その先の物語   作:人間性の苗床マン

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処女作の上に初投稿!
めっさ頑張ります


全ての始まり
プロローグ


          

 

私の名前は『リリィ・ドーラ』。

 

特にこれといった家庭事情もない、しがない学生だ。

 

「また月曜日が始まるッ!!リリィに会える時間が短くなるッ!!」と何時ものごとく抱きつきにくる、我が父『リク・ドーラ(・・・・・・)』をこれまた何時ものように回避する。

 

そして、見た目は幼女な母である『シュヴィ・ドーラ(・・・・・・・・)』に手を振って玄関に手を掛ける。

 

「行って…きます…」

「ん…行って、らっしゃい…」

 

 

お互い口数少なく挨拶して歩きだす。

 

 

教室について、ある一人が目に入る。

 

南雲ハジメという男子、我が親友だ。

 

「…おはよう?」

「なんで疑問形なんですかねぇ…」

と返される。

 

「…目の下に、隈がある…から。多分…徹夜?」

「正解ですよぉ…流石親友ってか?」

「ん…ハジメと喋るの、面白いから…」

「素直にありがとうな、リリィ」

「…問題ない」

 

そして

 

「おはよう!南雲君にリリィちゃん。南雲くんはいつもだけど、リリィちゃんもギリギリなんて珍しいね?」

 

何でか私達を気にかける白崎香織(しらさきかおり)さんだ。瞬間的に視線が集まる。私は男子から、ハジメは男女ともに。見た目は控え目に見ても美少女で、ハジメと私が白い目を向けられる要因の一つである。

 

「ん…おはよう」

「あ、あぁ、おはよう白崎さん」

 

そう返すと白崎さんが微笑む。さらに視線が集まり、最早『死線』である。

そこに、三人の男女が近寄ってくる。一人はいい男然とした男子、そしてその親友である男子、そしてこれまた美少女。

 

「南雲君、リリィちゃん。今日も朝から大変ね?」

「香織、また彼等の世話を焼いているのか?全く、本当に香織は優しいな」

「全くだぜ、そんなやる気のないヤツラにゃあ何を言っても無駄と思うけどなぁ」

 

そう言って、マトモに話しかけてきた女子は白崎さんの親友である、八重樫雫(やえがししずく)だ。

白崎さんが可愛い系なら、八重樫さんはスポーティー系の美少女だ。

彼女の実家は道場をやっており、そのためか出で立ちからカッコよさが滲みでている。

 

 

次になんか気障ったらしいセリフで白崎さんに声をかけたのは天之河光輝(あまのがわこうき)。凄まじいキラキラネームであるが、スポーツ万能な上に、成績優秀、容姿端麗の三拍子揃ったイケメンである。ただ、その気障さから私は某天照分霊の狐いわくのイケモンに見えてしまう。

凄まじく自分に足りない身長。それを180㎝も持っているという。そこだけは羨ましい。

 

次に若干投げやり気味に声をかけてきた、坂上龍太郎(さかがみりゅうたろう)。天之川の親友である190㎝も身長のあるマッチョメンである。

その見た目のごとく熱血漢で努力大好きな人間だ。

 

「ん…おはよう、三人とも…それと、リリィは男…ちゃんじゃない…」

「おはよう、八重樫さん、天之河くん、坂上くん。はは、まぁ自業自得とも言えるから仕方ないよ。それと、リリィはその見た目だからね、しょうがない」

 

 

二人で挨拶すると視線が刺さる。八重樫さんも大人気なため、ある意味しょうがないことでもある。

そして、私、リリィは見た目が完全に幼女であることに何時ものように、心のなかで膝を折った。

 

「それが分かっているのなら直すべきじゃないかい?

何時までも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ?

香織だって君達にばかり構ってばかりはいられないんだから」

 

うん、やっぱりイケモンだ。若干喋りに欲望を感じる気がする。だからかわからないけど、あんまり天之川は好きになれない。

ハジメや私からしたら白崎さんが構ってくるので、なんというかとばっちり感が否めない。

というより、何故白崎さんが私やハジメに気をかけるのかがわからない。

 

そして、直せと言われても、ハジメも私も趣味や楽しいことには命を燃やす方なので、なんともいえない。

 

「……」

「いやぁ~、あははは~」

 

私は無言で、ハジメは笑って流そうとすると、学園の女神様は爆弾を降下させる。

 

「?光輝くん、何言ってるの?私はリリィちゃんや南雲くんと話たいから話しかけてるだけだよ?」

 

死線が突き刺さる。死線は晒されるのではなく放たれた。

そして檜山たちは校舎裏(で処す)計画をたて始めた。

 

「え……ああ、ホント、香織は優しいなよな」

 

イケモンに合掌。こちらのダメージは大きいけど、イケモンも中々だ。

 

ハジメは窓の外の青空を見て現実逃避を始めていた。

 

「……ごめんなさいね?二人に悪気はないのだけど……」

 

ある程度人間関係の分かっているらしい八重樫さんが謝罪する。あぁ、確かに女神だ、うん。

 

私は席に座り異様に体力を使わされたような感じの体の重さからチャイム後にハジメとともに夢の中へ旅立った。

 

そんな二人を見て白崎さんは微笑み、また視線が刺さった。

 

 

          

 

教室内のざわめきに、体を起こす。弁当を取り出す、と言ってもおにぎり2つだけれども。

ハジメも目を覚まし、10秒チャージのゼリー飲料を飲み始めた。

 

 

そして飲み終わり、ハジメが寝ようとする。だが、後ろには女神もとい今は悪魔ともいえる白崎さんが立っている。

ハジメが渋い顔をする。しまったとでも思っているのだろう。そして、こちらにも視線を向けてくる。しまった。

 

「南雲くん、リリィちゃん!珍しいね、教室にいるの。お弁当?よかったら一緒にどうかな?」

 

巻き込まれてしまった。視線がまた刺さる。

そんな中、ハジメが

 

「あ~、誘ってくれて有難う、白崎さん。でも、もうリリィも食べおわったから天之河君達と一緒に食べたらどうかな?」

「同意、食べおわった、から…問題、ない」

 

ハジメとともに抵抗を試みる。

だが、女神には通用しなかった。

 

「えっ!お昼それだけなの?ダメだよ、ちゃんと食べないと!私のお弁当分けてあげるね!」

 

周りのある意味熱い空気に気付いてほしい。

益々上がっていく圧力のなか、イケモンが歩いてきた。

 

「香織。こっちで一緒に食べよう。南雲とドーラはまだ寝足りないみたいだしさ。せっかくの香織の美味しい手料理を寝ぼけたまま食べるなんて俺が許さないよ?」

 

おい、イケモンよ、願望丸出しだぞ。

そう気障な台詞を吐くイケモンを見ていると、女神が

 

 

「え? 何で、光輝くんの許しがいるの?」

 

 

すまない、イケモン、いや天之河よこれは笑う。

 

八重樫さんさえ「ブフッ」と吹き出している。

 

そして、らちがあかないと思ったのかハジメが立ち上がる。お茶を濁して逃走する気なのだろう。私もともに逃げようと立ち上がると、天之河の足元に魔法陣が広がった。

 

 

 

 

 

 

…………え?

 

 

 

 

その魔法陣は輝きを増す。先生の焦った声が聞こえ、側にいた白崎さんを無理やり屈ませたたその時

 

 

 

教室から全ての生徒が消えた。

 

 

それは集団神隠しとして後に世間を大きく騒がせるのだが、それはまた別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【『全連結指揮体(アインツィヒ)』より、全『機凱種(エクスマキナ)』に通達。『遺志体(プライヤー)』シュヴィ、『意志者(シュピーラー)』リクの子である、リリィ・ドーラが謎の魔法に巻き込まれ転移した。我ら機凱種はこの魔法陣を解析し、転移場所を特定、リリィ・ドーラの救出に向かう。尚、通信可能な者は『遺志体』シュヴィにこれを報告せよ――――――以上(アウス)

 

 

 

【【【【了解(ヤヴォール)】】】】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――余を弑した、否、敗北させた者の子を連れ出すとはなぁ――――

 

 

――――まぁ、どれでもよい――――

 

――――余が加護を与えよう。気休めにもならぬかも知れぬがな――――

 

――――余はここで見させてもらうとしよう――――

 

――――さぁ、お前(リリィ)はどのような(ゲーム)を余に魅せてくれるのだ?――――

 

 

 

 

 

そして、各々が動き出す

 

 

 




因みに主人公の見た目は、髪と目がリクと同じで身長や顔のつくりはシュヴィです。

リクとシュヴィはしっかりこのあとトータスに送りますのであしからず。
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