その先の物語   作:人間性の苗床マン

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魔法?逸らせばいいんだよ。

というわけでリリィが機凱種の武装を展開します。
そしていつの間にかお気に入り150件突入!!ありがとぉ!!
さて、表現力を焚べよ……

因みに更新が遅れた理由には、ちょっとロスリックに王狩り巡礼をしに行ってました。申し訳ないっす。


ふぁ○きん檜山、対処

何日か日が経ち、両親とアインツィヒとともに訓練所へ向かう。

 

そして

 

 

ハジメが囲まれて攻撃を受けているのを目に納めた。

檜山達(クズども)の一人が火球を放ち、ハジメが回避したところに狙いをつけた一人が魔法の詠唱をしている。

 

「ここに風撃を望む、“風「典開(レーゼン)通行規制(アイン・ヴィーク)」球”…ッ!?」

 

お母さんから教えてもらった武装を早速使うことになるとは……

 

通行規制(アイン・ヴィーク)』攻撃を逸らすことを目的とした武装。

【焉龍】アランレイヴとその従龍(フォロワー)崩哮(ファークライ)を逸らし、複数使用することでアルトシュの『神撃』をも逸らす防御武装。

進入禁止(カイン・エンターク)』でも余裕で防げるだろうが、拡散する風圧をハジメに当てるつもりもない。

あれ、でも範囲広げれば風圧も防げるのか……

まぁ、お母さんの世界を救う一手に使われた武装だし親友を救うのにはちょうどいいのかも。

 

因みに今の私の姿はお母さんの武装典開時と同じである。髪と目はお父さんだけど。

 

「何しやがるてめぇッ!!」

 

攻撃を逸らされた斎藤がつっかかってくる。

 

「…親友が傷つけられるのを、防いだだけ、不満……?」

「俺らは訓練してるの、わ・か・る?」

「…一方的な攻撃、訓練、言わない…」

「シュヴィに同意だ、お前らは何をしている?」

「同じく、理解不能」

「ってか、おたくら誰よ?」

「俺はリク・ドーラ」

「…ん、シュヴィ・ドーラ…」

「付き添いのアインツィヒだ」

「ドーラぁ?」

「……」

「シュヴィさんにリクさん!?なにやってるんですか!?」

「いやなに、息子の親友が傷つけられるのは流石に、むしろ見過ごせなくてねぇ」

「…リクに、同意…」

「は?息子?」

「…ん、両親…」

「ハァァァア!?お前なに言ってるんだ?バカじゃねえの?マジありえねぇ~」

「…事実…」

「何やってるの!?」

「…白崎、さん…?」

 

言い合っていると、白崎さんや天之河達がやってきた。

 

「いや、誤解しないで欲しいんだけど、俺達、南雲の特訓に付き合ってただけで……」

「…あれ、特訓じゃない…」

「南雲くんもリリィちゃんも大丈夫!?」

「…被害ゼロ、ハジメは多少…」

 

多少咳き込んでいるハジメに白崎さんが心配そうに声をかける。

 

「大丈夫?それにしては、随分一方的みたいだけど。」

「いや、それは……」

「言い訳はいい。いくら南雲が戦闘に向かないからって、同じクラスの仲間だ。二度とこういうことはするべきじゃない」

「くっだらねぇことする暇があるなら、自分を鍛えろっての」

「…同意…」

 

何気に今回意見が合う天之河と龍太朗。

檜山達に慈悲はいらない。

そして、数多の口撃をくらって退散していく檜山たち、ざまーみろ。

ハジメは白崎さんに治癒魔法をかけられながら、白崎さんに感謝する。

 

「あ、ありがとう。白崎さん。助かったよ。」

 

そんなハジメに白崎さんは笑いかけて

 

「大丈夫だよ!それにしても、いつもあんなことやられてたの?」

 

と、檜山達の逃げていった方向を少し睨む。

 

「い、いや!いつもってわけじゃないから!大丈夫だから、気にしないで!」

「そう?リリィちゃんも大丈夫?何かされてない?」

「…さっき言ったとおり、無傷…」

「それにリリィは二発目を防いでくれたからね!」

「…ん、初めて使ったけど、上手くいった…」

 

と、小さく『通行規制(アイン・ヴィーク)』を典開する。

 

「何?これ……」

「…『通行規制(アイン・ヴィーク)』、攻撃を逸らす武装…」

 

問いかけてきた八重樫さんに答える。

 

「…さすが、リリィだね――早速使いこなせてる…」

「…ん、ありがと…」

 

お母さんに誉められてちょっと嬉しい

 

「あなた達は?」

「リク・ドーラだ。」

「…シュヴィ・ドーラ…」

「アインツィヒと言うものだ。」

 

八重樫さんに聞かれて、両親が答える。

 

「え!?リクさんにシュヴィさん!?」

 

何故か白崎さんが驚いている。

 

「やぁ、久しぶりだね、白崎さん。」

「…久し、ぶり…」

「…知り合い…?」

「う、うん。保護者会の時に偶々知り合ってね?」

「それに、八重樫さんもお久しぶり。」

「え、えぇ。お久しぶりです。」

 

うちの両親は割りと顔が広いのかもしれない。

 

「それより、どうやって来たんですか!?」

「アインツィヒの『偽典・天移(シュラポクリフェン)』っていう、まぁ所謂瞬間移動するための道具だな。」

「因みに期待しているところ悪いが、起点とした魔法陣が一方通行のものだったので、帰還は現在不可能。移動したところでまた別の世界に転移してややこしくなるだけだ。」

「…帰れないのは、残念…」

 

ただ

 

「…やっぱり、来てくれて、ありがとう…」

「……おいシュヴィ、今の録音したか?リリィのレアなデレをッ!!」

「…ばっちぐー…」

「…ブレないね…」

 

その横で、天之川がハジメに小言を言っている。

弱いのは仕方ないからもう少し訓練に時間を充てたらどうだ?

とか、割りと真面目なことを言っていてびっくり。

 

こっちに来てからはしっかりイケメンをしているようだ。

 

 

 

―――――――――――――ーーーーーーーーーーー――――ー――ーー―――

 

 

なんやかんやで訓練も騒動も終了。

そして、夕食直前。メルド団長が注目を集め――

 

「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」

 

ハジメは相変わらず前途多難そうだ。

 

ホント、がんばってね?

 

まぁ、自分もこの迷宮遠征であんなことが起こるとは思ってなかったわけで、

 

 

 

 

ハジメと共に迷宮下で―――

 

 

 

 

「「ガッデム」」

 

 

 

と揃って呟いたのは悪くないはず――――

 

 

 

 

 

 

 




へい、頑張りました。とても難産でした。
リク達と香織たちをどう絡ませようか頑張って悩みましたよぉッ!!

まぁ、ほとんどロスリック巡礼で脳を浄化しながら書きましたけれど。

次回もどうぞ宜しくッ!!

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