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・西野 ひかり= 20代後半。ヒロイン。総合商社角紅社員。社長の孫娘。
・ミーコ=自律進化型人工知能。
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地球暦2019年11月2日【富山県立山市尖山 】
巨大ワームの
そんな大月にずっと付き
一日中二人きりで、最初 大月は照れていたが、自然と人恋しくなり、思うまま、とりとめなく、話し始めた。たわいもない雑談だが、そんな雑談でも気さくに付き合う西野が新鮮で
そんな大月にある日、西野は「ミーコ」こと『西野
意識を取り戻した直後に、東山と岩崎官房長官から、西野と『ミーコ』が大月救出に奮闘した事を伝えられていた大月は、
「初めまして美衣子さん。助けてくれてありがとう。ひかりも遅くなったけど、本当にありがとう」と感謝した。
美衣子は治療カプセルに近付くと、
「よろしくね『お父さん』」と挨拶した。
大月は ? と思ったが、続いて彼女が
「あなたの存在がひかりを助け、幸せの
と滑らかな鱗に覆われた
大月は納得し、受け入れたが、
「まだ結婚していないのに子持ち!?」
と焦るが、
「
とひかりにプンスカと
「分かった。美衣子、よろしくね」と微笑んだ。
「大月は理解が早くて助かる」
満足そうに美衣子が言った。
大月は培養溶液の中でも多少の
大月家の事、面倒事ばかりおこす
そんな大月のカミングアウトを、ひかりと美衣子は茶化したり
そしてひかり自身も、震災で家族を失って祖父に引き取られた事、以外と人見知りのボッチであることを正直に語った。
大月自身あの震災を経験しており、何度も
ある日大月はひかりとこんな会話を繰り広げた。
「俺は稼ぎも少ないし、こんな歳だからこれ以上は偉くなれない」
大月がふと、言った。
「私が稼いで"あなた"を偉くして見せます!」
自信たっぷりにひかりが言い切った。
「逆玉とか要らないからね」
大月はむず
「"あなた"はあなたにしか出来ない仕事を頑張ってください。私はちゃんと見ているから」
「俺はまだ何か出来るのかな?」
「焦らず一緒に探しましょう」
「俺は結構ヤキモチ焼きなんだ」
「
「そこまで尽くしてくれても、リターンは少ないぞ?」
「足りない分は "これからのあなたの人生" で払ってくださいね」
「出世払いだと割りが合わないと思う」
「お釣りが沢山来る予感がしますよぉ」
と言ってひかりは笑った。
「やっと年貢の納め時に気がつきましたねぇ」
ひかりが大月をコーナーまで追い詰めた。
「年貢の一括払いは無理だ。"一生払い"にしてくれ」
「ホントにしょうがない方ですねぇ」
涙を
美衣子は一連のやり取りを離れた所から見ていた。
そして二人に気付かれないように、そっと治療室を出るのだった。
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たまたまその日、大月の
「以前、イワフネさんに連れてもらって火星の海を見たのですが」
と春日が話すと岬の
「ほおー、海の色が薄いと?」岬が
「ええ、イワフネさんはまだ生物が少ないからだと言っていましたね。でも、
春日が答えた。
「火星の海はこれからですよ!直接行けたらとっても嬉しいんですが」
「でもワームやサソリモドキがいますからねぇ」
春日の
「後は、陸上の動物?いや、昆虫でしょうかね?サソリモドキはときめかないです」
春日がうんざりした顔をした。
岬は、
「春日さん、火星の生き物についてもっと教えて下さい!」
と春日に食い付いた。
春日はしまったと思ったが、海洋生物のスペシャリストと話す良い機会だと思い、その日は遅くまで岬と語り合った。
その日を境に、大月の見舞いに春日が訪れると、その後は、岬にせがまれて火星の話題をする機会が多くなったが、同年代の女性であり、飾らない性格の
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m