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・西野 ひかり= 20代後半。ヒロイン。総合商社角紅社員。社長の孫娘。
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・ジョーンズ=極東アメリカ合衆国海兵隊指揮官。少将。
・ダグラス・マッカーサー三世=極東アメリカ合衆国中央情報局長官。
・アレクセイエフ=宇宙国家アース・ガルディア、火星派遣艦隊司令。
地球暦2019年10月1日午前0時30分【アルテミュア大陸 人類都市ボレアリフ 極東連合軍守備隊司令室】
完全武装の極東米露兵士と
「これで良いか?」
「ご協力感謝します。物資もそのままでお願いします。」日本本土から来た極東アメリカ陸軍兵士が
「そんなセコいまね等せんよ。
鷹匠は司令部を後にした。
鷹匠達陸上自衛隊火星連隊と英国連邦極東陸軍、ユーロピア国防軍、台湾自衛軍の部隊は整然と航空自衛隊のC2大型輸送機に乗って小松基地に撤退した。
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同午前0時【極東米海軍横須賀基地司令部コマンド・ケイプ】
「何だ!このクレイジーな命令は!」
怒りをあらわにしたジョーンズ海兵隊少将が極東CIA長官のマッカーサー三世にモニター越しに詰め寄った。
「間もなく
マッカーサー三世が無表情に告げる。
「我々はアルテミュア大陸上陸作戦や、転移直後の共同調査や対馬事変で同盟国である自衛隊と共に戦ったのだぞ!今さら急に隣人の基地に攻め込む事など出来ん!」
「あなたは軍人としての責務を放棄するのですか?」
「この指令は
「私はミッチェル大統領から軍の任命権を
「勝手にしたまえ。横須賀基地は
そう言うとジョーンズは通信を一方的に切った。
「本州の全米軍基地に横須賀基地は独自判断で日本政府とは対立せず、中立の立場を取る。同調する兵士、部隊は横須賀基地で受け入れるとメッセージを送るんだ!」
ジョーンズの命令に反対する者は居なかった。
那覇と本州に駐留する米国人の日本への見方は全く異なっていた事に那覇DCに居る極東アメリカ首脳部は気付けなかった。
他国とは違い、永年の日本駐留における地元住民との交流や自治体との友好的な関係を結んでいる状況で、これを破棄することは正常ではない、と多くの兵士や
ジョーンズ少将による独自行動は多くの在日米軍兵士の共感を呼び、三沢、
同時刻【東京都横田市 極東米軍横田基地】
基地の周辺は陸路も上空も全て自衛隊の特殊作戦群の機動戦闘車とAH64Dアパッチ対戦車ヘリコプターによって
基地司令のマードック大佐は沖縄ペンタゴン(国防省)から嘉手納基地への撤退命令を受け、封鎖中の自衛隊指揮官と協議した。
自衛隊指揮官は、撤退を認める
また両者
同午前6時 【神奈川県横浜市 NEWイワフネハウス大月家リビング】
久しぶりに二人きりの夜を過ごした大月とひかりは、朝一番で澁澤総理大臣と岩崎官房長官が突然訪問した事で昨晩のピンク色な時間の
澁澤総理達が帰った後、もう一度眠る気にもならず、二人はそのまま朝食を食べ始めると、NHKニュースが臨時放送を流し始めた。
『こちらは政府広報です。本日未明、極東アメリカ合衆国、極東ロシア連邦、地球圏アース・ガルディア国の3カ国が日本政府に対し、北海道と沖縄の
政府は
また、政府は地球圏アース・ガルディア国は宇宙国家であり、火星衛星軌道上に宇宙艦隊が展開している事を公表しました。
陸上自衛隊によりますと、降下した一部のアース・ガルディア部隊が、極東米露軍と共に人類都市ボレアリフ中心部を制圧した模様です。
我が国は、予告無しのこれ
政府は本日午前1時20分、澁澤内閣総理大臣の命令により、全自衛隊の防衛出動を命じるとともに、再び国家非常事態宣言を発令いたしました。
本日より、一部の公共サービス部門を除いた全ての企業は活動を停止し、国民の皆様は自宅にて安全を確保してください』
大月とひかりは、宇宙へ飛び出した
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ガルディア暦3年(西暦2020年)10月1日午前7時【火星衛星軌道上】
アンゴルモア艦隊
「何だあれは!?」
「ミサイルが敵に追い付けないぞ!」
「化学レーザーでは歯が立たん!」
戦闘オペレーターが困惑する。
艦隊に接近した日本航宙自衛隊の
『こちらレッドリーダー。艦隊まで200。予定通りの行動で行くぞ!』
高瀬少佐率いる
「敵機動兵器更に接近!至近距離!目の前だっ!」
「全近接防御兵器で追い払え!」
宇宙戦艦の各所に設けられた対空30mmバルカン砲と短距離ミサイルの弾幕が機動兵器に降り注ぐが、機動兵器が装備している
「なんて
アレクセイエフ司令官が
近接防御兵器を突破した機動兵器編隊は宇宙戦艦の推進部に50mmマシンガンを撃ち込む。
宇宙戦艦『ムルマンスク』と他の2隻も次々と後部機関推進部に巨大マシンガンを撃ち込まれ、固い防御装甲に包まれた
「対空ミサイル残量残り
「機関推進部被弾!自力航行不能!姿勢制御システムも最低限しか機能せず!」
「敵戦艦接近!」
「構わん、可能な限り全兵器を敵戦艦に集中させろ!コード
「コード
極東アメリカ合衆国嘉手納基地に降下部隊を輸送していたX34中型シャトルは軌道上の艦隊から送られた『666』コードを受信すると、機内に脱出警告を発した。
『本機はこれより自動操縦モードに入ります。乗員は直ちに脱出してください』
パイロット達は
X34中型シャトルは無人操縦で嘉手納基地滑走路から飛び立って艦隊に向かった。
隣に駐機していたSR92高空宇宙戦闘機も『666』コードを受信して乗員を脱出させると自動的に艦隊に向かった。
【航宙自衛隊強襲揚陸艦『ホワイトピース』】
「ガルディア宇宙艦隊の艦隊速度低下。機関部が損傷した様です」
「火星地上から高速飛行物体接近!」
「モニターに出せ」
赤い星を背景にSR92戦闘機とX34中型シャトルがぐんぐんと上昇してホワイトピースに向かって来た。
「あの飛行機にヒトは乗っていないわ」
美衣子が名取艦長に言った。
「対空戦闘!ゴッドブリート、イーゲルシュタイン、モンバットミサイルは射程に入り次第発砲せよ!」
と命じた。
ホワイトピースに接近したSR92戦闘機は格納扉を開くと対衛星破壊ミサイルを発射し、X34中型シャトルは機体上部のハッチから大型対艦レーザーを照射した。
ホワイトピースの30mm
SR92戦闘機はマッハ10の極音速度でホワイトピース側面を通過したが、機首を戻したところで赤いモビルスーツの大型マシンガンを喰らい、機体の部品を分散させながら2機とも爆発した。
アンゴルモア艦隊は30分程度交戦すると弾薬が尽き、戦闘不能に陥った。
「敵戦艦から通信!」
「読み上げろ」
「『艦隊と降下部隊は直ちに抵抗を止めて投降せよ。日本政府は司令官と交渉する用意がある』とのことです」
アレクセイエフは
「この攻撃で死者は?」
「おりません、居住区等を意図的に避けて我々を
「修理にどれくらいかかる?」
「宇宙ドックに入らないと修理は不可能です 」
「やむを得ん」
アレクセイエフは決断した。
「アンゴルモア艦隊と降下部隊に戦闘停止を命じろ。敵戦艦に"停戦交渉"を希望すると伝えろ!」
アレクセイエフは日本自衛隊の圧倒的戦闘力の前に武力による
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m