転移列島   作:NAO

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【このお話の主な登場人物】

大月(おおつき) (みつる) = 一応主人公。ミツル商事社長。
・西野 ひかり= 一応ヒロイン。総合商社角紅役員。
・西野美衣子(ミーコ)=日本列島生物育成環境保護人工知能。
鷹見結(ムスビ)=元マルス尖山基地人工知能。バージョンアップされた。
大月瑠奈(るな)=地球観測天体(月)人工知能『ルンナ』。月ラボの日本人標本から誕生。
・東山=内閣官房首相補佐官。西野の大学同期。
澁澤(しぶさわ) 太郎(たろう)=日本国総理大臣。
岩崎(いわさき)正宗(まさむね)=内閣官房長官。
(みさき) 渚砂(なぎさ)=東南海大学教授。
・ニタニエフ=イスラエル国首相。

*本話をお読みになる前に「第二章降臨/咆哮(ほうこう)」をお読みになる事を少しだけお勧めします。


混沌編 混沌の始まり
天敵


日本列島が火星に転移する45億年前【太陽系第5惑星 衛星「イオ」付近】

 

「第5惑星本体地表まで40(リー)

イワフネが地表観測センサーに集中しているゼイエスに告げた。

 

「ここに知的生命体は居ないだろう。メタンや窒素が過半を占める大気中に原始的な生物は居るようだが、拡散していて群れとは言えないな。惑星表面の超高圧と猛烈な風速では生命が根付く可能性は低いし、ただ霧散(むさん)しているだけの存在にこれ以上の進化は望むべくもない」

センサーに顔を向けたままのゼイエスが応えた。

 

「いいのか?アマトハに直訴(じきそ)までして無理やりこんな遠くにまで遠征したんだ。せめて70近くある衛星を探索するのも手だぞ?」

「いや。惑星本体で進化できない生物が衛星で独自の進化などあり得んよ。残念だが、オリンポスに帰ろう」

 

二人の乗った第5惑星(木星)探査天体ラボ「フォボス」は第5惑星の衛星軌道でスイングバイコースを取って母星マルスへの帰途についた。

 

第5惑星から離れていく「フォボス」を見つめるように第5惑星表面の大赤斑がまるで赤い眼を(まばた)きさせるように収縮した。

地球3個分の大きさがある大赤斑周辺には、高温の地表付近を始めとしてメタン、窒素を栄養素とする「多様な」原始生命体が存在していたが、「彼ら」はまるで大赤斑全体で一つの意思を持つかのように、遠ざかる「フォボス」をいつまでも見つめていた。

 

 

2022年4月19日【地球 イスラエル国 暫定首都テルアビブ 首相官邸】

 

火山灰に(おお)われた首相官邸を一人の日本人が突然訪問した。

 

「始めまして。日本政府首相補佐官の東山と申します」

東山がニタニエフ首相に一礼した。

 

「遠いところからよくいらっしゃいましたな。ミスターヒガシヤマ、歓迎します」

突然の訪問にもかかわらず、ニタニエフが温和に挨拶(あいさつ)を返した。

 

実のところ、外国政府関係者が首相官邸を訪れたのは『大変動』以降初めてである。

通信ではユニオンシティ国のソーンダイク代表と何度か話しているが。

 

「ありがとうございます、首相閣下。ですが、それほど遠くでは無かったような感じですね」

東山がニコリと笑いながら言った。

 

「日本大使館から来ましたから」

 

「確か日本大使館は、閉鎖していた(はず)だが?」

「報告が遅れて申し訳ございません。先程火星から再開させるべくスタッフが到着したものでして・・・」

「テルアビブ国際空港は閉鎖されたままですが?」

同席していたモサド(イスラエル諜報機関)長官が口を挟んだ。

 

「異星文明の装置で30分前に貴国に来訪しました」

「「は??」」

 

ニタニエフ首相とモサド長官は絶句した。

 

「まあ、細かい事は後程(のちほど)ご説明します。本日は首相の澁澤からニタニエフ首相宛に親書をお届けに参りました」

東山がニタニエフ首相に澁澤からの親書を手渡す。

 

「これは、このご時世にご丁寧な事だ」

ニタニエフが皮肉げに言った。

「それで、貴国は周辺国を天敵として争い続ける(ほこり)まみれの国にどんな御用かな?」

 

東山はニタニエフの自嘲(じちょう)にはニコリともせず真面目な顔で、

「率直に申しますと、地球上での我が国国民の救助と保護を可能な範囲でお願いいたします。同時に我が国は貴国に避難場所の情報を提供します」

「具体的にお願い出来ますかな?」

 

「貴国の一時避難場所としてトルコ中央部アナトリア高原にあるマルス文明のカッパドキア地下都市を提供いたします。アンカラ暫定(ざんてい)トルコ政府から承諾は得ております。国民の方々の輸送や足りない物資の補給については、火星と月面ユニオンシティからシャトル便でピストン輸送します。そして、出来るならば、貴国の一部国民を『貴国新領土の』火星開拓にお招きしたい。貴国の軍事技術、高度テクノロジーは火星でも必要と我が国政府は考えています。どうか検討して頂きたい」

 

「貴国のモサドからある程度の情報は入っているかと思いますが、我が国は火星現地文明ーーマルス文明と言いますが、3年前に接触し、友好関係を結んでおります。我が国は偶然に、マルス文明装置により、中国とロシアの核攻撃から逃れるため火星に列島ごと転移、現在は地球に近い劇的な環境変化を遂げた火星で新天地開拓と地球復興に力を入れています」

 

ニタニエフは絶句した。モサド長官から事前に日本の情報は聴いていたが、直接日本政府の使者から言われると大変な実感を(ともな)うものだ。

 

「地球復興と火星開拓には我が国の他にユニオンシティ国、転移当時に日本に居たEU各国大使館と旅行者、在日米軍ーー失礼、在日ユニオンシティ軍と共に取り組んでいますが、人手、物資、あらゆる面で足りないものだらけなのです」

 

「貴国はこの過酷な地球でほぼ唯一、国家を維持して来られた。その力を是非(ぜひ)とも我々に貸して頂きたい。お互いに協力出来るならば我が国は貴国の維持発展に最大限の力を尽くしましょう」

 

東山が二人に頭を下げた。

 

ニタニエフとモサド長官は絶句したままだった。

 

やがて立ち直ったニタニエフが、

「大変貴重なお話ありがとうございます。ミスターヒガシヤマ、返答までどれくらいの時間を頂けるのかね?」

と質問した。

 

東山はニヤリと笑うと、

「3時間後に火星の日本は夕方の5時になります。役所も5時に閉まりますから、それまでにお願いします。ちなみに、これは交渉では有りません。こちらから押し付けるものは何も有りません。常識の範囲内でですがね」

そう言うと東山は日本大使館に戻っていった。

 

ニタニエフはモサド長官に、

「私は夢を視ていないよな?」

と割りと真顔で聞いた。

モサド長官は肩をすくめただけだった。

 

東山は1時間後に再度首相官邸に呼び出され、日本政府の申し出を受け入れるとの回答を得た。

 

東山は、首相官邸に勢揃(せいぞろ)いしたイスラエル内閣全閣僚に少し驚いたが、ニタニエフにカッパドキア地下都市の情報提供を行い、同行した航空宇宙自衛隊の高瀬中佐が、ユニオンシティ駐留自衛隊シャトルを利用したイスラエル本土とカッパドキアとのピストン輸送を提案した。

全閣僚が真剣な目付きで東山とニタニエフ、国防長官、モサド長官との打ち合わせに聞き入っていた。

イスラエル政府はすぐにでも動き出すようだった。

 

ニタニエフはその日の夜、緊急放送をイスラエル全土に行い、イスラエル国のカッパドキア地下都市への国家移転と日本政府全面支援による火星開拓を発表した。

 

1948年の建国以来、周辺国と四度にわたる中東戦争を生き抜いてもなお、明日をも知れぬ緊張した日々を過ごしていた750万のイスラエル国民はこの放送に最初は耳を疑った。

 

だが、澁澤首相からのたどたどしいながらも収斂(しゅうれん)を積んだとみられるヘブライ語で書かれた親書とヘブライ語と英語の2回に分けたビデオメッセージが伝えられると、日本の本気を肌で感じた市民達が火山灰が降り積もる街中にも関わらず外に繰り出して、自らの未来に歓喜した。

 

この放送の三日後には巨大な二等辺三角形が特徴的な、最初の自衛隊大型シャトル(もちろんマルス文明のものだが)の「船団」が灰色の空を押しのけるように現れてテルアビブ国際空港に所狭(ところせま)しと降り立った。

イスラエル国営放送は第二陣船団がイスラエル上空衛星軌道で待機中であると航空宇宙自衛隊の提供した動画を使って繰り返し伝えていた。

 

もはや日本を疑う者など誰も居なかった。

 

テルアビブ国際空港に日の丸の自衛隊大型シャトル船団が到着した翌日未明、イスラエル軍特殊部隊がモサドによって居場所が把握(はあく)されていたアテネ、アンカラ、イスタンブール、カイロ郊外に隠れ住む僅かな日本人を救出して帰還した。

 

航空宇宙自衛隊月面基地への帰途についた第一次自衛隊大型シャトル船団には、救出された中東在留日本人65名の他に、早くも火星入植第一陣の国民15,000名と政府出先機関要員と陸海空軍統合精鋭1個師団の隊員とその家族20,000人が装備付きで乗り込んでいた。

日本政府は火星生物の脅威も隠さず全てニタニエフに開示していたのである。

 

その後、ミツル商事航空宇宙部門が開設した日本とイスラエルの直通便が運航された段階でニタニエフは火星訪問を澁澤首相に打診し、澁澤は快諾した。

 

イスラエルは伝統的な旧アメリカ合衆国の親イスラエル政策を継承したユニオンシティ国との関係を現状維持に留めながらも、日本国と「準同盟」とも言える新たな二国間関係に力を入れる外交・安全保障政策に舵を切り始めたようだった。

 

ーーーーーーーーーー

 

2022年4月20日㈰午後7時30分【横浜市神奈川区 NEWイワフネハウス 共用ダイニングルーム】

 

夕食後の共用ダイニングルームでデザートのカボチャプリンをチロチロとなめながら美衣子は毎週日曜夜の地球生態系を扱ったNHK教育番組「ダーリンが来た!」を岬とじっと視ていたが突然、

「これだわ!」

と叫んでプリン片手に椅子の上で立ち上がった。

 

驚いた岬が

「なにがどうしたの!?」

と訊いてきたので美衣子は

 

「巨大ワームの天敵を見つけたわ!」

とプリンのカラメルを(ほお)にくっつけたままの顔でにやりと不遜(ふそん))な笑みを浮かべるのだった。

 

翌日【NEWイワフネハウス 地下研究室(美衣子)】

 

「さあ岬、これを見るのよ」

 

机に置かれた昆虫飼育用の透明な容器には火星の土が敷かれており、極小のワームと蛭(ヒル)が入れられていた。

容器の中に敷かれた火星の土を元気に掘り返す極小ワームに蛭(ヒル)がひたひたとナメクジのように近づいていく。

ワームが地上に頭を出した瞬間に蛭がワームを包み込むように捕らえると先端下部の口から溶液を出してワームを溶かしながら食べ始めた。

 

「・・・これは!?」

驚愕(きょうがく)から覚めた岬教授が美衣子に訊く。

 

「昔から(ヒル)の好物はミミズだったのよ。蛭の中にはワームしか食べない種も居る程よ」

美衣子が答えた。

 

「恐らく火星には蛭に似たような種が居るに違いないわ」

美衣子は自信たっぷりに言うと、いつの間にかどこかのパズーみたいに時代物のバズーカ砲を背負って、虫取り網を手に「どこへもドア」をくぐって前人未到に近いヘラス大陸中央部砂漠地帯に入って行った。

 

岬が我に返ると美衣子の姿はドアの向こうに消えていた。

「うえええーっ!?」

岬の叫び声が地下研究室に響き渡った。

 

2022年4月21日午後8時【神奈川県横浜市神奈川区 NEWイワフネハウス 大月家】

 

「で、どうだった?」

夕食後に大月家のリビングルームで美衣子の「反省会」が開かれていた。

 

大月の問いに正座していた美衣子は

「火力が足りなかったわ」

(かたわ)らに置いたバズーカ砲を恨めしく見つめながら答えた。

 

「そんなに大きい(ヒル)だったの?」

鳥肌が立った両腕を抱えるようにひかりが訊く。

 

「さすが火星の巨大生物だったわ。全長200mはあった」

腕を組んでうーむと唸(うな)りながら美衣子が答えた。

 

「じゃあワームの天敵出現で南半球制圧は楽になるっすね!」

瑠奈が明るく言う。

 

「そうでもないわ。問題が一つある」

美衣子が瑠奈を(たしな)めるように言った。

 

「数が圧倒的に少ないのよ」

 

「比率は?」

同席していた岬教授が質問した。

 

「1対10くらい」

「少なすぎっ!」

「そりゃ巨大ミミズが増えて当然っすね」

 

「数が少なければ増やせばいいのよ」

美衣子が言う。

 

「どこで育てるの?」

ひかりが問う。

 

「もちろん・・・瑠奈の生け簀で」

「なんでっ!?」

 

流石にイワフネハウスでも一個人で巨大蛭の飼育は色々と問題が有りすぎるので、大月と美衣子は首相官邸の岩崎に相談した。

 

「巨大ワームの天敵・・・ですか」

岩崎は愕然(がくぜん)としながらも頭をフル回転させているらしかった。

 

「はい。(イワフネハウス)の地下研究室の50m水槽では育てられないほど巨大になるようです。美衣子が言うには200m級になるとか」

「それを人工飼育したいと?」

「はい」

岩崎はくらっと眩暈(めまい)を感じたが根性で踏みとどまった。

 

「・・・防衛省とNIID(国立感染症研究所)に相談してみましょう」

立ち直った岩崎が言った。

 

「この事は火星協力機構には?」

「まだです。実際に火星ヒルが巨大ワームを食べてくれたら報告する予定です。それでまでは「ミツル商事」の研究として部外秘にします」

「その判断は適切です。総理に報告した上で明日にでも大月社長に連絡しましょう」

「お願いします」

 

大月と美衣子が官邸を後にして2時間後、NSC(国家安全保障会議)が開催され、澁澤総理大臣、岩崎官房長官、桑田防衛大臣、後白河外務大臣、黒子厚労大臣、甘木経産大臣が出席した。

 

NSCにおいて、「ミツル商事」が研究している巨大ワーム天敵飼育計画は全員の賛成で承認され、経産省が小笠原沖に建設する海上研究都市にて飼育、実証実験は秘かにヘラス大陸東海岸で行い、万が一のバイオハザードに備えて厚生労働省のNIIDと自衛隊化学防護部隊が前身対応拠点として施設の監視を行い、海上自衛隊の1個護衛艦隊が警備目的で周辺海域に展開することになった。

 

その日の夕方、岩崎官房長官の番記者がNSCの会議内容について質問したところ岩崎は、

「英国連邦極東のロイド提督から、巨大ワーム対策として使用する新型爆弾MOAB(すべての爆弾の母)大量生産と配備の要請を受けて検討した」

とだけ答えた。

 

日本政府の了解と万一の場合に対する支援を取り付けた大月は、小笠原沖に建設中のメガフロート海上研究都市の一角に三姉妹や岬、琴乃羽の研究施設を設けた。

万が一、火星巨大蛭が暴走した場合はメガフロート区画ごと分離して地上設置型の新型爆弾MOABで自爆処分するためである。

 

普段はトラブルメイカーな三姉妹だが、大月が巨大ワームに喰われた経験から、この天敵研究は至って真剣であり、小笠原にいる間は終始周囲と隔絶した研究生活を送っていた。

もちろん、ミツル商事の全員も各々が研究室に(こも)って三姉妹の研究を支えた。

 

2022年5月上旬、満月の夜、南半球ヘラス大陸東海岸地区に貨物列車のように多数のコンテナを連結させた瑠奈操縦の水陸両用戦闘艦「マロングラッセ」が上陸し、内陸部砂漠地帯で運んできたコンテナを解放した。

コンテナの中身は体長10m程に成長した中型火星蛭(火星ヒル)であり、総数3,000匹が夜のヘラス砂漠に散っていった。

親身になって飼育していた瑠奈は、

「大きくなれよ~」

とハンカチ片手に涙ぐみながら火星蛭を見送った。

 

自衛隊ダイモス宇宙基地から美衣子が拡大望遠鏡で観測した結果、中型火星蛭は集団で巨大ワームに取り付いて捕食していたことが確認された。

 

5月15日、日本政府は火星協力機構に対し、官民合同プロジェクトで巨大ワームの天敵である巨大火星蛭の飼育に成功したと報告した。

 

歓喜したロイド提督を始めとする火星協力機構戦術作戦局は、上層部に火星ヒルの大量飼育を進言したが、地球避難民が多く働く機構軍『統合作戦事務局』から「火星生態系保護」の立場から作戦投入案は否決され、逆に日本政府とミツル商事に対し研究廃棄と施設閉鎖を勧告した。

 

日本政府は勧告に激怒、協力機構臨時総会の招集をユニオンシティ国ソーンダイク代表に要請、加盟国研究の自由を認める決議案を採択させるべく活発なロビー活動を列島諸国で行った。

 

また、火星協力機構 難民高等弁務官事務所のシャトル利用料未払いが慢性化していたため、ミツル商事は月面ユニオンシティ向けマルスシャトル貸与を一時停止した。

このためユニオンシティ国の物流が悪化、ソーンダイク代表が火星に急遽(きゅうきょ)来日してミツル商事大月社長に謝罪し、同席した澁澤首相にシャトル便再開を求める緊急協議に発展した。

 

澁澤首相はソーンダイク代表に対し、火星協力機構『統合作戦事務局』に代表される、無為に肥大化した官僚組織の改編を提案、また中立的な立場であるはずの官僚が行使する「欧米的リベラリズム」に代表される「地球価値観」の押しつけを厳しく批判した。

 

ソーンダイク代表は月面都市国家建国以来の日本政府と大月家の支援に謝意を示し、加盟各国の自由な研究について理解を示したものの、協力機構事務局の組織改編やリベラリズム規制については明言を避けた。

ユニオンシティ国の火星協力機構を通じた各国への影響力を削(そ)ぎたくなかったのである。

澁澤達日本政府は、ユニオンシティ国が地球復興の名のもとに「パクスロマーナ(覇権主義)」を歩んでいるのではないかと疑うようになっていった。

 

このような政治的緊張を感じさせつつも、人類は地球復興計画の一つである「火星南半球ヘラス大陸攻略作戦」の準備を進めた。

作戦発動まで2週間を切っていた。




ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
次話は7月1日㈰に投稿予定です。
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