「また、低空を音もなく翔んで来るサソリモドキのハサミとしっぽから噴射される毒液の威力は、上空から毒水をばら蒔く飛行消火挺と考えてください」
大月の証言を基に、対抗兵器と不意打ちを避ける対策が"軍曹主導で"検討されるのだった。
「ミスターオオツキ、ワームやサソリモドキはジャベリンとグレネード、M1A3戦車の120mmとブラッドレー装甲車の12.7mm機関砲がメイン武装となるな。
ロシア熊はRTG(対戦車ミサイル)の大量運用で対応する。兵員は基本的に装甲車かアパッチヘリの護衛のもと、ヘリボーンで移動して、生身で襲われるのを防ぐ予定だ」
「それと、ワームの接近を探知する地中レーダーと虫が嫌いな周波数の電波も試して貰えませんか?」
「分かった。地上部隊とヘリボーン部隊の両指揮官に通達しよう」
「ありがとうございます。閣下」
大月が礼を述べた。
「オオツキ、作物の準備は大丈夫かね?」
マッカーサー三世が訊いた。
「鉄分の多い土壌で育つものを選びました。ニンジン、ジャガイモ、ホウレン草、ベリーにトマトです」
「それと、海岸沿いでは海水の有機成分を餌とするシュリンプを養殖します」
大月が答えた。
「グレイトだ」マッカーサー三世が感嘆して言った。
「素晴らしい」ジョーンズ中将も同意した。
「これだけの希望の種が有るならば、兵士も守りがいがあるというものだ」
「いずれにしても、火星生物は未知の部分が多すぎます。油断大敵です」
海兵隊将校の態度を思い出しながら、大月があらためて注意を
「海兵隊(我々)は精強なプロ兵士の集団だ。戦闘で遅れなどとらんよ」
ジョーンズ中将が鼻で大月の慎重さを笑った。
30分後、大月はヘリで空母レーガンに移動した。
ジョーンズ中将達海兵隊は、確かに人間相手にはプロだが、
強襲揚陸艦『イオージマ』艦内の居住区に割り当てられた三段ベットで横になると、大月は溜め息をついて、西野を連れてこなくて良かったと心から思った。
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その頃
『ワーム達が来る』ミーコがつぶやいた。
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m