その先の物語   作:人間性の苗床マン

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はい、ようやくリクとシュヴィ、アインツィヒが動きます!
こうご期待!!


図書館で調べもの、動く両親

ハジメに貧弱さが突きつけられた2週間後、私とハジメは訓練の休憩時間を利用して図書館に来ていた。

 

ハジメは自分の弱さを知恵でカバーするため、私は少しでもいいから、機凱種(エクスマキナ)という種族について詳しく分かればいいなと。

 

まぁ、ハジメは兎も角、私の探しているものはなかなか見つからなかった。

 

諦めかけて、自分も魔物について少し調べようと机に戻る。

 

すると、机の上に見たことのない本があった。結構厚めで、題名は

 

十六種族(イクシード)大全 著:テト』

 

なんだこれ?

テトって一体?

 

表紙をめくる。

 

「これを読んでいる君は大変面白い状況になってるはずっ!!

これで疑問を晴らせるといいね♪」

 

……エスパーかな?

なんで分かったし。しかも少々胡散臭い。まぁ、読む価値はある。

 

目次を開く。

 

どうやら序列順に書かれているようだ。

 

序列一位の『神霊種(オールドデウス)』から、十六位の『人類種(イマニティ)』までが書かれているようだ。

 

そして、目的のものを見つけた。

 

位階序列十位『機凱種(エクスマキナ)』。

 

本当に見つかった。ありがたいけど、テトとか言う奴の胡散臭さが上がった。

 

説明によると、

 

――――――――――

 

『機凱種』

 

あらゆる攻撃を解析、模倣する種族であり、通常の生命体ではなく、体が機械で構成されている。

連結体(クラスタ)を形成し、集団で行動をとる。

ある遺志体(プライヤー)により心を得ている。

機械故に一度使った戦略は二度と通用しない。

大戦時に神殺しを行えた数少ない種族の内の一つであり、武装はとても強力。

自動修復能力も有しており、全壊しない限りどれだけ傷を負えど回復し続ける。

耐火や防塵、防爆、耐魔力、耐精霊などの様々な耐性を有しており、生半可な攻撃では傷つくことはない。

 

――――――――――

 

………………機凱種強すぎィ!!

 

え?機械なのに心を持っているとか手の付けようがない。

まぁ、下手に手を出さなければいいのかもしれないが。

連結してるということは、例え一体でも喧嘩売ればそのまま沢山の機凱種に囲まれてボコられるということか。

 

耐魔力とかの副次効果も強力で、生半可な攻撃は効かないというチート仕様。そして自動修復。

耐性と体力の無限も納得である。削りようがない。

 

『幽霊』については分からなかったが、十分にいい収穫だった。

 

懐に『十六種族大全』を仕舞い、ハジメのところへ向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「うがぁぁぁあッ!!まだ、リリィは見つからないのかッ!?」

「…リク、心配、しすぎ…リリィなら、大丈夫……」

「そりゃ、俺達の息子だぜ?んなこと分かってる。けどさぁ、心配なものは心配だろ?」

「……確かに、そう、だけど……」

 

全連結指揮体(アインツィヒ)より報告。魔法陣の解析及び模倣完了。世界移動が可能となった。】

 

「よっしゃぁ!!アインツィヒ!!早速行くぞッ!!」

「…リク、興奮しすぎ…」

「久しぶりに息子に会えるッ!!心配した分撫でてやる!!」

「…リク、シュヴィより、子煩悩……?」

 

了解(ヤヴォール)。では、魔法陣は此方で保護する。それでいいか?】

 

「勿論だ!息子よぉぉお!!待っていろぉぉおお!!」

「……ん、行こう?」

 

【了解。今からそちらに向かう】

 

「といっても、直ぐだがな。」

「……実際、《偽典・天移(シュラポクリフェン)》使えば、一瞬……」

「リリィィィィイ!!」

「…早く、行こ…?」

「了解。典開(レーゼン)、座標登録。《偽典・天移(シュラポクリフェン)》」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

「…到着…?」

「観測座標への転移成功。以後、連結体に接続。連絡を行うことにする。」

「…ん、分かった…」

「ふぅ、少し興奮しすぎたな。」

「「…今さら…?」」

「ぐっ、ま、まぁいいじゃんかよ。それよりシュヴィ、観測機飛ばしてリリィを探すぞ。」

「…ん、了解…」

「此方は連結によるアプローチをかけてみよう。遺志体の子であるならば、どこかの連結体に接続されている可能性がある。とりあえず、直属の方から連絡をしてみることにしよう。」

「よろしく頼む、アインツィヒ。」

「…頼んだ、よ…?」

「問題ない。」

 

――――――――――――――――――――――

 

【こちら全連結指揮体(アインツィヒ)、リリィ・ドーラ、聞こえるのならば返答を求む】

 

唐突に頭にそんな声が響く。

 

「…聞こえる、よ…?」

【確認。私の名はアインツィヒという。いまから父母を連れて(・・・・・・)そちらに向かう】

「…………へ?」

 

 

……父母を連れて(・・・・・・)

 

「お父さんと、お母さんが此方に来てるの?」

 

いつになく早口で聞いてしまった

 

【肯定。少しの間そこで待っていて欲しい】

 

「…問題、ない…」

 

まさか、本当に来るとは……

親バカ極まれりだが、やっぱり嬉しい!

思わず笑みが溢れる。

何の歌かわからないけど、鼻歌を歌う。

 

そして、

 

「リリィィィィイ!!」

「ッ!!……リリィ!!」

「……お父さん、お母さんッ!!」

 

「お父さん心配したんだぞぉ!!何時までも学校から帰ってこないと思ったら神隠しなんてぇ!!」

「…リリィ、大丈夫……?」

「…ん、大丈夫!」

笑顔で言う

「「……やっぱり家の息子が一番可愛い!」」

 

「…親子の美しい再会中すまないが私をあまり無視しないで欲しいのだが……」

「「「……あ」」」

 

「…その声、アインツィヒさん……?」

「そうだ、機凱種(エクスマキナ)のアインツィヒ、全連結指揮体だ。よろしく頼む。」

「…よろしく、お願いします…」

「そんなに畏まらなくてもいいぞ?」

「…ん、有難う…」

 

「……それと、お父さん、お母さん。聞きたいこと、ある……」

 

 

 

 

 

このあとめちゃくちゃお話(説明)した。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

休憩時間が終わり、訓練所へ向かう。

説明してもらったけど、まさかあの物語が実体験だったとは。

 

「…お父さん達、すごいね…」

「いや、そうでもないぞ?ただあのときは、未来のためにがむしゃらに動き回ってただけだし。」

「…結局、勝てなかったし…」

「…それでも、お父さん達、格好よかったよ…?」

「その言葉を聞けただけでも嬉しいさ。」

 

因みに今、お父さん達と一緒に着替えた服で歩いている。

お父さんはフードのついた、全体的に暗い色の獣皮のローブを纏った軽装、幽霊をやっていた時に着ていたものらしい。

お母さんは、耳のような飾りが縫われているローブで、此方も同じく幽霊時代に身に纏っていたものらしく、私も御揃いのを着ている。

 

訓練所についた。

とりあえず、両親のことを報告しなければならない。

 

「あれ?リリィ、その人達って誰だ?」

 

ハジメがやってきて、そう聞いてくる。

 

「…ん、お父さんと、お母さん…」

「…………ん?なんだって?」

「…両親…」

「は、はぁ!?何で居るんだよ!?」

「…文字通り、次元の壁、越えてきた…」

「え、えぇ……」

 

まぁ、ある意味究極の地雷だろう。

 

何故なら、神の御技を模倣し使用したのだから。

一体この国の人(特にイシュタル)は何て言うのだろうか?

 

まぁ、舌戦でお父さんに勝てる人はきっとお母さんくらいだろうから大丈夫かな?

 

この先のことを考えながら軽い足取りで皆の元へ向かって行った。

 

 




文字通りのキャラ崩壊。
うちのリクさんは子煩悩です。

さて、上手く親子の愛情表現を書けたでしょうか?
シュヴィも戦線参加です。
これからもっと内容を濃くしていこう!!

と決意して精進して参ります!!
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