人は死んだら良い事をした人間は天国に行き楽しく暮らせ、悪い事をした人間は地獄に行き苦しみ続けると昔から言い続けられてきた。
しかし、その二つ以外にも死後の世界にはもう一つの世界があった。その世界の名は「
修門とはその名の通り修羅の門であり聖書の一説によると地獄よりも恐ろしい場所と綴られており、歴史に名の残すイエスキリストやエジソンなどは修門の試練を耐え抜き力を手に入れたと言われている。
神のみぞ知る修門。今日もまた1人誕生し歴史に名を残すのかそれとも…
「時が来た。約束どうり力を与えよう」
携帯の目覚まし機能が朝を伝える。ソファーの上で死んだように寝ていて音に気づかず鳴り続ける携帯を眠そうに頭をかきながら止める男。机の上は依頼の紙が錯乱し床にはポテトチップスやチョコレートの破片が錯乱しため息をつく。
「兄貴朝ですよ今日
さすっても声を掛けても起きないので呆れてコーヒーでも入れようかとキッチンに移動しコーヒー豆を引いてみる。すると部屋中にコーヒーの香りが広がり朝がきた感をより一層強くなり寝ていた男がヌルりと起き上がり俺の分も頼む時計を確認すると時刻は8時半を指していた。
「
コーヒーを入れている弍崎は俺起こしたしたからね?って顔をしてしらんぷりされてしまう男。
この男は
「あー!なんでこんなにろくでもない仕事ばっかり俺がやんなきゃいけないんだよー!」
目を覚まし覚醒したのか大声を上げ机の上にある書類をバラバラにする鬼門。髪もぐしゃぐしゃで気潰した部屋着をきて傍から見たら探偵だとは思えないだろう。
ここは探偵事務所として立っているが依頼が来ることは基本的に無い。そんな時に江渡さんから仕事を貰った。その仕事をきっちり解決したことにより腕が認められいつも仕事をくれるようになったのだが、来るのはくそ仕事もしくは誰もやりたがらない仕事(迷子、猫探し、蜂の駆除、町内の清掃)最近はめっきり事件という事件に遭遇していないのだ。
「まー仕方ないじゃないですかお金ないと生活出来ないんっすから」
優雅にコーヒーを入れながら答える男この男は弍崎。
鬼門の事を兄貴と慕う謎な奴メガネをかけて地味めな人だがコンピュータ技術に関しては腕利きで持っている情報量はハンパではない。そして、最近遂に人口知能を開発した凄いやつなのだ。
ここの探偵事務所で家事や情報収集をしてもらっている。
「江渡さん本当に苦手なんだもんやだなー」
「このコーヒー兄貴金ないのに高いやつ買いましたよね?」
ニコニコしながら言っているが弍崎の目は笑っていない。それを見て鬼門は全てを悟ったのか身支度を整えて出されたコーヒーに手をつける。2人とも美味しそうにコーヒーは飲む性格。
「兄貴今日何時に帰ってきますか?」
弍崎はどことなく聞くと昼前かな?と曖昧な答えを返し事務所を後にした。
そして、事務所で1人になったことで部屋の掃除を始める弍崎であった。
警察署にきた鬼門は裏口から入っていく。前に不審者に間違われたため江渡さんが気をきかせてくれたためだ。
そして、中に入り江渡さんの部屋に入ると中は警察のえらい人だけあってとても綺麗だ。そこにはもう見るからに新米の刑事ですって言っているかのようなメガネ女がたっている。髪は真っ黒でストレートきっちり真ん中で分けられてて見るからにまじめそうな人で心の中であだ名真面目ちゃん決定っと呟き笑いを堪えながら江渡さんと顔を会わせ挨拶をする。
江渡さんもご機嫌ようと胡散臭く笑って見せ気持ちが悪い。全面的に信用出来ないせいなのか嫌いな人の全てを嫌いになってしまう者だからなのか行動すべてにイラつきを覚えるが、しかし、仕事だから仕方ない意を決して話す。
「今日はどんな依頼ですか?」
できる限り最強の愛想笑いを振りまいて喋りかける。隣にいる真面目ちゃんは愛想笑いをしている俺のことを嫉妬見てくるのもイライラする。
「いやー鬼門くんでも結構大変だと思うけどいける?」
「はい!何でも解決してみせましょう!」
そう自信満々に言うと江渡さんは机の中から写真を取り出し見せてきた。
「2人にこの写真の人達を捕まえて貰いたい」
一つの写真には中年男性がもう一つの写真には高校生くらいの女の子がこの2人捕まえるなら楽勝だなっと冷静な分析をする。
「捕まえるってことはなにかやらかしたんですか?」
「それはそこのかわい子ちゃんと協力して解決してって下さいなハハ」
高笑いを上げる江渡さんに対して鬼門も真面目ちゃんも点としたが先に状況理解したのは真面目ちゃんの方だった。
真面目ちゃんは江渡さんの机を手で行き良いよく叩き睨みつける。元気いいなこいつ。
「どういう事ですか私聞いてないんですけど!」
「あれ?聞いてなかったの?そっかーごめんねーじゃ改めて鬼門裕弌くん、
真面目ちゃんの目力を感じないかの如く笑いながら話す江渡さん。ようやく話がわかった。
「は?!」