誰にも書かれていなかったので、書いちゃいました。
この春、俺は中学校を卒業した。そして、4月からは高校に通う………ハズだった。
現在は入学式から2週間が経っていた。なのに、未だに俺は高校に一回も行けていない。
その理由は………
「おい優希、体調の方はどうなんだ?もう、いいのか?」
「うおっ!なんだジイちゃんか…。まぁ、大分落ち着いてるよ。」
俺が未だ高校に行けてない理由とは、俺自身の体のせいである。俺は生まれつき喘息持ちで、入学式の3日前に発作を起こしてしまったせいでしばらくは学校も休むように医者に言われてしまったためである。
そして今日は、ようやく医者にOKを貰えたので高校に通う準備をしている。みんなより2週間遅れたスタートだから、もう大分グループも出来ちゃってるよなぁ。解せぬ、この体。
「…そうか。…にしてもお前、ホントに家を出てひとり暮らしなんて出来るのか?ジイちゃん心配なんだが…。」
「しつこいなぁ、ジイちゃんも。それに、桜蘭に通えって言ってたのはジイちゃんたちの方だろ?家を出るって言っても学校行ってる間だけだし、長期休みにはこっち帰ってくるから安心しなよ。」
我が家は桜蘭高校のある東京よりかなり離れた距離にあるため、毎日通うのは大変面倒なため、俺はひとり暮らしを始めることになった。
そのために、俺がどれだけ頑張ったことか!!
料理も洗濯もなにもできなかった俺が、毎日毎日学校から帰ったら家にいるお手伝いさんに一から全部教わったんだぞ!!
はじめは洗濯機も回すこともできなかった俺が、今では干して畳むことまでできるようになったくらいなんだ!!
今更ひとり暮らしだめとか言わせるかよ!
「…まぁ、そうなんだが。やはりお前自身の体のこともあるからなぁ。」
「大丈夫だって、昔程酷い訳でもないしさ。それに、医者の方でもそれ程激しい運動しなければいいって言ってたしさ。
あと、早くハルにも会いたいし………。」
「ん?あぁ、そういえばハルヒちゃんも桜蘭だと言っていたな。ハルヒちゃんは元気なのか?」
「うん。元気だよ、きっと。手紙でしかやり取りしてないから詳しいことは分からないけど。…凄いよなぁ、弁護士目指して、特待で桜蘭に入っちゃうんだからさ。」
俺がこの休み明けから通うのは桜蘭高校という、「一に家柄、ニにお金」と謳われ、生徒たちの殆どが上流階級という金持ち学校だ。
そしてそこには俺の幼馴染、藤岡ハルヒが特待生として通っている。
「元気かなぁ、ハル…。」
早く会いたいなぁ。
俺の、初恋の人に……。
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「というか、優希…。ホントにその格好で学園に通うつもりなのか?」
ジイちゃんが俺の高校の制服を指差しながら聞いてくる。
そして、俺は満面の笑みをジイちゃんにむけて答えた。
「もっちろん!」
俺の手の中には女子用の制服が握られていた。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
楽しんで頂けましたか?
次回はオリ主とハルヒの再開です!